波動砲艦隊はこれより艦隊の指揮に入る   作:前衛武装航宙艦アマテラス

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どうも皆さん!今回は大本営へと行く事になった峯岸についてになります。それではどうぞ!


大本営

ーーーー

峯岸はあきつ丸に連れられ軍用車で大本営へと向かっていた。

だがスパイの容疑で連行されているのにも関わらず手錠などの拘束器具はされずあきつ丸は助席に座り窓の外を眺めていた。

 

「なんだ?スパイかも知れない俺に手錠でもしないのか?」

 

「なんですか?掛けられたいのすか?」

 

「いや、そう言うつもりでは」

 

「冗談でありますよ。先程はスパイの容疑でなんて言いましたがそれは上層部が言い出しただけで私は貴方の事を疑ってるつもりは無いのであります。」

 

「それを信じろと?」

 

「いえ、信じる信じないは貴方次第ですが今こうして手錠をしない時点で分かる事なのでは?」

 

「まあそうか。」

 

「えぇ、シーレーン奪還作戦で力を尽くしてくれた貴方達がスパイな筈が無いでしょう。それに貴方が敵であるならば今、私は此処に居ませんよ。」

 

「そうか。俺はてっきりお前達が我々を完全に潰しに来ているのかと思ったぞ。」

 

「そんな事はしませんよ。あのシーレーン奪還作戦で取り返した海域は以前の作戦で私の戦友が数多く死んで行きましたからそれを倒して敵討をしてくれた貴方には感謝しか無いのであります。」

 

「そうだったのか。少しでも俺達が力に慣れたのなら良かったよ。」

 

「はい、まあ我々はともかく上が貴方達を潰しに来ているのは事実ですがね。」

 

「だろうな。そう言えば中央情報局に所属していると言ったな?具体的には何をしているのだ?」

 

「詳しくは組織の都合上、言う事が出来ませんが海外で言うCIAやMI6と言ったところでしょうか。そして大本営の直属の部隊として位置していますね。」

 

「裏で情報を集めたりする組織って事か。」

 

「そうなりますね。それにしてもまさか峯岸さん達と同じ地球防衛軍が敵に居るとは思いもよらなかったですよ。しかも艦娘とは...」

 

「まあな。現状、地球防衛軍で艦娘を開発しているなんて聞いた事がない。それに居たとしても無人艦の方が遥かにコストも良くてそれで十分だろうしな。」

 

「そうですか。我々も一応調べてはいるのですが現状何も掴めてませんからね。となると、考えられる事は...」

 

「「別次元の艦娘」」

 

「まあ、そうなるよな。俺達も実際、別の次元からこの世界に来たわけだ。それを踏まえて考えるとそうなるのが妥当だろう。」

 

「ですね。ただ何故あの一隻だけ。どうして同じ地球防衛軍でありながら殺戮を繰り返すのかと言った疑問は残るわけですが...」

 

「だな...」

 

峯岸が一番引っ掛かる事といえば同じ地球防衛軍でありながら殺戮を繰り返す事。それは誰かに指示されての意識的にしている事なのか無意識的にしているのかだった。それがどうであれ殺戮をしているのは事実。同じ地球防衛軍として何としてでも食い止めてやると心に誓っていた。

 

ーーーー

 

「さっ、着きましたよ。」

 

「此処が大本営...」

 

車を降りた峯岸の前には横須賀鎮守府の様な大きな建物が建っており門にはあきつ丸を待っていたであろう憲兵が立っていた。

 

「あきつ丸さんですね?お待ちしておりました。元帥が中でお待ちです。」

 

「えぇ」

 

そうして峯岸達は憲兵に連れられ大本営の中に入っていた。廊下を進んで行くと峯岸達を見て敬礼する者、敬礼をせず軽蔑する様な眼差しをする者などがいた。

 

「どうやらあまり歓迎されて居ないらしい。」

 

「大体は貴方達を潰そうとしている輩ですからね。ですが少なからず尊敬している者も居るのですよ?」

 

「そうなのか?てっきり全員が歓迎してくれない者だと。」

 

「そんなわけ無いじゃないですか。貴方達はシーレーン奪還作戦を成功させた本人なんですから。」

 

「そいつは嬉しいね。」

 

そう話しているとどうやら着いた様で憲兵が立ち止まる。そこには今まで見た扉よりも大きな扉が立っていた。

 

「こちらで元帥がお待ちです。自分はこれで失礼します。」

 

「ええ、ご苦労様。峯岸さん、此処からが本番ですよ?くれぐれも無礼の無い様に。」

 

「分かっているよ。」

 

そうして峯岸は深呼吸し扉を開けた。扉を開け中に入ると白い軍服に身を纏った将校が大勢座っておりこちらを見つめていた。

 

「失礼します。私は地球防衛軍所属、第六艦隊旗艦アマテラスの艦長をしております峯岸達海です。」

 

「ああ、聞いているよ。シーレーン奪還作戦については本当に感謝する。そして私は日本軍の元帥である杉田淳だ。さて、座ってくれ。」

 

「はい。」

 

