【習作】  ピニオンデュエリスト   作:ダスト

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限界ストック投げ出して、燃え尽きたっていいダストです。
先ほど書き終えたできたての生暖かい第二話の投稿です。
これで私のストックは0……常にギリギリです。
今回はオリキャラが出てしまいます、苦手な方はごめんなさい。
遊戯王5D'sに出てくる青山よりも少し出番があるって感じの子ですが
では拙い文ですがよろしくお願いします。


ヒーロー・シグナルって、やられてからヒーロー登場じゃ遅くね?と思う第二話

百名以上の試験デュエルもいよいよ終盤を迎えている。

今、俺が見ているのは白い制服の受験番号一番、つまり筆記試験でトップだった奴のデュエルだ。

その受験生を相手している試験官のデッキは守備デッキというのか? とにかく守備力の高いモンスター中心で構成されている。

現に試験官のフィールド上にいるモンスターは《ビッグ・シールド・ガードナー》と《機動砦のギア・ゴーレム》だ。

ちなみにクロノス先生はもう戻ってきている、大体二十番の受験生のデュエルが終わったあたりで戻ってきた。

 

「いかに優秀な君でも、この超守備デッキの前では私のライフポイントをこれ以上削ることはできない」

 

いや、穴だらけじゃね? バーン対策してないっぽいし、ビッグ・シールド・ガードナーは一回攻撃されると攻撃表示になる。試験官のライフは1900、つまりあの一番が攻撃力2000以上のモンスターを召喚して《ブラッド・ヴォルス》で攻撃したあと攻撃表示となったビッグ・シールド・ガードナーを攻撃しても勝ちとなる。

というかいままでビートでライフ半分以上も削られて『超守備デッキ』って……

 

「罠カード、《破壊輪》発動」

「んな……」

 

あ、終わりだな。ブラッド・ヴォルスが自爆すればダメージは1900、ジャストキルだ。

案の定ブラッド・ヴォルスが爆発し、試験官のライフは0となった。

というかインチキ効果過ぎるだろ破壊輪……

しかしこれですべての受験生のデュエルが終わった、と思っていたのだがそこへアナウンスが流れる。

 

「受験番号百十番、遊城十代君」

 

ん? 受験生は一番で終わりのはず、しかも受験番号百十番台はたしか一組目ぐらいじゃなかったっけ?

そう思いデュエル場を見ていると、デュエル場には赤のシャツの上に黒い制服を着た茶色い髪の毛の人が立っていた。

そして相手の試験官を見ると俺は驚いた、なぜなら相手はクロノス先生だったからだ。

クロノス先生は見た感じ教師達の中でも結構偉い立場の人に見えたのだが……そのクロノス先生が相手をするとなるとよっぽどすごい受験生なのか?

俺はあの受験生のデュエルを食い入るように見た。

 

 

 

(フフーン、試験会場に遅刻してくるよーナ、それも受験番号百十番の入ってもオシリスレッド確実のドロップアウトボーイなんーテ、そんなやつはこの私がじきじきに落としてやるノーネ!)

 

私は今、目の前のドロップアウト確実ボーイの試験デュエル……いやこの私がデュエルするのだかーらもはや試験デュエルなどではなーく、ドロップ通告デュエルなノーネ。

こんなエリートになれなさそうなやつ、私が確実に落としてやるノーネ! 覚悟するノーネ!

 

「デュエルコート、オーンヌッ」

 

私の着ているデュエルコートの電源をつけカードを五枚引く。

 

「すげえ……かっこいい、先生! そのコート俺も買えるの?」

「成績の優秀な生徒なら皆もってるーノ」

 

でもなぜーか着てデュエルしている生徒はほとんど見たことないノーネ、どうしてなノーネ?

まあ、ドロップアウトボーイには関係ないことなノーネ。

 

「よーし、がんばるぞ!」

 

む……成績百十番の分際でこのコートを着る気でいるノーネ! 生意気なノーネ!

