転生者が生前のジャンヌを火刑から救う話   作:クソ眼鏡3号

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これでApocrypha編は最終話です。


その後にて

 

カウレスは聖杯大戦で起きた殆どの責任をとりあえずダーニックに押し付けた。

 

本来のユグドミレミアの当主“ダーニック・プレストーン・ユグドミレミア”は優秀な政治力を持っていた。

その手腕でカウレス達のようなユグドミレミアで弱い立場の魔術師達は従うしかなく、更に先にサーヴァントを召喚されれば逆らう手段は無く、自分達は寧ろ被害者だと主張する他なかった。

当然、魔術協会がそれで済ますほど甘い組織ではない。

故にカウレスはユグドミレミアが溜め込んでいた研究成果や魔術特許などのユグドミレミアの財産と呼べる物を迷いなく全て譲渡した。

更にもう一つ、魔術協会が送り込んだ魔術師達をカルナが生存させていたのが功を奏した。

彼等を空中庭園から救出し、安全な場所まで運ぶのは苦労したが、そのおかげで魔術協会側と多少は有利な交渉カードとなった。

何しろ魔術協会側が送り込んだ精鋭が全員天草によって戦う前からサーヴァントを奪われ、ノコノコ生き残って戻ってきたなど、魔術協会からしたら中々の恥だ。

そんな奴等を精鋭として送り出したのだからこの事は出来るだけ無かった事にしたいだろう。

 

そして、当然のように聖杯の行方も追及された。

 

破壊したとカウレスは答えても、中々納得してもらえない。

仕方ない。

何せ人類全てを作り替える第三魔法を内包した大聖杯だ。

それを破壊したとなれば、根源を目指す典型的な魔術師達にはカウレスは気に入らない存在となり、再び魔術協会の魔の手が迫る。

 

故に、大聖杯を破壊した張本人達を正直に話す他なかった。

 

大聖杯を破壊したのはルーラーのサーヴァント『ジャンヌ・ダルク』である事と

 

そして、大聖杯の近くにいた影響で()()した彼女は、今も行方不明だという事を。

 

 

 

 

 

 

 

「それで、交渉は上手くいったのか?」

 

日本の地、冬木市の港でヴィクトルは携帯端末でカウレスと電話をしていた。

 

「ああ、なんとか物理的に首は飛ばずに済んだよ。当然だけどユグドミレミアは解散になってゴルドのおっさん達とはこんな事が無いようにもう二度と会うなって釘を刺された」

 

魔術協会に反旗を翻した時点で本来ならば即粛清されてもおかしくない立場なのだ。

命があるだけで最良の結果だ。

 

「これからは時計塔で体の良い人質として向こうでしばらく暮らすよ。事情を知ってる奴等からはこれでもかってくらいに小言を言われるだろうな…」

 

カウレスはこれから時計塔に行く事となった。

カウレスはあくまでも普通の魔術師だが、時計塔に反逆した魔術師の1人というレッテルは到底外れはしないだろう。

こんな面倒そうな生徒を進んで受け入れる生徒や教師はまずいない。

おそらくカウレスは時計塔にいるグレートビックベン⭐︎ロンドンスターの下に押し付けられる事だろう。

 

「そうか…何かあったら頼ってくれ。駆けつけるぞ?」

 

「やめてくれ、サーヴァントが駆けつけて来たら更に面倒な事になる…」

 

カウレスの反応にヴィクトルはつい苦笑いしてしまう。

面白い反応をする魔術師だ。これからも定期的に連絡を入れようと決意するヴィクトルであった。

 

「それよりそっちはどうだったんだ?大聖杯が作られた日本の冬木市で亜種聖杯戦争が起こったんだろう?こうして電話してるって事は無事なんだろうが…何か進展はあったのか?」

 

そう、ヴィクトルが冬木市にいるのはそこで行われた亜種聖杯戦争に参加する為だ。

勿論、ヴィクトルだけではない。

ジーク、ジャンヌ、アストルフォ、ヴィクトルを合わせた4人で冬木市で行われた亜種聖杯戦争に参加したのだ。

 

「空振りだ。冬木市なら本格的な大聖杯を作られると思い上がった魔術師が仕掛けた亜種聖杯戦争だった。出来上がったアレは聖杯とは呼べない…ただの不安定な魔力の塊にしかならなかった」

 

「そうか、そんな物じゃジークのあの状態は治せないよな…」

 

ヴィクトル達が亜種聖杯戦争に参加したのには理由がある。

それはジークの治療の為だ。

治療と言っても病ではない。むしろ病よりもタチが悪い。

 

