六月の重苦しい湿気が、光ヶ丘高校のコンクリート校舎を逃げ場のない蒸し風呂へと変貌させていた。窓の外ではどんよりとした鈍色の雨雲が重たく低く垂れ込め、今にも降り出しそうな雨の気配と、数百人の男子生徒たちが放つ尋常ならざる熱気が混じり合い、廊下の空気はどろりとした淀みを生んでいた。一歩歩くごとに、肌と制服の間に熱がこもり、逃げ場を失った水分が薄い皮膚をなぞる。
光賀蘭は、制服のブラウスの第一ボタンを何度も震える指先で確認しながら、うつむき加減に中庭を横切っていた。数日前に影山烈から施された特殊オイルの残留効果は、未だに彼女の身体の隅々を執拗に支配し続けている。一歩足を踏み出すたびに、プリーツスカートの裏地が、しなやかな太ももの内側を執拗になぞり、そのわずかな摩擦さえもが、今の過敏になった彼女にとっては脳を直接揺さぶるような、甘く痺れるような過剰な刺激となっていた。
「……もう、どうなっちゃってるの。みんな、今日はずっと変だよ。目が怖すぎるっていうか、まるでお腹を空かせた狼みたいで。すれ違うだけで背中がゾクゾクして、服が肌に触れるだけで、なんだか……変な感じになっちゃうんだよ」
蘭は震える声で独り言を漏らしながら、自身の腕で胸を抱きしめるようにして歩を速めた。局部を覆う謎の光は、彼女の不安とオイルによって強制的に研ぎ澄まされた感覚に呼応し、制服の下で絶え間なくピカピカと明滅を繰り返している。その淡く神聖な純白の輝きが廊下の壁に反射するたびに、遠巻きに見ている男子生徒たちの間から、喉を鳴らすような卑俗な吐息が漏れるのを彼女は知っていた。
そんな異常な緊張状態にある学園内で、突如として異変が起きたのは放課後のことだった。普段ならバレー部やバスケ部の活気ある掛け声、規則的なホイッスルの音が響き渡るはずの第一体育館が、異様なまでの静寂に包まれていた。だが、その静寂は決して平和なものではなく、火薬庫が爆発する直前のような、どす黒い熱量を孕んでいた。扉の向こうからは地響きのような野太い地鳴りが、低い振動となって床を伝わってくる。
異変を察知した蘭が、霧隠桜と共に体育館の重い扉を、細く、慎重に開けると、そこには常軌を逸した地獄絵図が広がっていた。床一面を埋め尽くしていたのは、頭に「蘭ちゃん命」や「ペロペロ」と血のように赤いインクで乱暴に書かれた鉢巻きを締め、血走った目で中央の特設ステージを見つめる数百人の男子生徒たちだった。
彼らの中には、かつてファンクラブで蘭を純粋に応援していた者、隣の席でノートを貸してくれたクラスメイト、いつも中庭で挨拶を交わす穏やかな先輩たちの姿もあった。だが、今の彼らの顔には理性の欠片も見当たらず、ただドロドロとした剥き出しの肉欲だけが、その瞳の奥でギラギラと異様な光を放っていた。彼らの口元からは抑えきれない唾液が滴り、体育館特有のワックスの匂いを上書きするように、獣のような雄の体臭が空間を支配していた。
体育館の四方の壁面には、信じられないような文言が踊る巨大な横断幕が、いくつも掲げられていた。
祝、第一回ペロペロ・トーナメント開催。
優勝賞品、蘭ちゃんを一日中ペロペロできる権利。
本人の許可なし。イエス・タッチ。イエス・ペロペロ。
その文字が視界に飛び込んできた瞬間、蘭は全身の血が指先から引いていくような感覚に襲われた。膝の力が抜け、壁に背を預けてかろうじて立ち続ける。
