今日は……前にアユミの家に行った時から6日くらいが経過した金曜日だ。
……うん。とりあえず、この6日間は大変だったよ。アユミの家に行った翌日にまた行くとは思わないじゃん! しかも行く理由が巨大な氷を作る為だった。今思えば、やりたい事リストにそんな事書いてあったなぁ……。そして、結果はどうなったかというと……
=====日曜日=====
日和「また来たの?」
チルノ「また来たぞ!」
日和「そっかぁ〜。今日は何しに来たの?」
チルノ「巨大な氷を作りに来たぞ!」
ハル「そうだったの?」
日和「知らなかったの?」
ハル「朝起きたら引っ張って連れてこられた」
アユミ「それは問題ないよ!」
ハル「わっ! びっくりした〜……急に割って入ってこないでよ……」
ルーミア「急に出てこないで? ……喰べるよ?」
アユミ「それだけはやめておくれ……」
ハル「あれ? チルノは?」
大妖精「アユミさんの返事を聞いた瞬間に向こうへ走っていきましたよ」
そうして大妖精は1つの廊下を指さした。なんか凄く長くない? 100m走が出来そうだね! 走りたくは無いけど……
日和「……多分お庭の方かな?」
ルーミア「庭なんてあったのか〜?」
日和「まぁまぁ大きなお庭があるよ!」
ハル「本当に豪邸だね……」
アユミ「とりあえず、チルノ君の方へ向かってみるかい?」
僕達はチルノがいるであろう庭へ向かった。本当に長いなこの廊下……前来た時は気づかなかったな。前と言っても昨日だけど。
┈┈┈┈┈多分アユミの家の庭┈┈┈┈┈
アユミ「おぉ……作るの早くないかい?」
大妖精「チルノちゃん……はしゃいでますね」
ルーミア「久しぶりに大きい氷を見たのだ〜」
僕達が庭に到着して見たのは、氷山の一角みたいに大きい氷だった。作るのが早いのはチルノだからだろう。うん。多分そうだね。
日和「凄い! かき氷作り放題だよ!」
ハル「多分夏祭り5回分くらいの大きさじゃないかな?」
チルノ「もっと作る!?!?」
ハル「これ以上は庭が北極になっちゃうからやめよう?」
アユミ「私は構わないよ?」
日和「私もいいよー!」
ルーミア「片付けどうするの?」
アユミ「それは私達が食べて……」
ハル「この量は夏でも一発でお腹壊すよ?」
アユミ「私の家の使用人達の多さを舐めてもらっては困るよ?」
大妖精「どのくらいいるんですか?」
それは少し気になるかも。アユミの家ってめちゃくちゃ大きいからね。使用人を見た事は……車で送ってくれた人しか知らないんだよね……でも、家がこの大きさだし、使用人の数も相当多いと思うんだよね。
アユミ「使用人は……片手で数える程だと思うよ?」
ルーミア「多分紅魔館より多いのだ〜」
大妖精「多分咲夜さんと美鈴さんしか居ないんじゃないかな?」
チルノ「美鈴って使用人なの? あと、最近それ以外に1人増えてなかった? あたいよく分かんないけど」
ルーミア「そんな事あった気がするけど、会ってないから分かんないのだ〜」
大妖精「あれ? チルノちゃん会ったって言ってなかったっけ?」
チルノ「んん……? 覚えてないぞ! 会ったとしても多分1回だけだし!」
ハル「………………」
何でだろう? 僕の感性がおかしいだけかな? この大きさだから、使用人の数も20人以上はいると思ってたんだけど……この家の使用人はブラックなんだね……可哀想に。アユミの家もやばいけど、紅魔館?も大概やばいね。アユミの家と同等の大きさで2人? なんか3人っぽいけど、それでも少なすぎじゃない?