「それよりジークに変化はあったのか?半分竜になったんだろう?」

 

大聖杯を破壊した後、ジークは()()()()()()()()()()

聖杯の魔力を浴びた結果、第三魔法が中途半端に作用した。

令呪を使い果たし命が尽きる運命だったジークの命を繋ぎ止める事は出来たが、魂の物質化によって半分だけ竜種として変身してしまった。

ジークの身体のあちこちには竜種としての黒い鱗が表に出ている。

いつかその鱗がジークを飲み込むのか、それともずっとそのままなのか今もまだ分からないままだ。

半分だけ人で半分だけ死徒となったヴィクトル。

半分だけ人で半分だけ竜となったジーク。

この結果にはヴィクトルも運命という物を感じざる負えなかった。

 

「ああ、今の所は問題は無い。人前で肌を見せる事さえ無ければまず目立たない」

 

人の形をした半端な竜種というのがジークの末路。

本来ならば死して完全な竜種として顕現する筈だったのだ。

人としての姿形を留めているだけマシというモノだ。

 

「ルーラー達はまだ…諦めてないよな?」

 

「当然だ、一度の空振りで挫けていたら英霊になんてなっていないさ」

 

だが、そんな末路は認めないとばかりにジャンヌとアストルフォはジークを元に戻せないかと今も奔走している。ヴィクトルもそれに協力する形で行動を共にしている。

 

「時計塔の資料は漁る事は…無理か?」

 

「無理だな、時計塔に行ったらしばらくは針の筵だ、漁ってる所を見られたら邪推されてお前達との関係がバレる可能性がある。そうなったら俺も終わりだ、これ以上の危ない橋は渡れないぞ」

 

「そうか、さっきのはただの思いつきだ。忘れてくれ」

 

カウレスに時計塔の資料を漁って貰ってジークのような例がないか手がかりが欲しかったが、どうやら無理らしい。

 

「それよりそっちの出来損ないの聖杯は回収できたんだな?魔力リソースとして使えるならジークの治療にも使える道があるかもしれない。ゴルドのおっさんに預けてみたらどうだ?」

 

「いや…それなんだが…」

 

唐突に口ごもるヴィクトルにカウレスが訝しむが、しばらくすると答えは返ってきた。

 

「実は聖杯は回収できてないんだ。優勝者に負けてしまってな…」

 

「はぁぁ⁉︎」

 

ヴィクトルだけでも聖杯戦争では反則的な存在なのに、それにルーラーであるジャンヌが加われば正に鬼に金棒。

そしてジークは半分竜種になった影響で、その魔力量は通常の魔術師より桁が違う。

セミラミスを翻弄したアストルフォの宝具もバリバリ使えるだろう。

まずは負ける事はまず無いだろうとカウレスは思っていた。

むしろ何があったら負けるんだ?とすら思う。

 

「何かの暗殺拳の使い手のマスターと有名な魔女のキャスターのコンビでな。真っ先にマスターが来て意表を突かれた」

 

「だからって普通負けるか?相手は普通の人間なんだろう?それもアンタ含めてサーヴァントが三騎もいてそんな散々な結果になるか?」

 

「だから純粋に強かったんだよそのマスターが!俺のサーヴァント特攻は人間相手には働かないんだ!仕方ないだろ⁉︎」

 

呆れるカウレスにヴィクトルは必死に弁明する。

ヴィクトルの言う通り、ヴィクトルのサーヴァント特攻はサーヴァントにしか効果を発揮せず、人間相手だとヴィクトル自身の力で対応しなければならない。

 

天草の時の純粋な魔力で造られた白い巨人のようなサーヴァントの魔力そのものならば特攻の対象に入る。

だが、サーヴァントが宝具や魔術で生み出した合成獣などの使い魔は特攻の対象に入らずヴィクトル自身の実力で対応せねばならない。

更に言えば、サーヴァントから強化を受け“サーヴァントに対抗できる人間”などヴィクトルにとって天敵中の天敵だ。

 

勿論、ヴィクトルは生前から死徒化の影響で人間を超えた能力を持っているが、サーヴァントとしては平均的なレベルだ。

ジャンヌの影響でステータスは強化されてもまだ平均より上という程度だ。

拳を強化され謎の暗殺拳“蛇”を使うマスターに反撃する暇も無く敗北した。

ジャンヌは“蛇”の攻撃にその感の良さで反応こそ出来たものの圧倒され、ヤバいと判断したアストルフォはヒポグリフで打倒しようとした直後、キャスターの魔術によってアストルフォは捕縛。

