魔法少女ノ幻想迷宮   作:下手好き

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( ᐕ)戻ってきました。
昨日投稿するつもりだったんですよ、ほんとに。スタサポとかいう産廃の弊害があったんです。許してくれたまえ(懇願)

言い訳してる時点で負けなんだよなぁ…。


外の世界の『魔女』

 

 

「さて、こっちのことは話したんだし次はそっちの番だ。偶然迷い込んだ外来人かも…なんてさっき言ったが、まあそれは無いだろうな。」

 

一通り幻想郷のことを話し終えた魔理沙たちは、改めて外から迷い込んだ13人の少女たちを見据えた。彼らの背後には、大きな屋敷がそびえ立っている。

 

「(こんな馬鹿でかい建物が結界が綻んでいたくらいで、女の子を伴って迷い込んでくるなら1月あれば幻想郷はこんなスカスカになることもないだろーし。まあ知らん建物がバカバカ侵入してくるのもごめんだけどな。)」

 

故に魔理沙は()()()()()()ルートで幻想郷に流れ着いたと考えた。

早苗らみたく自ら望んで来た方ではなく、神子らみたく忘れられたり存在を否定されたことによって来た、という意味だが。

 

「生憎、私たちも自分たちの身に何が起こったのかはよく分かってないんだ。よって、1月前に起こったことのみ、つまり私たちがここに来たと推定される時より前に私たちの間で何があったのかということだけ話させてもらうが、それでもいいか?」

 

「もとよりそのつもりよ。」

 

霊夢の返事を聞いて一つ頷いた、二階堂ヒロと名乗っていた少女は自分たちの身に起こったことを話し始めた。

 

 

 

そして、その内容は魔理沙たちが想像していたよりずっと壮絶なものだった。

 

「目が覚めたら見知らぬ屋敷に拉致られていた、だと…?」

 

「紫、あんたの仕業ね。」

 

「いや断定しないで…?幻想郷に連れ去るためならともかく、私の知らないとこにしかも大勢を誘拐するなんて意味がないじゃないの。」

 

「まあそっかー…。何が目的でそんな大掛かりなことをしたんだか。それにどうやって?」

 

「一つ目の質問になら答えられる。私たちは国の検査で『魔女因子』が高い数値で検知されたことで、危険人物として牢屋敷に送り込まれた。」

 

「「『魔女因子』?」」

 

「魔女因子というのは、昔に起こった人間の襲撃で生き残った『大魔女』が、人間への復讐のために自らの魔力を犠牲にばら撒いた、言わば呪いだな。これによって、私たちは魔法が使えるようだ。もっとも、全人間が使えるというわけではないようだが。」

 

気になるワードがありすぎて、魔理沙の頭はパンクしそうだった。

 

「あー…紫、何か知らねぇか?」

 

「思考を丸投げしないでちょうだい?私にとっても、外の世界でそんなことになっていたなんて驚きだわ。」

 

「まあ詳しいことはおいおい聞くとして、何でその…『マゾ因子』?」

 

「おうそれ何か別の意味でやばい影響でそうだな?魔女因子だ。」

 

「ああそうそれそれ。それが人体に多く含まれていることが、どうして監禁されることに繋がるのかしら?そもそも、その大魔女ってのがそれをばら撒くことがどうして復讐になるのかしら?」

 

「…実は、魔女因子は人間が15歳になった時に『魔女化』を進行させるんだ。魔女化の進んだ人間は殺人衝動に囚われ、最終的に『なれはて』という自我の無い殺戮人形へと変わってしまう。」

 

「げ、そりゃまた趣味の悪い仕掛けだな。そしてそれを国は認知しているのか、お前らがその後ろの屋敷、牢屋敷に監禁されたのはそういう経緯か。」

 

「国がグルになってるのね…悪質だわ。」

 

「ねえヒロちゃん?私、少し気になってることがいくつかあるのだけど、質問良いかしら?」

 

