普通科ですが   作:リクルート7

24 / 24
二十四話です
今回も短めです


第二十四話

爆豪とAFOの決着は緑谷と死柄木も感じ取っていた

 

緑谷「かっちゃん!勝ったんだね!」

 

死柄木「…先生死んだな…ちゃんと壊さなかったからだよ全く…でもなんだかんだ感謝はしてるな、俺を強くしてくれたからな」

 

均衡を保ち続けていた緑谷だったがそれも長くは続かなかった。

 

死柄木の攻撃に危機感知で反応していたもののついに一瞬とはいえ死柄木の手に触れられてしまった。

すぐさま薙ぎ払うがその一瞬がとても大きかった

 

5代目(小僧!!4代目が…!!)

 

緑谷(!!危機感知が)

 

死柄木「いつまでもつのかね?」

 

 

 

緑谷のOFAの中の歴代継承者達だが4代目四ノ森が死柄木の魔の手からいち早く察知し自らを犠牲に他を庇い、奪われてしまったのだ。

 

2代目(小僧!!このままでは全て奪われる!死柄木を止める算段はまだついていないが…)

 

緑谷「はい!引寄くんが残してくれたチャンスを必ず!」

 

緑谷はついに2回目の2代目の個性を発現させる

だがこの個性の効果が切れれば、なす術は無くなってしまう

 

緑谷「2nd トランスミッション」

 

死柄木「……また加速する個性か?それももう限界だろ!?」

 

緑谷は変速で加速し、死柄木に近づく

 

緑谷「デトロイトスマッシュ!!」

 

だが死柄木はそれを容易くかわしてしまう

 

緑谷「!!?」

 

死柄木「へぇ…これは便利だ」

 

緑谷(だったら…)

 

緑谷は黒鞭に発勁と変速を乗せた黒鎖を差し向ける

だがその猛攻でさえ死柄木には届かない

 

緑谷(これも避けられる!?)

 

死柄木「こりゃずっと凌がれるワケだぜ!」

 

緑谷(危険感知を使われている!?)

 

死柄木「もうお前の攻撃は何一つたりとも怖くない…一番邪魔なお前からだ、崩壊を始める」

 

死柄木の手に力が収束する

 

死柄木「泣いてた?見なかった事にはしない?まだそんなとこにいるのか緑谷!!」

 

死柄木の手から最大級の衝撃波が放たれる

 

死柄木「お前はまだ(おれ)を人間扱いしてんのか!?ちゃんと見ろ!!そこに俺はもういない!!」

 

とっさに黒鞭で防御するも完全には防ぐことができなかった。

 

緑谷(なんて威力なんだ!?致命傷は避けられたけど……)

 

死柄木からかなり吹き飛ばされた緑谷、ふと後ろを見てみると富士山の近くまで移動させられていた。

OFAの中の継承者たちも困惑していた

 

6代目『変速はまだ残っている、そのうちに逃げるべきじゃないか?また一瞬でも触れられたら今度は誰も逃げられないかもしれない……全員奪われておしまいだ!』

 

緑谷「……」

 

死柄木「見えているぞ幽霊!逃げる算段でも話し合っていたか!?」

 

OFAの一部を奪った死柄木にも継承者たちの姿が見えていた。

 

死柄木「もう抹消も吸収もない」

 

死柄木「お前たちは逃げて強くなってきたから逃がさずに壊す、逃げる場所も壊す、俺が作る、地平線をさ……スピナーが楽しみにしていたからさ、富士を壊してから沈める」

 

ついに崩壊を発動させた死柄木、触れた先からどんどん広がっていく。

壊すことが愉悦、破滅そのものであった。

 

緑谷「それも全部連なっているんだろお前の中の…どこかで…!」

 

緑谷は一人の少女の言葉を思い出す

 

緑谷「人だよ……人だ」

 

緑谷は限界まで溜めた発勁による風圧を放つ

 

緑谷『デラウェアスマッシュ!』

 

死柄木「ハハッ極地だな緑谷!!」

 

緑谷は崩壊の予測範囲ごと風圧で抉り飛ばした。

 

死柄木「だがその場しのぎ!何度でも触れてやるよ」

 

