波動砲艦隊はこれより艦隊の指揮に入る 作:前衛武装航宙艦アマテラス
ーー横須賀鎮守府
副長
「艦長、全艦入港が完了しました。」
峯岸
「分かった、各艦は別命あるまで待機させろ。副長はこのまま私について来い、、、さて、我々はこの世界の提督に会いに行くとしますかね。」
〈峯岸は遂にこの世界での提督と会う事に。そうして峯岸達が甲板に出ると下には白い軍服を身に纏った軍人とその秘書官らしき人物が立っているのが見える〉
峯岸
「(敬礼)初めまして、私は地球連邦防衛軍冥王星基地所属、第六艦隊旗艦アマテラスの艦長峯岸達海です。」
副長
「同じく冥王星基地所属、アマテラスの副長をしております。立石洋一と申します。」
⁇?
「ようこそ、我が横須賀鎮守府へ。私はこの横須賀鎮守府で提督をしております藤井涼成と言います。龍驤達からいろいろと聞いております。さぞ大変でしたでしょう?よく来て下さいました。どうかゆっくりして行ってください。」
大淀
「私は提督の秘書官をしている軽巡洋艦大淀です。以後お見知りおきを」
藤井
「さて自己紹介も済みましたし、いろいろと聞きたい事もあるので一度執務室に行きましょうか。ではこちらへ」
ーー執務室
藤井
「さてどうぞ、お掛けになって下さい。」
大淀
「どうぞ、、、」
〈来賓用のソファに座り大淀が出したお茶を啜る。峯岸は此処に来るまでの風景を見てやはり別世界に飛ばされてしまったのだと改めて実感していた〉
藤井
「さて、本題に入りましょうか。貴方達の世界で何が起きどうやって此処に来たのか、そして貴方たちは今後どうしていきたいのかを」
峯岸
「はい、実は…」
〈峯岸達の世界では即に2204年になっている事。ガミラス戦役、ガトランティス戦役があった事。この艦隊は何の為に造られたのか、そして初の試験航海中に謎の敵勢力により艦隊そのものがこの世界に飛ばされてしまった事。峯岸は事細かく説明する。藤井や大淀は最初は信じられないと言う顔をしていたが次第に冷静さを取り戻していく〉
峯岸
「と、言うわけなんですがお分かり頂きましたでしょうか?ははっ、信じられないと言う顔をしていますね。まあ無理もないでしょう。」
藤井
「ええ、近未来の事すぎて驚かせるばかりですよ。まったく、信じられない事ばかりだ」
峯岸
「で我々の今後の事なのですが、優先する事は我々が居た世界にいち早く帰る事。そして我々の安全を確保する事です。この条件を飲んで頂けるなら是非、我々は力を惜しむ事なくお貸しするつもりです、、、ただもし何らかの形で我々を生命があなた方によって脅かされた場合は我々は徹底的に殲滅するつもりなので悪しからず。」
藤井
「分かりました、、、その条件、お飲みいたしましょう!」
峯岸
「本当ですか!本当に有り難う御座います!」
藤井
「いえいえ、困った時はお互い様ですよ」
峯岸
「そう言ってもらえると助かります、、、それで話は変わりますがこちらの世界の事もお聞かせ願いますでしょうか?」
藤井
「ええ、丁度今話そうと思っていた所です。我々の世界では元は艦娘などは居ませんでした。しかしある日を境にそれが一変します。それが我々の敵である深海棲艦と言うものです。あちらをご覧下さい。」
〈そう言われてた方を見ると大淀がスクリーンに映像を映し出す〉
峯岸
「これが深海棲艦、、、龍驤さん達と同じ人形も居れば魚の様なものまで多種多様にいるのか、、、」
藤井
「そうです。そしてその深海棲艦を撃滅する為に海上自衛隊の奮戦もあり優勢に進んでいました。しかし被害も馬鹿に目を瞑れないほど出ており徐々に苦戦を強いられていました。そしてシーレーンも危うくなって来たところにこの大淀達の様な艦娘と言われる存在が出て来たのです。そのお陰で一時期は制海権も確保でき安全になったと思われていました。」
副長
「思われていたと言う事は何か別の敵が現れたのですか?」
藤井
「そうです。それが異形艦と呼ばれる存在です。大きさは個体差によりますが20m〜40m、稀に50mちかく大きい個体も存在します見た目は艦娘、深海棲艦の様な見た目をしており腕が無いもの顔が無いもの、身体中から腕が生えている物など多種多様な個体がいます。ヤツらは思いのままに虐殺を繰り返し生き残りを見つけたら皆殺しにしてしまいます。そして私たちの友人や家族を奪っていくのです。我々や海上自衛隊は全力で戦いましたが既存の兵器では全くと言って良いほど歯が立たずシーレーンも奪われ資源が滞り窮地に陥っているのが現状です。」
〈そのスクリーンに映し出された異形艦と呼ばれた者を見て峯岸達は戦慄する。目があらぬ方向に向いている者。身体中から腕が生えている者。この世の中産物とは思えないものばかり。峯岸達は絶句するしかなかった〉
藤井
「それはそうと峯岸さん達は此処へ来る途中、海が赤い海域を通って来ませんでしたか?」
峯岸
「ええ、確かに通って来ましたけどそれが何か?」
藤井
「それがヤツら、異形艦が出現する場所なんです。その赤い海域はいつ何処に発生するのかも分からず突然発生するのが現状。そして世界各国でもこの海域が多数存在しているのが確認できています。それもその海域は年々広がって来ている様なのです。」
峯岸
「しかし我々が通った時にはその異形艦と思われるヤツらは一隻も見当たらなかったですが?」
藤井
「それがヤツらはその出現場所に時空を歪ませ現れる様なのです。」
副長
「現状、その異形艦の対処法などは無いんですか?」
藤井
「残念ながらありません、、、」
峯岸
「、、、」
〈峯岸達は自身達が想像していた何倍もの過酷な現状を突きつけられ言葉が出てこなかった〉
藤井
「何か質問などあれば、、、伺いますが?」
峯岸
「いえ、大丈夫です。それにしてもこんな事が起こってるなんて思いもしませんでした。助けて頂いてる以上、我々は死力を尽くして協力いたします。」
藤井
「そう言って貰えると有り難い限りです。ではこの辺で話は終わりましょうか。あっ夕食の時に峯岸さん達の事を皆んなに紹介をと思って居ますので是非来て下さい。時間は1700ですので」
峯岸
「分かりました。ではまた夕食の時に」
〈そうして夕食に行く事を伝え部屋を出る。そしてアマテラスまで戻る途中、峯岸と副長は何も話す事が出来なかった〉
今日はこの辺で。今回も読んで頂き有り難う御座いました!次回の次ぐらいにこの世界の設定などを書いて行こうと思いますの見て頂けると幸いです。ではまた!