「構わないよ。」

 

「それじゃ、まずあなたの話によると魔女因子は15歳になってからが危険なのよね?つまり、あなたたちは全員15歳ってことで良いのかしら?」

 

「あぁ、そうだよ。」

 

「じゃあ、そこの一人だけ話に付いてこられてない子は?」

 

「…へっ、私!?14歳よ、さっきも言ったけどね。あ、記憶に関してはこれは確かだから。絶対、多分、きっと……。」

 

「だ、そうだ。」

 

「ん…成程ね。確認のために聞いただけだから、あまり気にしないでね?それじゃあ次の質問なのだけれど、その殺人衝動漲る少女たちが一か所に集ったら殺人事件が起こらない?」

 

「あぁ…というか、実際に起こった。」

 

「はぁ!?そんじゃ、最初にいたのはセナを除いた12人以外にもいて、そいつらは殺されたのかよ!?」

 

「あー、そうだな…できるだけ端的に言うと、初めは特になんともないんだが、ストレスによって魔女化が進行し、最終的に殺人は起こってしまった。そして、その殺人事件の犯人を捜す『魔女裁判』というもので魔女を炙り出し、処刑する…というものまで行っていた。が、それはこの時間軸では起こっていない。」

 

「魔理沙、代わりに考えて。結論出たら教えて頂戴。」

 

「紫、代わりに考えろ。結論出たら教えてくれ。」

 

「…あんたたちねぇ…。魔女裁判ってのも気になるけれど、この時間軸では起こってないってどういうことかしら?まさかとは思うけどタイムリープ?」

 

「そのまさかだ。」

 

あり得ないだろうと思っていたことが肯定されて、流石の紫も驚きを隠せなかった。

 

「…ああ、そういえば言ってたわね。あなたの魔法は『死に戻り』だって。」

 

「そういうことだ。私はその魔法を使って過去を遡った。」

 

それなりの苦痛が伴ったがな、とヒロは苦々し気に付け加えた。

 

「それじゃ、最後に。何で危険人物を人間社会から隔絶してまで国は生かしていたのかしら?遅かれ早かれ、魔女化によってみんな死ぬでしょうに、それなら初めから殺せばいいじゃない。」

 

「さっき魔理沙が、私たち以外に誰かいたのか、と聞いてきたな。」

 

「ああ、確かに言ったが。」

 

「実は、もう一人『氷上メルル』という少女がいた。」

 

「…じゃあ何でこの場にいないんだ?」

 

「紫が言ったように、元々国は私たちを殺す目的でこの牢屋敷に隔絶した。表沙汰になるのは避けたかったんだろうな。そして、メルルはその牢屋敷の管理者に立候補したんだ。」

 

「話が見えないわね。そもそも、あなたたちだけが牢屋敷に閉じ込められたのではなく、その前にも少女たちが監禁されてきたのよね?その魔女因子がばら撒かれたのが昔だということから考えるに。そして、そのメルルって少女が牢屋敷の管理者…?人間が生きられる時間を遥かに超越してない?」

 

「詳しい説明は省く。メルルは、大魔女に拾われて魔女たちの住む島で育てられた少女だったが、大魔女の魔女因子の実験台として使われ――まあ当の本人にその自覚は無かったようだが――人間社会に紛れ込むと言い残した大魔女を見つけるべく、魔女因子の高い少女たちの集める牢屋敷の管理者となったようだ。表向きは私たちと同じく監禁された被害者として。なぜ生きてこられたかは分からないが、推測するに試験段階の魔女因子だったのが理由だろう。」

 

「成程…分からないことも多いけれどとりあえず今はいいわ、続けてちょうだい。」

 

「それじゃあ次は――」

 

 

「やっぱり、納得いきません!」

 

 

ヒロが続きを話そうとしたとき、突然シェリーが声を上げた。

 

「…耳元でいきなり大声を出すのはやめてくださいまし、シェリーさん…。」

 

