彼女たちは、二度と会わない。

それは、約束でも、誓いでもない。
――ただの、事実だ。
 
ある少女は、光を得た。
ある女は、光を失った。

同じ夜の、同じ出来事の中で。

名前は切り離され、
関係は記録から消され、
「家族」という言葉だけが、どこにも属さずに残った。

誰も祝福しなかった。
誰も後悔もしなかった。

生き延びるために、
それ以外の選択肢がなかったからだ。

この物語は、

再会の話ではない。
救済の話でもない。
――離れたまま、生きることを選んだ者たちの記録である。


そして最後に、
もう一度、同じ言葉に戻る。


彼女たちは、二度と会わないまま、生き延びた。




投稿先:Pixiv(作者:Haruyama)
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