モブはAクラスにいっきまーす!!   作:軽井沢に冷水かけたい龍園そこ変われ

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よう実のヒロインは誰かと考えたときに、龍園しか考えられないんですね。綾小路はホモなんですよ。だから軽井沢をフルなどという鬼畜ムーブができるわけですよ。迷推理

軽井沢の活躍はもう少し先なので投稿です。
1ヶ月ほど投稿期間が空いてしまいすみません。季節が移り変わる時期は本当に忙しいですね。


7.決定

 

 

突然だが、俺のバンドメンバーを紹介するぜ!!!!

 

的なノリとテンションで新しい女子グループのメンバーを紹介しようと思う。あ、きゃれぴ、バント解散したってよ。……え?

 

 

「よ、よろしく…お願いします」

 

作ったような笑顔が固いこいつは諸藤リカ。志保が突然紹介したい子がいるとか、なんとか言ってきた新しいメンバー。

お団子頭とメガネが垢抜けない感じを演出している

え、ふーん。

 

ぶっちゃけるとそんなことより、きゃれぴのバント解散の方が気になるのだが。

マジ何があった。

解散理由は音楽性の違い?とかだろうか。ズバリきゃれぴ本人に聞くのが1番早いのだろうけど、あんまり深掘りしない方が良さそうな雰囲気なんだよな。なんか、きな臭い。女の勘

 

「よろしくー」

 

私はリカという女子生徒を一瞥して、すぐに手元のスマホに意識を戻した。

ダウナー系ギャルに転向しようかな

 

めっちゃ、きゃれぴにメールしようか迷う。え、どうしよう。気になりすぎて今日寝れないかも。

やばい手が勝手に文字を入力して……いや、好奇心を抑えろ私

 

 

「……あは、は」

 

会話が続かない。

 

スマホへの視線を動かさない私の態度から、会話のキャッチボールする気がないことをリカは察したのか、私のそばを離れて菜々美や沙希と雑談し始めた。

 

という感じでグループが5人になりました。

あーヘイト管理しないと。パワーバランスの調整。リカの身辺調査……

 

マジでこいつ誰だよ。同じクラスとかウケる。認知0空気すぎて草

 

 

と心の中でボロクソに罵りながら、私は改めてスマホからリカに視線を向けた。

菜々美、沙希、志保の3人と、なにやら先週のドラマについての話をしていた。かなり盛り上がっていて、まあ、いつも通りだが、トークの音量がブッ壊れている。

うるさい。バカ、アホ、現実みろ、

ドラマの登場人物よりも余程このクラスメンバーの方が個性溢れてるよ。龍園とアルベルトを見ろ。あれはマフィアだ

 

廊下を2人並んで歩いていると、見るからにカタギじゃなさすぎて、自然に道開くもん。

え、そんなヤツと普段つるんでいると思われている私はどういうポジ?

ただのカラオケ友達なんだけど。龍園は雇い主でもあるけど!!

待って、龍園からお金貰ってることが噂になってるから、私、ビッチとか呼ばれてたりする?

 

いや、健全ではないんだけど、そういう意味では健全なの!!

男と女のアレじゃないから、いやキモいって!!龍園とか普通に無いって!!落ち着いて考えろよ!!てか、そんな軽くて安い女じゃねーんだよ!!

傷心中のきゃれぴの耳にでもこの事を入れてみろ。噂を流したヤツ、ぶっころしてやる。きゃれぴの耳に入らなくても、シメル

 

いろいろと悩んだが、結局私はスマホに、落ち着いたら会おうと打ちこんで送信した。

事情を知らない私が励ましたところで仕方ないだろうから、まあ、なんというか気持ちを吐き出すくらいはして欲しい。

きゃれぴを支えるとまでは言わないけど、少しは役に立ちたいものだ。

 

 

 

当然私が悩んでいる間もドラマの話は加速していたわけで

 

気づけば余計に話についていけない私、の図ができてしまっている。4人で盛り上がって、ぽつんと離れて私がいた。

 

客観的に見て非常によくない状況である。

誰が見ても、お団子メガネが私の立場を脅かしていた。

……ないない、ぜっーたい、駄目。アリエナイからサ

 

 

