竜崎side
「わぁ、フー君のスーツ姿かっこいいー!」
「腐☆腐。そういう透もとても似合ってるぞ。美しさがさらに磨かれてしまうなぁ?お前もそう思うだろう、焦凍」
「わりぃ、俺は見えねェ……………」
そうだった、透の姿が見えるのは現状俺だけ。皆さんにはドレスしか見えてないんだろうが、俺は顔とか全部見えてるからね(ドヤ顔)
「ただでさえ顔が良いのにさらにカッコよくなりやがって…………」
「パーティーでスーツにカレーでもついちまえば良いのによぉ………………」
メリッサさんのお陰でレセプションパーティーに参加できることになった上鳴と峰田が何か恨めしそうな視線を送っているが無視☆
「ん"ん"ん"ん"ん"!!いつまでも我慢できぬぅ!」
「オラももう我慢できねぇ!わりぃけど先に行かせてもらうぞ」
「では、学生は学生でごゆっくり」
「さっそくパーティーに出かける。後に続け、トラ何とか!」
「だから僕は伝説の超イケメン天才トランクスだ!」
「うわへへへwwではまた後でですじゃ」
「あ、ちょ……………まぁ良いか」
飯目当てのブロリー達は遅刻組を待つのに耐えきれなくなって先に行ってしまった。俺達が行くまでにパーティーの飯が食い尽くされてなきゃ良いが。
「それにしても集合時間を過ぎているのに緑谷君達は何をやっているんだ!竜崎君、僕は緑谷君に電話するから他の皆に連絡入れておいてくれ!」
「へーへ。えー先ずは爆豪にはパラガスのムスコ♂スタンプで爆撃して、っと」
そんな訳で手分けして連絡し終えて10分後、遅刻組がやって来る。ただし、爆豪と切島を除く。
「ごめん遅くなって!」
「ごめん、遅刻してもうた!」
「…………申し訳ありません、耳郎さんが」
「うう、こういう格好は…………その、なんというか…………」
どういう事かと考えるよりも早く、八百万の後ろからシックなドレスを身に纏った耳郎が出てくる。何だ、ふつーににあってるやん。まぁ透には及ばんけど。
「馬子にも衣装ってやつだな!」
「女の殺し屋みてー」
「黙れ」
「「ギャアァァァァ!」」
上鳴と峰田にイヤホンジャックが突き刺さる。伝説の超バカだ。
「全く、バカな事やってんな。気にすんな耳郎、ふつーに似合ってるからよ」
「あんがと…………でもやっぱ恥ず…………」
でぇじょうぶだ。その内に慣れるさ、たぶん(無責任)
「で、こいつら岩盤で処す?処す?」
「それはめっちゃ迷ってる」
「何でだよ、俺は褒めたじゃんか!岩盤するなら峰田だけにしてくれよ!」
「おま、裏切りやがったなこのやろー!」
低俗な仲間割れをゴミを見る目でみているともう1人やってくる。現れたのは勿論メリッサさんである。
「あれ、皆まだここにいたの?パーティー始まっているわよ」
「皆で行こうと待ってたんだよ。まぁ、ブロリー達は待ちきれず行っちまったが。にしても、よくお似合いで。後ろの2人もそうだそうだと言っています」
「「そうだそうだ」」
「あと2人はメリッサさんが美しくて耳郎が霞んで見えるとも思っています」
「「マジでそうだそうだ。…………あっ」」
上鳴と峰田はギギギッという効果音を出しながら恐る恐る耳郎を振り返る。耳郎は恐ろしいくらい笑顔だった。
「……………楓丸。やっぱ
キ───ン……………ドカーン!!×2
「もう終わりか?終わったな、所詮エロガキはエロガキなのだァ……………」
「い、今のはずりぃだろぉ……………」
「あ、悪魔だぜこいつは…………」
「俺が悪魔?違う、俺は化け物だァ………あ、違う逆だ」
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『乾杯の音頭は来賓でお越しいただいたナンバーワンヒーロー、オールマイトにお願いしたいと思います。皆さま、盛大な拍手を』
ブロリー達がバイキング形式の料理を駆逐して無双していると司会の人がそうアナウンスする。
