光のおらん 〜全裸くノ一ピカピカ退魔録〜   作:ろくさん

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第二話

光ヶ丘高校の校舎裏、放課後の湿った風が吹き抜ける武道場の影は、異様な緊張感に包まれていた。 古びた木造建築の壁には蔦が絡まり、夕暮れの陽光が作り出す長い影が、地面に複雑な模様を描いている。 その静寂を切り裂くように、一振りの苦無が風を切る鋭い音を立て、地面に突き刺さった。

 

「そこまでです、光賀さん。あなたの昨日の振る舞い、光賀流の名を冠する者として、到底見過ごせるものではありませんわ」

 

凛とした、鈴を転がすような、しかし氷のように冷たい声が響く。 そこに立っていたのは、腰まで届く艶やかな黒髪を高い位置でポニーテールにまとめ、漆黒の忍装束を隙なく着こなした美少女、霧隠桜であった。 彼女の纏う装束は、現代の素材を一切使わない伝統的な仕様でありながら、彼女のしなやかで豊かな肢体のラインを残酷なまでに強調している。 引き締まった腰回り、そして装束の布地を内側から押し上げるような、推定Eカップの重たげな双丘の曲線。 桜の瞳には、厳格な規律を重んじる正統派くノ一としての誇りと、昨日のプールでの「事件」に対する激しい嫌悪が宿っていた。

 

「……ひゃっ!? さ、桜ちゃん!? どうしてここに……って、その格好、本気なの?」

 

蘭は飛び上がるように驚き、抱えていたスポーツバッグを落としそうになった。 彼女は表向きの姿である、白地に青のラインが入った指定のジャージ姿だ。 昨日の騒動以来、彼女の周りでは「股間が光る美少女」という、あまりにも不名誉な噂が広まりつつあった。

 

「当然です。忍びとは闇に生き、影に溶け、人知れず悪を討つもの。それをあなたは、白昼堂々と全裸を晒し、あまつさえ局部を光らせて人目を引くなど……。破廉恥、いえ、変態的と言わざるを得ません。私がここで、くノ一としての真髄をその身に刻み込んで差し上げますわ!」

 

桜が地面を強く蹴った。 その動きは一筋の黒い影となって蘭の視界から消え、次の瞬間には背後から鋭い手刀が振り下ろされる。 蘭は本能的に身体を捻り、紙一重でその攻撃をかわした。

 

「そんなこと言ったって、私だってなりたくてあんな風になったわけじゃないんだってば! あれは、その……私を守るための防御本能っていうか!」

 

「言い訳は無用ですわ! その歪んだ忍法、私が叩き直してあげます!」

 

二人の少女が、校舎裏の狭い空間を縦横無尽に駆け抜ける。 桜の洗練された体術と、蘭の野生的な身のこなしが火花を散らす。 しかし、その決闘に水を差すように、道場の床下から地響きのような不気味な唸り声が漏れ出した。

 

「……ッ!? この、ねっとりとした不快な気配。煩悩獣ですわね!」

 

桜が瞬時に蘭への攻撃を中断し、道場の床下へと視線を向けた。 腐敗した果実と、男たちの煮詰まった執念が混ざり合ったような、鼻を突く悪臭が漂い始める。 床下の暗闇から、ドロドロとした暗緑色の物体が、まるで意志を持ったヘドロのように溢れ出してきた。

 

それは、巨大な蛞蝓のような異形であったが、その表面は尋常ではない粘り気を帯びた粘液で覆われ、無数の触手状の突起が獲物を求めて蠢いている。 ヌルヌル粘液蛞蝓。 美少女をヌルヌルの液体で汚し、その衣服を溶かして羞恥に震える姿を鑑賞したいという、卑屈で執拗な情欲が実体化した怪異だ。

 

「こんな下劣な怪異、私の『霧隠流』の敵ではありませんわ。光賀さん、黙って見ていなさい!」

 

桜は蘭の助力を拒絶するように前に出た。 彼女は空中で華麗に三回転し、装束の袖から取り出した特殊な苦無を次々と蛞蝓へと投じる。 だが、放たれた刃は、蛞蝓の表面に触れた瞬間に、ジュウッという悍ましい音を立ててドロドロに溶け落ちてしまった。

 

「なっ……私の苦無が!? まさか、強烈な酸性の粘液を纏っているのですか……!」

 

蛞蝓が不気味な咆哮を上げ、その口から大量の暗緑色の液体を噴射した。 桜は空中で身を翻して回避を試みるが、着地した地面までもが既に粘液に覆われ、彼女の足元を奪う。

 