かなりぶっちゃけてもいいのならば、このグループ抜けたい。

基本的に趣味が合わない。無理矢理に話を合わせているけど、限界がある。どうでもいいようなことを、下らないこと、同じことを何回も話して、盛り上がって、知性を捨て、、それでも今はまだこのグループで仲良しこよしをしていた方が得があるのだ。Cクラスには、他にもグループは存在するが、所属している女子生徒が少々気弱で発言力に欠ける。

今のグループをやめるわけにはいかない。

 

ならば、このグループで私の立場を明確に、強くしないといけない。

 

この頃強くそう思っていた。

 

志保は好感を持てる部分もある。が、それ以上にマイナス面が多い。

最近はまた平田にお熱で、軽井沢を敵視している。感情の起伏が激しく、行動の苛烈さはそれに応じて毎日不安定だ。

コントロールができない。操作不可とまではいかないが、じゃじゃ馬すぎる。可愛い可愛いとヨイショしとけば、私やグループにはヘイトがいかないが、他にはいくわけで、かなり他クラスからの視線は厳しい。

なぜか他クラスの女子グループと対立していて草も生えない状況だったりする。

 

「はー……悩ましいな…」

 

スマホ画面をジッと見る。きゃれぴから返信がきていた。

一言、ありがとう、と。

これはかなり落ち込んでいる気がする。普段ならば、もっとロックな文章で返ってくるはずなのだ。

せめてありがとうではなく、ありがとな(・)だ。解釈不一致すぎてヤバい。がそれはそれでちょっとギャップ萌え。

返信からみてもメンタルにきていることが容易に読み取れた。

 

きゃれぴのことも心配事の一つではある、だが、私のグループ問題はもっと重要度が高い。

早期にこれにケリをつけるべきと私は覚(・)悟(・)を(・)決(・)め(・)た(・)。

 

この学校は3年間ずっとクラスメンバー、教師が固定だ。

つまり、人間関係が普通よりも重要になる。

コミュ障には辛いよこの学校。

 

 

冷静に考えてみよう。

 

致命的に合わないクラスメイト、致命的に合わない教師がいても、クラスを変更できないって地味目にゴミじゃね?と

 

虐められたり、ハブられたりしても学年上がれば、なんとかなるかも!!という希望すらをも絶っていくその姿勢はもはや尊敬する。ああ、生徒に寄り添っていないなという印象である。

 

もし、登校拒否になったら、どうするのだろうか。

 

……クラスのポイントは、どうなる。1人だけ減ると、やはり不利になるのだろうか。長期の休みがどうクラスポイントに影響するか。

 

少しのイジリから、虐めになるケースはよくあるからね。

 

 

 

スマホから、志保たち4人に視線を移す。

私は新しくグループに入ったリカという女子生徒をよく観察するように、視線を頭からつま先まで這わせた。

 

そして、再度溜息を吐き出す。

 

「はあ……」

 

今度はスマホには目を戻さないで、ぼーっとピントを合わせず、4人を捉えるだけに留めておいた。

大爆音の情報価値の無い会話を耳からシャットアウトし、世界から音が消える。

私は思考の渦に落ちた

 

 

生徒の不安や悩みを少しでも除き取り、勉学に励むための環境を整えるのが学校の役割だと思う。

が、そんなことを考えて無さそうだこの国立高校。

 

学校の方針はこれでいいのだろうか

 

ガチめに言わせてもらうと、この変な学校を形成していると言えるSシステムとやらに必要不可欠な監視カメラの配置が雑。

屋上とか、当たり前だけどトイレとか。あと、この前石崎たちが起こした暴力事件の時に使った階段だったり。監視カメラの無い場所は少なからず存在している。

監視カメラで生徒をコントロールすることは不可能だ。

 

私はこの学校のシステムがハッキリ言って嫌いだ。

システム…というか、考えというかさ。

監視カメラごときで、生徒を把握して管理できるという驕りを感じる。だというのに、カメラの無い穴場も存在しているわけで。

 

ここで悪いことしろよという意思を感じる。

 

監視カメラが無いところでは、なにをしたって学校は感知しないよ。みたいなスタンスを感じる。

 

