波動砲艦隊はこれより艦隊の指揮に入る   作:前衛武装航宙艦アマテラス

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どうも皆さん!今回は日米の外交回となります!それではどうぞ!


えっ?波動砲外交しちゃいます?

ーーーー執務室

 

「皆さん集まりましたね。それでは今回の件について話しいこうと思います。」

 

そう喋る藤井の前には十勝や峯岸、各戦隊の艦長が集まっていた。

 

「今回集めさせていただいたのは第六艦隊の艦艇を海外の拠点に守備隊として配備したいと言う話が出たからです。」

 

「世界各地にですか?それは藤井提督が考えたのですか?」

 

「それが私では無いんですよ。これについては戦艦十勝からの提案で我々の方で一度協議し採用しようと言う事になり集めさせて頂きました。元帥も了承済みです。」

 

「十勝が?一体どうしてそうしようと思ったんだ?」

 

「これは私が元いた世界を踏まえての話よ。私がいた世界では第六艦隊は海外の作戦に参加しても海外の拠点に駐屯する時言う事は無かったの。その結果、アイツが世界各国に現れ基地や通信設備、シーレーンを破壊。その結果、救援に駆けつける頃には全滅。そして日本が取り返した輸送網も再び奪われ私達がまた奪い返す、まさにイタチごっこだったわ。後はどうなるか分かるわね?」

 

「日本は資源ともども枯渇し世界各国も混乱状態、政府も碌に機能せず麻痺状態。あとは滅亡を待つだけと言う事か?」

 

「そう言う事。それに気づいた頃には世界はアイツと新型の異形艦で溢れかえりもう手遅れ状態になっていたの。」

 

守備隊を置かなかった結果、ヤツにより各国の基地を破壊。続けて新型の異形艦によりシーレーンなどを奪い返されまた取り返すの繰り返し。この様にならない為にも海外に駐屯させる艦艇は必要だと述べる。

 

「そうなる前に艦隊を駐屯させようと誰か言いそうだが....」

 

「確かにその案は出ていたわ。一番初めに言ったのは貴方だったわね。でも世界の目は貴方達を敵として見ていたの。」

 

「それは何故だ?」

 

「貴方達は異形艦と同じ敵だってね。別世界から来たなんて到底信じられないもの。」

 

別世界から来た峯岸達。それと同様に異形艦も別世界から来たとされている。それならば別世界から来た両者は同じ敵と見做されていたのだ。確かに峯岸達は人々を救おうと努力しようとしている。しかしその様な強大な武装を載せているならいずれ必ず異形艦の同様、いつ我々に牙を向くか分からないとのことだった。

 

「そしてそれを口を揃えて言うのは列強国。自国より強大な軍隊を持つのが許せなかったのでしょう。駐屯をさせるのなら不利な条件を提示する国なんかざらだったわ。その艦艇を寄越せなんて言う国もあったわね。」

 

「随分と嫌な奴らだな。彼方さんはどちらが上かと言うことを知らないらしい。」

 

「えぇ、まったくよ。」

 

D級やA級と言った艦艇は能力からしても艦娘よりも別次元。一隻居るだけでも戦況を揺るがすほどの力を持つほどだ。その強大な力を持つ艦艇を世界各国は喉から手が出る程欲しいのだろう。

 

「だがそれを知ったところでまた話し合ったところで不利な条件を言われるだけじゃ無いか。それはどうするんだ?」

 

「それについては考えがあるわ.....」

 

「そうか、だがそれはそうとして守備隊はどうするんだ?戦力をこれ以上分散すると主力艦隊でさえ戦力が減ってしまうだろう?」

 

「えぇ、だから守備隊はあくまで時間稼ぎをするだけよ。それでハワイ基地などの主要基地にはD級等の主力艦、辺境の基地は護衛艦やパトロール艦でその艦級を数隻ずつで配備しようと考えているわ。」

 

「まあ、そうなるよな。大抵は深海棲艦や異形艦が敵だからそれで十分だとは思うがヤツと新型の異形艦が現れた時はどうするんだ?」

 

「だから守備隊が主力艦隊が車で時間を稼ぐんじゃ無い。その間、守備隊は周辺地域に被害が出ない様にすれば良いわ。」

 

「そうだな。だがここではアレは温存か....(ボソッ)」

 

「何か言ったかしら?」

 