「きゃっ!? な、何、これ……足が、抜けない……っ!」

 

桜の悲鳴が裏庭に響く。 彼女が誇りとしていた漆黒の忍装束に、飛び散った粘液が容赦なく降りかかった。 するとどうだろう。 鉄をも溶かす強力な酸が、桜の装束の布地を瞬く間に侵食し始めたのだ。 肩口から胸元にかけて、装束の合わせ目がボロボロと崩れ落ちる。 桜が慌てて胸を隠そうと腕を動かすが、その腕にも絡みついた粘液が糸を引き、布地を無理やり引き剥がしていく。

 

「や、やだ……服が……服が溶けていく……っ! あ、あぁ……肌に、変な液体が……冷たくて、気持ち悪い……ッ」

 

桜の顔が羞恥と屈辱で真っ赤に染まる。 正統派を自負し、隙のない格好を貫いてきた彼女にとって、装束が溶けて無防備な肌を晒すことは、死にも勝る屈辱であった。 装束の胸部は完全に崩壊し、桜の豊満な双丘が、重力に逆らえずプルンと外気に放り出される。 粘液を浴びた肌はテカテカと生々しく光り、彼女の意思に反して、立ち昇る羞恥の熱が、さらにその香りを引き立てていた。

 

「霧隠さん、危ない! 今、助けるから!」

 

蘭が駆け寄ろうとするが、蛞蝓の放った別の粘液が、彼女のジャージにも降りかかった。 バチバチと火花を散らすように、蘭のジャージが溶け、その下に着ていたインナーまでもが消失していく。

 

「あぅ……また、またこれなの!? せっかくお気に入りのジャージだったのに!」

 

蘭の白い腹部が露わになり、さらに下腹部を守っていた布地も、酸によって無残に焼き切られた。 脚の付け根に沿って広がる柔らかなライン、そして乙女の最も秘められた場所までもが、遮るもののない空気に晒される。 昨日と同じ、いや、それ以上に強烈な「見られている」という感覚。 隣で全裸同然になりながら悶絶する桜の姿も相まって、蘭の羞恥心は一気に沸点へと達した。

 

「は、恥ずかしい……っ! もう、こんなにヌルヌルで、丸見えなんて……あぁぁぁっ……!」

 

叫びとともに、蘭の股間と胸から、爆発的な白い光が噴き出した。 退魔の力、浄化の輝き。 それは全裸となった蘭を救うための「規制の光」として顕現した。 だが、今日のそれは、周囲に充満する粘液のせいで、さらにカオスな状況を作り出した。

 

「ま、眩しっ……!? 光賀さん、あなた、なんて下品な光を放つのですか……!」

 

桜は自分の全裸を棚に上げ、蘭を睨みつけた。 しかし、蘭の放つ光は、粘液の粒子に乱反射し、サーチライトのように四方八方へと飛び散る。 光の制御が効かず、蘭が隠したいはずの場所を光が外れ、右へ左へと激しくスライドする。

 

「ちょっと! 光さん、動かないで! 今、右の胸が見えちゃった! あ、今度は股間が……きゃああっ!」

 

蘭は必死に光を自分の秘部に戻そうと手で抑えるが、光は生き物のように逃げ回り、その隙間から彼女の瑞々しいピンク色の肌がチラり、チラりと夜の帳を照らし出す。 一方で、その激しい光に照らされたのは、隣にいる桜だった。 光を持たない桜は、蘭の発光によって、その全裸の隅々までがスポットライトを浴びたように強調されてしまう。

 

「あああああッ、照らさないで! やめて、私の……私のお尻まで、そんなに明るく照らさないでくださいまし!」

 

桜は地面に這いつくばり、必死にお尻の割れ目を隠そうとするが、蘭の光は無慈悲にも桜の肢体を彫刻のように美しく浮き彫りにする。 粘液でヌルヌルと光る桜の肌、恥じらいで小刻みに震える肩、そして涙を浮かべて見上げる屈辱の表情。 そのすべてが、蘭の放つ「浄化の光」によって、この世で最も扇情的な作品へと変貌していた。

 

「ごめん! でも、これを止めないと……うぅ、いくよ、桜ちゃん! 恥ずかしいけど、やっちゃうから!」

 

