波動砲艦隊はこれより艦隊の指揮に入る   作:前衛武装航宙艦アマテラス

24 / 26
どうも皆さん!今回は前回の続き横須賀鎮守府の話となります。そして今回は普段出演しない保安部に活躍して貰いましょう。これ以上話すとあれですのでどうぞお楽しみ下さい!


やったからにはやられる覚悟はお持ちで?

 

 

 

 

 

神州丸は着任して早々、峯岸と問題を起こした。あくまで現在は協力関係である地球防衛軍との関係を引き裂くかのような言動。そしてどちらが先に撃つかの一触即発の事態にまで発展するが藤井の登場により最悪の事態は免れた。その後、藤井提督は神州丸に何故、あの様な事をしたのか問いただすも頑なに話そうとしない。おおよそは軍上層部絡みの事なのだろうが確実な証拠が無い。普通、この様な事が起これば何かしら罰が与えられるが憲兵隊所属ともなると管轄が違う為、厳重注意に留まる事となった。

 

ーーーー桟橋

 

その一件が終わり数日が経ち、峯岸は藤井提督に呼び出されアマテラスが係留している桟橋で待つ事となった。少しすると遠くから藤井提督がこちらに向かって来るのが見えた。それも今回は加賀もいる様だ。

 

「すいません。少し遅れました。」

 

「いえ、寧ろ丁度良いぐらいですよ。それで、話と言うのは神州丸の?」

 

「ええ、私がいる中、あの様な事が起きてしまったので謝ろうと思いまして......改めて、あの様な事が起きてしまい申し訳ありませんでした。」

 

そう言うと藤井提督は深々と頭を下げる。しかし峯岸はそれを見て笑い出す。

 

「ははは!何を謝っているんですか。貴方の指示ならまだしも、あちら側が勝手にした事を何故謝るのです?それで、今回呼び出したのはこんな事では無いでしょう?」

 

「はい、実はあきつ丸から連絡があって峯岸さんを呼ばしていただきました。」

 

「あきつ丸から?それは一体どの様な事です?」

 

「ここで言うのもあれですので場所を変えませんか?」

 

「いえ、結構です。どう足掻いてもここの会話は聞こえませんよ。」

 

峯岸は万が一に備えてアマテラスから妨害電波を付近一体に発生させる様に言っていたようで会話は一切漏れない様にしてある様だ。

 

「そうでしたか、流石峯岸さんですね。」

 

「万が一がありますからね。それで本題に戻りませんか?」

 

「そうですね。それで最近になって軍上層部で動きがあった様でやはり峯岸さん達を潰そうとしている様です。それに呼応する様に陸軍や海軍の一部が動き出した様でやはり神州丸もそれ関係かと思われます。」

 

「そうでしたか。なんと無く分かってはいましたが遂に動き出したとなると今後は行動が制限されそうですね....」

 

「ええ、ですから万が一に備えてこちらでも警備を強化しますがそちらの方でも気をつけて欲しい訳です。」

 

「分かりました。ですがその警備にこちらも協力させて頂けませんか?」

 

「はい、それは構わないのですが協力と言うとどの様な?」

 

「それはこちらの方がに協力して貰うのです。」

 

峯岸が言うと後ろから待ってましたと言わんばかりの完全武装した保安部がゾロゾロと歩いて来る。要するに保安部にも警備をさせて欲しいのだろう。しかし警備と言うと必ず憲兵隊と関わる事になる。そうなるとまた以前の様な一触即発の事態が起きてしまうのでは無いだろうか?

 

「おお!これは心強い。しかしそうなるとまた以前の様ないざこざが起きるのでは?」

 

「心配するのは分かりますが流石に真正面からぶつかったらまずいと言う事ぐらい相手も分かっているでしょう。それに我々の身ぐらい自分で守らないと。」

 

「そうですね。では私はこのあといろいろとありますのでこの辺で失礼します。この件に関してはこちらの加賀を通してお伝えしますね。」

 

「分かりました。それではお気をつけて。」

 

「はは!それはこちらのセリフですよ。」

 

そう言うと藤井提督は鎮守府の方へと戻って行った。その様子を見届けると加賀を見つめる。

 

「何か?」

 

「いや、もしかして藤井提督からの報告があるまで私と居るのかと思ってな。」

 

「そのつもりだけれど文句でもあるのかしら?」

 

「文句は無いがなんか冷たくないか?」

 

「そうかしら?きっと気のせいよ。」

 