 

「デュエル!」

「デュエル!」

 

 

 

デュエルが始まった、先行は受験生のようだな。

出したモンスターは……《E・HERO フェザーマン》か、ということはHEROデッキかな? HEROデッキは融合中心のテーマで手札の消費が激しいが、強力な融合モンスターで攻めていくデッキだ。

最初は様子見なのだろう、フェザーマンは守備表示で召喚しカードを一枚セットした。

 

対するクロノス先生は……お、いきなり《押収》か。《押収》により受験生の手札が一枚減る。手札破壊はやられると戦術的にも精神的にもきついものがある。

そしてクロノス先生はカードを二枚ふせて《大嵐》を発動した。カード伏せてから破壊ということは破壊された時に効果を発動するタイプのカードだろう。

そしてカードが破壊された後に、二体のモンスターが出現する。ということはあの二枚のカードは破壊された時トークンを出す《黄金の邪心像》か……

そして二体のトークンを生け贄にして……!? 《古代の機械巨人》だと! 試験官側の人間が試験デュエルで出すとは……それほどまでに実力のある受験生なのか?

古代の機械巨人がフェザーマンを攻撃する。フェザーマンは守備力1000、古代の機械巨人は3000よって2000のダメージだ。

いきなりライフが半分になってしまった受験生、次のターンでどう動くのだろうか……

受験生がカードを引く、受験生はドローしたカードをしばらく見つめたあと、そのカードを召喚する。出てきたのはハネの生えたクリボー? 珍しいカードだな。ちょっとかわいい、あまり見かけないが【HERO】に入るのだろうか? 

そのあと受験生はカードを一枚伏せてターンエンドする。

先生のターンだ。手札に何も召喚できるモンスターがいないのかそのまま古代の機械巨人で攻撃する。貴重な羽の生えたクリボーが……

貫通効果があるから守備表示のモンスターを攻撃すれば戦闘ダメージが発生するはずだが、何故か発生しない。恐らく羽の生えたクリボーの効果なのだろう。

そして受験生が《ヒーロー・シグナル》を発動させる……モンスターが戦闘破壊された時にデッキからレベル4以下「HERO」と名のついたモンスターを特殊召喚する罠カードだ。

効果により《E・HERO バーストレディ》が現れる。次のターンでなにかしらの融合モンスターが出てきそうだな。

受験生のターンに移る、受験生が《戦士の生還》を発動させフェザーマンを回収しそのまま召喚する。

そして手札から《融合》を発動させフェザーマンとバーストレディを融合させる……融合するんだったら別に召喚しなくてもいいんじゃね?

二体のHEROの融合により現れたのは……片翼で右手に竜の顔がついているモンスター《E・HERO フレイム・ウィングマン》だ。

フレイム・ウィングマンの攻撃力は2100、古代の機械巨人の攻撃力は3000、このままでは勝てないがHEROには足りない攻撃力を補うカードがある。

そして受験生がフィールド魔法を発動させる。するとデュエル場はたちまち夜の摩天楼となった。

これがHEROの攻撃力を補うカード《摩天楼 スカイスクレイパー》だ。

《摩天楼 スカイスクレイパー》はHEROが自分よりも攻撃力の高いモンスターを攻撃する時そのHEROの攻撃力を1000ポイントあげるカードだ。

摩天楼のビルの上に立つフレイム・ウイングマンが古代の機械巨人に近づく、巨大ロボVSヒーロー、まるでヒーローものの漫画のシーンのようだ。

古代の機械巨人に近づいたフレイム・ウイングマンが高く飛び上がって、その身を炎で包み突っ込む。

効果により1000ポイント攻撃力をあげ攻撃力3100となったフレイム・ウイングマンが古代の機械巨人を破壊した。

……終わったな、フレイム・ウイングマンは破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。つまり効果ダメージと戦闘ダメージあわせて3100ダメージ、残りライフ3000のクロノス先生が耐えられるものではない。

そして崩れた古代の機械巨人につぶされてクロノス先生はライフが0となってしまった……ソリッドビジョンだよなあれ、先生のリアクションがリアルすぎてちょっとわからなくなってしまった。

それにしてもあの受験生、強いというか土壇場での引きがすごい。

《摩天楼 スカイスクレイパー》は恐らく最後のターンで引いたものだ、あの場面で逆転できるカードがひけるとは……

クロノス先生は最初の《押収》のコストが痛かったな、恐らく手札に他のモンスターが居ないため手札にあったはずの《融合》を捨てなかったのだと思うがHEROは融合が一番優先して対処すべきカードだ。

