波動砲艦隊はこれより艦隊の指揮に入る 作:前衛武装航宙艦アマテラス
ーー第6艦隊
副長
「艦長、各艦艇から被害報告の集計が出来ました。被害があった艦艇は計7隻。その殆どが計器類の故障であり現在復旧にあたっています。」
峯岸
「そうか、分かった。副長、各艦に復旧を急がせる様に伝えてくれ」
副長
「はっ!」
峯岸
「...副長、この地球は我々がいた地球と同じだと思うか?」
副長
「は、、、?急に何を言うんですか。まさか我々が時空を超えて別世界に飛んできてしまったとでも?よして下さいよ。確かに各所と連絡は取れませんがそんな話あるはずがありません。艦長は考えすぎなんですよ」
峯岸
「そうだよな、、、俺の考えすぎだよな」
〈峯岸は直感ではあるが此処が自身がいた地球とはまた別の地球なのではと考えていた。各所と連絡が取れないのも、付近に友軍艦艇や艦船が一隻も映らないのもその考えと合致する。しかし副長の言う様に自身の考えすぎだと思い込みすぎなのかも知れない〉
副長
「艦長!あっあれ!前を見て下さい!」
峯岸
「どうした?そんなに慌てた様に、何かあるのか?」
〈峯岸は副長が驚いているのに不思議に思いながら前を見る。するとそこには我々が知る海とはまた別の海が広がっていた〉
峯岸
「なんだ、、、これは、、、海が赤い?」
副長
「一体何が、、、何か上層部が実験でもやっているんでしょうか?」
峯岸
「いや、そんな話は聞いた事が無い。それにこの海、ただの海じゃ無いぞ」
〈第6艦隊の先には真っ赤に染まった海が広がっていた。こんな海は今までは誰もが見た事が無い。それも何か憎悪の様な、、、海中に引き摺り込ませようとする様な感じが漂っているのをそこにいた乗組員達は感じ取っていた〉
レーダー員
「レーダー探知!数5、距離5000、海面を航行している様です。」
峯岸
「何故今まで気づかなかった!それより友軍か?
レーダー員
「味方敵識別番号に記載されていない艦の様です。こちらからの応答にも返答ありません!距離さらに近づく!メインパネルに投影します!」
峯岸
「っ、、、一体我々は夢でも見ているのか?少女達が海の上を走っている?」
副長
「私もそう思いたいですがどうやら本当の様です。」
峯岸
「全艦第一種戦闘配置!副長、本艦はこれより降下し彼女達との交流を試みる!」
副長
「えっ?危険です!彼女達が何者か分からない以上、情報収集に努め現状が分かるまで穏便にするべきです!」
峯岸
「そうしてどうなる、このまま行っても此処が我々がいた地球で無いのは明確。それならば彼女達と接触し一刻も早く現場を把握する事の方が良いと思わんかね?」
副長
「しかし!」
峯岸
「副長、此処は私を信じてくれないか?」
副長
「、、、分かりました。全艦を降下させます。」
ーー哨戒艦隊
⁇?
「それにしてもやっぱり此処はいつ来ても慣れへんなあ。ほんまに不気味やわ」
⁇?
「龍驤さん、しっかり警戒をして下さい。またいつアイツらが来るか分かりませんから」
龍驤
「せやね。ごめんね。」
不知火
「早く哨戒を終わらして帰りましょう」
野分
「それにしても最近日本では現れていないので良いですが世界各国では出現しているようですね。このまま現れないで欲しいものです。」
春雨
「それにしてもさっきからこの音一体なんでしょうね、、、」
五月雨
「あっあの、皆さんあれって、、、」
〈偶然この海域を哨戒をしていた龍驤達は驚愕する。五月雨の指差す方を見ると空から巨大な鉄の塊がゆっくりと迫ってきているのだ。誰が考える事が出来るのだろうか。そうしてその鉄の塊は龍驤達のすぐ横にゆっくりと着水する〉
ーー
龍驤
「なんなんや、、、一体何が起きてるんや、、、夢でも見てるんやろか?」
不知火
「信じられません、、、こんな鉄の塊が空から降ってくるなんて、、、」
五月雨
「あっ皆さん、誰か出てきましたよ」
〈言われた方を見てみると確かに人が出てくるのが分かる。しかし同じ軍人である事は分かるもののその着ている軍服は全くの別物。それにその艦も、その後ろに着水している艦も今の技術からすれば常軌を逸脱しているばかりである〉
副長
「何かジロジロ見られてますが早く何か言ったらどうなんですか」
峯岸
「そう言われてもな、何を言って良いのやら、、、えーゴホン、我々は地球連邦防衛軍、冥王星基地所属第六艦隊である。そちらの方々に聞きたい事がある。君達は何者だ?」
龍驤
「そう言う君こそだれや。急に空から現れて名前も名乗らず失礼やと思わないんか?」