加賀が話すのは必要最低限の事のみ。その姿勢に峯岸は気まずくなりながらも今日のスケジュールである荷物などの確認へと取り掛かる事にした。少しして、その現場へと向かう途中に何かを探している様子の雷達が見えた。雷達とは加賀を見つけると駆け寄ってきた。

 

「加賀さん、響きを見なかった?」

 

「いえ、見ていないけれど....どうかしたの?」

 

「それが朝起きた時は居たのですが訓練が終わってから姿が見えないのです!」

 

「見えないって明石さんの所にでも行ったのではないかしら?」

 

加賀が言うには艦装の相談で明石の所へ行ったのでは?と話す。しかし暁達は「NO」と答える。暁達もそれを考えて一度行ってみたが居なかったとの事だ。

 

「それに響ちゃんはいつも何処かへ行く時は毎回言ってくれるのです!」

 

「加賀さん、もしかすると....」

 

暁達がだいぶ探している事を考えるともしかしたら最悪のケースが峯岸の中では浮かんでいた。そう、「ヤツら」の仕業だ。しかし、決して確証がある訳ではない。その為、峯岸は保安部による捜索を願い出る。

 

「まさか、そんな事ある訳.......」

 

加賀も最初はその考えを否定していたものの、それが無いとは言い切れず言葉が詰まる。

 

「一度、我々の保安部に捜索をさせてはくれないでしょうか?」

 

「......」

 

「何かあってからは遅いんですよ!直ぐにでも藤井提督に伝えて捜索すべきです!」

 

「そうですね。では少しお待ち下さい。」

 

すると加賀は何処かと連絡を取り始める。十中八九、藤井提督だろう。そして少し話した後、連絡が終わったようで峯岸の方を見る。

 

「藤井提督に伝えた所、是非とも協力をして欲しいとの事です。しかし、それは放送で見つからなかった場合のみです。」

 

「分かりました。ではこちらも準備させます。」

 

そうして峯岸が保安部に連絡をし始めると同時に鎮守府全体に放送が流れ始める。しかし、放送をして数分が経つが一向に響が見つかる様子は無い。そうして遂に保安部が捜索へと乗り込むことになった。

 

藤井提督は、これを重大事件に繋がると見て、憲兵にも要請を願い出たようで憲兵達も鎮守府を駆け巡っていた。そこから艦娘、保安部、憲兵による大捜索が始まる。しかし何処を探しても見つからない。倉庫、工廠、寮、隅々まで探すも何かしらの証拠も掴めない。やはり攫われてしまったのでは......

 

「どうだ、見つかったか?」

 

それから数時間が経ち、峯岸はアマテラスの前で捜索指揮所を構える保安部の所へと向かい、現在の状況を聞くが手がかりすら無いと言う。

 

「それが手掛かりすら見つからない現状です。大まかではありますが全体は捜索してみたものの見つからず、艦娘にも事情聴取をしたものの暁達が訓練でみたのが最後のようです。」

 

「そうか。だが決して諦めるな。机の下やロッカーでも可能性がある所は隅々まで探せ!」

 

「はっ!」

 

その後、藤井提督とも合流したが情報は無く、そこからまた数時間が経ち、日が暮れ、夜へとなった。

 

峯岸は藤井提督の所へと向かうと、疲れ切った様子の藤井提督を目にすることになった。その横では涙を流す暁達の姿も。響が居なくなったのだ。無理は無い。

 

「藤井提督...少しお休みになられては?ずっと休まずに探しているでは無いですか。」

 

「それはそうですが部下は居なくなって探さない提督が何処に居ると言うんですか?休んでる暇なんてありませんよ。」

 

「......捜索範囲を広げてはどうでしょうか?鎮守府正面海域や鎮守府周辺などを中心に捜索した方が何か手がかりがあるかも知れません。」

 

「そうですね。海はお任せしても宜しいですか?貴方達の方が探すのは得意でしょう。鎮守府周辺は我々にお任せ下さい。」

 

「分かりました。」

 

会話をする中でも藤井提督は覇気がない。やはり部下が居なくなって相当ショックなのだろう。この年齢の提督には荷が重過ぎるのかも知れないが.....鎮守府の提督ともなるとそのような事は言ってられないのだろう。

 

そうしてその件を伝える為に、執務室を出ようとした瞬間、窓の外が一瞬明るくなったと思うと地響きと共に鎮守府の一角が大爆発を起こした。一体何が起こっているのだ。深海棲艦の襲撃か?それとも何かそこであったのか?いや、そんな事を考えている暇はない。直ぐに峯岸の元へ連絡が入る