まあデュエルの内容を色々と考えていたのだが、それ以外に気になることがあった。

それはクロノス先生のことだ。気のせいだとは思うが受験生に対しなんというか……えらく高慢な態度というか、どこか見下した感じがした。あの俺に優しくしてくれたクロノス先生にそんなことないとは思うが……

 

 

そのあと俺はクロノス先生のもとへ向かったのだが、なんだか先生はショックで頭が痛いと言っていたそうで会うことができなかった。

仕方がないので今日のとこは帰ることにした。

まあ、デュエルアカデミアに入学すれば絶対に顔を合わす機会があるだろう。

 

駅に着き歩いて家に戻る途中、家の近所にあるカードショップへと足を運ぶ。

ここは俺がよく行くカードショップ店だ。

 

「ういーっす、今帰ったぞ」

「我が家に戻ったみたいに言うな、何時からここはお前の家になったんだ」

 

俺が店に入ると黒縁メガネの似合うナイスミドルからツッコミがはいる。この人が店の店長で名前は武田哲則、みんなからは『てっちゃん』とか『てつさん』呼ばれているよ。

ちなみに俺はフレンドリーに『哲則』と呼んでいるよ。

 

「なあ! 哲則」

「さんをつけろよ、デコ助野郎」

「すみません、哲則さん」

 

ね、フレンドリーでしょ。

あと、本当は『店長』と呼んでいます。

俺と哲則店長との絆の深さを確認したあと今日のことを話す。

 

「店長、デュエルアカデミアの試験、うまくいきましたよ」

「ああ、そういえば今日だったな」

「ええーっ、覚えてなかったんですか、合格記念のプレゼントとか期待してたのに」

「結果出てないだろまだ、合格してから言え」

「えーなんか『このカードは俺からの餞別だ、受け取ってくれ』とかいって良いカードくれたりしないんですか」

「じゃあ……ほら、これやるよ。遠慮はいらん」

 

店長から一枚のカードを手渡される、流石店長太っ腹! って

 

「《コカローチ・ナイト》かよ!」

 

《コカローチ・ナイト》は墓地に送られるたびにデッキトップに戻るカードだ。

こいつが墓地いくたびにドローでこのカードを拝むことになる。そして弱い。

手札に戻る効果なら人気者になれたのに……

 

「何が遠慮はいらんだよ。手札にきたら舌打ちされるレベルのカードだろこれ、ただ店長が押し付けたいだけでしょう」

 

俺はカードをそのまま店長に返す。

 

「まあ買う奴いないしな」

 

そうして店長と話していると店の扉が開き、誰かが店に入ってきた。

 

「かず兄……」

 

俺が店の入り口を向くと女の子……紫恵がいた。

紫恵はこの近くに住んでいる小学生で、ここの店によく来るおとなしい子だ。

何回かデュエルをしたこともある。

 

「かず兄……今日試験だったよね……どうだった?……」

「おおっ! 紫恵は覚えてくれていたか、よしよし後で兄ちゃんがお菓子買ってやろう」

 

そういって俺は紫恵の頭をなでる。紫恵は顔をうつむかせ、されるがままになっている。

 

「女の子をお菓子で釣り、撫で回すとか……ロリコンだったのかお前……」

「いやいや待て、ロリコンじゃないからな!」

 

俺は紫恵の頭をなでるのを止めて、電話で通報しそうになる店長を慌てて止める。

危うく入学前に入獄するところだった。

 

「ちゃんと試験デュエルは勝ったぞ、しかも合格できるって試験官も言ってた」

「そう……おめでとう……」

 

紫恵がそう言う、しかしどこか寂しそうである。

 

「まぁデュエルアカデミアは孤島に学校があるから、こいつとはしばらく会えなくなるからな」

 

店長が寂しそうな顔をした紫恵を見てそう言う。

 

「一応、長期休暇にはこっちに帰ってくるつもりだから心配すんなって、お土産に八ツ橋買ってきてやるから」

「それデュエルアカデミアのお土産ではないだろ」

「いつ出発するの……?」

 

店長が俺にツッコミを入れていると、紫恵が質問してきた。

 

「出発か?……そうだな、確か四月の上旬頃だったかな」

「そう……わかった……」

「よし、じゃあ出発してしばらく会えなくなる分、今のうちにいっぱいデュエルでもするか?」

 