「いや、なんでも無いさ。」

 

「では、峯岸さん達も十勝さんの案に賛成と言うことで宜しいですか?」

 

「はい、それで構いません。しかし外交と言っても一気に世界各国に守備隊を派遣するのですか?」

 

「いえ、とりあえず米国のハワイ基地にお試しとして駐屯させるつもりですので明日、米国からの使者が話し合いに来る予定です。

 

「分かりました。では明日、10時から始めたいと思います。それでは解散して下さい。」

 

ーーーー翌日

 

翌日になり峯岸は副長達と米国からの使者を迎える為に門へと向かった。門へと着くと即に藤井や加賀、十勝が立っていた。

 

「遅かったですか?」

 

「あぁ、峯岸さん。いえ、そんな事はありませんよ。ただ米国からの使者を迎える時に私が居なかったら流石に不味いでしょう?」

 

「それはそうですね。それでその方々はいつ頃、着きそうなんですか?」

 

「即に横須賀米海軍基地に到着しこちらに向かってきているらしいのでもう直ぐ着くと思いますよ。」

 

そう話していると遠くからハンヴィーの様な軍用車を先頭に黒塗りの車が列を成して向かって来ていた。そうしてその車両は藤井達の前に止まりドアが開く。中からは艦娘と思われしき女性が3人出て来ただけで何処にも外交官の様な人影は見当たらなかった。その光景に峯岸は疑いが深まる。

 

「初めまして、私は日本海軍横須賀鎮守府の提督をしております藤井です。」

 

「同じく横須賀鎮守府所属、加賀です。」

 

「私はえーと、大湊警備府所属の戦艦十勝です。」

 

「どうも、初めまして。地球連邦防衛軍、冥王星基地所属の第6艦隊旗艦アマテラスの艦長、峯岸達海です。」

 

「同じくアマテラスの副長を務めます立石です。」

 

「初めまして、私は米本土から来たアイオワ級戦艦3番艦のミズーリです。」

 

「どうも初めまして、空母エンタープライズです。」

 

「私はGato級潜水艦、Scamp。」

 

「よく遠いアメリカから日本へ来て下さいました。それで一つお聞きしたいのですが外交官はどちらに?」

 

「外交官は諸事情により来られませんでしたので代理としてこのミズーリが派遣されました。」

 

「そうですか...」

 

「何か?」

 

「いえ、何でも御座いません。では執務室へと行きましょう。」

 

ーーーー執務室

 

「どうぞ、お座り下さい。」

 

「失礼します。」

 

ミズーリ達の横では加賀が淹れてきたお茶をミズーリ達へと出していた。

 

「それで今回の件についてなのですが....」

 

「それについては即に外交官を通して聞いております。世界各国に守備隊を配備したいと言う話しですよね?それで先駆けとしてハワイ基地に守備隊を駐屯させたいと。」

 

「はい、現状はこの峯岸さん達の力を借りて異形艦は抑え込みつつあります。しかし、これからは新たな敵が現れる可能性があります。もし、峯岸さん達の艦が居なければ世界各国は瞬く間に火の海になるでしょう。ですから艦隊の駐屯を許して頂きたいのです。」

 

「そうですか...貴方達の言いたい事は良く分かります。しかし、峯岸と言う男は別世界から来たそうでは無いですか。その男を信用し自国の領土に艦隊を駐屯させろと申されるのですか?」

 

「峯岸さん達が別世界から来たのは確かです。それをいきなり信用しろと言うのは無理でしょう。ですが、この方々は我々を助けたいと言う一心でこれまでに何度も戦闘に参加しています。そのお陰でシーレーンも復活し、我々がこうして話せているのです。ですから一度、峯岸さん達を信用して頂きたい。」

 

「....確かにシーレーンが復活したのはこの方々のお陰かもしれません。ですが幾ら信用したとしても無償で艦隊を駐屯させろと言うのは無理があるんでしょう。ですから、こちらから条件があります。」

 

「条件....と言いますと?」

 

「口頭で言うよりもこちらの紙を見ていただいた方が良いでしょう。」

 

そうしてミズーリからA4サイズの紙が配られた。その配られた紙にはこう書かれていた。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

1、第六艦隊の艦艇(主力艦)を一隻無償で米国に渡す。

 

2、駐屯するにあたり米国からは物資を一切提供しない。

 

