カンストプレイヤーベル・クラネル最後の回帰   作:寝心地

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第45話

ベルは【暗殺者の仮面】を使い殺したプレイヤーに変装し【アポロン・ファミリア】同盟軍をかき回しその数を確実に減らしていった。

 

2日間ベルは奇襲に徹し同盟軍はたった2日で完全に疲弊した。

 

ベルは暗殺者の仮面からヘルメスの羽に装備を変え透明になると疲弊したプレイヤー達の間を抜け大将の元へ向かう。

 

(【透明化】はその名の通り透明になれるスキル。けど良くも悪くも透明になるだけで足音を消せるわけじゃないし気配を感知できる者達には簡単にバレてしまう。だから気配に鈍くなるまで疲弊させた)

 

ベルは簡単に最奥に侵入すると透明化を解き大将ヒュアキントスに姿を見せる。

 

「失態だ。まさか同盟軍を組んでおきながらランキング1位とは言えたった1人に翻弄されるとは」

 

「念の為言っておくけど貴方1人じゃ絶対に僕には勝てない。降伏するなら命までは取らないけど向かってくるなら容赦はしない」

 

ベルはデスサイスをヒュアキントスに向けそう宣言する、ヒュアキントスは微笑みを浮かべ立ち上がるとその手には波状剣と直剣が握られていた。

 

「私は【アポロン・ファミリア】団長ヒュアキントス、Lv24の【戦士】だ」

 

その名乗りを受け全てを悟ったベルはデスサイスを降ろす。

 

「【ヘスティア・ファミリア】団長ベル・クラネル、Lv53の【死神】だ」

 

ベルが名乗るとヒュアキントスは咆哮を上げながらベルに突進する。それをベルは避けるでも受けるでもなく冷静に構えを取る。

 

「【月光殲(ムーンライト・スラッシュ)】」

 

扇状のエネルギーがヒュアキントスを襲いヒュアキントスの首が飛び体が崩れ落ちた。

 

同時に銅鑼が鳴り【戦争遊戯】の終了を伝えた。

 


 

同時刻 バベルの塔

 

「さて、アポロン。覚悟は出来てるよね?」

 

「ま、待てヘスティア!!俺の子供達は殆どベル・クラネルの手に掛かった!!これ以上はもう良いだろう!?」

 

「確かに君の所の子には同情するよ。でも最初にベル君が言ったとおりだ。【戦争遊戯中に起こったいかなる事態も責任を問わない】つまり今回の戦争遊戯は結果しか見ないと言うことだ。というわけで君の全財産は没収。残っている子供達も脱退を望む子は脱退させる事、以上だ」

 

「そ、そんな。待ってくれヘスティア!!」

 

「くどいぞアポロン。全ては君の撒いた種だろう?」

 

結局、ヘスティアの要望は全て通り【アポロン・ファミリア】は事実上の解散、そして主神アポロンはオラリオを追われる事となった。

 

更に【アポロン・ファミリア】のプレイヤーが持っていたアイテムの中からベルが望んだ全てのアイテムがベルの元へ寄贈されアポロンの個人資産は全てヘスティアの物となった。

 

(もう金には一生困らないな。後は)

 

ベルは日付を確認しベッドの上に寝転ぶ。

 

「ベル君、頑張って!!」

 

「はい、行ってきます」

 

ベルはそう言うと意識が転送され再びデスゲームに身を投じるのだった。

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