俺が紫恵にそう提案する。しばらくの間会えなくなるし、学校の卒業式を迎えてから入学まで特に予定があるわけではない。

 

「うん……かず兄が入学する前に……一回は勝ちたいし……」

「お、言うね。よしじゃあ早速デュエル開始の宣言をしろ! 哲則!」

「おい、さんをつけろよ」

 

 

 

店のフリースペースの机に座りお互いのデッキを出す。

 

「先行と後攻はどうやって決める?」

「これ……」

 

俺がそう紫恵に聞くと紫恵がサイコロを取り出す。

 

「サイコロか……そういえば昔DDDというゲームがあったな」

「なに?……それ……」

「最初は結構話題になったんだが、発売当日に売っている店が火事になってしまったせいですぐ廃れたんだよ。しかもその後バトルシティが始まったのも拍車をかけたな」

「ふーん……」

「たしかこう……ダイスロール! って言って投げるんだよ」

 

俺がそう言いながらサイコロを振る、出た目は4だ。

 

「ダイスロール……」

 

紫恵がサイコロを投げる、出た目は2だ。

 

「先行は俺だな、ドロー」

 

デッキから五枚引き、さらにもう一枚ドローする。

 

「《古代の機械騎士》を召喚、カードを一枚伏せて《マシン・デベロッパー》を発動する。ターンエンド」

 

《古代の機械騎士》 ATK 1800 → 2000

 

古代の機械騎士はデュアルモンスターで一回の召喚では通常モンスターだが、古代の機械の下級モンスターの中では高い攻撃力を持つモンスターだ。

そしてマシン・デベロッパーは機械族の攻撃力を200ポイントあげる効果がある。

 

「私のターン……ドロー……」

 

紫恵がドローしたカードを手札に加える。

 

「《ダークゾーン》を発動……」

 

紫恵がフィールドゾーンにダークゾーンを置く。

ダークゾーンは闇属性モンスターの攻撃力を500ポイントあげて守備力を400ポイントさげるフィールド魔法だ。

 

「《闇魔界の戦士 ダークソード》を召喚……」

 

《闇魔界の戦士 ダークソード》 ATK 1800 → 2300

 

ダークゾーンの効果によりダークソードは攻撃力を500ポイントあげる。

 

「手札を一枚捨てて《死者への手向け》発動……古代の機械騎士を破壊……」

「おっとそうはいかない、罠カード《レアメタル化・魔法反射装甲》発動。このカードは装備カードとなり、古代の機械騎士の攻撃力を500ポイントあげて、対象にとる魔法カードの効果を一度だけ無効にする。よって《死者への手向け》は無効だ」

 

古代の機械騎士 ATK 2000 → 2500

 

「ダークソードより攻撃力が高い……カードを一枚伏せて……ターンエンド……」

「俺のターン、ドロー。古代の機械騎士を再度召喚する、これにより古代の騎士は『このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。』という効果を持つ」

 

デュアルモンスターは再度召喚しなおすことで効果を持つ、これで攻撃反応型の罠などには引っかからない。

 

「よし、バトr」

「待って……バトルにはいる前に罠発動……《和睦の使者》……」

 

戦闘をする前に紫恵が和睦の使者を発動させる。戦闘が始まると魔法・罠などは発動できないためこのタイミングなのだろう、これで戦闘ダメージが0となり、戦闘破壊もできない。

 

「じゃあ、バトルする意味はないな……このままターンエンド」

「私のターン……ドロー……《漆黒の闘龍》を召喚……ダークソードにユニオン……攻守を400ポイントあげる……」

 

《闇魔界の戦士 ダークソード》 ATK 2300 → 2700

 

「攻撃力を超えられたか……」

「バトル……ダークソードで古代の機械騎士を攻撃する……」

 

ダークソードに攻撃され古代の機械騎士が破壊される。

 

一機 LP4000 → 3800

 

「速攻魔法発動《コンビネーション・アタック》……ユニオンを解除してもう一回攻撃する……」

 

《闇魔界の戦士 ダークソード》 ATK 2700 → 2300

《漆黒の闘龍》ATK 900 → 1400

 

「なんだと!?」

「ダークソードと漆黒の闘龍で……追加攻撃……」

 

一機 LP3800 → 1500 → 100

 

うお……危ない、ギリギリライフが100残った。

 

「これでターンエンド……今日こそ勝てる……?」

「それはこのターンが終わってから言うんだな。俺のターン、ドロー。《強欲な壺》発動、二枚ドロー」

 

俺はドローしたカードと手札のカードを見る……よし! いける!