……多分でかい家のトップの人って頭のネジが外れてるんだね……。僕は今日初めてこのことを知った。
チルノ「暇になったし……帰るか!」
ハル「え。この氷どうするの?」
アユミ「言ったじゃないか。食べるんだよ?」
ハル「この家の人達で食べ切れる量じゃないと思うんだけど……?」
日和「まぁそこは気にしないで! 大体何とかなるから!」
ハル「そうなの? ……じゃあ帰るか……」
日和「またね〜!」
=============
まさか本当に大きすぎる氷を作るとは思わなかったよね。なんか次の日ニュースになってたしね。街の中に氷山が現れたって。カケルから連絡が来たから、「チルノが氷山作った」って言ったら笑ってたね。
そして、氷山を作った翌日は……思ったけど、字だけ見たら信じられない事してるんだね。まぁそれは今更感が強いから捨てておいて……月曜日は簡単に言うと、海に行きました! でも何で突然海に行くことになったかと言うと……
=====月曜日=====
チルノ「ハル! 今日は海?ってやつに行きたい!」
ハル「海か……いいけど遠すぎるんだよね……僕の貯金でそこまで行けるかどうか……」
ルーミア「無理なのか〜?」
ハル「うん……」
ルーミア「(´・ω・`)」
ハル「……何とかするから、その悲しそうな顔はやめて……」
ルーミア「やった〜!」
大妖精「でも、どうやって行きます?」
ハル「う〜ん……」
実際、そこが問題なんだよね。電車とか新幹線で行くにしても、1~2時間はあるんだよね。今は午前の9時くらいだから、着くのがお昼くらいになっちゃうや。なるべく夕飯までには帰りたいから……遊べるのは3~4時間程だろうか? 僕は……というか、普通の人はそのくらいで満足するだろうけど、行くのは妖精達だ。多分そのくらいじゃ満足しない。どうしたものか……
チルノ「そうだ! あのアユミのでっかい車で行けばいいんじゃない!?」
アユミの車って新幹線より早いのかな? でも、電車とかは出発する時間とかが決まってるしね……迷惑かもしれないけど、1度頼んでみよう。話はそこからだね。
┈┈┈┈【相手:アユミ】┈┈┈┈┈┈
ハル『アユミ? 今時間ある?』午前9:30
アユミ『今は大丈夫だよ。どうしたんだい?』午前9:35
ハル『チルノ達が海に行きたいって言っててさ……電車とかだと時間がかかるから、アユミに送って欲しいんだけど……』午前9:36
アユミ『海かい? 今春だよ?』午前9:37
ハル『なんか、幻想郷に海は無いってぽいよ?』午前9:37
アユミ『なるほどね……ならカケル君も呼んで、皆で行かないかい? あ、日和も連れていくよ!』午前9:38
ハル『分かった! ありがとう!』午前9:39
アユミ『10時くらいに迎えに行くよ!』午前9:40
ハル『了解!』午前9:41
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ハル「アユミが送ってくれるってさ」
チルノ「やった〜!」
僕はカケルに海に行かないかを聞いた。今日は予定が何無かったらしく、来るとの事だった。
大妖精「皆で行くんですね!」
ルーミア「楽しみなのだ〜」
ハル「早速準備しないとだよ。あと少しでアユミが迎えに来るからね!」
ルーミア「分かったのだ〜」
┈┈┈┈┈10分後┈┈┈┈┈
ブーーン
チルノ「何か羽音みたいなのが聞こえるよ?」
ハル「ヘリコプターが飛んでるのかな?」
ルーミア「へりこぷたー?」
ハル「空を飛ぶ乗り物だね」
大妖精「アユミさんがに来たんですかね?」
ハル「流石にヘリでは来ないでしょ……ここにヘリポートないしね」
ブーーン
チルノ「音が近づいてきたけど、本当に違うの?」
ハル「何か心配になってきた」
ピコーン
その時僕のスマホに通知が来たみたいだ。誰からだろう? まぁ、十中八九アユミからだろうけど。……まさか、本当にヘリコプターで来たとかないよね? 僕達どう乗るの?
