暗黒煩悩軍団の本拠地、上空に不気味な威容を誇る煩悩の魔城の内部は、もはやこの世の理が通用しない異界へと成り果てていた。壁面を覆うどろりとした赤紫色の肉壁は、不規則なリズムでドクンドクンと脈動し、そこから染み出す桃色の粘液が、床を歩くたびに蘭の足首にまとわりついてくる。城の深部へと続く大回廊には、エロ大王の魔力によって生み出された無数の煩悩獣たちが、出口の見えない濁流のように溢れかえっていた。
煩悩獣。それは人間の底なしの欲望を形にしたような、醜悪かつ淫らな魔物たちだ。あるものは巨大な舌をだらしなく垂らし、あるものは無数の節くれだった触手をうごめかせ、あるものはただ肥大化した肉の塊として、獲物である少女たちを飲み込もうと虎視眈々と狙っている。その数は数百、数千。回廊を埋め尽くす肉の海が、蘭と桜の進路を物理的に遮断していた。
「はぁ、はぁ……っ。もう、多すぎるよ! 倒しても倒しても、霧の向こうからどんどん湧いてくるんだもん!」
光賀蘭は、引き裂かれた制服の残骸を激しく上下させながら、迫りくる煩悩獣の群れを必死に退けていた。彼女の局部を覆う謎の光は、断続的な戦闘によって激しく明滅し、その出力に陰りが見え始めている。精神的な疲労が限界に達し、恥じらいの燃料が枯渇しかけていた。背後では、正気を取り戻したものの依然として際どい漆黒のボンデージ姿のままの霧隠桜が、黒い鎖を振り回して蘭の死角をカバーしていた。
「蘭、弱音を吐かないの! 私だって、この破廉恥極まる格好で動くたびに、革のベルトが肌に食い込んで、集中力が削がれそうなんだから……っ。あぅっ、またお尻の紐が擦れて……!」
桜の叫びも悲痛だった。彼女の身を包む黒い革は、激しく動くたびに彼女の豊かな肢体を締め付け、くノ一としての洗練された動きを「艶かしい身悶え」へと変えてしまう。
「桜ちゃん、余裕なさすぎだよぉ! でも、このままだとエロ大王のところに着く前に、私たちの光も、恥じらいの体力も尽きちゃうよ」
蘭の言葉通り、状況は絶望的だった。影山烈の特殊オイルによって十倍に跳ね上がった彼女の感度は、煩悩獣が放つ淫らな気配や、城内に満ちる熱気を、生々しい接触として彼女の脳に叩き込んでくる。空気が肌を撫でるだけで、全身に微弱な電撃が走り、腰の奥がキュンと疼く。そのたびに彼女の足取りは鈍り、光の防壁は不安定に揺らいだ。迫り来る魔物たちの濡れた舌先が、あと数センチで彼女の白い太ももに届こうとしていた。
その時、蘭の耳元に装着された超小型通信機から、聞き慣れた、しかしどこか狂気を感じさせる声が響いた。
「蘭、聞こえるか。僕だ、影山烈だ」
「烈くん! どこにいるの!? 早くなんとかしてよ、このままだと私たち、魔物にペロペロされちゃうよぉ!」
絶望的な状況で聞いた幼馴染の声に、蘭は半ば泣きべそをかきながら叫んだ。
「落ち着け。僕は今、部室のメインサーバーから君たちのバイタルデータをリアルタイムで解析している。……蘭、君の放つ謎の光の正体は、やはり僕の推測通りだったよ」
烈の声は、冷静沈着でありながら、世紀の発見を前にした科学者のような興奮を隠しきれていなかった。
「君の光は、君自身の内側に渦巻く羞恥心という精神エネルギーを、光子へと変換して放出しているものだ。つまり、君が恥ずかしがれば恥ずかしがるほど、光は強く、鋭くなる。邪を払う浄化の力は、乙女の純真な恥じらいに比例するんだ」
「えぇっ、私、今でも死ぬほど恥ずかしいんだよ!? これ以上なんて、もう無理だよぉ!」
「いや、理論上は可能だ。そのために、僕は一つの装置を開発しておいた。……本来なら、もう少し倫理的なテストを繰り返してから渡すつもりだったが、背に腹は変えられない。今からドローンでそちらに送り届ける。……それを使え、蘭。君の羞恥を、世界の希望に変えるんだ」