志保みたいな、ちょいクソと友達の私としては、ありがたいようなありがたく無いような。システムにできた穴。

普段は監視されて、振る舞いを制限されているから、その穴場でしかできないヨクナイコトをしたいという気持ちも自ずと強くなる。

つまり、虐めが起こる。

 

ターゲットを決める。ガス抜きが必要だ。

 

 

無機物の監視では生徒はコントロールはできない。

ならば、人間の監視はどうだろうか。

ここでいう、人間の監視に当てはまるのは、生徒と教師、そして家族なのだが。はじめに、家族はこの学校の方針があるので最初から除外する。

 

つぎに、生徒が虐めを指摘することは難しいと言える。

それは、なぜか。

虐めを告発、注意等をしたものはヘイトを一身に浴びるからだ。そして次の標的になる。運良くいじめられなくとも、加害者が消えるか、改心しない限りは間違いなくハブられる。

リスクが大きい。

 

なので、私が思う人間の監視は教師だ。

だが、ここの教師はほぼダメだ。

 

坂上先生は生徒に興味なさ過ぎるのがキズだ。その程度は、まあ普通にわかる。つまらない授業もまあ、よくある。

虐めを相談すれば、おそらく対応はしてくれるだろうが、目撃しても動かないような気がする。冷めた先生だ。

 

相談事をするならば、保健の先生。というのが安牌だ

だが、この学校普通じゃない。

 

星之宮三十路ヤロー

 

おっぱいのでがいエロい保健の先生を思い浮かべて欲しい。露出は控えめだが、πはかなり主張している。

わかりやすく言うとビッチ、生徒へのスキンシップが異常。自分の年齢を理解できていない女。

生徒と距離が近い保健の先生という立場の人が、そういうことをするのはどうかと思う。

職員室で男子生徒に身体を接触させているのを私は実際に目撃している。

未成年に胸当てるの普通に犯罪だ。セクハラ。

なんでコイツ仕事クビにならないの?職員室で他にも先生は大勢いた。見ていたはずだ。なのに、誰も指摘はしない。

この学校終わってるよ。

 

エロい保健の先生、というものはロマンがあるよ。人生一度は介抱されてみたい。

でもリアルに、コイツはお悩み相談とかできないタイプだ。星之宮の口はペラペラ回るから口軽そーなんだよな。信頼がない

 

 

あと、ビッチと言えばもう1人いる。

露出狂茶柱

コイツも三十路。星之宮と同い年とか、風の噂で耳にした。

スーツから大胆にも晒された谷間が印象的だ。

女子生徒には第一ボタンとめろだとかなんとか注意しておきながら、自分は第一ボタンすらはるかに超えて、谷間を見せると。なんだコイツ

普通に、相談事はできない。

 

 

教師はこんな感じの有様で人間の監視も機能しておらず、システムはボロボロ。誰も、何も、頼れるものは無い

 

はーーー

 

そんなのさあ、好き放題するよ?

 

 

 

 

「倫ーー!おーい!!」

 

耳元での爆音により、思考の渦から現実へと意識が戻ってきた。

突然のことに驚きを隠さず、目を少し開きパチパチと周りを見回せば、笑いかける志保がいた。

 

盛り上がっていたであろう会話を自分だけ切り上げて、いつのまにか私の隣にいた。マジで、気づいたら、横にいた。コワ

 

「なんか、面白いことあった?」

 

「……は?」

 

「なに惚けてんの、口角上がってたよ?」

 

「そう?」

 

「?うんw」

 

自分の口元を手で触り確認し、普段の状態に戻してから、周りの状況を改めて確認し直す。

 

案の定というか、

志保を除いたバカ3人でまだ盛り上がっていた。コワ

なんか、うん。楽しそうでなによりです。

そんなことで盛り上がれる精神が羨ましいよ。

 

「倫はドラマとか、あんまみないよね。」

 

私の机の隣、誰の机かは忘れたが、志保のでは確実にない。

ガッと勢いよく椅子を引き、そこに無遠慮に志保は座った。

 

「うーん、ね」

 

私はいつものように適当に返す。適当すぎた。

興味ないしおもんないなんて、ハッキリとは口には出さないが、態度でそれとなくなんでも伝えるようにはしている。

それで、ハブられたら、それまでだと割り切っている。

 

「でもさ、服とかメイクは好きでしょ?」

 

私は流行りはよくわからないし、雑誌や、ドラマも特には興味がない。

だが最低限話せるように、月に一つファッション雑誌に目を通すようにはしている。

私は猫を被ることに必死だった過去があるように、外見を取り繕う癖がある。ギャルを形だけでも行なっているのが今の現状であることからも、わかるだろう。

つまり、メイクは必須。重要アイテムだ。

顔色を良く見せる。血色がよくなる。睫毛を立たせる。目が大きくみえる。自ずと印象が明るくなる。

自分で言うのもなんだが、私の第一印象は最高だ。ナルシストかな?

