そんなこんなで俺こと藤堂ケンマは十歳になると原作まで後五年となったことで、ある目的を遂行するために考えを巡らせる。
それはオールマイトの弱体化を防ぐこと、原作通りに進めることも必要なんじゃないかとも思ったがあの頭金玉(AFO)に得させることもないだろうと思い、オールマイトの弱体化を防ぐことにした。
が、問題はどうやって介入するかだ。
恐らくだが、AFOとの戦いでは他のヒーローは参戦せずオールマイトとグラントリノだけで戦いに挑んでいると思う。な、んー。ををぁわ。ーあー
警察の力はある程度借りているとは思うが、それでも必要最小限だろう。
オールマイトの性格上、他人を巻き込むことは避けるはずだ。
こうなってくると、俺が出来る範囲のことは限られてくるが・・・。
身体は問題なく動かせる、それも転生前の身体に変化しても問題は皆無な状態だ。
スキルも、魔法も、
いつでもいける!!
そうして、
十歳にもなると、エンデヴァーの監督の元格闘センスを磨いていく。
長年No.2ヒーローとして活躍するだけでなく多くのサイドキックを抱えてるだけあって指導力もある。
オールマイトが絡まなければまともなんだよな、この人。
まぁ、指導とは言っても俺達が危険なことをしないかの監視の意味合いが強いが、おかしな所があれば指摘としてくれる。
勝己は爆破の個性を発揮させるために掌底の攻撃を中心に崩しや投げ技を叩き込む。
焦凍は炎と氷の中距離攻撃があるが、接近戦に弱くならないようにムエタイを叩き込む。
ヒミコは原作とは違って強化ゴム製のナイフを使った戦闘法を、それもベルの戦い方も組み合わせて叩き込む。
出久はオールマイトを意識しすぎて大振りの攻撃が多く隙だらけなので矯正して、どんなたいせいからでもコンパクトに適確で重い一撃を拳と蹴りの両方で打てるように教え込んでいく。
「···全員が並のヒーローとしてなら活躍するレベルに達しているがこれでまだ発展途上なのだから恐ろしいな。更に言えばケンマ君は完成された強さを持ち、それぞれに合った指導をしている。どう過ごせばそうなるのだ?」
エンデヴァーが考えながらそう言っているが、ペラペラと俺のことは話せない。
ちなみに、俺の場合は動きの最適化とこの身体での戦闘の感覚を叩き込むことだ。
もし、子供の身体での戦闘になったときに隙を作るわけにはいかないからだ。
まぁ、見聞色の覇気を使わなくても戦闘経験の差で今の出久達には負けないがAFOが相手だと予測不能な攻撃を受ける場合があるから楽観視は出来ない。
だからこそ、身体に染み込ませるんだ。
「くそがっ!!また負けた‼」
「うん、師匠強すぎるよ…」
「ケンマ義兄はなんでそんなに強いの…?」
「ケンマ君、武器の扱いも慣れすぎてませんか?」
「まぁな、個性の影響だな」
「どういうことだね?」
俺の言葉にエンデヴァーが反応する。
ちなみにだが、焦凍の「ケンマ義兄」は訂正しても治さなかったため諦めた。
「俺の個性である【フレイヤ・ファミリア】は戦いの記憶っていうのがあってそれを利用して修行に利用してるんですよ」
「それは特異な個性だな」
俺の説明を聞いてエンデヴァーは少し考え込む。
まぁ、そんなこんなで今日の修行を済ませて帰っている途中に見聞色の覇気でついに動きを掴んでみせた。
つまり、原作でオールマイトの弱体化の原因となったオール・フォー・ワンとの決戦が始まる。
さぁ、介入の時間だ。