┈┈┈┈┈【相手:アユミ】┈┈┈┈┈
アユミ『着いたよ!』午前9:52
ハル『まさかとは思うけど、ヘリコプターで来た? ……そんな訳ないよね!』午前9:53
アユミ『そのまさかだよ! ヘリコプターなら海まで一直線に向かう事が出来るよ!』午前9:54
ハル『どうやって乗ったらいいの?』午前9:54
アユミ『頑張って乗っておくれ! カケル君は頑張って乗っていたよ』午前9:55
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ハル「アユミが来たってよ……ヘリコプターで」
チルノ「じゃあ早速乗るぞ!」
ハル「僕どうやって乗ろう……」
ルーミア「わたしが持ち上げようか?」
ハル「行けるの?」
大妖精「皆で持ち上げれば多分行けますよ」
ハル「じゃあお願い!」
僕はルーミア達に持ち上げられて、ヘリコプターに乗った。僕の人生で初めてのヘリコプターに乗る方法が、持ち上げられて乗るとは思わなかったな。
そうして僕達を乗せたヘリコプターは、海の方向へと飛んで行った。
┈┈┈┈┈海┈┈┈┈┈
日和「海だー!」
チルノ「ひろっ!!!」
ルーミア「凄く大きい湖なのだ〜!」
大妖精「これが海なんですね……」
今は午前10:20くらいだ。30分くらいで着くのは、流石に早くない? 流石の白鳥家だね。ヘリコプターの性能もいいんだね。ヘリコプターの性能が何かは分からないけど。
カケル「にしても誰もいねぇな」
カケルの言う通り、僕達が今いる場所には誰もいなかった。そりゃそうか。今春だもんね。泳ぎに来る人はほとんどいないだろう。
日和「早速泳ごうよ!」
ハル「僕は泳げないから、砂浜で見とくね」
カケル「俺も泳げねぇからパスで」
アユミ「え。私も泳げないのだけど……」
カケル「俺ら何のために海に来たんだ……」
ルーミア「わたしも海は見たかっただけだし……」
日和「泳がないの?」
チルノ「仕方ないわね! じゃあ、あたい達が一緒に泳いであげる!」
アユミ「着替えは持ってきてるのかい? ヘリコプターに 乗った時は持ってるように見えなかったのだけど……」
ルーミア「持ってないよ?」
大妖精「まぁ……無くても何とかなると思いますよ?」
アユミ「帰りのヘリコプターがびしょ濡れになる……」
日和「お姉ちゃん? 私も持ってきてないから、結果は変わらないよ!」
アユミ「仕方ないね。私達は見ておくから、4人は楽しんでおいで!」
チルノ「じゃあ行くぞ〜!」
チルノ達が遊んでいるのを僕達は眺めていた。時間が経つのは早いもので、一瞬にして夕方になっていた。海で何時間も遊んでたけど、よく飽きないよね……
そして、帰りのヘリコプターがびっしょびしょになったのは、言うまでもないだろう。
=============
いや〜……久しぶりに海に行ったから、少しは楽しかったかもしれない。泳いではないけど、それなりには楽しかった。
そして、その翌日である火曜日は……遊園地に行った。また行けるとは思わなかったな。まぁ僕は金欠だったから、行くことが出来たのはカケルのおかげだけど……
=====火曜日=====
ルーミア「また遊園地に行きたい!」
ハル「そんなお金が無い……」
チルノ「カケルとかお金増やす方法知ってるんじゃない? 物知りなんでしょ?」
カケルって別に物知りな訳じゃない気がするけど……でも、遊園地のチケットに関する情報とか知ってそうだね。押し付け感が凄いけど。
大妖精「1度聞いてみたらどうですか?」
チルノ「そーだぞー! 聞かないと何も分からないぞー!」
ハル「仕方ないな……」
それだけ遊園地が楽しかったってことなんだろうな。まぁ、行けるならもう一度行きたいとは思ってたし、聞いてみるのもありかもしれないな。
┈┈┈┈┈【相手:カケル】┈┈┈┈┈
ハル『おはよう。今ちょっといい?』午前8:30
カケル『おはよー。お前起きるの早いな……春休みだぞ? 春休みなんか遅く起きるのが普通だろ……。で、どうしたんだ?』午前8:45
ハル『遊園地に無料で行く方法とか知らない?』午前8:46
カケル『そんな方法ある訳なくないか? あったら子供がいる家庭全部が試してるわ』午前8:49
ハル『だよね……』午前8:50