蘭は覚悟を決めた。 羞恥心が強まれば強まるほど、光の浄化能力は増す。 彼女は自分の身体を抱きしめるように丸め、顔を限界まで真っ赤にした。 全身から立ち昇る湯気が、光と混ざり合って幻想的な桃色の霧を作り出す。

 

「見えないから、恥ずかしくない! 見えないから、大丈夫だもん……ッ!」

 

蘭はヌルヌルと滑る足元を、羞恥心で引き出した超人的な脚力で踏み締め、蛞蝓の懐へと飛び込んだ。 そして、光り輝く自らの股間を、蛞蝓の核である中央の大きな目玉へと叩きつける。

 

「光賀流奥義・聖域目潰し《サンクチュアリ・フラッシュ》!」

 

その瞬間、道場裏一帯が、もはや太陽を間近で見るような、圧倒的な白い輝きに飲み込まれた。 不浄な粘液は、乙女の極限の羞恥から生まれた聖なる熱量に触れた瞬間、パチパチという音を立てて蒸発していく。 蛞蝓は「尊い……これこそ究極の、見えそうで見えない美……」という断末魔を上げ、光の中に溶けて消え去った。

 

静寂が戻った後、そこにはボロボロになった二人の少女が、荒い息をつきながら残されていた。 蘭は、光の余韻でまだピカピカと股間を明滅させながら、地面に座り込んでいる。 その隣では、一枚の木の葉さえも見つからず、粘液でしっとりと濡れた全裸を晒したまま、桜がわんわんと声を上げて泣きじゃくっていた。

 

「うっ、うぅ……。私の忍装束が……忍びとしてのプライドが……。あんな、あんなに煌々と照らされながら、隅々まで見られるなんて……」

 

「わ、私だって同じだよぉ……。ほら、見て、光がまだ止まらないの……」

 

蘭が立ち上がろうとすると、その動きに合わせて股間の光がピカッ、ピカッとサーチライトのように周囲を照らし出す。 その光は、偶然にも桜の、粘液でテカテカに光る太ももを真正面から捉え、その瑞々しい質感をこれでもかと強調した。

 

「ま、眩しいですわよ! どこを照らしているのですか、この『お裸ん』!」

 

「お、お裸んって呼ばないでよ! これ、勝手に出ちゃうんだから……あぁっ、また強くなった!」

 

二人の少女は、月明かりの下で全裸(一人は光あり、一人は完全無防備)のまま、押し問答を始めた。 しかし、彼女たちは気づいていなかった。 道場の屋根の上で、一人の少年が望遠レンズを必死に構え、鼻血を噴き出しながらシャッターを連写していることに。

 

「最高だ……。光るお裸んと、ヌルヌルに照らされた正統派くノ一……。このコントラスト、まさに学園の至宝だぞ!」

 

もっこり助兵衛のカメラには、蘭の光がズレた瞬間の「奇跡の一枚」と、桜の粘液で濡れた胸元が光に透けている瞬間が、しっかりと記録されていた。 明日のファンクラブ掲示板が、昨日以上の爆発を見せることは、もはや疑いようのない事実であった。

 

蘭は必死に自分の光を抑え込もうと身悶えし、桜はその光から逃れようと必死に地面を這う。 二人の奇妙な、そしてあまりにも破廉恥なライバル関係は、こうして最悪で最高の形で幕を開けたのである。

 

遠くで夜鳥が鳴き、夜の帳が降りる中、更衣室へと向かう二人の後ろ姿は、不定期に放たれる眩い光によって、何度も何度も、不自然に夜の闇を照らし出していた。

 

「光賀さん……。次に会う時は、絶対にその光を封印して差し上げますわ……覚えていなさい……」

 

「うぅ……その前に、ちゃんと服を着ようよ、桜ちゃん……」

 

二人の戦い、そして羞恥の物語は、まだ始まったばかりであった。

_____

 

非公式ファンクラブサイト:光のお裸んファンクラブ (旧:美しき水泳部の星を見守る会)

 

【神回】新キャラの黒髪ロング美女、初登場でヌルヌル全裸確定の件【神の後光】

 

1:助兵衛@管理人 同志諸君、生きてるか? 俺は今、道場の屋根の上から帰還し、失った分の血液を補給するためにレバーを食いながらこれを書いている。 今日の放課後、道場裏で起きた「奇跡」は、昨日のプールを遥かに凌駕するものだった。 伝説は、まだ始まったばかりだぞ。

 

2:名無しの光高生 会長、乙です! 道場裏で凄い光を見たって噂、マジだったんだな。 校舎の窓がピンク色に染まってたぞ。 で、詳細を早く頼む!