 

「俺だ!一体何が起きた!」

 

〈分かりません!保安部からの報告によりますと食糧庫が爆破された様です!〉

 

「なんだと⁉︎爆破とはどう言う事だ!」

 

〈それが何者かが爆破した所を見たようで現在追跡中との事です!〉

 

「分かった。艦隊は即座に抜錨し正面海域の警備に当たれ!命令があるまでは誰も踏み入らせるな!それと保安部を集結させソイツを絶対に逃すな!俺も直ぐに行く!」

 

〈はっ!〉

 

連絡が終わると直ぐにその事を藤井提督に伝える。

 

「藤井提督!食糧庫が何者かに寄り爆破された様です。」

 

「ええ、私も今聞きました!直ぐに向かいましょう!」

 

「はい!」

 

そうして峯岸達はその爆破した人物の元へと走り始めた。

 

 

ーーーー食糧庫前

 

「止まれ!」

 

「.........ッ!」

 

食糧庫前では保安部が徐々にその犯人を包囲して行った。しかし相手は素早く動き、その動きに翻弄された保安部は見事に不意を突かれ逃してしまう。

 

「クッソ!早すぎだろ!よしっ!そこの通路に追い込め!」

 

このままでは逃がしてしまうと言う時に、増援が到着し一本の通路へと追い込む。犯人が逃げた先には盾を構えた保安部の隊員が控えていた。

 

「動くな‼︎これ以上逃げれると思うな!」

 

「.......」

 

前後を保安部に挟まれた状況に観念したのか手を挙げて静止した。その様子を見た保安部は徐々に距離を詰め始める。

 

「.......‼︎」

 

すると犯人はいきなりマントの様な物を振り払うと何かを展開する。そう「艦装」だ。つまりこの犯人は艦娘なのだ。

 

「嘘だろ?伏せろっ!」

 

するとその艦娘は躊躇せずに主砲を放ち盾を構えた保安部へと撃ち込んだ。幸い当たる事は無く、砲弾は後ろの海へと消えて行った。

 

「来るぞ!構えろ!....ぐッ!」

 

そう言うとその一瞬の隙をついた艦娘が強行突破を図ろうと一直線に向かってくる。それを阻止しよと盾で防ぐが力の差は歴然。一瞬で吹き飛ばされ突破を許してしまった。

 

「撃てっ!」

 

「待て!撃つな!」

 

「クソ!なんてパワーだ。いかん!このままでは逃げられるぞ!」

 

保安部を突破した艦娘にもう逃げられてしまうと言う時、なんとか間に合った藤井提督が前に立ちはだかる。

 

「何処へ逃げようと言うんですか?反逆者.......いや、ガングートさん?」

 

「......」

 

名前に反応してか一瞬立ち止まる。しかし瞬時に藤井提督を主砲で薙ぎ払おうとするが周囲を見てその艦装を下ろした。

 

「お気づきになられましたか?これ以上の抵抗はしない方が賢明ですよ?」

 

そう、周囲には艦装を展開した艦娘と憲兵隊がガングートを包囲する様に展開していた。後ろを振り返るが増援と到着した峯岸達、保安部が銃を構えていた。

 

「......Дерьмо」

 

すると観念したのか手を挙げ艦装を解除した。

 

「拘束しろ!」

 

峯岸が命令をし、保安部が徐々に距離を詰め、遂に手錠を掛けようとした瞬間、何処からとも無く煙幕弾が放たれ、ガングートの姿を隠した。

 

「煙幕⁉︎何処からだ!」

 

「タシュケントです!タシュケントが撃ったようです!」

 

周囲を見渡すと煙幕弾を放ったであろうタシュケントが薄ら見えたが周囲に展開された煙幕で直ぐに姿を消した。

 

「おい、誰か見えないのか!」

 

「みっ、見えません!」

 

そうして煙幕が晴れると海へと向かって居るガングート達が見えた。

 

「止まれ!」

 

「直ぐに動ける艦娘は追跡、海自にも応援要請を!」

 

遂に逃げられてしまうと言うその瞬間、当たりがパッと明るく照らされガングート達が立ち止まる。そう、警備に当たっていたD級が駆けつけてきたのだ。

 

「ナイスタイミングだ。良くやった。もう逃げるのは無理だ。観念しろ。」

 

「.......」

 

「ガングート達を牢に入れといて下さい。」

 

「はっ!」

 