 

元々の顔のパーツも良いので、尚更、印象が良い。私はナルシストだ

 

私の交友関係は広く浅くがモットー。そういう関係では特に見た目は大事だ。少し優しくしたり、人当たりの良いことをしておけば、私のことを聖人かなんかだと勝手に思い違いをしてくれる。

 

常在戦場である。ある意味で日常は戦場だ。

メイクは一度も手を抜いたことはない。髪は風ごときで崩れたりしない。どこに出かけるにしても、寮の自室でさえも、私は服装に手を抜いたことはない。

 

それを、志保は多分近くで1番見てきた。

なら、私がメイクや服が好きだと思うのも自然なことと言えた。それ自体が好きなのではなく、それを行なって得る結果が好きなのだけれど、わざわざそれを指摘することでもない。

 

 

「久しぶりにさ、2人だけで遊ばない?この前水着買って貰っちゃったし、お返しになんか、奢るしさ」

 

これが、言いたかったのだろう。

少し、そわそわしていたから、なにかあるのだろうなとは感じていたが。

え、かわよ。

思ったより、お願い事も仕方も全てが可愛いかった。

新しい扉開きそう

 

照れくさそうにしながらも上目遣いで私を見る志保。

 

それを、平田にやれよ。

 

 

少し手の先をモジモジさせながらの上目遣いはポイント高いといえる。

私が男なら、意識し始めます。ちょろいんだよ

 

普段とのギャップにやられてしまう。

いや、本当、起伏が激しすぎるし、グループ以外の女子への態度の変化が露骨すぎるのもよくない。

お前の言葉をフォローするのは地味に疲れるんだ。私がいなかったら、今頃全方位敵になってたよ?さっきまで一緒に笑っていた菜々美でさえ、今はしていないようだけれど、裏垢でグチっていたから。な?改めような日々の行い

 

「ね、ねぇダメ?」

 

志保の頬が少し赤みがかっていた。心なしか、瞳が潤んでいるようにも見える。

頬を赤くしてねだってくる女子を断れる男子はいるだろうか。

 

そんなやつはいない

 

 

 

 

 

 

けど、私は女子だ。

なので、断れるんですねこれが

 

「ダーメー」

 

「え」

 

「ごめん今日の放課後は先約あるの」

 

「む、どうせまた彼氏でしょ。最近全然2人で遊べてないし……」

 

「違う違う」

 

「じゃあ、誰よ!!?」

 

突然の逆上

お前は私の彼女か。

めんどくさい彼女みたいな発言は控えてください。

そんなようでは平田と付き合えないぞ。あいつ軽井沢という彼女がありながら、他の女子生徒にも優しくしてるから……

だからヤリチンだ思うんだけど。いや、でもそんな噂聞かないしな。

平田の好感度管理にはつくづく尊敬してしまう。

 

とりあえず、平田と付き合うならば、少しの我慢は覚えないといけないってこと。私に対してコレなんだから、彼氏にはもっと束縛凄そうだな。平田どんまい

 

「ダメなものはダメね。今日は予定入ってます!!ごめん!!」

 

「ちぇ、まあ、うん。今度穴埋めさせるから」

 

「はいはい、お手柔らかにしてね」

 

 

私は相変わらずスマホをポチポチ。

相変わらず、トークは盛り上がっている。が、どこかリカちゃんの顔は強張っていた。まるで、私と面と向かう時のようだ。

 

うん、少しずつ慣れてくれればいいよ。

リカちゃんが私からの視線に気づいたようだ。バッチリと目が合う。

 

ニコリと微笑んで手でスマホを持ちながら、ひらひらと手を振った。目を逸らされた。

 

…ふーん、面白いじゃん?