カケル『そんなハルさんに、ここでいいニュースが2つあります。どっちから聞きたい?』午前8:51
ハル『どっちも一緒じゃない? どっちからでもいいよ!』午前8:52
カケル『なんとこの一週間は春休みキャンペーンとかいう意味わからんキャンペーンで入園料が半額らしいぞ』午前8:52
ハル『本当に?』午前8:53
カケル『あぁ。なんなら前まで子供と大人の入園料は一緒だったが、今週から子供の料金は大人の半額だってよ』午前8:54
ハル『凄いお得だね……』午前8:55
カケル『多分てか絶対だろうけど、チルノ達が行きたいって言い出したんだろ? 今なら行けるチャンスじゃね?』午前8:56
ハル『今しかないね……』午前8:57
カケル『俺も行くから、一緒に行こうぜ! アユミも連れていくわ。9:30に駅集合な!』午前8:58
ハル『了解! 急いでいくよ!』午前8:58
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ハル「行けるって!」
ルーミア「え……最近都合よく行き過ぎじゃない?」
チルノ「きっと最近のあたい達がいい子だからだよ!」
大妖精「何時に行くんですか?」
ハル「もう準備して行った方がいいかもね」
チルノ「今日も楽しみ尽くすぞ〜!」
┈┈┈┈┈駅┈┈┈┈┈
チルノ「アユミとカケルって来るの?」
ハル「来るらしいよ」
大妖精「アユミさん……遅れて来ませんかね?」
ルーミア「遅れてきたら喰べるのだ〜」
ハル「流石に大丈夫でしょ……」
カケル「あ、いた。よっ!」
アユミ「おはよ〜〜……」
チルノ「何か凄い眠そうね」
アユミ「叩き起されたんだよ……」
ルーミア「あれ? 日和は居ないのか〜?」
アユミ「昨日の海で遊び疲れたのか、私が家を出る時は寝ていたよ」
大妖精「そんな事より、早く行きませんか?」
アユミ「そうだね。また行けるとは思わなかったから、楽しもうか?」
┈┈┈┈┈遊園地┈┈┈┈┈
チルノ「あれ? 人少なくない?」
ハル「平日だから少ないのかな?」
ルーミア「それでも少なくない?」
アユミ「まぁ運が良かったって事じゃないか!」
カケル「まず何行くよ?」
大妖精「あれに乗ってみたいですね……」
カケル「どれだ?」
大妖精「あれですね!」
ハル「よし僕はここで見ておくよ」
チルノ「ダメだ! ハルも一緒に乗るぞ!」
ハル「ヤダ!!!!」
なんで僕がこんなにも嫌がっているのかと言うと………垂直落下系のアトラクションだったからだ。何で絶叫系なの? 僕が1番苦手とするものだよ???
大妖精「好き嫌いってダメなんですよ?」
ハル「食べ物じゃないからセーフです!」
アユミ「まぁハル君に拒否権は無いんだけどね!」
ハル「いやだぁぁぁぁぁあ!!!!!!」
ルーミア「うるさい……」
チルノ「最強のあたいが居るから大丈夫だぞ!」
ハル「そういう問題じゃないって!!!!」
その後の僕がどうなったかは、大体想像できるよね? もちろん叫ばずにはいられなかった。大ちゃん曰く凄くうるさかったらしい。そんな気はしなかったんだけどね……自分では気づけないものなんだね。
そうして僕達は夕方まで遊び尽くした。あの垂直落下のアトラクション以外は普通に楽しかった。また皆で遊びに行けたらいいな……
=============
また遊園地に行けて良かったとは思う。だけど、絶叫系のアトラクションだけは二度と乗らないとここに誓うね。皆は楽しそうだったけど、僕はもうその時の記憶が無いんだよね。
そして次は水曜日なんだけど……何したっけ?
………………あぁ、思い出した! 水曜日は、どこかの誰かさんが僕の家を真っ暗闇にした。本当に大変だったね!!! 出来れば、もう僕の家で能力は使って欲しくない所なんだけど……そうしたら外で使っちゃいそうだから、禁止にはしない。ただし制限はする。片付けの時間が半端なくて大変なんだもん。
=====【水曜日】=====
ルーミア「やっちゃった」
チルノ「何も見えないね!」
僕はそんなチルノ達の声で起きた。平然と僕の部屋にいるじゃん……まぁいいけどね。そうして起きたのは良いんだけど、瞼が開かないように思える……いや、開いてるけど見えないのが正しいのかな?
