俺の名前は
苗字が
下の名前が
年齢は27歳
身長は169センチで体重は90だ。つまりデブ。
職業はフリーターで一人暮らし。
好きなものはゲーム、アニメ、食べること
基本的に家にいるが、家が汚いからすぐに気分が悪くなるためたまに散歩する。
自己紹介はこのくらいにして、今は絶賛散歩中だ。
うーん。やっぱり外の空気はいいな。
外って感じがする。
まあ、外だからな
すると俺はある看板を見つける
その看板には『冬の豪華福引キャンペーン』と書かれていた
福引?懐かしいな。福引なんか十年ぶりにみるな。景品だけでもみてみるか…
『5等お米5kg』
え!?5等でこれ!?うそだ!!…粗品は何かな。
『粗品500円商品券』
まじで豪華やん。こう言うので本当に豪華なことあるんだな。
『4等10万円』
4等で10万とかおかしいだろ。ここ十年で福引の景品がインフレしてるのか?
『3等最新型スマホ』
3等で出すもんじゃないだろ。最新型のスマホは。少なくとも2等以上だろ
『2等最新ゲーム機とお好きなソフト3個』
よし。福引するわ。なんとしてでも2等を手に入れる必要がある。
あのゲーム機一般販売されてないし。抽選だし。
これは引くしかないわ
そして俺は福引を一回する
こい!こい!こい!
「おめでとうございまーす!!」
キタァァ!!
「景品の『1等の2泊3日の老舗旅館への招待券』でーす!!!」
え?1等?
「交通費、食事代、お土産代、など全て含め2泊3日中は全てこちら側で負担するので値段などは気にせず楽しんでくださーい!」
え?あ?え?嬉しくはあるんだけど…でも俺はゲーム機が欲しいんだよぉぉ!
「しかもその旅館はかの有名な
すごい嫌なルビしてんな!どういった思い出そんな名前つけてんだよ!
くそー!最新ゲーム機とソフトがぁぁぁ!!
というわけで今絶賛バスの中の下下です。
ふざけんなぁ!
まあ一応、豪華だし旅館に行くけどさぁ
名前…どうにかならなかったんかなぁ
なんだよじけんおきるって…
絶対に事件起きるじゃん
と思って調べたんだけど別に大した事件起きてないし
…安心だね(涙目)
てかすげえな…この旅行中の費用は全て無料だし
ラッキーだな
でも貸切というわけではないらしい。
まあ今日明日は人が少ないらしいからゆっくりさせてもらおう。
てか結構山奥だな。
山は虫が出るから好きじゃないんだよなぁ。
するとバスが止まる
どうやらついたようだ
ようやくか。
結構長かったな。
よっこらせっと
バスから降りた俺の目の前には和服を着た女の人がいた
「お待ちしておりました。下下様。私、字圏尾木留旅館見習いのお菊と申します」
おーすげぇ美人。
十人中十人が振り向くくらいの美人だ…
「長旅でお疲れでしょうが、この先は車は通れませんので少しばかり歩いてもらいます」
まじかよぉ
デブに歩かせるなよ。
「お荷物はこちらに」
どうやら持ってくれるらしいけど…
流石に女の人に持たせるのはなぁ
するとお菊さんが俺の荷物を軽々と持ち上げる
「ここら辺は足元が不安定なのでお気をつけください」
うそだろ…お菊さんに力で負けただと?
筋トレしようかな
…今は気にしないでおこう
気にしたら男としての尊厳がなくなる気が…
元からないけど
そうして俺とお菊さんは山道を登り一本の橋の目の前に着いた
「この橋の先に旅館があります。もう少しの辛抱ですよ」
「はぁ…はぁ…この橋以外に道は…ないんですか?」
「ないですね…断崖絶壁に囲まれてますから」
なんでそんなところに旅館立ててんだよ…
おかしいだろ…
俺一本橋とか苦手なのに…
そうして一本橋を渡り終えようやく旅館に着いた。
「到着です。大変お疲れ様でした。」
「はぁ…はぁ…はぁ…ありがとう…ございます」
やばい…
めっちゃ疲れた
クソォ…
2等が当たっていればぁ…
「お疲れのようですのでお部屋のご案内が済みましたらお風呂場で湯船に浸かってはいかかでしょう?」
「そうさせて…もらいます…」
さっさと風呂に入って癒されたい
「それではお部屋にご案内します」
こうして俺は部屋を一通り案内され、今はお風呂に浸かっている
源泉かけ流しらしく疲労した肉体に染みる
ふぅ〜
染みる〜
温泉なんて何年ぶりだろう……
そうしてかれこれ20分くらいは温泉に浸かった
やばい…流石にのぼせたわ
頭がぐわんぐわんする…
俺はお風呂場から出て自分の部屋に戻り飯の時間になるまでくつろぐ
今日は色々心配だったけど、別に何もないじゃないか
名前がもう完全に事件が起きそうだし
周りが断崖絶壁な旅館であの一本橋しか道がないなんて
絶対にミステリーものの犯人が切るために作った橋だろ
まあそんなこともなさそうだし
温泉は気持ちよかったし
美人な見習いさんもいたし
何事もない…とは言い切れないけど
事件とか起きなくてよかった…
まあ、旅館よりもゲーム欲しかったのは変わらないけど
でも、旅館が当たってよかったなぁ
「キャャャャァァァァァァァァァァァァ!!!!」
いきなり女性の悲鳴が旅館内に響く
……前言撤回
やっぱり当たらなかったらよかったわ
クソが!!