「……なっ、何なのこれ。一日中ペロペロできる権利って、何のこと? しかも、本人の許可なしって、勝手なこと書かないでよ。みんな、本当にどうかしちゃったんだ。嘘だよね、これ。冗談なんだよね……っ」
蘭は衝撃のあまり、扉の影で膝をがくがくと震わせた。彼女の大きな瞳から、ぽろりと大粒の涙がこぼれ落ち、埃っぽい床に小さな黒い染みを作る。昨日まで蘭ちゃん、今日の戦いも最高だったよ、と笑顔で声をかけてくれた仲間たちが、今は蘭ちゃんのあのお尻を舐め回させろ、と獣のような咆哮を上げている。その事実が、何よりも彼女の心を深く傷つけ、純粋なくのいちとしての誇りを無惨に引き裂いていた。
「……というか、何してんのこの人たち。馬鹿なの。馬鹿なんだよね。なんでこんなに全力で気持ち悪いことしてるの」
悲しみの一方で、蘭の頭の中には底冷えするような呆れの感情も湧き上がっていた。だが、その呆れすらも打ち消すほどの強烈な欲望の波動が、ステージ中央から物理的な圧力となって放たれた。
「さあ、子羊たちよ! 理性という名の、なんと不自由で退屈な鎖を今こそ解き放つのだ! お前たちが夜な夜な夢にまで見た、あの光り輝く女神の肌。その柔らかな感触を、その甘い香りを、独占したいとは思わないか! お前たちの渇いた舌で、彼女のすべてを潤してやりたいとは思わないか!」
紫色の不気味な煙の中から姿を現したのは、煩悩軍団の幹部、
「蘭ちゃんのパンツが見たいかぁ!?」
「うぉぉぉおおお!」
「蘭ちゃんの裸が見たいかぁ!? 謎の光の向こう側を、その舌で暴き尽くしたいかぁぁぁ!?」
「うぉぉぉぉぉおおおおお!!」
ベリアルは蘭が扉の隙間から、震えながら見ていることに気づくと、残酷な嘲笑を浮かべてさらに声を張り上げた。彼の声は拡声器の霊具を通じて、蘭の脳細胞を直接掻き回すような不快な響きとなって彼女を襲う。感度十倍の蘭にとって、その音波はもはや鼓膜を通り越して、全身の皮膚を直接なぞられるような物理的な愛撫に等しかった。
「ならば勝ち取れ! このペロペロ・トーナメントを勝ち抜いた唯一の勝者には、私が特別に用意した聖なる呪具を授けよう。それを使えば、蘭ちゃんのあの邪魔な謎の光を一時的に無効化し、全身を思う存分、隅々までペロペロし放題だ!! 彼女の泣き顔を特等席で拝みながら、最高の悦びを享受するが良い! 彼女の純白の肌を、お前たちの色に塗り替えてやるのだ!」
「ペロペロ! ペロペロ! ペロペロ!」
男子生徒たちのシュプレヒコールが、体育館の窓ガラスをビリビリと震わせる。それはもはや、一つの宗教的狂乱に近い熱量を帯び、正気の世界とは完全に切り離された地獄絵図となっていた。
蘭は、ステージの袖で呆然と立ち尽くしていた。ベリアルの言葉の一つ一つが、鋭い刃となって彼女の少女らしいプライドを削り取り、内側からボロボロに崩していく。彼女がこれまで恥ずかしさに耐え、街の平和を守るために晒してきたその姿が、今は自分を辱めるための最高の餌として扱われている。信じていた絆が、欲望という泥にまみれて汚されていく。
「……もう、やめて! みんな、目を覚ましてよぉ! こんなこと、絶対に間違ってるんだからっ!」
その場にこれ以上留まることができず、蘭は体育館の重い扉を両手で押し開き、嵐の渦中へと飛び込んでいった。明るい栗色のボブヘアを振り乱し、彼女は必死に手を広げて暴徒たちを制止しようとする。しかし、その行為こそが、ベリアルが最も待ち望んでいた火に油を注ぐ引き金であった。蘭がリングの近くに姿を現した瞬間、体育館を揺るがしていた罵声と打撃音が、一瞬だけ止まった。
