私の名前は夏油傑、京極組で男を磨いている者だ。そんなある日の事、私は黒焉街の見回りをしていた時
「やぁ夏油君、高専を辞めたって風の噂で聞いたけど。まさか黒焉街に居るなんて驚いたよ」
「何で貴女が
そう特級呪術師である九十九由基と偶然にも黒焉街でバッタリと出会ってしまった
あの後見回りを済ませて、京極組に戻った私と着いてきた九十九さんは応接室にある椅子に座って対面している
「さて夏油君、君が何故任侠組織にいるのかな?詳しく教えてくれるかな」
「言ったらどうするんですか?」
「それは返答次第かな」
九十九さんは私に京極組に所属しているか聞いてくる、私はその質問に素直に答えたらどうするのか質問すると九十九さんは返答次第と返す
「分かりました、但し全て話しても私は
「OK、じゃあ話してくれたまえ」
私は九十九さんにこれまでの経緯を話した、私の話を九十九さんは
「そうか、夏油君が出した答えなんだね。なら私が口出しする必要はないね」
「はい、
九十九さんは私の答えを頷き、京極組を出て去り際に
「言い忘れてたけど、夏油君。五条君の言伝だけど」
「悟の言伝ですか?」
「そう、もう一度会って話したいってさ、場所は黒焉街のとある店さ」
九十九さんは悟の言伝ととあるメモを私に残し、メモを受け取ってバイクに跨り去っていった
「もう一度話……か」
乙骨君以来高専に近寄らずにいたのにそういう所は昔から変わっていない、もう一度会うしかないな。だが行く前にカシラに一声かけてから行こう
私はカシラ室に入り
「夏油か、どうした?」
「五十嵐のカシラ、実は」
私は九十九さんから話をしていた事を隈なく話し
「お前の旧友がもう一度話をしたいと?」
「はい」
「分かった、但し気を緩めるな」
五十嵐のカシラの許しが得た以上、私は組を出るなか。佐古が私に近づき
「夏油の兄貴、カシラと話す前にグンバツの女性と何を話してたんですか?」
「なぁに唯の世間話さ」
「夏油の兄貴、その女性の連絡先を教えて貰っても」
どうやら佐古は九十九さんの事が気になったらしい
「教えても良いけど何をするのかな?」
「勿論、手取り足取り教えて貰おうと」
鼻の下を伸ばす舎弟は当然ヤキを入れる
「いたたたたっ!?夏油の兄貴、やめてぇぇぇ」
私は佐古にサイド・ヘッドロックをかまして
「佐古、君は罰として私と一緒に店に行こうか」
そのまま佐古を連れ出して悟が言っていた店に行き、とある店に着いたら既に悟は店の中でなっていた。私と佐古は店の中に入り、悟に声を掛けた
「やぁ悟、高専以来だね」
悟は私の声に気付き
「まさか正直に来るとは思わなかった、傑」
「流石に酷いじゃないかい?九十九さんから聞いたよ。悟がこの店に来てって、私に何の用かな?私は悟達と違って暇じゃないんでね」
悟は私が来るとは思わなかったらしい、けど私は旧友が店に来て欲しいと
「手紙を読んだよ、傑」
「なら取り下げてくれないか、私の術式は
悟は私の手紙を読んでいるみたいだ
「そんなの無理に決まってんだろ、上の連中に傑の手紙を見させたけど」
悟の表情が曇り、私は察して
「どうせ、呪詛師か観察処分のどちらかだろうね」
「あぁ、正直言って腑に落ちない」
「別に良いさ、私が勝手に抜けたんだから悟が気にする事じゃないさ」
「でも俺は傑が苦しんでる事に気づいてさえ「悟」っ」
私は喋っている悟を遮り
「逆の立場なら気づかないものさ。それに私は今の生活を満足しているよ」
「傑」
「もし、困っているのなら此処にくれば良い。なんせ私と悟は
私は悟に京極組の場所を紙を書いて渡して、佐古と一緒に店を出たて。佐古が私に声を掛け
「夏油の兄貴、教えても良いんですか?」
「良いんだよ、けど悟がこの世界に入るのなら私は全力で止める覚悟があるから」
悟にはこっちの世界に来させない、私には私の道があり。悟には悟の道がある、だから悟には無縁の道に歩んで欲しいから
「さて、佐古。帰りに何か買って帰ろうか」
そんな数日が経ったある日の事、悟が京極組に入り込んで来た。舎弟の野島と虎徹は無下限を張っていない悟を取り押さえながら
「傑、これはどう言う事だ!!」
「悟、どうしたんだい?そんな血相をかいて」
悟は私に会うなり、写真を見せてきたのだ。袈裟を着た
「これはどう言う事だい?悟」
「どうしたもこうしたも無いだろう!傑、なんでお前が一般人を傷つけてんだよ!」
私はその写真を凝視していたら、虎徹が悟に言う
「夏油の兄貴がそんな事しない、この数日は事務所にいたんだ」
「じゃあ、この写真はどう証明するんだよ」
「一体なんの騒ぎだ!!」
どうやら私たちが騒いでいる事に五十嵐のカシラが来て、全くこんな時に親父はどこほっつき歩いているんだろうか
「カシラ、すみません。突然この方が組に入ってきて夏油の兄貴にこの写真を見せつけて言い寄ってきたんです」
「なんだと?」
野島は五十嵐のカシラに事情を教えて、私は写真を凝視しているととある違和感を感じた
「悟、これ私じゃないね」
「どう言う意味だ、傑」
「ほら、此処だよ」
私は写っている自分の額に指を差した、私以外の全員はその箇所を見つめた
「額に縫い目がある」
「そう、そして私にはその縫い目がない」
「本当だ、じゃあこの写真に写ってる兄貴は」
「正真正銘私だが」
写ってる私の額に縫い目があって、今いる私の額にはその縫い目がない
「なら写真に写ってる兄貴は一体」
「私に似るように整形したのか、それともそうゆう術式を持った呪詛師かな」
なんにせよ額に縫い目を除けば私と瓜二つだけど、私の姿で悪事を働くなんて良い度胸してるじゃないか
〜同時刻、羅威刃本部内〜
「まさかこの肉体にこの様な術式を持っているとは、試しにこの術式を使ってもう1人の私を此方に強制的に来させたら夏油傑の肉体を乗っ取った私が来るとは」
城ヶ崎の目の前には夏油傑が立っていた、しかも額には縫い目があり。縫い目がある夏油は城ヶ崎を見て
「私も驚いたよ、もう1人の私が一般人の中に紛れて半グレを纏めてるなんて」
同じ人物同士が互いを見て、静かに微笑んで。その微笑みは如何にも何かを企んでいると見え、城ヶ崎と縫い目のある夏油は会話をし始めた
「じゃあ、計画を始めようか」
「そうだね、だが計画を始める前にやる事がある。それは」
「「この世界にいる夏油傑を亡き者にしよう」」
城ヶ崎と縫い目のある夏油は手を組んだ、それは史上最悪の者同士が結託した瞬間だった
城ヶ崎に刻まれた術式は別の世界線の自分をこちら側に呼び込む術式