流石にもう逃げられないと悟ったのかその場に立ち尽くし、保安部に確保された。

 

「ふぅ、なんとかなりましたね。」

 

「ええ、しかし何故、食糧庫なんかを.....」

 

「それを含めてしっかりと聞かないといけませんね.....」

 

「では、我々も行きましょうか?」

 

「いえ、先に行っておいて下さい。私は少し用がありますので。」

 

「分かりました。それでは先に行っておきますね。」

 

「はい.......」

 

 

ーーーー地下牢

 

ガングートの食糧庫爆破から1日が経ち、尋問が始まった。

 

「ガングートさん、よく眠れました?」

 

「........何故私が爆破したと分かった?」

 

「何故分かったかですか?それはこんな物が落ちてましたから....」

 

そう言うと藤井提督は一枚の写真を見せる。そこには爆破した食糧庫付近に落ちていた一本の葉巻が写っていた。

 

「立派な葉巻をお持ちなんですね?我々はこんな葉巻なんて吸いませんから大体想像が付きましたよ。貴方の物だってね。」

 

「.........」

 

「さっ、そんな事はさておき、本題に入りましょうか?何故、食糧庫を爆破したんですか?」

 

「.........」

 

「ダンマリですか。それでは貴方の意思が伝わらないのですが?」

 

「藤井提督の質問に答えなさい。私がまだ大人しいうちにね。」

 

「.........」

 

加賀の脅しにもガングートは黙り続け、藤井提督が困り果てて居ると峯岸が扉を開けて入ってくる。

 

「お待たせしました。」

 

「ああ、峯岸さん。丁度良かったです。一向に口を聞いてくれなくて困っていたんですよ。」

 

「そうでしたか。じゃあ私に少し変わっていただけますか?」

 

「えぇ...」

 

「.....何のようだ?」

 

「何のようだとは辛辣だな。お前の今回の件、何か裏があると思ってな。まあ、つまりお前の意思じゃないだろ?」

 

「.....何の事だ?」

 

「いや、お前言ってただろ。今、ロシアは大変な状況だって。そんな奴が普通、協力を仰いだ国の食糧庫なんて爆破するか?」

 

「私の勝手だろ....」

 

「本当にそうか?聞いたぞ、お前の上官にな。お前は誰よりも仲間思いで祖国の事を1番に思う。そんな奴が協力をしてくれる国にそんな事をするとは到底思えない。いや、する訳が無い。」

 

「だからどうした?あんなのは祖国では無い。我々を艦娘を酷使し、勝機が無いにも関わらず前線に送り続ける被害が増えるだけ。確かに我々は兵器だ。それは、間違っていない。だがそれだからと言って前線に送り続けるか?そんなの許されるわけが無いだろ!だからこのまま......滅べば良いんだ......」

 

ガングートからは怒りが沸々と湧いてくれるのが見えた。だがどうだ、何処と無く悲しげな様子も見える。この時、峯岸は違和感を覚えていた。

 

「そうか.......だが何故、そんな事をするお前がこれを使う?」

 

峯岸が見せた写真の一枚。そこには食糧庫を爆破した破片の破片の様な物が見えた。

 

「聞きたいのだがこれはロシア製か?それとも日本製か?はたまたアメリカ製か?」

 

「何が言いたい.....」

 

「何が言いたいって、これ地球防衛軍の物だよな?」

 

「.......」

 

峯岸が指摘したのはこの食糧庫を爆発させたH-6と言う掘削等で使われる爆弾。大まかはC-4と同じで違いと言えば掘削で使われると言うとこぐらいだろう。

 

「もし、お前が祖国を滅亡に追い込みたいと言うのなら何故、自身の艦装では無く、地球防衛軍の物を使って爆破する?」

 

「何を言っているか分からないな。」

 

「分からない?そうか、まだ分からないか。藤井提督は大体分かったんじゃ無いですか?」

 

「まさかとは思いますがそう言う事ですか?」

 

「えぇ、ご想像通りです。」

 

何故、ガングートが自身の艦装では無く、地球防衛軍の爆破物を使ったのか。それを考えていくと1つ繋がる事が出てくる。そう、「神州丸」達の存在だ。神州丸達は陸軍の憲兵所属。着任そうそう峯岸達を摘発しようとしたのも、峯岸が大本営に行った時の事も、上層部が地球防衛軍を追い出そうとしている。それならば今回、ガングートがこれを使った理由は地球防衛軍に仕立てあげる為と言う事だ。だがそれならば何故、ガングートは協力をしているのかと言った疑問点が生まれて来る。だがある事を考えると何故、協力したのかが分かるだろう。