「は?親父ィ、何でこの俺じゃなくてオールマイトなんだァ?俺にやらせロットォォォォォォォォォ!!」
「やめろブロリー!落ち着けぇ!」
「どけぇ、邪魔だ!!ここは世界Jr.スキーチャンピオンちびっ子スタイルコンテスト優勝健康最優良児グランプリ世界美少年カーニバル特別賞のベジータ様がやるべきなんだ!チャァァァァァァァ!!」
「オラ腹減っちまった…………俺の理性が残っている内におかわり早くくんっれぇぇぇッ!さもないとぶっ殺すぞ!」
「悟飯、疲れたろ?俺と一緒にホテルで寝ないか」
「誰がお前なんかと………!」
「やめてください!このままではまた八つ当たりで楓丸に殺される……………地獄のような未来はもうたくさんだ…………!」
この馬鹿共を追い出してくれねぇかなー、と言った視線がオールマイトに注がれるが能天気な本人はそれに気づかずステージにあがってマイクの前に立つ。
「……………ご紹介にあずかりました、オールマイトです。堅苦しい挨拶は────」
『I・アイランド管理システムよりお知らせします。エキスポエリアに爆発物が仕掛けられているという情報を入手しました。I・アイランドは現時刻を持って厳重警戒モードへ移行します』
「えっ。どういう事」
突然のアナウンスにベジータがキャラも忘れて困惑していると全てのドアが開いてライフルを構えたヴィランが囲むように入って来る。
「聞いた通りだ。警備システムは俺達が掌握した。少しでも不審な動きをしてみろ、そんな事をすれば……………警備マシンが善良な人々に牙を剝くことになる」
モニターが街の映像に切り替わる。そこには警備マシンが見張るかのように配備されており、不安そうにする一般人らが映っていた。
「なにぃ!?な、何て奴だ…………!」
「…………まさか!?島中の人間が人質と言うのか?もしそうだとしたら、俺達も何もかもおしまいだぁ」
「理解が早くて助かるな。────やれ」
次の瞬間、床に埋め込まれた捕縛装置がプロヒーローらを拘束していく。勿論オールマイト、そしてブロリー達も例外ではない。
「まだ飯食いてぇのに…………!このクソ野郎ー!!」
「孫、何を呑気な事を言っている!」
「安心しろ、大人しくしていれば危害は加えない。時間が来れば開放する準備もある」
騒ぐ馬鹿共を放っておいてヴィランのリーダーウォルフラムが歩きながらそう話す。そんなウォルフラムに1人のプロヒーローが身を乗り出す。
「貴様らの目的はなんだ!」
「聞こえなかったのか?大人しくしていろ」
「ぐはっ!」
容赦なく足蹴にしてそう吐き捨てると通信が入る。テロリストが突入してから黙っていたベジータはコロコロ転がってカカロットの傍に寄る。
「カカロット、楓丸の奴にこの状況を連絡しろ。まだ捕まっていないかもしれん」
「んな事言ってもベジータ、下手な動きすりゃあいつら何すっか分かんねぇぞ?」
「チッ、記憶力の無い野郎だ。貴様、原作で俺と初めて戦っとき禿げ頭野郎にやった技があるだろうが」
「!…………最高だぜ、ベジータ。さっそく試してみっか」
竜崎side
突然アナウンスが流れたかと思えば防火扉が作動して閉じ込められた。さらにスマホの電波も遮断。この始末☆…………なんて言える感じでもなさそうだ。
「ちっ、スカウターがあればこんな電波遮断なんぞ…………耳郎、そっちはどうだ?」
「ダメ、エレベーターも反応ないよ」
「だろうな。…………メリッサさん、今までこんな事あったか?」
「いいえ。それに爆発物が設置されただけで警備システムが厳戒モードになるなんて……………」
妙って訳か。どうも嫌な予感がする。
「……………皆、パーティー会場に行こう。会場にはオールマイトが来てるんだ」
「オールマイトが!」
「なんだ、それなら心配いらねーな」
緑谷からオールマイトという言葉が出ただけで安堵する麗日に峰田。……………悔しいが、やっぱすげーなオールマ『おーい、聞こえっか楓丸ー!』いいっ!?