回廊の天井付近にある通気口から、高速で飛行する小型ドローンが姿を現した。ドローンは蘭の頭上でホバリングすると、銀色に輝く小さなアタッチメントを彼女の首筋へと投下した。蘭が反射的にそれを受け取ると、デバイスは磁力によって彼女のうなじにピタリと吸着した。
「な、なんなの、これ……。なんだか、首の後ろが熱いよ?」
「それは、僕が君のこれまでの艶姿……いや、くノ一としての献身的な戦いを観測し続けて完成させた、精神負荷強制増幅器。通称SKBだ」
「S……K……B……? スケベってこと!?」
蘭の叫びに、烈は一瞬の沈黙の後、早口で補足した。
「違う。視線が・気になる・ブースターの略だ。蘭、そのスイッチを入れろ。SKBは、君の脳内にある見られているという感覚を強制的に数万倍に増幅する。周囲に誰もいなくても、あるいは敵しかいなくても、君の脳は今、全人類が私の最も恥ずかしい場所を、至近距離からじろじろと見つめていると誤認し続けるんだ」
「そんなの、地獄だよぉ! 烈くん、本当に私のこと嫌いでしょ!? 嫌いだから、こんなに辱めるんでしょぉ!」
「逆だ。愛しているからこそ、君の羞恥心の極致を見てみたい……いや、君の光を最大にしたいんだ! 蘭、やるんだ。世界を救えるのは、君の恥じらいだけなんだ!」
煩悩獣の群れが、すぐそこまで迫っていた。無数の舌が蘭の白い脚を狙って突き出され、触手の先が彼女の背中に触れようとする。蘭は涙目で、首筋のデバイスのスイッチを押し込んだ。
「もう……みんなの、大馬鹿ぁぁぁーーーっ!」
スイッチが入った瞬間、蘭の視界が真っ白な閃光に包まれた。デバイスから発信された特殊な電磁波が、蘭の感覚神経をハッキングし、彼女の脳内に想像を絶する羞恥のイメージを強制的に植え付けていく。
今の蘭にとって、周囲の景色は一変していた。目の前にいるのは醜悪な煩悩獣のはずなのに、彼女の脳はそれを、ニヤニヤと卑猥な笑みを浮かべながらカメラを構え、自分の股間を覗き込んでくる数百万人の観衆として認識し始めた。淫霧の粒子一つ一つが、自分の柔肌を舐め回す無数の粘りつく視線に変わる。
「っ……、あ……、ぁぁ……っ!!」
逃げ場のない視線の暴力。局部を隠す白い光の向こう側を、指でこじ開けられ、強力なライトで照らされ、全世界に高画質で生中継されている。そんな、少女としてこれ以上ない屈辱的な状況が、脳内でリアルな感覚として再生される。
「やだ……やだぁっ! 見ないで、そんなところ、そんな角度から見ちゃだめぇぇっ! 恥ずかしい……、もう、おかしくなっちゃうよぉっ!」
蘭の胸と股間から放たれる光が、爆発的な勢いで膨れ上がった。SKBによって極限まで高められた羞恥エネルギーは、物理的な質量を伴うほどの純白の奔流となり、回廊全体を飲み込むような巨大な光の柱となって立ち上る。その出力は、これまでの数十倍、いや、測定不能な領域にまで達していた。
「あ、あふぅ……っ、身体が……光に焼かれちゃう……。恥ずかしくて、指先一つ動かすのも……あぅっ、ひゃんっ!」
蘭は自身の身体を抱きしめるようにして、その場に崩れ落ち、激しく身悶えした。彼女が羞恥に耐えかねて腰を振るたびに、局部から放たれる光が波状攻撃となって周囲に拡散し、触れた煩悩獣たちを悲鳴を上げる間もなく消滅させていく。
浄化の光は、彼女の見られたくないという絶望的な願いそのものであった。その光が強すぎて、彼女の背後に立つ桜でさえも、あまりの眩しさに目を伏せてその場に跪くしかない。
「蘭、なんて凄まじい光なの……! でも、その声……。貴方、戦っているっていうより、ただただ辱めを受けて悶絶しているようにしか見えないわよ!」