 

「まあ、要するにだ。地球防衛軍がしたかの様に偽装する為に使ったんだろ?軍上層部、いや、神州丸の命令でな。」

 

「はっ、何を言い出すと思えばそんな事か。私が何故、神州丸に協力せねばならんのだ。」

 

「そうですよ。いくら軍上層部が峯岸さん達を潰そうとしていても確たる証拠が無いじゃ無いですか。」

 

「藤井提督、私が最初に言った事、覚えていますか?ガングートは誰よりも仲間思い。そして1番祖国を思っていると。」

 

「えぇ、しかしそれがどんな関係が?」

 

「響ですよ。」

 

「響?響とガングートに何の関係性もない筈ですが....」

 

「私もそう思いましたよ。それでこの1日の間にあきつ丸を使って調べて貰いました。ところで提督、響は建造では無く、転属と言う形で着任したそうですがそれまではどう言った経緯か覚えていますか?」

 

「確か....大湊警備府でその前は小笠原泊地、そして以前占領されたラバウル基地だった筈ですが。」

 

「ええ、ですからロシアとの関係性は1つもありません。ですがあきつ丸に調べて貰って驚きましたよ。元はロシア海軍所属だって事を。」

 

「ロシア海軍⁉︎何を言ってるんですか!そんなの何処に書いてあるんですか!」

 

「まあ、私も詳しくは知りませんがあきつ丸によると以前、ラバウル基地で戦力が乏しかった。そこで援護を求めた所、ロシアが一時的に協力してくれた様です。その中に、響、元はヴェールヌイが居たようです。しかしそこからが悲惨なんですよ。」

 

ロシア海軍が援護を送った数日後、全世界で異形艦による大規模攻勢が発生。これによりラバウル基地は大打撃を与えられ、援護に来たロシア海軍の艦娘も壊滅。生き残りも自国に戻ろうにもロシアも異形艦による大規模攻勢の為、回収すら出来ない。そこからラバウルを放棄して状況が状況の為、日本海軍に一時的に所属すると言った感じで身分を偽って居たのだ。

 

「そっそんな話が....しかし、それなら何故、響は戻らなかった訳ですか?ロシアに残した仲間も居るでしょう。」

 

「それは、第六駆逐隊の存在ですよ。あの表情を見たら、戻ろうにも戻れないでしょう。なっ?ガングート、そう言う事だろ?」

 

「そっそれは.....」

 

図星なのか、言葉を詰まらす。その時、後ろに居た憲兵が動き出す。

 

「おっと!動かない方がいいぞ?」

 

峯岸が言った瞬間、扉が勢い良く開かれる。そこから保安部が雪崩れ込んで憲兵達を次々に確保して行った。

 

「ナッ!話せ!」

 

「話せと言われて話す奴が何処に居るんだ?」

 

「峯岸艦長、間に合いました?」

 

「ああ、ベストタイミングだ。他はどうだ?」

 

「はい、別の班も順調に確保して居ます。しかし、神州丸には逃げられたようです。」

 

「そうか。だが奴はこのまま逃げる奴では無いだろう。十中八九、響の所に居るだろうな。と言う事だがガングートはどうする?」

 

「何がだ?」

 

「何がって助けるんだろ。響を。」

 

「良いのか?私が参加しても。仮にも食糧庫を爆破した奴だぞ?」

 

「どうします?藤井提督?」

 

「今回の事情と仲間に被害が及んでいない事を考慮して今回は見逃しましょう。ですが戻ってきたらちゃんと働いて下さいね?」

 

「食料が減った事は我々にはとって非常に大変な事です。その罪は、しっかり償って貰います。」

 

「ああ、許されるならそれぐらい任せてくれ。」

 

「と言う事で、藤井提督や加賀の許しを得た事ですし、響を助ける為にも、我々に罪を擦りつけようとした罰を返す為にも反撃と行きましょうか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その裏で、とある正規空母が暴れ、保安部と艦娘が総動員で取り押さえたそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです!遂に動き出した軍上層部達。そして響を助ける為に動き出す峯岸達。次回は響奪還作戦の開始です!

感想等を下さいますと励みになりますのでご気軽にして行ってください。

では次回をお楽しみに!それでは!

最近、謎の部隊やセリフについて

  • ある程度説明が欲しい!
  • 要らん。種明かしの時まで待つ!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。