数百組の血走った瞳が、一斉に彼女という一点へと収束する。その視線の鋭さは、もはや物理的な質量を持って蘭の薄い制服を貫き、彼女の肌を直接なぞるかのような不快な粘り気を帯びていた。
「お、おおお! 本物だ! 本物の蘭ちゃんだぞ!!」
「うぉぉぉぉ! 蘭ちゃん、自分から来てくれたのか! さあ、優勝賞品を今すぐここで提供してくれぇぇ!」
さっきまで互いに殴り合い、髪を掴み合っていた男たちの動きが、一転して蘭への狩りへと切り替わった。彼らの瞳からは人間としての知性が消え失せ、代わりにどす黒い、剥き出しの肉欲だけがギラギラと異様な輝きを放っている。理性を狂わされた彼らにとって、目の前に現れた蘭は、救うべきヒロインでも守るべき級友でもなく、ただ自らの渇きを癒やすための極上のご馳走に他ならなかった。
蘭の胸の奥を、鋭い痛みが突き抜ける。目の前で涎を垂らし、手を伸ばしてくる彼らは、つい昨日までおはよう光賀さん、と爽やかに笑いかけてくれた友人であり、戦いの最中にお裸ん、負けるなー、と喉を枯らして声援を送ってくれた人々だったのだ。
「みんな、どうしちゃったの……。私のことを、応援してくれてたんじゃなかったの……っ? 私のこと、大切に思ってくれてたんじゃないの!? こんなの、ちっとも嬉しくないよぉ!」
蘭は彼らを傷つけたくない一心で、くのいちとしての攻撃に転じることができない。襲いかかる男たちの群れを、しなやかな身のこなしでひらりと避けるのが精一杯だった。しかし、影山烈の特殊オイルによって通常の十倍に跳ね上がった彼女の感度は、この極限状態において最悪の枷となっていた。
「ひゃうんっ!? や、やめてっ、そこを掴まないでぇっ!」
一人の男子生徒が、蘭の背後から制服のブラウスの裾を強引に掴んだ。指先が微かに腰の肌に触れただけで、蘭の脳裏には雷に打たれたような強烈な電撃が走る。全身の毛穴が収縮し、望まぬ快感と羞恥の混濁した刺激が、彼女の膝から力を奪った。
「捕まえた! 蘭ちゃんの腰、めちゃくちゃ細いぞ! 柔らかいぞ!」
「ずるいぞ! 俺にも触らせろ! 俺にもペロペロさせろぉぉ!」
男たちが次々と蘭の肢体へと群がった。バリッ、という不吉な乾いた音が、男たちの咆哮を切り裂いて響き渡る。蘭の制服の右袖が肩の付け根から引き裂かれ、透き通るような白い肌と、そこから覗く華奢な下着のストラップが露わになった。さらに、背後から伸ばされた複数の手がブラウスのボタンを次々と弾き飛ばし、スカートのホックを力任せに引きちぎっていく。
「やだ、やだぁっ! 触らないで、そんなにじろじろ見ないでくださいっ! 恥ずかしい……もう、死ぬほど恥ずかしいよぉっ!」
絶望的な羞恥が、蘭の意識の深奥で猛烈な火花を散らす。彼女の顔は耳の裏まで真っ赤に染まり、目には大粒の涙が浮かんで溢れ出した。その極限の羞恥心が火種となり、彼女の胸と股間の二箇所から、ドクンドクンと激しい鼓動に合わせて脈打つように、まばゆい純白の光が溢れ出した。
「見えないから、恥らわしくないもん! 謎の光、発動っ……!」
蘭は震える声で叫んだが、その姿はもはや隠されているとは言い難い、凄惨なまでの艶姿となっていた。制服はもはやボロ布と化し、彼女の肢体のほとんどが曝け出されている。局部だけを不自然なほど白く塗り潰す謎の光は、かえって周囲の柔肌の白さを、そして逃げ惑うたびに左右にプリプリと揺れる、遮るもののない健康的なお尻の美しさを、残酷なまでに際立たせていた。