3、艦艇の技術等は全て米国に渡す。

 

4、駐屯するにあたり駐屯場所以外への立ち入りは禁止する。

 

5、駐屯艦隊の指揮権は米国に譲る。

 

6、米国以外には技術提供をしない。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

「なっなんですか....これ?」

 

「何ですかと言われてもこれが米国からの主な条件です。他にも条件はありますが今回はこれだけを書かせて頂きました。」

 

「....すまないが艦艇を受け渡す事は出来ないな。」

 

「貴方は峯岸さんでしたっけ?あの、分かってますか?これが嫌ならば駐屯は出来ないのですよ?」

 

「勿論分かっている。だが我々第六艦隊が所属しているのは地球連邦防衛軍であり現在は日本軍にはあくまで協力しているだけだ。国家機密満載の船を別世界の奴らにいきなり無償で渡せと言われても無理があるな。」

 

「それは分かりますが、貴方達でこれから対処して行けるのでしょうか?技術提供をすれば世界は今よりも異形艦達へと対抗ができる様になるのですよ?そうすれば世界は今よりもより良くなるはずです。」

 

「確かにそうだろうな。だが即に三式融合弾と言うものを提供済みだ。それで良ければくれてやるが艦を渡せと言うのは無理だな。」

 

「確かにそれで異形艦に対抗出来るのでしょうがそれでは艦娘や他国が被害も受ける可能性が高くなるでは無いですか。」

 

「そうだ、艦娘やその国には被害が出るかも知れない。だがな、さっきも言った様に私からすれば君達は別世界の者達だ。母国の日本ならまだしも別世界でさらに外国となるとな。」

 

「...........」

 

「そして物資も必要な分は渡して貰おう、あと指揮権はこちらが持つ。何も可笑しい話しじゃ無いだろう?現に在日米海軍の第七艦隊だってそうじゃ無いか。」

 

「貴方達は何か勘違いしていませんか?守ってもらっているのは貴方達の方ですよ?現にこうなる前はそうだったじゃ無いですか。」

 

「それはそうかも知れんが今は今だ。」

 

「では言いますが我々、世界から見れば貴方達は異世界から来た未知の艦隊。それを信じて駐屯させて下さいは無理があります。」

 

「だがな、駐屯させるにしても最低限のものがあるだろう。そして異形艦に対抗出来るのは我々だけだ。こうして我々が頼んではいるが立場を分かってないのはお前達の方では無いか?」

 

「そうかも知れませんが条件がな飲めない様では駐屯は無理です。」

 

「言わせて貰うがどうせお前達はこの艦を欲しがっているだけだろ。それで全盛期のアメリカ軍の様にこれまでに無い程、強大なものにするって魂胆だろ?それだったらわざわざ駐屯する必要は無いな。あ〜あ、米国が立場を分かっていないとは思わなかったな。」

 

「いや、そう言う事では....」

 

「初めから思っていたが艦娘だけ寄越すって事はそう言う事だろ。最初から日本にどうこう言わせるつもりは無かったんだろ?そんなの丸わかりだよ。」

 

「....ふざけるな。」

 

「は?」

 

「さっきから好き勝手言ってくれるわね!異世界だからなんなの?力がある?はっ!笑わせ無いでくれる?所詮日本の技術、我々が全力を出せば日本なんて簡単に滅ぼせるのよ?」

 

「ふっ....」

 

「何が可笑しいのよ!」

 

「まだお前は自分達が日本よりも上だと思っているのか?」

 

「ええ、そうよ!第二次で負けた国に負けるわけがないじゃ無い!」

 

「っ!」

 

ミズーリの言葉により加賀が飛び掛かろうとした瞬間執務室のドアが開く。そこに居た人物はミズーリが知っている人物だった。

 

「久しいわね、ミズーリ。」

 

「あっアイオワ姉さん?どうして此処に?」

 

「貴方達が今日此処に来るって事を聞いて来たのよ。そして話は聞かせてもらったわ。」

 

「そうでしたか!でしたらコイツらをどうにかして下さい!姉さんなら出来るでしょう?」

 

「それは無理よ。」

 

「なぜですか!」

 

「確かに米国は強いわ。でもそれは前の話。大人しく話を聞いた方が貴方にも、そして米国の為よ。」

 