「シェリー、一体何に納得がいっていないんだ?」

 

「だって、考えてもみてくださいよ。いくらナノカさんが怪しいと思ったからって、そんな簡単に引き金を引きますかね?ミリアさんの件はあるにしても、初対面でそんなことをするほど無鉄砲な人じゃないと思うんですけど。」

 

「…そうなの?私視点だと全くもってそうとしか見えなかった。」

 

「そんなの、当の本人に聞けば解決する話ではありません?」

 

「あ、それもそうですねー!ナノカさーん!ちょーっと良いですかー?」

 

「…話は聞いていたわ。そうね…、上手く言い表せないのだけれど、あの瞬間、確かに私は工桐セナの存在が怪しいと感じていた。けれど、引き金を引こうだなんて考えても無かったわ。」

 

「え。でも撃ってきたじゃん。私割とギリギリだったんだけど。」

 

「そこなの。気が付いた時には既に私は撃ち終えた後だった。もっとも、あとから思考は追いついてきたけれど。あの時引き金を引いたのが自分の判断かどうかは…変な話だけど分からない。」

 

「それって、魔法がまた使えることに関係してたりするんですかね?不思議ですー!」

 

「なーに嬉しそうにしてるんですの…。もしかして、魔女因子がもう一度効力を発揮している、ということも考えられるのではありません?」

 

「…分からない。けれど、考えても今は無駄でしょう。それなら今は――!?」

 

「ナノカ、どうした?」

 

ナノカは、不意に何かに気づいたように目を見開くと次の瞬間に牢屋敷に駆け出した。

 

「ちょっナノカさん!?突然どうしましたの!?」

 

「まさか、あそこでそんなことになってたなんて…!」

 

ハンナの呼びかけにも応じず、ただ牢屋敷を目指し――

 

「…はい、そこまで。」

 

 

「キャァ!?」

 

 

――紫によって連れ戻された。

 

「ナノカ、頼むから単独行動はやめてくれ。それに、何か気づいたことがあるなら共有してくれないか。」

 

でも、早くしないとお姉ちゃんが…、

 

「?君のお姉さんがどうした?」

 

「あ、えと…。んんっ、失礼したわ。少し取り乱してしまって。実は、さっきまた『幻視』が発動したの。」

 

「それがあなたの魔法ね?」

 

「ええ、そうよ。私の『幻視』は物事の過去、未来を見ることができる。もっとも、任意ではないけれど。」

 

「でも、君の魔法は物に触れないと発動しないんじゃなかったのか?」

 

「少し前に、私たちの魔法が少し変わってるって話をしたでしょう?今の私は、恐らく触れた対象ではなく自分の身に起こる少し先のことも見れるみたい。そして、さっき視えたものなのだけれど…。博麗霊夢、霧雨魔理沙、八雲紫。あなたたちが求めていたものかもしれないわ。」

 

「何ですって?」

 

「おいおいそれって、この異変の黒幕が分かったってことか?」

 

「というよりは、根城というべきかしらね。」

「ついてきて。牢屋敷の地下に案内するわ。」





基本牢屋敷サイドがヒロしか喋ってない…()

他のメンバーはあちこち散らばってます。
レイアはヒロの代わりに説明しようとうずうずしていてる。そして話をややこしくしないようにさり気なくレイアを遠ざけるマーゴとエマ。

お絵描きできる場所を探すノア。
それについて行ったけど疲れたアンアン。
アンアンをおぶりながらノアが遠くに行かないよう付いていくおじさん。

何か言い争ってるココとアリサ。

ざっくりこんな感じ。



えーこっから割と個人的に深刻な話になるんですが…。
思ったように話を書けてない自分がいるんですよね。流れは頭でできてるのにそれをうまく表現できないというか…。
この小説に自信が無いというか…。
単刀直入に言います。スランプです()

ということでこっちの更新スピードが著しく低下します。
ちゃんと練り上げたいので…。

ほんとすみません…。
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