その光に照らされた蘭の全身は、まるで闇の中に浮かび上がる国宝の彫刻のように神々しく、そして同時に、この世のあらゆる卑俗な欲望を惹きつける魔性の魅力を放っていた。
「くははは! 見ろ、この輝きを! 恥じらいが強まれば強まるほど、肉の香りは高まり、光はより一層お前たちを誘う! さあ、子羊たちよ、もう少しで見えるぞ! あの光のカーテンを、お前たちのその汚れた舌で、欲望の重みで、力任せに剥ぎ取ってやるのだ!」
ステージの上で、ベリアルが拡声器を手に狂ったように煽り立てる。おっぱいもお股もペロペロ放題だぁ、という狂気的な叫びと共に、数十人の男たちの手が、蘭の全身を埋め尽くそうと波のように押し寄せてきた。
蘭はリングの上に崩れ落ち、自身の両腕で胸を必死に隠しながら、マットの上を這い回って逃げようとする。しかし、オイルの効果で過敏になった肌は、床の感触さえもが執拗な愛撫となって彼女を責め立てる。足首を掴まれ、太ももを撫で回され、彼女の局部を隠す白い光は、暴徒たちの指先が触れるたびに、パチパチと音を立てて激しく火花を散らした。
「ダメ……もう、ダメぇ……っ。みんな、正気に戻って……。私を、私を壊さないでよぉ……っ! お願い、誰か、誰か助けて!」
蘭の意識が、絶望の闇に飲み込まれようとしていた。かつての仲間たちの手が、自分の最も秘められた場所に届こうとした、その刹那。体育館の二階ギャラリーから、空気を切り裂くような、一喝の怒声が響き渡った。
「お前ら……それでも蘭ちゃんのファンかァァァーーーーーッ!!!」
その声は、体育館の全ての喧騒を圧倒的な質量で押し潰した。男たちの動きが、まるで時が止まったかのようにピタリと停止する。全裸同然で、涙に濡れた顔を上げた蘭の視界の端に、逆光を背に受けて立つ、一人の男のシルエットが映り込んだ。
それは、ボロボロになりながらも愛機を離さない、一人の変態の執念の姿であった。
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非公式光賀蘭ちゃんファンクラブ:光の聖域(サンクチュアリ)
管理人:もっこり助兵衛
【緊急収容】第一体育館、阿鼻叫喚の地獄絵図! 蘭ちゃんの制服崩壊と「聖域」への冒涜を許すな!【実況】
1:助兵衛@管理人
同志諸君。俺は今、指先が震えるのを抑えながらこのスレッドを立てている。
今日の第一体育館は、学園の歴史上、もっとも輝かしく、そしてもっとも卑俗な地獄へと変貌した。
「ペロペロ・トーナメント」……ベリアルという悪魔が放った欲望の毒によって、理性を失ったかつての仲間たちが、蘭ちゃんを「賞品」として奪い合うという最悪の事態だ。
だが、俺が見たのはそれだけじゃない。
あの大乱闘を止めようと、たった一人でリングへ飛び込んだ蘭ちゃんの、あの悲痛な勇姿を、俺はレンズ越しに、そしてこの魂に刻み込んできた。
諸君。今日の蘭ちゃんは、もはや「エロい」という言葉では形容できない。
それは、絶望的な羞恥心が放つ、究極の「命の輝き」だった。
2:名無しの光高生
会長、乙です。
俺もあの場にいた。ベリアルの術に抗うので精一杯だったが、蘭ちゃんが現れた瞬間のあの空気の変化は異常だったな。
それまで殴り合ってた男たちが、一斉に動きを止めて、よだれを垂らしながら彼女一点を見つめる。
あの視線の重さだけで、普通なら押し潰されてしまうはずだ。
しかも蘭ちゃん、烈くんの「感度十倍オイル」のせいで、立っているだけで精一杯の状態だっただろ?