だが死柄木の周りの土煙が散らず、その場に滞留していた。

さらにそのから複数の黒鞭を伸ばす。

 

緑谷(煙幕で視界を遮断して黒鞭を展開、死柄木の危機感知を鳴らし続ける…)

 

だが死柄木には奪ったサーチによって緑谷の位置を特定していた。

 

死柄木「見えてんだけど?」

 

死柄木は鋲凸を緑谷に向ける。

 

緑谷『2nd!!』

 

緑谷は変速で何とか交わしながら死柄木に近づく、拒み続ける死柄木を、泣いていた少年を緑谷は諦めようとしない。

 

死柄木「泣いていた少年はもうとっくに乗り越えた!どこまでも解釈を拡大して少年は死柄木弔になった!俺は何も困っちゃいないんだよ!」

 

7代目『出久くん諦めろ!救いようのない人間はいるんだよ!変速が残っているうちに最大火力で跡形もなく消すしかない!』

 

緑谷「嫌だ…じゃあ何であんな寂しい過去を心に据えたんだよ…蓋をしただけだろーが…守れなかったモノを見ないフリして傷んだ上から蓋をして…その蓋ぶっ壊れるまで殴るのをやめない!!」

 

7代目『出久くん…』

 

継承者達が緑谷の覚悟に言葉が出なかった。

 

だがその中で2代目の駆藤とオールマイトの思念体は別の何かに気づいた。

 

 

 

 

2代目『…綺麗事は嫌いじゃない、今から俺の言う通りにしろ、お前に賭けるよ九代目……OFAを手放すんだ』

 

 

♢♢♢♢

 

オールマイトは走っていた、戦い終わった爆豪の元へとそのボロボロの身体で

 

オール「爆豪少年…君を死なせない!あの傷を放っておいたら命が危ない!」

 

だがその時不思議な感覚に襲われた

 

オール「これはあの時と同じ…遠く離れているはずなのにOFAを感じる…意思が流れ込んでくる、紡がれてきた力が…解れる」

 

♢♢♢♢

 

緑谷を追う死柄木だがその時、頭の中にとある顔が映る。

 

死柄木「…!!何だ今のは?なぜ今アレが脳裏を過った?お前は完全に消滅した筈だ」

 

それはかつて自ら葬ったアメリカNO.1ヒーローの顔だった。

 

 

 

またしても死柄木に吹き飛ばされた緑谷はOFAの中の継承者と会話をしていた

 

緑谷(どういうことですか…OFAを手放せってなんですか?2代目!)

 

2代目『心を荒げるな奴に聞かれる』

 

OFAの中のオールマイトがスターアンドストライプから死柄木の隙を見つけていた。

4代目を取り込んだことで死柄木の精神も感じることができていた。

 

スター『師、悲しそうな子がいたよ』

 

それはスターアンドストライプとの戦闘によってついた残り傷、再生の個性でも癒しきれぬ肉体ではなく精神の傷

 

2代目『その傷にOFAを譲渡という形で傷にぶつける、傷をこじ開け奴の精神を直接叩く』

 

緑谷(譲渡してぶつける?)

 

駆藤は譲渡の解釈を拡げようとしていた、モノを渡し方によっては怪我もするしモノ自体が壊れることを

 

2代目『まずは俺で試す、俺が砕ける散るほどに強く渡せば力が渡ることなく攻撃できる』

 

6代目『試すってなら俺が一番使い所ないでしょ!変速は今も機能している!』

 

2代目『もう変速の効果時間は切れる…そうすれば反動で小僧は動くこともできなくなる…だから切れると同時に奴に渡ればもし使われたとしても反動だけ渡すことになる』

 

それでもリスクのある作戦だった、今の緑谷を支えている生命線、ましてやそれは憧れのヒーローがくれた宝物でもあるのだから

 

死柄木「何をごちゃごちゃ話している」

 

緑谷を見つけた死柄木がこちらに向かっている

 

2代目『あとはお前だ!どうする緑谷出久!!』

 

緑谷「……やります!!」

 

凄まじい衝撃とともに緑谷が姿を現す、だがその姿は

 

死柄木「…とてもヒーローには見えなぇな」

 

全身が黒く染まった姿だった。




二十四話でした
次回もよろしくお願いします
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