大妖精「2人ともこれどうするの……!?」
ルーミア「1日経てば何とかなるんじゃないのか〜?」
大妖精「ルーミアちゃん……!」
チルノ「まぁ大変になったらアユミを呼べば良いんじゃない?」
ハル「皆どうしたの? 何か暗くて見えないんだけど……ルーミアがやったの?」
ルーミア「やっちゃった」
ハル「う〜ん……とりあえず何も見えないから闇を無くしてくれない?早く朝ご飯を食べたい」
何かルーミアの闇がいつもより暗いけど、気のせいかな? 多分気のせいじゃないけど、気のせいだろう。そんな事よりも、普通にお腹が空いたから朝ご飯を食べたい。……こうなるなら二度寝をしなきゃ良かった。
ルーミア「いや〜……ちょっと待つのだ〜……」
ハル「分かった!」
チルノ「消せそう?」
ルーミア「ちょっとやっちゃったから不味いかも……」
大妖精「それって大丈夫なの……?」
正直に言ってしまえば、暗すぎて皆の姿を視認することは出来ない。だけど、皆が焦ってる事は何故か分かる。長い間一緒にいるからね! 姿は見えなくても分かるんだよね。長い間って言っても、2ヶ月程だけど……。
そう考えると、この短い期間で色々あったな……1番最初に来たのはチルノな訳なんだけど……最初の頃は本当に大変だったな……。
ルーミア「ハル? 一つだけ謝らないといけない事があるのだ〜」
僕がそう感傷に浸っていると、ルーミアから声をかけられた。何があったんだろう? そういえば、焦ってた気がするけど、何かあったのかな?
ルーミア「まず、わたしが闇を広げれることは知ってるでしょ?」
ハル「うん。この闇ってルーミアのでしょ?」
ルーミア「そう。そして、まだ能力が安定してないから、暗くしすぎると戻せなくなるかもしれない」
ハル「……つまり?」
ルーミア「やっちゃったのだ〜……」
ハル「えぇ?」
それは本当にやっちゃったヤツだね。ヤバくない? 下手したら、これからずっと暗闇の中で生活しなくちゃいけないってこと?
ルーミア「ゴメン……」
ハル「大丈夫だよ……怒っては無いから……」
チルノ「あたい達で何とかして戻せないの?」
大妖精「ルーミアちゃんが無理なら、何をしても無理じゃない……?」
ハル「というか、困ったな……真っ暗闇な今移動するのは困難を通り越してる気がする……」
チルノ「壁沿いに進めば何とかなるんじゃない?」
ハル「確かに……名案だね!」
チルノ「そうだろ! あたいは天才だからね!!!」
まぁとりあえず、リビングまで頑張って行こう!
………………今気づいたけど、壁ってどこにあるの……?あと、暗闇の中階段を降りるの怖すぎるんだけど……
チルノ「あ」
ハル「どうしたの?」
チルノ「そういえば、ルーミアって暗闇の中見えるようになってなかったっけ?」
ルーミア「そうなの?」
大妖精「確かに……前にアユミさんの副作用で、目が光るんじゃなかったかな?」
ルーミア「でも見えないよ?」
どれだけ暗くしたの……??? 暗闇でも明るく見えるようになっても見えなくなるって……。そうすると、妖怪の底力というものは恐ろしいものなのかもしれない。だってこれだけ暗くなるんだよ? 見た目は子供っぽくても、やっぱり妖怪なんだなぁ……。だからと言って、恐れるって事では無いけど。
それにしてもどうしようかな? 今ここにいる全員が見えてないんでしょ? ……そうだ、スマホのライトがあるじゃん! 完全に忘れてたね。
……………………。
チルノ「どうする?」
ルーミア「何も見えないから……どうしようもないんじゃない?」
大妖精「ハルさんどうします?」
まずスマホが何処にあるか分かんないや。うん。これだけ暗いんだもんね。見つかる訳が無かったよ。
ハル「どうしようもないね。スマホも見つからないし……」
チルノ「スマホ? アユミの時ってスマホ役に立ってたっけ?」
ルーミア「役に立ってなかった気がするけど……」
完全に忘れてたね。そういえば、数日前のアユミも『スマホのライトがつかない!』って言ってたっけ? 本当にどうしようも無くなっちゃったよ。どうしよう?