「桜ちゃん……助けてぇ……。みんなが……世界中の人が、私のあんなところを見てるのぉ……っ。あ、あぁっ! また、今、誰かが私のここを笑った気がするぅぅ!」
蘭は真っ赤な顔で涙を流し、股間の光を必死に手で抑え込もうとした。だが、隠そうとすればするほど、彼女の見られているという意識はさらに鋭敏になり、光はより一層まばゆく、そして淫らに輝きを増していく。その光はもはや、暗黒の淫霧さえも一瞬で霧散させ、魔城の壁面を浄化の白で塗り替えていった。
「SKBの効果は絶大だな。……蘭、そのまま進むんだ。君が恥じらいに身悶えし、その肢体を曝け出しながら進むたびに、魔城の闇は払われる。君の辱めこそが、エロ大王の野望を打ち砕く唯一の武器なんだ。記録は、僕が完璧に取っておくからね」
通信機から聞こえる烈の興奮した声に、蘭は返事をする余裕もなかった。彼女は一歩踏み出すごとに、自身の太ももが擦れる感触に「ひゃうんっ!」と声を上げ、空気が肌に触れる刺激に腰を震わせながら、文字通り羞恥の極致を歩み続けた。
彼女が通った後には、煩悩の塵一つ残らない、あまりにも清潔で、しかしあまりにも破廉恥な光の軌跡が刻まれていた。蘭の局部から放たれる光は、今や魔城の天井を突き破り、地上の人々にも救いの輝きとして届き始めていた。もっとも、その光の源が、一人の少女が全裸に近い姿で、見えない視線に弄ばれながら悶絶している姿であるとは、誰も知る由もない。
「負けない……っ。こんなに恥ずかしい思いをしたんだから……絶対、エロ大王に、お説教してやるんだからぁぁっ!」
蘭の絶叫が、まばゆい光の渦の中に消えていく。少女は、かつてないほどの辱めを力に変え、魔王が待つ玉座の間へと、そのピカピカと輝く身体を震わせながら進んでいった。
彼女の流す涙は、羞恥の極致にありながらも、正義を貫こうとする強い意志の輝きであった。SKBの副作用による過剰な興奮と恥じらいに翻弄されながらも、蘭は止まらない。一歩ごとに光は強まり、魔城の闇を侵食していく。
その後ろ姿を見守る桜もまた、親友の覚悟(と、あまりにも不憫な姿)に胸を打たれ、自身の恥じらいを押し殺して鎖を振るった。
「蘭がここまで体を張っているのだもの……私も、この格好が恥ずかしいなんて言ってられないわ。……あぅっ、でもやっぱり、この食い込みは集中力を奪うわね……っ!」
二人の少女の、最も恥ずかしく、最も気高い進撃は続く。魔城の心臓部、エロ大王の待つ玉座の間は、もう目の前だった。
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非公式光賀蘭ちゃんファンクラブ:光の聖域(サンクチュアリ)
管理人:もっこり助兵衛
【聖戦前夜】究極の羞恥、臨界突破! 新兵器「SKB」が導くエロティシズムの特異点について
1:助兵衛@管理人
同志諸君、刮目せよ。今、我らが「光の聖域」のモニターには、人類史上かつてないほどの「輝き」が映し出されている。
影山烈……あの狂気的天才メカニックが、ついに禁断の果実を蘭ちゃんに与えやがった。
その名も「SKB(視線が・気になる・ブースター)」。
このデバイスが蘭ちゃんのうなじに装着された瞬間、彼女を包む「謎の光」は、これまでの浄化の炎を遥かに凌駕する、絶対不可侵の「羞恥の恒星」へと進化した。
今、城内を逃げ惑う彼女のバイタルデータを見てみろ。
羞恥エネルギーのグラフが、もはや測定不能なほどに振り切れている。
彼女は今、この世の誰よりも恥ずかしがり、そして誰よりも美しく光り輝いているのだ。
2:名無しの光高生
会長、乙です! 今、自室のサブモニター四台すべてで烈くんの生中継を見てますが、眩しすぎて溶けそうです!