 

「俺は《アドバンス・フォース》を発動する。そして自分フィールド上にモンスターが存在せず相手フィールド上にモンスターが存在する時《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚する。」

 

サイバー・ドラゴンは俺がサイバー流道場から脱走する時に持って行ったカードだ。

一応道場にはお金払ってあったし、これから君のカードになると言って渡されたカードだから問題ない…………はず。これ以外にも色々もらっているが

 

「《アドバンス・フォース》の効果により、レベル7以上のモンスターをレベル5以上のモンスターを一体生け贄にすることで生け贄召喚できる。《サイバー・ドラゴン》を生け贄にして《古代の機械巨人》を召喚!」

 

《古代の機械巨人》 ATK 3000 → 3200

 

マシン・デベロッパーにより攻撃力が200ポイントあがる

 

「出た……古代の機械巨人……」

 

何回かデュエルしている紫恵にとっては、古代の機械巨人は最早おなじみのモンスターだ。

 

「魔法発動《破天荒な風》、これにより古代の機械巨人は攻守共に1000ポイントアップする」

 

《古代の機械巨人》 ATK 3200 → 4200

 

「4200……高い……でもまだ……勝負は決まらない……」

「いや、残念ながらこれで終わりだ」

「え?……」

 

俺は紫恵が驚いて声を出すの見て手札から魔法カードを発動する。

 

「速攻魔法発動、《エネミーコントローラー》!」

 

前にこのカードを発動して下・右下・右・Aボタンを入力したが何も起こらなかった。ブルース・龍の必殺技コマンドなのに……

 

「俺は表示形式変更の効果を選択する。漆黒の闘龍を守備表示にする」

「漆黒の闘龍を守備表示?……!?……しまった……」

「そうだ、ダークゾーンは守備力を400ポイントさげる効果。よって漆黒の闘龍は守備力200となっている」

 

ダークゾーンは攻撃力上昇にばかり目がいく、だから守備力については気がつかなかったようだ。

 

「これでフィニッシュ!古代の機械巨人で漆黒の闘龍を攻撃!」

 

紫恵 LP4000 → 0

 

 

 

「また……勝てなかった……」

「いやいや、今回ものすごく危なかったぞ。負けるかと思った、強くなったな」

 

これは本当である初めてデュエルした頃は、ライフを削ることすらできなかったのによくここまで強くなったものだ。正直言ってデュエルアカデミアの試験デュエルを突破できそうである。

 

「かず兄が……アドバイスくれたから……強くなれた」

「そうか、しばらく会えなくなるからその間は自分で腕を磨くんだぞ。」

「うん……がんばる……」

「まぁ、まだこっちにいる間はアドバイスとかしてやるからな」

「うん……ありがとう……」

 

そう言って俺と紫恵は紫恵のデッキを見ながらデッキについてあれこれ相談する。

そうしているうちに時間が過ぎていき紫恵が帰る時間となった。

 

「そろそろ……帰る……」

「そうか、じゃあ俺も帰るかな親に試験のこと報告してないし」

「なんだお前さん、まだ家帰ってなかったのかよ」

 

と店長が俺に言う。

 

「ああ、帰り道にちょっと寄るぐらいのつもりだったんだが、ついデッキのアドバイスに夢中になってしまって」

「早いとこ帰ってやれよ」

「ああ、それじゃあさよなら」

「バイバイ……」

 

俺は店長と紫恵に別れの挨拶をして家に帰った。

 




この小説では古代の機械巨人などはOCG効果です。ご了承ください。
また、GXの時点では出てきてないようなカードも使っていきます。
今回だと《アドバンス・フォース》や《破天荒な風》ですかね。
ブルース・龍は格ゲーで遊戯にボロ負けしてキレたストリートファイターの使用キャラです。またこんな微妙なネタを使ってすいません。
もうストックはないですが次回もよろしくお願いします。

12/3 改訂しました。
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