ハル「どうしよう……」
チルノ「あたい達が外に出て助けを呼んでこようか?」
僕が悩んでいると、チルノがそんな提案をしてきた。それはありがたいけど、そうすると何個かの疑問が出てくる。
ハル「何処から出るの?」
チルノ「窓から!」
ハル「……ここ2階だよ?」
ルーミア「わたし達はハルと違って飛べるからね」
ハル「そっか……助けを呼ぶにしたら、アユミが良いかもしれない! 多分何とかしてくれるはず……」
大妖精「分かりました! 確かに、アユミさんなら何とか出来そうですしね」
ハル「というか窓を開けたら、それで解決する気が……」
ルーミア「今回の闇は前回のよりも暗いよ?」
ハル「なんか解決しなさそう」
チルノ「それじゃあ行ってくるぞ!」ガラガラ
ハル「いってらっしゃい!」
そうしてチルノ達は窓からアユミの家まで飛んでいった……のかな? 窓を開ける音が聞こえたから、多分行ったんだろうな。さて……どれぐらいで来るかな? ここからアユミの家までまぁまぁな距離があるから……1時間はかかりそう……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
今何分経ったんだろう? 陽の光も差さないし、時計も見えないから、時間の感覚がおかしくなっちゃうよ……体感1時間は経ってる気がする……けど、実際は30分くらいしか経ってないんだろうな。
…………改めて考えると、久しぶりに1人になった気がする。チルノ達が来てからは、僕の家は賑やかになったし、1人では無くなった。学校でもそうだ、カケル達と一緒にいるから1人になることは無かった。そう考えると、1人になるのは本当に久しぶりだ。
1人になると少し落ち着くな……。
暇だ…………。チルノ達が来てからは、良くも悪くも退屈はしなかった。でも、急に居なくなったらやる事が無いので、とても暇!!! どうしよう? 寝ようかな? うん。そうしよう!
僕は暇を紛らわす為に、昼寝をする事とした。昼寝じゃないな……3度寝? まぁいいか。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
???「は……!……ろ! ………!…きろ!」
うるさい……人が寝てる時にバシバシ叩かないで欲しい……
チルノ「ハル!起きろ!!!!!」
ハル「……どうしたの?」
チルノ「闇が収まったぞーって言いに来ただけだよ?」
ハル「眠い……」
ルーミア「3度寝したの?」
大妖精「よく眠れますね……」
ハル「最近色んな所に行ってるからね。流石に疲労が溜まってくる……」
チルノ「大変そーだな!」
ハル「大変だよ〜……というか、どうやって闇を消したの?」
大妖精「何かアユミさんが機械を持ってきてましたよ」
チルノ「何か後で請求書を送っとくって言ってたぞ!」
ハル「えぇ……お金取られるの……?」
ルーミア「ごめん……」
ハル「いや……まぁ怒ってないし、そんなに気にしなくていいよ! そういえば、今って何時? 流石にお腹が減りすぎて無くなりそうなんだよね……」
大妖精「今は……夕方の6時ですね!」
ハル「え?」
そうして、寝ていたら一日がほとんど終わった。何か時間を凄く無駄にした気がする……明日はこうならないようにしないとな……。
ちなみに、後でアユミに聞いたんだけど、請求書の件は冗談で言ったらしい。言っちゃダメなタイプの冗談じゃない? ……気のせいだね!