峯岸
「これは失礼した。私は第六艦隊旗艦アマテラスの艦長、峯岸達海である。」
龍驤
「うちは横須賀鎮守府所属の軽空母龍驤や。」
峯岸
「軽空母龍驤?君達が軽空母だと?それに横須賀鎮守府?、、、一旦ゆっくりと話がしたい。一度我が艦の会議室で話をしないか?」
不知火
「危険すぎます。敵か味方か分からない相手の船に乗り込むなんて」
龍驤
「しかし敵意が無いのも確かや。それなら一度彼らを信じるのもええと思うんやけど」
不知火
「、、、分かりました」
龍驤
「よし、分かった。話をしたる」
峯岸
「では副長、彼女達を会議室まで連れてきてくれ。私は先に行っているぞ」
副長
「はっ、了解しました!」
ーー会議室
副長
「ではこちらが会議室となります。」
〈そう言い副長が扉を開けると机の奥に峯岸が座っていた〉
龍驤
「じゃあ、改めて自己紹介やな。うちは横須賀鎮守府所属の軽空母龍驤や。」
不知火
「私は陽炎型駆逐艦の2番艦不知火です。」
野分
「同じく陽炎型駆逐艦15番艦野分です。」
春雨
「私は白露型駆逐艦5番艦の春雨です。」
五月雨
「白露型駆逐艦6番艦の五月雨です」
峯岸
「では私も改めて、地球連邦防衛軍冥王星基地所属、第六艦隊旗艦アマテラスの艦長峯岸達海だ」
副長
「私はアマテラスの副長をやっている立石と申します。以後お見知りおきを」
〈そう自己紹介が終わり峯岸は座る様に促す〉
峯岸
「さて本題に入ろうか。我々まず初めにが何処らか来てどう言った経緯で此処に居るのかを話そうか。我々の世界では2202年とある戦役が終結する。それがガトランティス戦役だ。その戦いでは現在乗っているアマテラスは一度撃沈されるんだ。しかし軍首脳部はこの艦を復活させ第二の波動砲艦隊再建へと進むんだ。」
龍驤
「2202年⁉︎まあ、そりゃあそんだけあればこんな艦もできるか、、、ガトランティス戦役?とかよう分からんけど、その波動砲艦隊ってなんや?」
副長
「波動砲艦隊とは波動砲艦隊計画、軍備拡充計画の事で太陽系を脅かす未知の敵対勢力を排除する目的で作られた艦隊の事です。その代名詞の波動砲は艦首開口部の事で1発で最低でもオーストラリア並みの土地を消滅させる事が出来る威力を兼ね備えています」
不知火
「ではアマテラスが撃沈されたのは相手も相当強かったと?」
峯岸
「ああ、その波動砲艦隊を持ってしても互角程度だったんだ。戦友も数多くやられたよ」
副長
「そして第二の波動砲艦隊旗艦としてアマテラスは修理され航海試験行く途中でした。しかし途中正体不明の敵に出会い気づいたらこの世界に居たと言うわけです。」
野分
「なんだか信じ難い話ですね。」
峯岸
「まあそれは我々も同じなんだが、そこで帰れる手段が見つからない以上、君達に助けを求めたいと言うわけだ。勿論我々は全力で協力するつもりだ。」
龍驤
「、、、分かった!一度提督に聞いてみよう。」
峯岸
「本当か⁉︎」
龍驤
「困った時はお互い様や!一旦通信してみるよ」
ーー通信後
龍驤
「良い見たやよ!」
峯岸
「そうか!本当に有難い!ではこのアマテラスで横須賀まで送って行こう。君達は此処で寛いでいてくれ」
五月雨
「ちょっと動いてるとこを見てみたいのですが良いですか?」
峯岸
「君達が見たいなら良いだろう。付いてきてくれ。」
〈こうして峯岸達が率いる第六艦隊は龍驤達との話の上、横須賀鎮守府へ行く事が決まった〉
ーー艦橋
副長
「全艦、発進準備完了しました。」
峯岸
「宜しい、全艦発進!進路横須賀鎮守府!」
副長
「このまま行けば数分程度で到着する予定です。」
不知火
「そんなに早く着くのですか?やはり未来の技術は計り知れませんね」
〈龍驤達が艦橋から外を見ると物凄い速さで進んでいるのが分かる。アマテラスの様な巨体の戦闘艦艇が戦闘機よりも速いスピードで進んでいる事に驚愕をしている〉
ーー数分後
峯岸
「見えて来たな。あれが横須賀鎮守府か、、、」
〈第六艦隊の乗組員達は鎮守府を目の当たりにする。煉瓦で作られた建物。多数の艦船。どれもこれもガミラス戦役以前、それも大昔のものばかり。改めて自身は別世界に来た事を実感する事になる〉
峯岸
「副長、全艦降下させ入港の準備をしろ。入港出来ない艦は無人艦と同様に鎮守府沖に停泊させろ」
副長
「了解しました!入港の準備を始めます!」
今回も此処までです!ここまで読んで頂き有り難う御座いました!投稿は少し遅れたりするかもしれませんがなるべく早く更新する予定です。また次回も読んで頂きますと幸いです。ではまた!