「何ですか.....それ。姉さんまでコイツらの味方なんですか?」

 

「そうよ、あの戦闘を見ればそう言わざる負えないわね。まっそれは見て貰った方が良いわね。」

 

アイオワはそう言うと執務室の窓から外を見る様に促す。そこには宙に浮いたドレットノート級オースティンが空に波動砲口を向け待機していた。

 

ーーーーオースティン

 

「さあ、ビックイベントだぞ!アイツらをギャフンと言わせてやれ!拡散波動砲発射用意!」

 

「エネルギー弁閉鎖。 エネルギー充填開始!」

 

その号令と共に波動砲口が青白く光出す。

 

「90、100、110、エネルギー充填120%!」

 

「対ショック、 対閃光防御......波動砲、発射ッ!」

 

艦長の号令によりこの世界初の波動砲が放たれた。波動砲は行き良いよく直進していき雲を切り裂き宇宙へと向かっていく。一本だった波動砲は数十本の束へと拡散し空を包み込みこんでいった。その波動砲は鎮守府全体を青白い光で包み込みその光景に艦娘達は驚いていた。

 

「これで俺たちの任務は終わりだな。後は報告を待つだけだ。」

 

ーーーー執務室

 

執務室から見ていたミズーリや藤井、その場に居た艦娘は驚き声が出せなかった。あの兵器が自国に牙を向いた時、どれほど恐ろしいものなのか分かる事だろう。

 

「あれが.....異世界の兵器......」

 

「そうだ、あれが我々の兵器の一つ、波動砲だ。一隻でも居れば米国はおろか地球全ての国が束になろうと勝てないだろうな。」

 

「クッ!これが貴方達のやり方か!」

 

「俺もこんな事はしたく無かったさ、だが君達があれ程言うから一度立場を分かって貰おうとね。さあどうする?」

 

「そっそんな脅し聞かないわ!今すぐにでも貴方達を潰してやるわ!」

 

「そうか、仕方がない。君たちが武力で黙らせようと言うのなら我々も波動砲艦隊でそれに応えるとしよう。」

 

「.....分かったわ。駐屯させれる様に取り扱いましょう。」

 

「それだけか?条件はそのままと言う訳では無いよな?」

 

「でっでも....」

 

「今の立場を分かった上で発言して貰えるかな?」

 

「分かったわ.....条件も無しにするわ。」

 

「それで良いんだ。それと、あと一つ。」

 

「なっなによ。」

 

「先ほどの日本、そして艦娘への侮辱を謝って貰おうか?」

 

「........申し訳ありませんでした。」

 

「よしっ!それで良いんだ。では駐屯の件はこれで良いですね?藤井提督?」

 

「はい、私は大丈夫ですよ。」

 

「では終わりにしましょう。あっミズーリ。」

 

「なによ。」

 

「もし、日本に危害を加えようものなら自国が火の海になると思えとお偉いさん方に伝えてくれ。」

 

「クッ、ではこれで失礼する!」

 

そう言うとミズーリは他の3人を連れて部屋を出て行った。

 

「ミズーリ....」

 

「姉さん、またいつか....」

 

こうして日米の外交は終わりミズーリ達は米海軍基地へと戻って行った。

 

「いや、それにしても峯岸さん怖いですよ。」

 

「そうですか?私はただ普通にお話ししただけですが。」

 

「あれはお話と言いませんよ。ほぼ脅しじゃ無いですか。まあ米国にも対してあそこまで言えたのも第六艦隊、そして波動砲の存在あってこそでしょうね。今日は本当に助かりました。」

 

「いえいえ、そんな事はありませんよ。何せ今回の内容は我々に関する事でしたからね。そこは今後、米国と仲良くやっていくためにもしっかりしておかないと。」

 

「そうですね。」

 

「まっ、もし藤井さんや艦娘達に何かあったら言って下さいね?波動砲艦で相手を黙らせるんで。」

 

「はは、ご冗談を。では今日はお疲れ様でした。」

 

「えぇ、では私はこの後、別の会議があるので失礼しますね。」

 

「はい、分かりました。」

 

「また何かあったら言って下さい。すぐ駆けつけますので。」

 

「分かりました。では頑張って下さい。」

 

「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今日も見て頂きありがとうございました!クオリティーについては目を瞑って頂けると幸いです。ではまた次回お会いしましょう!それでは!
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