峯岸の前には椅子が一つ。元帥の杉田や他の将校に向き合う様な形で座らされさながら裁判の様な雰囲気だった。

 

「峯岸艦長も聞いているとは思うが今回此処に読んだのはスパイの容疑が掛かっているからだ。担当直入に聞こう。君はスパイか?」

 

「私は天に誓ってスパイでは無いと断言します。」

 

「ほう、その確証は?」

 

「もしスパイではあるとしたらシーレーン奪還作戦にそもそも協力して日本を助ける事はしなかったでしょう。それに我々が敵であるなら元帥は今此処に座っていません。」

 

「貴様!元帥に向かって何を!」

 

「まあまあ、落ち着きたまえ。失礼した、続けてくれ。」

 

「そして新たに出現して地球防衛軍の艦娘についてですが我々は地球、そして国民を守る事が任務です。その道から外れてしまった者は仲間ではありません。もし今すぐにでもと言うのなら総力を上げ撃破致しましょう。」

 

「そんなもの信じられるか!」

 

「そうだそうだ!どうせ、我々と仲良くしたと見せかけていずれ日本を滅ぼすに決まってるだろ!」

 

「信用してみろ!直ぐに本性を表すぞ!」

 

やはりあきつ丸の言った様に、峯岸達はこの世界ではあまり歓迎されて居ない様だ。それは今目の前にいる将校や此処に来るまでの事を考えれば直ぐに分かる事だろう。峯岸はこれでは我々を潰そうとしているのが丸分かりだと思って居た。そうしていると元帥の杉田が口を開く。

 

「貴様らは口を慎め!シーレーンを奪還し日本を助けてくれた恩人に尊敬と言うものは無いのか!聞いていればこの方達を非難するばかり、恥を知れ!」

 

物凄い形相で周りにいた将校達を睨みつけその迫力に黙り込んでしまう。その迫力は峯岸でさえ驚くものだった。

 

「すまない。恩人である貴方にこの様な無礼をしてしまった事を許して欲しい。」

 

「いえ、私は気にして居ませんので。」

 

「そう言って貰えるとありがたい限りだ。して話は戻るが私は峯岸達、地球防衛軍を信じてみようと思う。君達はどうかな?」

 

元帥が聞くが返事は無く下を俯くばかりそれを肯定と捉えたのか話を続ける。

 

「何も言わないのなら私はそれを肯定と受け取る。ではこれからも艦娘と共にこの日本を頼むぞ?」

 

「はっ!死力を尽くして日本を守って見せます!」

 

「ではこれで解散とする。峯岸艦長は少し残ってくれ。」

 

「はっ。」

 

そうして話は終わり他の将校が出ていき元帥の杉田と峯岸のみが部屋に残った。

 

「楽にしてくれ。さて先程は他のもの達がすまなかった。」

 

「いえいえ、先程も言った様に気にしてませんよ。」

 

「そうか、それで分かったと思うがあまり此処には君達をよく思わない奴が多い。いずれ何かしらの手で君たちを潰そうとする奴が現れるだろう。それには我々もあきつ丸と言った中央情報局など憲兵で押さえ込むが十分気をつけて欲しい。」

 

「はっ、分かっております。」

 

「して話は戻るがあの新たに現れた敵についてどう思う?」

 

「我々、地球防衛軍では艦娘と言ったものが居ません。ですが侮れない存在です。」

 

「ほう?そうなると別次元の艦娘か。それと侮れないと言うと佐世保鎮守府との戦闘の件か?」

 

「はい、我々の護衛艦クラスの攻撃を防いだとなるとそう考えるのが妥当かと。それにその敵には 収束圧縮型衝撃波砲塔と言うものが確認されています。」

 

「それはどう言ったものなのかね?」

 

「簡単に言えば一門あたり1秒の間隔で射撃できる砲です。この世界の敵ならほぼ通用するでしょう。そしてその砲を搭載しているのはD級やA級、いわゆる戦艦クラスです。」

 

「成程、となると武装に関しても侮れないものか。」

 

「はい、ですが奴の戦隊は確認した時は黒ずんでいた事が確認できます。そうなると撃沈、または何かしら被害を受けた可能性があります。」

 

「何故だ?」

 

「奴のわかっている事言えば殺戮をする事。しかし我々と同じ地球防衛軍なら地球、そして国民を守る事が使命のはず。それならば何者かに撃沈され無意識のうちに殺戮を繰り返しているか操られているのでは無いかと考えました。」

 

「それならば黒ずんでいるのも納得が行くな。」

 

「ですがもし鹵獲などをされて居た場合、我々が知る以上に強力なものになっているかも知れません。」

 

「そうか、いくら君達が居ても油断は出来んな。分かった。今日はすまなかったな。改めて日本、そして皆んなを宜しく頼むぞ。」

 

「はっ!任せて下さい!」

 

 

 

 

 

 

 

 




今日は此処まです!読んで頂きありがとうございました!最近投稿が遅く申し訳ありません。リアルでテスト勉強など忙しく期間が空いてしまいました。もう少ししたらもっと早く投稿できると思います。それでは次回もまた見に来て下さい。それでは!
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