 

3:名無しの光高生 新キャラって、あの水泳部の蘭ちゃんといつも一緒にいる、ポニーテールの霧隠さんか? あの子、めちゃくちゃガード固そうだけど、どうなったんだよ。

 

4:助兵衛@管理人 >>3 そうだ、あの霧隠桜ちゃんだ。 正統派くノ一を気取って蘭ちゃんに説教してたんだが、そこに現れたのが「ヌルヌル粘液蛞蝓」だ。 こいつが最高にいい仕事を下んだ。 奴の吐き出した粘液が、桜ちゃんの漆黒の忍装束を……ジュウゥッてな。 見る間に溶かして、彼女のEカップが、こう、プルンッて飛び出したんだよ!

 

5:名無しの光高生 Eカップ!? あのスレンダーな体型でEだと!? 会長、それは聞き捨てならんぞ! 画像だ、画像を早くアップするんだ!

 

6:名無しの光高生 ちょっと待て、蘭ちゃんはどうしたんだよ。 主役の「お裸ん」がいないと始まらないだろ。

 

7:助兵衛@管理人 安心しろ。蘭ちゃんも巻き込まれて全裸だ。 ジャージが溶けて、昨日以上の「規制の光」が炸裂した。 だが、今日の見どころはそこじゃない。 蘭ちゃんの光が、蛞蝓の粘液に乱反射して「プリズム現象」を起こしたんだよ。 光が右へ左へスライドして、蘭ちゃんの秘部がチラりチラりと……! 俺のカメラの連写機能が火を吹いた瞬間だった。

 

8:名無しの光高生 マジかよ……光の隙間からこんにちは、か。 まさに現代のデジタル規制との戦いだな。

 

9:助兵衛@管理人 それだけじゃないんだ。 一番の奇跡は、その蘭ちゃんの光が、隣にいた「光を持たない全裸の桜ちゃん」を、サーチライトみたいに照らし出したことなんだよ! 暗闇の中、粘液でテカテカに濡れ光る桜ちゃんの白い肢体が、蘭ちゃんの後光によって、まるで彫刻のように鮮明に、かつ扇情的に浮き彫りになった。 桜ちゃん、木の葉一枚で必死に隠してたけど、蘭ちゃんの光に後ろから照らされて、お尻の割れ目までクッキリ見えてたからな。

 

10:名無しの光高生 うおおおおおお! 光のお裸んと、光に晒される生身のくノ一! なんて芸術的なコラボレーションなんだ! 会長、その「サーチライト桜ちゃん」の画像もセットで頼む!

 

11:名無しの光高生 蘭ちゃんの光って、敵を倒すための「聖なる光」なんだろ? それが皮肉にも、仲間を一番恥ずかしい形で見せつける武器になるなんて……。 お裸ん、罪な女すぎるぜ。

 

12:助兵衛@管理人 まさにそれだ。 蘭ちゃんが「見えないから恥ずかしくないもん!」って涙目で叫んでるのに、 その股間の光が桜ちゃんの太ももをピンポイントで強調してるんだから、もうカオスだよ。 桜ちゃんも最後は「照らさないでええ!」って泣いてたしな。 最高のご馳走だった。

 

13:名無しの光高生 これ、ファンクラブの名前を「お裸ん&生桜(なまざくら)を見守る会」に変えた方がよくないか?

 

14:助兵衛@管理人 それは今後の展開次第だな。 とりあえず今夜、画像ギャラリーに【第156回・粘液と光のプリズム・桜ちゃん初脱げ特集】をアップする。 会員諸君は、賢者タイムの修行に備えるように。

 

15:名無しの光高生 会長一生ついていきます! 次は烈の野郎が何かデバイスを作るって噂だけど、またカオスな光が見れるのを期待してるぞ!

 

16:名無しの光高生 蘭ちゃん、今日は更衣室でもピカピカしてたらしいな。 女子更衣室の隙間からピンクの光が漏れてるのを見た奴がいる。 あのお裸ん、もう普通の服じゃ光を隠しきれなくなってるんじゃないか?

 

17:助兵衛@管理人 その通りだ。 羞恥心が溜まるほど光は漏れる。 俺たちの熱視線が、そのまま彼女の輝き(露出)に繋がるんだ。 さあ、明日も全力で「観測」を続けるぞ!

 

18:名無しの光高生 お裸ん、最高! 桜ちゃん、もっと脱げろ!

 

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