致命的な相性の悪さでヴィクトル達は敗北に喫した。

 

「負けたならなんでこうして電話できてるんだよ?」

 

「残ったジークとアストルフォが色々あって交渉してくれてな…なんとか命拾いした」

 

正確にはジャンヌとヴィクトルが意識を失い、アストルフォがマスターに圧倒された段階で残ったジークが精神が動揺し、精神が不安定になり怒りで暴走、その影響でマスターを圧倒し、完全な竜化一歩手前までいった所でアストルフォがキャスターと共闘し暴走したジークを鎮めたというのが真実なのだが、キャスターのマスターによって首を360度回転させられていたヴィクトルは死徒として再生能力で目を覚ますまで知る由もなかった。

 

「それでそのキャスターとは協力関係はいつまで続けるんだ?」

 

「キャスターは世界有数の魔術師だ。ジークの治療をしてもらうついでに冬木の聖杯について調べ終わるまでしばらくはこの街に滞在するつもりだ」

 

そしてジークの危険性を認めたキャスターは自分達には手を出さない事を条件になんとか協力関係を築き、今はキャスターはその出来損ないの聖杯を使用し竜化しかけていたジークを治療して元の半人半竜の状態に戻してくれた。

 

「でもそのキャスターは何が目的でお前達に協力しているんだ?」

 

「なんでも成り行きでマスターと夫婦になっていたらしい。その生活に満足していたようでキャスターはその生活を壊したくなくて俺達を襲ったらしい。キャスターの願いもおそらく現状維持だ。こちらから手を出さなければ害はない」

 

マスターとサーヴァントが夫婦になる事もあるのか…とカウレスは内心で驚くが、今は軽く流しておく。

 

「そうか、良い関係を築いているようでなによりだ」

 

「ああ、幸い善性を残しているタイプの魔術師だったんでな。今はジャンヌを着せ替え人形にしながら仲良くしているよ」

 

なんだそりゃ…と思いながらもカウレスは安堵する。

そしてカウレスはヴィクトルの口ぶりから気づいた事を口にする。

 

「アンタとはそこまで長い付き合いじゃないけどさ、なんだか楽しそうだな。声から楽しさが隠せてないぞ」

 

「気づいたか、いや隠すつもりもないんだが、やっぱり生前みたいに逃亡生活じゃなくて旅をするというがどうも新鮮でな。彼女(ジャンヌ)だけじゃなくジーク達と旅をするのが何もかもが新鮮で楽しくて仕方ないんだ」

 

ヴィクトルは自分の想いの内をカウレスに打ち明ける。

生前では旅を楽しむ余裕などなくジャンヌを生かす事だけを考えていた。

ジャンヌと旅をしている事には変わらないのにその生活を謳歌している自分に驚いていた。

ジャンヌがいて、ジークがいて、アストルフォがいる現実が楽しくて、嬉しくて仕方なかった。

 

聖杯大戦での成り行きで友人になったとはいえ、友人が楽しそうにしている様でカウレスは安堵する。

 

「そうかい…また連絡くれよ。ヴィクトル」

 

「ああ、またなカウレス」

 

カウレスとの電話を切り、こちらに向かってくる人影に気づいてそちらに向き直る。

 

ヴィクトルの所に来たのはキャスターとの着せ替え人形劇が終わったジャンヌがいた。

 

「カウレスから連絡があったぞ、あっちはなんとか命拾いしたそうだ。そっちはどうした?グッタリしてるぞ?」

 

「キャスターだけじゃなくアストルフォまで参戦してきて現場が混沌とした挙げ句着替えを強制させられてたんです…疲れもしますよ…」

 

ジャンヌもキャスターとの女性らしい衣装合わせには最初は楽しんでいたのだが、アストルフォが参戦してからはアストルフォも衣装合わせに参加。

それからはジャンヌに合わせた衣装についてアストルフォとキャスターが口論になったらしく、それを事態を収めるのに苦労したらしい。

 

「まったく…彼は自分が男性である事を自覚しているんでしょうか?いくら理性が蒸発しているとはいえ、私の着ていた服を剥いで新しい服をその上に着せるという蛮行は許せません!キャスターもキャスターです!最初に会った時は冷静な方かと思っていたのに普通に彼女まであのピンク髪に触発されて私から服を剥ぎ取ろうする始末!ジーク君もジーク君です!あの場にいたら止めてくれたっていいと思うんですけど⁉︎」