 

 

 

 

 

「志保ごめん」

 

「オモンナイって実はいうと思ってたんだけど、案外面白いかもね」

 

 

私はリカちゃんから目線を外さずに、隣の志保に話しかけた。

志保はソレを見て、キョトンとした顔をしていたが、ドラマのことを面白いと言っていると思ったようだ。

 

 

「え?本当?マジ、嬉しいんだけど、やっと倫もこのドラマの良さがわかったんだ!!録画してるからさ、!!穴埋め!一緒にみよう!!へ、部屋来てよ」

 

「ん、じゃあ無人島のバカンス終わってからでもいいなら、いいよ」

 

「よっしゃ」

 

 

「はー、楽しみ♡」

 

 

ね、?リカ

 

 

 

[ 鈴木 倫>>>>>諸藤 リカ

 

 新着メール

 

 今日の放課後、カフェで2人だけで話そっか]

 

 

 

 


 

 

 

リカに釘をさしておいた。

まあまあの結果と言えるだろう。限りなく、今後仲良くはなれないだろう。

私は思考を切り替えてドアをガチャリと開けた。

 

 

「鈴木ィ、良いところに来たなぁ」

 

同じみのねっとりボイスの龍園くんだ。

そう、私はリカとカフェでの雑談を終えると、龍園にメールでカラオケに呼び出された。もう慣れたことなので、取り敢えず失礼して、マイクを握る。

 

 

「今日は、先に大事な話がある。座れ」

 

「……わかった」

 

え、カラオケ来て歌わないとかある?普通の使い方して貰っていいですか?

ここ、防犯カメラないし、防音で個室だから、人目につかない方が良い話し合いするのにちょうどいいんだよね。じゃ、ねーんだよ。歌えよ。歌わせてよ。一回だけだから。マジでお願い!私の(歌)で一緒にきもちよくしてやるから!!少しだげ、先っぽだけだから!!!

 

 

「今度のバカンスの件だ」

 

大人しく座る。眼光が鋭すぎて、言うこときかないと殴られそうだからだ。

え、思考がDVに染まりつつあるって?

でも殴られたくないし(手遅れ)

 

 

「私、行きたくな……っはい。」

 

 

鋭い眼光で射抜かれる。発言は認められないらしい。

拳は出てこないので、セーフ。許されたんだ

 

 

「まあ十中八九、なにかがある」

 

龍園は面白そうに、自分が出した言葉を舌の上で転がすように笑った。

 

いや、逆になにも無いんだよ。なんてツッコミはしない。

無人島だから、人がいないんだよ。この重大さに気づけよ誰か。

 

 

「鈴木、テメェはどう思う」

 

龍園から意見を求められた。私、バイトなんでよくわかんないんですけど、

 

 

「まあ、サバイバルかなって。よくてキャンプ」

 

「…そうか」

 

「日焼け止め必須じゃん。終わってるよな」

 

「……ああ」

 

なんか、龍園の顔が微妙だ。論点がズレているような気がする。地味に噛み合ってないような。

 

 

「でもさ、今からどうなるかわからないことを考えたって仕方なくない?まあ、予想して準備していくのは必要だろうけど」

 

日傘はいるよな

あと、帽子と虫除けスプレー。

 

 

「…………」

 

 

龍園は思考の渦に落ちてしまったようだ。私はそれとなく真剣そうな顔をして、黙る。

 

 

あの、そろそろ歌っていいでしょうか?

タイミングがわからない。

 

後ろに表情の読めないアルベルトが控えている。

助けてえアルベルトおおおお

 

 

龍園とデュエットで一曲歌った後、そのままお開きになった。

いや、少しとは言ったけど、カラオケに来て一曲しか歌わないのはどうなの。

でも、まあ、楽しかったから。いいや

アルベルトがマラカスをシャカシャカしてたのは録画して、永久保存です。可愛い

 

 

 





捏造真鍋
真鍋だからね仕方ないね。原作で真鍋の描写は山内よりも少ない(気がする)ので、キャラ崩壊とかもね。もはや無いということで。
みなさんのイメージはあると思うので、気になったらご指摘下さい。
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