それなのに、みんなを助けようとして……。
あのひたむきな姿に、俺は涙が出たよ。まあ、股間は別の意味で熱くなってたけどな!
3:名無しの光高生
俺はリングの最前列で見てしまったんだ。
蘭ちゃんが男たちの群れを必死に避けようとした時、制服のブラウスが、あの太ももに擦れるたびに。
局部を隠す白い光が、ドクンドクンと心拍に合わせて激しく点滅していた。
あれは間違いなく、彼女の内側で羞恥心が爆発している証拠だ。
オイルの効果で、空気が肌を撫でるだけで「触られている」ような刺激を受けているんだろう。
そんな状態で、数十人の男たちの手が、彼女の細い手首や、しなやかなウエストを狙って伸びてくるんだぜ。
あれはもう、公開処刑に等しい辱めだった。
4:ペロペロ過激派(理性を失い中)
うぉぉぉぉ! 蘭ちゃん! 蘭ちゃん最高ぉぉぉ!!
あのブラウスの袖が引き裂かれた瞬間の、あの白い肩!
ストラップが食い込んで、真っ赤になった柔肌!
最高に美味しそうだったぞ!!
「やだ、触らないで!」って泣きながら逃げ回るお尻の、あのプリプリした揺れ!
光が明滅するたびに、お尻の割れ目のラインがクッキリと、俺たちの網膜に焼き付いたんだよぉ!
ベリアル様、万歳! ペロペロさせてくれ! 今すぐあの光の中を舐め回させてくれぇぇぇ!!
5:助兵衛@管理人
>>4
貴様のような輩がいるから、俺は怒っているんだ。
あの瞬間の蘭ちゃんの瞳を見たか。
かつて自分を応援してくれたはずのファンたちが、今は自分の服を引き裂こうとする捕食者になっている。
その事実に、彼女がどれほど深く傷つき、絶望していたか。
俺のレンズは、彼女の目からこぼれ落ちた一粒の涙が、オイルでテカテカになった頬を伝い、鎖骨へと落ちていく瞬間を捉えた。
それは、どんな宝石よりも美しく、そして悲しい「奇跡」だったんだ。
お前らは、その奇跡を汚した。
ただの食欲として、彼女を消費しようとした。
それはエロへの冒涜だ!
6:名無しの光高生
会長の言葉、重いぜ……。
でも実際、あの場の狂乱は凄まじかった。
蘭ちゃんのスカートのホックが弾け飛んで、腰のあたりから白い光が溢れ出した時、
体育館中に「蘭ちゃんの恥じらいの匂い」が充満した気がした。
感度十倍で、全身が性感帯と化した蘭ちゃんが、マットの上を這い回りながら、
「ダメ……もう、ダメぇ……っ」て掠れた声を出した時、
正直、俺もベリアルの軍門に降りそうになった。
あれは人間が耐えられる刺激じゃない。
守ってあげたいっていう騎士道精神と、今すぐあの白い光を剥ぎ取ってやりたいっていう本能が、俺の中でデッドヒートを繰り広げてたよ。
7:名無しの光高生
蘭ちゃんが全裸(秘所ピカピカ)の状態になった時の、あの「行灯」のような神々しさ。
激しく動くたびに、プリプリとしたお尻の肉が光の境界線に弾かれて、
一瞬だけ、本当に一瞬だけ、真実が露わになる。
烈くんのドローンカメラが捉えた、あの秒間千コマの解析画像。
あそこに映っていたのは、もはやこの世のものとは思えないほど瑞々しい「少女の矜持」だった。
男たちの手が彼女の肌を掠めるたびに、光がパチパチとはぜて、
まるで彼女が全身で拒絶の叫びを上げているようだった。
8:助兵衛@管理人
その通りだ。
男たちの脂ぎった指先が、彼女の太ももを、そして脇腹をなぞる。
蘭ちゃんはそのたびに「ひゃあんっ!」と、くぐもった声を上げて身体を反らせる。
オイルの効果で、触られた箇所が赤く腫れ上がり、そこからさらに光が漏れ出す。
あれを「ご褒美」だなんて言えるのは、魂が腐っている証拠だ。
彼女は戦っていたんだ。
自分を汚そうとする無数の欲望の渦の中で、たった一人で、「謎の光」という名の最後の砦を死守していた。
その姿を見て、何も感じない男がいるか!
