今日は私の入学式。
最高に完璧な準備をして、高校デビューをしてみせるよ!
通学路を歩いているだけで、誰もが振り向いちゃう。二度見をしちゃう。私の方を見ながら、隣の人と話だってしちゃうんだから。
小学生なんて、私のかわいさに飛び跳ねちゃってるくらいなんだからね!

ワンライ企画で書いたもので、お題は「新年度」です

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第1話

 今日が私の、記念すべき高校デビュー!

 最高に新しいキャラクターになって、完璧な学生生活を送っちゃうよ!

 

 まずは、鏡の前でお化粧から! そのために、校則が緩い学校に入ったんだから。お勉強は大変だったけど、なんてことないよ。

 しっかりと美白になるように、真っ白になるまでベースを塗る。そしてほっぺを少し赤く。基本中の基本だけど、バッチリになるまで練習したんだから!

 

 くるっとターンすると、スカートがふわりと浮かんだよ。あごに人差し指を当てて、かわいさをアピール!

 うん。これで、私の高校デビューは大成功で決まりだね!

 

 準備を終えた私は、鼻歌を歌いながら登校していったよ。色んな人が、私から目を離せないみたい。かわいくなるように決めちゃったんだから、当然だよ。

 スカートは太ももが見えるくらいに。第二ボタンまで開けちゃう。毎日乳液を塗ったお肌なんだから、アピールは欠かさない! これぞ魅力爆発ってもの!

 

 校門に入ったら、元気良くあいさつ! 先生は、目を細めて私をじっと見ていたよ。期待の新入生から、目が離せないみたいだね! これは、私の計画通りかも!

 

 私の教室は、1年A組! なんと、成績順でクラス分けされるんだよ! あまりにもかわいくって、しかも頭が良い。人気者確定だよね!

 

 ドアを開けて入っていくと、全員が私の方を見ていたよ。弾ける笑顔でウインクをして、おはようって言う。みんな、隣の人や後ろの人と私を指差しながら話していたよ。注目の的になっちゃって、私の魅力が留まらない証だね!

 

 席についたら、私は笑顔をキープ。そのまま、先生を待ち続けたよ。誰も話しかけてこなかったけど、魅力的すぎて恐れ多かったみたい。高嶺の花すぎて、困っちゃうね!

 

 そのまま先生に案内されて、入学式へと向かっていくよ。体育館で式だから、しっかりとね。隣の人は、なんだか俯いていたみたい。手を握ってあげたら、何度もこちらを見ていたよ。私の優しさが伝わっちゃったんだね。

 

 体育館にたどり着いて、席につく。ぷにっぷにの太ももに、手を置いていったよ。保護者や来賓からの視線も集まっちゃって、私のかわいさが大爆発しちゃったみたい。

 

 ニッコリ笑顔で手を振ると、つい保護者たちはニヤけちゃったみたい。私のかわいさは、大人から子供まで全員魅了しちゃうんだね。罪すぎて、死神だって追いかけてきちゃうかも。

 

 式が始まると、いろんな人が前に立って話していく。かわいさを決めちゃうために、全部笑顔でウンウン頷きながら聞いていっちゃう。

 特に印象的だったのは、理事長がこの学校にふさわしい生徒として意識するようにって言いながら私を見ていたことかな。やっぱり、私こそがナンバーワン! この学校で一番輝いている存在なんだよね!

 

 入学式を終えて、私たちは教室に戻っていくよ。そして次は、担任の先生と私たちの自己紹介!

 つまり、高校デビューにおけるメインイベントだよ! 何日も前から、原稿を用意しておいたんだから!

 

 みんなの自己紹介のたびに、全力で拍手をしていったよ。最高に弾ける笑顔で、好印象になるようにね。

 

 そして、私の番がやってきたんだ。もちろん、元気いっぱいの笑顔で自己紹介! 顔の横で、両手でピースを決めながらね!

 

 この世で一番かわいい私が、みんなに最高の思い出を作ってあげる。私さえいれば、世界はきらめくんだよって。

 みんな、口を開けてポカーンとしていた。私が輝きすぎて、拍手もできないくらいだったみたい!

 

 それからの時間でも、みんなが私から目を離せなかった。私がポーズを決めれば、視線が集まる。ちょっと声を出しただけで振り向いちゃう人までいたんだから!

 これってまさに、誰もが憧れちゃう注目の的。最高に輝くお星さま。むしろ、太陽だって超えちゃったね!

 

 先生も、私に積極的に話しかけてくれているよ! なんてったって、困ったことがあったらいつでも言ってくれってね。

 つまり、私がかわいすぎて先生だって魅了しちゃったってこと。自分が怖いよ。

 

 帰る時には、保護者に紹介してくれとまで言われちゃったんだから。罪を犯させちゃうなんて、なんて魔性の女なんだろう!

 

 私の高校デビュー、非の打ち所がないくらいに決まっちゃったよ!


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