~地霊殿~
お燐
「…以上で、あたいが永遠亭で集めた情報全てになります。しかし問題としては…見張りの妖怪兎やらなんやらがかなりの人数なので、そう簡単に犯人が特定出来ないという事です。さとり様」
さとり
「はぁ〜…随分と困った事になったわね。永遠亭で被害が出る前に食い止めたかったけど、時すでに遅し…ね。どうしたものかしら…」
お燐
「やっぱり、ここはさとり様の能力を使って犯人を見つけるのが得策なんじゃないですかねぇ?あたいの推察だけじゃ無理ですよ」 (ヾノ・∀・`)ムリムリ
さとり
「お燐、貴女簡単にそんな事言うけど…私が一度に多くの心の声を聞いたら、倒れるって事を分かった上で言ってるのかしら?」
お燐
「だって〜…あたいじゃ全然犯人の目星が付けられないんですもん」
さとり
「…それもそうね。それで…被害者は輝夜さん、確か不老不死の蓬莱人だったわね?」
お燐
「はい。蓬莱の薬とかいう不老不死になれる薬を服用した、月の罪人姫です。まあこの人は不老不死なんで、死の危険は無いと思いますけど」
さとり
「それはそうとして…今回の反獄王が起こした事件…これも霊夢さんへ対する脅しや挑発で間違いないのは確かね。まるで『捕まえられるものなら捕まえてみろ』と言わんばかりの犯行ね…」
お燐
「ですね〜…」
さとり
「ねえお燐、貴女は反獄王がまだ永遠亭に居ると思うかしら?」
お燐
「え?」
さとり
「いえ…反獄王は永遠亭で事件を引き起こした、となると…既に永遠亭を脱出して次の獲物を探しに出たとは考えられないかしら」
お燐
「そうですかねぇ?現在の永遠亭は外部から完全に遮断されていると思うので…そう簡単には外へ出れないと思いますけど」
さとり
「でも…魔理沙さんは外から侵入したのよね?」
お燐
「はい。そうですよ?それが何か?」
さとり
「はぁ…まだ分からないの?お燐」
お燐
「ニャ?」
さとり
「魔理沙さんが外から侵入出来たという事は、どこかから外へ繋がる抜け道があるという事よ。現に、魔理沙さんは壊れた屋根から侵入したと言っていたじゃない」
お燐
「言いましたけど…反獄王がその抜け道を知っているかどうかは、別の話では?」
さとり
「それはそうなのかもしれないけれど…わざわざ危険な場所に留まり続けるほど、反獄王も馬鹿では無いと思うのよ…」
お燐
「そうですけどねぇ〜…」
さとり
「しかし…まさかまた魔理沙さんが絡んで来るとは想像もしていなかったわ。魔理沙さんへの事情聴取は行ってないのでしょ?」
お燐
「やろうと思ったら、鈴仙に『怨霊が取り憑いているかもだからダメ』って断られまして」
さとり
「なら…私が直接赴くしかないか…」 スクッ…
お燐
「おっ!ようやく重い腰を上げるんですね?」
さとり
「私が自ら出向いて解決するなら安いものよ。じゃ、私は永遠亭へ向かうから、お燐は地霊殿をよろしく頼むわ」 スタスタ
お燐
「お気をつけてくださいね〜!」
さとり
「ええ、十分気をつけるわ」
バタンッ…
スタスタ…
さとり
(そもそも…私が無事に永遠亭へ到着出来れば、の話になるかもしれないけど)
名探偵古明地さとり、反獄王の被害を食い止める為に自ら永遠亭へ赴く事に。