俺は、二階のギャラリーでカメラを握りながら、指が折れるほど力を込めていた。
そして、叫ばずにはいられなかったんだ。
9:名無しの光高生
あの時の会長の声、マジで痺れましたよ。
「お前ら、それでも蘭ちゃんのファンかッ!」
あの絶叫が響いた瞬間、体育館の空気が凍りついた。
ベリアルの欲望波動が、一瞬だけ会長の怒声に押し返されたんだ。
ボロボロになりながら、それでも蘭ちゃんの尊厳を守るために仁王立ちする会長……。
あの時、俺の理性の鎖が繋ぎ直された音がしました。
そうだ、俺たちは蘭ちゃんを舐めるためにいたんじゃない。
蘭ちゃんのあの「輝き」を、一生追い続けるためにいたんだ!
10:ペロペロ過激派(少し正気に戻り中)
……助兵衛、お前の言う通りかもしれない。
俺、蘭ちゃんの泣き顔を見て、なんで興奮してたんだろう。
あんなに辛そうに光を放って、自分の身を守ろうとしてたのに。
俺たちが伸ばした手は、彼女を助けるための手じゃなくて、彼女を追い詰めるための爪だったんだな。
ごめん、蘭ちゃん。俺、自分が恥ずかしくて死にそうだ。
11:助兵衛@管理人
>>10
分かってくれればいい。
エロとは、届かぬからこそ美しく、隠されるからこそ宇宙を感じるものだ。
YESお裸ん! NOタッチ!
この原点を忘れた時、俺たちはただの害虫に成り下がる。
蘭ちゃんが今日、あの地獄の中で見せた「恥じらい」は、
俺たちがこれまで観測してきた中でもっとも純粋で、もっとも過酷なものだった。
俺は、彼女がリングの上で、自分の腕で自分を抱きしめながら震えていたあの姿を、
生涯かけて、このフィルムに刻んだ責任を果たしていく。
12:名無しの光高生
さあ、次は第十九話の完全解説だ!
会長がベリアルをどう論破し、蘭ちゃんにあの「ブルマ」を投げ渡したのか。
あのブルマ、管理人の私物じゃないかという疑惑はあるが、今はそんなことはどうでもいい。
蘭ちゃんがブルマを穿く時の、あの十倍感度に耐える悶絶ショット!
会長、アップまだですか!
13:助兵衛@管理人
ふっ……。データはすでに重厚に保護されたサーバーへアップ済みだ。
タイトルは「【聖域奪還】蘭ちゃん、涙のブルマ装着と、一人の英雄の背中【極秘連写】」。
彼女がオイルの刺激で「あふんっ」と声を漏らしながら、片足ずつブルマに足を通す、あの至高の三分間。
全百二十枚の連写ショットを、心して拝むがいい。
ただし、これは「ペロペロ」するための画像ではない。
彼女の復活を祝うための、神聖なる「儀式」だということを忘れるな。
14:名無しの光高生
会長、最高! 一生ついていきます!
よっしゃ、今夜は賢者タイムの修行に入りつつ、蘭ちゃんの無事を祝うぞ!
15:助兵衛@管理人
よし、解散だ。
各自、明日の学園で蘭ちゃんを見かけても、決して「ペロペロ」などという言葉を口にするな。
彼女が安心して「恥ずかしがって光れる」環境を、俺たちが取り戻すんだ。
光の聖域、これより通常任務へ復帰する!