「悟空?!お前、俺の頭の中に直接…………!?」
「フー君?どうかしたの?」
透に心配そうに声を掛けられるが今は悟空の方を優先させてもらう。
『おめぇも知らねぇか。まぁ、おめぇ前世でブロリーmadこそ狂ったように見てたけど原作の方はアニメを一部見た事あるにわかレベルだったかんなー。これはテレパシー能力だ、オラも原作でそこまで使う機会がなかったから忘れてたけどな!』
お前も忘れてたんかい!……………いや、今はそんな事はどうでも良い。
「おい、そっちで何かあったか?いや、絶対あったろ?」
『あったりー!…………ヴィランに襲撃されて皆拘束されちまった。どーしよ?』
「ダニィ!?ヴィラン襲撃!?」
俺の言葉に周囲の空気も一気に張り詰める。詳しく聞くと警備システムを掌握されてブロリーらも含めて全員拘束。さらに島中の人間が人質扱いとの事。やれやれ、どうして行く先々で面倒事が起こるのか。若干憂鬱になりながらも取り合えず皆にも状況を共有した。
「……………状況は把握した。俺はここから脱出するべきだと思う」
「飯田さんの意見に賛同しますわ。私達はヒーロー免許もない学生です、ヴィランと戦う訳には……………」
まぁ、飯田や八百万の意見は間違ってない。そりゃそうだろう。
「……………あっ、そうだ!竜崎の瞬間移動で脱出して外にいるヒーローに助けを求めるのはどうだ?」
「脱出は良いとしても、ヒーロー呼んでも無駄に人質を増やすだけだろうよ」
「そ、それもそうか…………」
「それに上鳴、選択肢はまだあるぞ」
俺はそう言い放つ。視線が俺に集まる中で話を続ける。
「外部からの応援は呼べない。だが、選択肢は逃げるだけじゃない。皆に状況を話しながら考えていたんだがプランがある。だがその前にメリッサさん。君はここの人間だ、警備システムがどこにあるか知っているか?」
俺の問いにメリッサさんは頷いて肯定する。
「警備システムはここの最上階よ」
「ヴィランが掌握出来たって事は俺達に掌握する事も可能だと思うがどうだ?」
「恐らく可能よ。ヴィランがシステムを把握してるならプロテクトやパスワードは解除されている。私達にも再変更が出来る筈だわ」
「よし…………これで条件はクリアされた」
思わずニヤリと笑ってしまう。そんな俺の姿を見て透も少し悪い笑みを浮かべる。
「フー君、勝ち確だけどヒーローらしくないロクでもない事を考えているでしょ?」
「よくお分かりで。…………俺の考えているプランはこうだ」
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15分後管制室
それは突然の出来事だった。管制室を占拠していたヴィランたちの1人が急に倒れた。
「おい!どうし…………」
そう言って声を掛けた者も昏倒。昏倒する者はDON☆DON増えて1人を残して全員眠ってしまった。
「な、何が起こっているんだ!?くそ、ボスに」
「通信させると思っているのか?」
そんな声とともに首筋にチクっと痛みが走る。最後の1人も抗えない眠気に襲われて倒れる。全員が無力化されたところで何もないところから現れたのは透と楓丸。2人はサイレンサー付きの麻酔銃を所持していた。
「これで全員か」
「うん、管制室にいるヴィランは全員無力化したよ。にしても、ヴィランも致命的なミスしたよね。オールマイトよりも私達を最優先で捕えておくべきだったのに!」
「全くだ。んじゃ、皆連れてくるわ」
2人がしたのは至って単純。トランクスルー状態で壁やらシャッターを全てスルー☆して最短で最上階へ到達。八百万製のサイレンサー付き麻酔銃で背後から攻撃・気絶させたのだ。トランクスルー状態では攻撃出来ないので銃を持っている手だけ一瞬解除しては再度トランクスルーを発動させるという地味ながら初見では回避が極めて困難なクソ技である。
そして残っていた面々も瞬間移動で連れられて管制室へ。目に入ったのは幸せそうに眠るテロリストたちの姿だった。
「うわ、ほんとに全部終わってる…………ウチらの出番なかったな…………」
「流石は楓丸さんに葉隠さんですわ………私達も習得しておくべきでしょうか」
「残念だが習得できんぞ、透は例外だけど」
「さぁ、皆!手筈通りヴィランを拘束するぞ!メリッサさんは警備システムの方を!」
「はい!」
各々が作業に取り掛かる。楓丸は眠っているテロリストが付けていた通信機を手に取って警備システムを操作するメリッサの傍に行く。
「メリッサさん、用意は?」
「ええ、いつでも解除できるわ」
「了解。…………悟空、ブロリー達に伝えろ。10秒後に拘束を解除するから一瞬で血祭りにあげてやれ、とな」
『サンキュー、楓丸!こっちは任せとけ!』
次回、ヴィラン終了のお知らせ。デュエルスタンバイ!
続く
トランクスルーが強すぎる………強すぎるんですよ……!
そんな訳で次回は最後の一文通り。脳天気なヴィランも呑み込む時間です、お楽しみに。
投降頻度ですが
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毎週1話確実に投稿でいいぞぉ!
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完成次第投稿しロットォォォォ!!