 

愚痴をこぼすジャンヌにヴィクトルは苦笑いを浮かべながらも受け止める。

同時に自分に残る生前での記憶の彼女と酷くギャップを感じる。

ヴィクトルの生前でのジャンヌはこんな愚痴は一つも溢したりもしなかった。

生前のジャンヌはいつだってどんな理不尽にも耐えていたのに、そんな彼女が些細な理不尽で自分に愚痴を姿に安堵する。

 

あのジャンヌがこんな事で怒るようになっている。

怒る事ができるようになっている。

 

聖女としては失格だろうが、ヴィクトルにとってはこの変化は好ましかった。

 

「なぁ、ジャンヌ」

 

前世でも、生前でも、中々呼ばなかった彼女の名を口にする。

ふとヴィクトルはジャンヌに聞きたかった事を聞いてみたくなった。

 

「…はい?」

 

呼び慣れない名前で呼ばれたので少し困惑しつつもジャンヌは反応する。

 

「今、幸せか?」

 

その質問に、ジャンヌは少しだけ考える。

ヴィクトルが負けジャンヌが負けた時、ジークが一度暴走しかけた。

今回は運が良かったものの一歩間違えたら大変な状況になっていた。

正直言って、これからも油断は出来ない。

ジークの体を治す過程で似たような事が起きかねない。

だから今は幸せか?と言われたらすぐに幸せとは答えられないだろう。

 

「はい…幸せです」

 

それでも、ジャンヌは笑って幸せと答えた。

 

ジーク達と旅をするのはジャンヌ自身も楽しいから。

それにその旅路の仲間にはジャンヌにとって誰よりも頼もしい騎士もいる。

彼等と共に色んな場所を巡り、色んな物を見れる。信頼できる人達と旅をする事が出来ているこの現状を幸せと言わずに何と言うのか。

確か危険な事もあるだろう。

でも旅に危険は付き物だ。それを恐れていては旅なんて出来ない。

 

「危険はありますけどジーク君達との旅は楽しいですし、何より…貴方と一緒に海も見れましたからね」

 

そう言われて、俺は海を見る。

そういえば久しぶりに見たな…生前では海とは縁が無かったからな。

前世では見た事自体はあるのに酷く懐かしく感じる。

そういえば彼女も一度でいいから海を見てみたいと言っていたな…

 

「私、海を見るのが夢だったんです。その夢を貴方は叶えてくれた。本当に、本当にありがとうございます」

 

「私…今がとても幸せです!」

 

ジャンヌは笑顔でそう言った。そう言ってくれた。

 

「……そうか」

 

笑顔を浮かべて答える彼女を見て、笑顔が眩しかったのか何故か無性に泣きたくなった。

泣きそうな事をバレたくなくて少し意地悪な質問をする事にした。

 

「じゃあこの際だから聞くが、君は俺とジーク、どっちが好きなんだ?赤のキャスターの宝具の中での出来事は君を通じて俺も知っているから誤魔化しは無しで頼むぞ?」

 

「ええっ⁉︎なんですか急に⁉︎いきなり言われても…私は……どちらも大切な人ですし……決められないというか…甲乙つけがたいというか…」

 

きっとこれからもまともな聖杯を求めて俺達は色んな場所に旅をするんだろう。

 

「そうか二股か…俺が召喚されていない間に君も変わったな…」

 

「違うんです⁉︎いや違わないんですけど…違うんです!待ってください!話を聞いてください⁉︎」

 

心にもない事を口にしながら流れる涙を隠す為に立ち上がり、足早に町へと歩みを進める。

それを不機嫌と誤解したのかジャンヌは焦って追いかけてくる。

 

「君がそんなに恋多き女とは知らなかったよ。いやコチラとしてもそんな君に惹かれたのは否定しないがちょっとショックだったな」

 

「だから違うんです!!私はそんな誰にでも惚れるような女じゃありません!話を聞いてください⁉︎」

 

この旅には今回のような苦難もある、幸福と言うには程遠い物騒な道のりだ。

きっとこれからも様々な苦難もあるだろう。

 

「いや実を言うと、俺も俺で…君が依代にしていたレティシアを一目見た時はちょっと思う所があってな…今度会う約束をしたんでデートという物に挑戦してみようと思ってたんだ。ちょうどいい、君もその時にジークとデートでもしたみたらどうだ?」

 

「はぁぁぁっ⁉︎私じゃなくてレティシアにですか⁉︎どういう事ですかそれ⁉︎」

 

 

 

