全人類、種族が等しく魔力を持ち、都市の地下迷宮に封じられているモンスターを討伐する——職業『冒険者』。
 ある者は名声のため。ある者は巨額の富のため。また、ある者は夢を叶えるため。それぞれの目的を叶えるため冒険者と成る。

 冒険者の中で、とある1人の青年がいた。彼の名前は、クラウン・ベゼルス。

 冒険者としては駆け出しだが、周りとある一点だけ違っていた。
 青年には誰も彼もが当たり前に持っている魔力が無かった。
 冒険者になる上で魔力は必要不可欠。肝心な魔力がなく、冒険者として彼は能無しだった。
 そんな能無しでも、無謀だと、笑われようと、諦めろと、云われようとも譲れない1つの夢と誓いがあった。

 幼い時に誓った小さな約束。夢で観た、孤独の女性と出逢うために。

 ———さぁ、英雄譚の幕上げだ。


 ※こちらの作品は別名義、弓七大好で投稿しています。
  1話 夢と現実
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