=============
こんな感じで、水曜日は寝ていたら1日が終わってた。家が闇で埋め尽くされたのもやばい気はするけど、一日の半分くらい寝てた僕も大概やばいと思うんだよね……
そして昨日……木曜日は、普通に僕の家でボードゲームをしてました。僕の家にビデオゲームとかほとんどないからね……僕の趣味が読書なのも相まって、ボードゲームすらもあんまりない。強いて言うなら、この前チルノ達と買ったボードゲームだけだ。
=====【木曜日】=====
ハル「皆何してるの?」
木曜日のお昼頃。チルノ達はリビングで集まって何かをしていた。
チルノ「暇だから、ぼーどげーむ?をしてる!」
大妖精「結構前に買ったやつですね」
そういえば、前に買ってたね。どんなやつを買ったか忘れちゃったな。3人でやってるっぽいし、3人用のボードゲームなのだろう。
ハル「どんなやつをしてるの?」
ルーミア「将棋ってやつなのだ〜」
何か思ってたのと違った。将棋? 子供がやるボードゲームで将棋ってあまり聞かない気がする……というか、将棋のルール分かるのかな……ちなみに僕は分からない。
でも、将棋ってことは、1人は観戦してるんだろう。盤面から考えて……チルノ対ルーミアかな? 一応聞いてみるか。
ハル「今は誰と誰がやってるの?」
チルノ「皆でやってるぞ!」
将棋のルールを知らない僕でも、これだけは分かる。将棋って3人対戦じゃないよね? 2人用だよね?
ハル「ルールって知ってるの?」
チルノ「前に1回だけやった事あるから分かるぞ!」
なるほど。多分その時にルールを教えた人も将棋のルールを知らないね。
ルーミア「……よし! チェックメイトなのだ〜!!!」
チェス???
大妖精「端を取ったけど……これって強いの?」
チルノ「すごい強いぞ! 4つも取れば最強よ!」
…………オセロかな?
少し見てただけだけど、全くルールを知らないということが分かった。だって違うゲームのルールも混じってるもん。でも、僕もルールを知らないから兎や角言えないんだよな〜……
何か見てるだけでも面白そうだし、言わないでおくか……
┈┈┈┈┈数分後┈┈┈┈┈
終わった……のかな?僕は見てただけだけど、凄かったね。将棋って何だろうって思えたよ。ルール的には……色んなボードゲームを混ぜ合わせた感じがする。チェスだったりオセロだったり……これが幻想郷流のボードゲームなのかな?
結局、誰が勝ったんだろう? ルールが全く分からなかったから、見ただけじゃ誰が勝ったのか分からなかった。
ハル「誰が勝ったの?」
チルノ「ん?……見てたハルの勝利だぞ! ハルって強いんだな!」
子供の発想力って凄い! 今日はそんな事を思った。
=============
昨日は、珍しく平和だった。いつも平和なんだけど……なんというか……そうじゃないんだよね。いつも騒がしいから、落ち着いていたって言った方がいいのかな?
まぁ簡単に言えば、この6日間はこんな事があった。そして、今日は金曜日だ。恐らく、この週末には迎えが来るのだろうと、僕は予想している。
今日はやりたい事リストにあった、最後の事をやりに行こうと思う。今日でお金がやばい事になる……けど、後悔は無いかな。早速予約しないと……予約がいっぱいで予約が取れなかったーなんて事にならない為にね。……チルノ達、驚くだろうな。
=====【金曜日】=====
予約を済ませた僕は今、自分の部屋で本を読んでいた。なるべくだけど、今日はゆっくりしたい。
チルノ「ハル! 今日は何する!?」
ハル「今日はゆっくりしたいかな……」
ルーミア「昨日はずっとゆっくりしてたよ?」
ハル「確かにずっと寝てた……けど!」
大妖精「今日は家で何かするんですか?」
ハル「いや、今日は夕方に行きたい所があるから、そこに行こうよ!」
チルノ「ハルが行きたい所?」
ハル「そう! 多分驚くと思うよ」
チルノ「ふ〜ん……仕方なく行ってやってもいいぞ!」
ハル「あはは……じゃあ、お願いしようかな?」
大妖精「どこに行くんですか?」
ハル「それは着いてからのお楽しみってことで!」