それでも──この足取りは充足感に満ちていた





人物補足

ヴィクトル
サーヴァント絶対殺すマン。
最近その辺にいた山育ちの高校教師に負けた。
結局自分の前世の事は色々ややこしいから本編時点では誰にも伝えていない。
上手い感じに話が整理できたらジャンヌだけには明かす予定。
最終的にジャンヌとは恋人とは違うが距離が近い良い感じのポジションに収まる。ジャンヌが求めてきたら普通に答えるし、ジャンヌがジークを求めているなら普通に受け入れるスタンス。そのくせジークとジャンヌの初々しい中を応援はする。
レティシアに対する気持ちは恋愛的な意味ではなくジャンヌが世話になったという感謝の気持ち程度しかない。だが後日、レティシアを感謝を伝えたいという口実で無自覚にデートに誘ってしまいガチでフラグを建てる。

ジャンヌ
大戦後は受肉しレティシアは分離。
現在は両手に花というか両手にイケメンたまに男の娘に囲まれ乙女ゲーの主人公みたいな状況で危険はあるが今の旅を享受し楽しそうに毎日を過ごしている。
最終的に好きな人が2人いる事を受け入れて、どちらかは選べずにずっと思い悩んでる。
仮にこのジークとヴィクトルのどちらかを自分以外の誰かに盗られるくらいなら2人とも自分の物にする!という聖女失格レベルのスタンスでいる事にした。
本編最後辺りで嫉妬全開なのも彼女の独占欲から来るもの。一応ダブスタしてる自覚はある。

ジーク
ヴィクトルの前世の本体。
破壊された大聖杯の現場にいた影響で半分竜化するくらいで収まった。
やろうと思えば完全な竜化も可能だがそれをしたら戻れなくなるのでジャンヌとアストルフォから固く禁じられてる。
ちなみにこの半人半竜の状態は世界でも有数の某魔女でも治せないレベルの深刻な状態。それこそ聖杯でも使わないと治せない。
ヴィクトルの事はジャンヌの好きな人と認識してるけど、その為ジャンヌと仲良くする事を若干負い目に感じている。
ヴィクトルの正体は知らないが、一緒にいるとなぜか同朋にも似たような感覚を覚えるのでヴィクトル相手には兄弟みたいな関係を築いてる。

アストルフォ
ジークのサーヴァント。
ジャンヌがジークとヴィクトルの両方狙いと早々に気づいてたまにそれをネタにジャンヌを揶揄ってる。
ヴィクトル相手にはジークに似た雰囲気があるからか仲が良い。ジャンヌにジークとヴィクトルの距離が近すぎる!と定期的に嫉妬されてる。

レティシア
ジャンヌと分離され、自分の日常に戻る際にヴィクトルと連絡先を交換しており、たまに近況を報告し合う程度の関係だった。
冬木の亜種聖杯戦争後にヴィクトルから「しばらくしたらそっちに遊びに行く」と言われて久しぶりにヴィクトル達と会えるとウキウキしていた。
後にヴィクトルにジャンヌが世話になった後を感謝されてガチ恋する。

カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
なんやかんやでヴィクトルと友人になった。
ヴィクトルの携帯端末はカウレスが作った特別製。
時計塔ではエルメロイ教室に身を置く事になる。

冬木市で行われた亜種聖杯戦争
「俺の実力ならば完全な聖杯を再現してみせる!」と思い上がった魔術師が行った聖杯戦争。
参加者を集めて、最終的に魔術師として成り上がろうとするも、横から乱入してきたヴィクトル達に全滅させられた。

優勝者のマスターとキャスター
マスターは山育ちの某高校教師。サーヴァントはコルキスの魔女。はい、SNのあの主従です。
キャスターを召喚した元マスターは召喚して早々に自分の妻を生け贄にしてその遺体で何か強い魔術礼装を作れないか?と打診してキャスターから「殺していい奴だわコイツ」と見限られ裏切られた。
現在のマスターと出会ったのはその後。
今は元気に夫婦生活を満喫中。

これにて今作は再び完結。Apocrypha編は本編やった後に急遽作った話でしたがなんとか書き切る事が出来ました。
次に書くとしたらFGO編を書くでしょうけど、今の所一切手をつけてないので次に投稿するのはいつになるやら…

本編で読者の方々を騙すような生意気なトリックを仕掛けてしまった今作ですが、どうか気が向いたら今作を読んで暇を潰すなりしてくれると幸いです。

ここまで読んでくれた読者の皆様、ありがとうございました。
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