ルーミア「楽しみに待つのだ〜」
┈┈┈┈┈数時間後┈┈┈┈┈
ハル「もうそろそろ出発しようと思うんだけど……準備は出来てる?」
今はもう夜になりかけてる夕方だ。もうそろそろ行かないと時間的にあれなので、チルノ達に声をかけた。
チルノ「うん……」
ハル「? どうしたの?」
ルーミア「拗ねたんだと思う」
ハル「何で……?」
チルノ「今日のハルはずっと本読んでたから……」
大妖精「あまり気にしなくても大丈夫だと思いますよ。いつもはすぐに機嫌を取り戻すので」
ハル「そういう問題なのかな……」
そういえば、『今週はずっと遊ぶ!』って言った気がする。だからかな? チルノが拗ねちゃったの。
でも、仕方ないよね! 最近は色んな所に行ったり、それに比例して色んな事も起こった。普通に疲れるよね。1週間も遊び尽くすのはさすがに無理だったよ。
大妖精「それで、どこに行くんですか?」
ハル「それは着いてからの……さっきもこんな会話した気がする……」
チルノ「大ちゃん気になりすぎでしょ! あたいも気になるけど……」
ハル「機嫌はもう取り戻したの?」
チルノ「……」
ルーミア「まだなのか〜……」
ハル「でも、もうそろそろ行かないと時間が……」
チルノ「…………これで変な所だったら凍らせるぞ!!!」
ハル「うわー……ハードルが上がっちゃったよ」
ルーミア「もう行くの?」
ハル「うん。すぐ着くからね」
僕達は目的地へと出発した。予定より出発が遅れちゃった……。間に合うかな? 間に合わなかったらシンプルに泣いちゃう。
┈┈┈┈┈30分後┈┈┈┈┈
チルノ「まだ着かないの? 暇だぞ〜!」
大妖精「後どのくらいで着きそうですか? 2人が持たなさそうですよ……」
ルーミア「話と違うのだ〜!」
ハル「あと少しで着くよ。だって、あぁ言わないと嫌がりそうだったからね……」
大妖精「それにしても……ここには初めて来ましたね」
ハル「そっか、繁華街には来たことないもんね」
チルノ「はんかがい? この賑やかな場所がそうなの?」
ハル「そうだね」
ルーミア「なら遊園地も繁華街なの?」
ハル「それとこれとでは違うね」
チルノ「それで、結局どこに向かってるの?」
ハル「それはね……着いたよ!」
ルーミア「ここなのか〜?」
チルノ「なんかすごく豪華じゃない?」
ハル「僕が連れてきたかったのは、高級レストランだよ!」
大妖精「高級……他のレストランと何が違うんだろう……」
ハル「値段がね……」
ルーミア「いくらしたの?」
ハル「〇〇万円した……」
チルノ「高っ!?!?」
そう。僕が連れてきたかったのは、すごく高級なレストランである。何星かは調べて来なかったけど、連れてこれる場所で高級レストランって言えば、ここしか無かったんだよね。
お陰で、今月はもやし生活が確定してしまった。まぁ……人間はそんな簡単に死ぬことは無い……と思いたいね。別に後悔もしていないしね。
大妖精「お金は……」
ハル「気にしなくていいよ! もう事前に予約も済ませちゃってるから、早く入ろう?」
チルノ「流石に申しわけないんだけど……」
ルーミア「そんな事より早く入らないの?」
ハル「そうだね……早く入ろうか!」
そうして、僕達は高級レストランで夕食を済ませたのだった。マナーをガン無視して肉にかぶりつくルーミアを止めようとする大ちゃんの姿や、チルノが「あ、あたいの氷の方が凄いし!」と言ってアイスを食べていたのが微笑ましかったな。
皆美味しそうに食べてたから、やっぱり来てよかったと思える。周りの目が少し怖かったけど……
肝心の料理の味は高級なだけあって、すごく美味しかった。だけど、もう来ることは無いかな……。値段が高すぎてもう来れそうにないからね……
明日からもやし生活かぁ〜……。あと少しで親から食費を貰えるから……それまで何とかすればいいか……。乗り越えられるかな……
こんにちは!!! めっちゃお久しぶりです!
本当は長くても8000文字にする予定だったけど……気づいたら12000文字くらいになってた()
今回で1週間を1話にまとめようとすると大変になる事が分かった……