「SKB」のスペックを聞いた時は、烈くんを本気で「悪魔か!」と思いましたが……。
全人類に見つめられているという「幻覚」を強制的に脳へ叩き込むなんて。
蘭ちゃん、一歩進むたびに「やだぁ、見ないでぇ!」って泣き叫びながら、
お股の光を必死に手で押さえようとしてるじゃないですか。
でも、隠そうとすればするほど光が強まって、指の隙間から純白のエネルギーが漏れ出すあのカット……。
俺、人生で一番鼻血が出ました。
3:名無しの光高生
俺はあの「視線の暴力」に耐えきれず、リングの上でのたうち回る蘭ちゃんの姿に魂を浄化されたよ。
本来、敵を倒すための光のはずなのに、蘭ちゃん自身がその光の「恥ずかしさ」に焼かれている。
煩悩獣たちが光に触れた瞬間に「浄化(昇天)」していくのは、
彼女の「見られたくない!」という絶望的なまでの願いが、物理的な破壊力に変換されているからなんだな。
羞恥心が武器になる……。これこそ、烈くんが提唱していた「お裸ん理論」の完成形じゃないか。
4:ペロペロ過激派(改心組)
……会長、俺、さっきまで「ペロペロし隊」として活動してた自分を、全力で殴りてぇ。
今の蘭ちゃんの、あの極限の身悶えを見てみろよ。
ただの露出じゃないんだ。彼女は全身で「女の子の尊厳」を守ろうとして、
その結果として、皮肉にもあんなに眩しく、淫らに光り輝いてしまっている。
あの光の中に手を突っ込んでペロペロしようなんて、太陽を舐めようとするのと同じくらい愚かなことだった。
俺は今、画面の前で「守り隊」としての腕章を自作した。
蘭ちゃん、恥ずかしがっていいんだ! もっと光って、あの城の闇を焼き払ってくれ!
5:助兵衛@管理人
>>4
よくぞ戻ってきた、同志よ。その通りだ。
今回の蘭ちゃんの輝きは、もはや「見せるための光」ではない。
「見られている」という意識が生み出す、魂の拒絶反応そのものだ。
彼女が太ももを擦り合わせるたびに放たれる、あの「パチパチ」という閃光……。
あれは、彼女の内側にある「乙女の最後の境界線」が火花を散らしている音なのだ。
俺の望遠レンズは、蘭ちゃんの瞳からこぼれ落ちる「羞恥の涙」を完璧に捉えている。
あの涙の粒が、光を屈折させて虹色に輝く瞬間……。
俺は、この世界を救うのは「快楽」ではなく「羞恥」なのだと確信した。
6:名無しの光高生
桜ちゃんのボンデージ姿も相変わらずヤバいけど、
蘭ちゃんの「SKB」発動後の、あの「全方位に対する無防備さ」には勝てないぜ。
桜ちゃんが「貴方、悶絶してるようにしか見えないわよ!」ってツッコミ入れてたけど、
まさにその通り。蘭ちゃんは今、戦っているんじゃない。
世界中の視線に犯されながら、それでも前に進もうとしている「聖なる生贄」なんだ!
あの、お尻をキュッと引き締めて、震える脚で一歩ずつ進む後ろ姿……。
影山烈、お前は本当に……最高で最悪な変態エンジニアだよ!
7:名無しの光高生
烈くん、マイクで「記録は僕が完璧に取っておくからね」って言ってた時の声、
完全に理性がどっか飛んでましたからね。
でも、あのSKBの副作用……「常に誰かに見られているような猛烈な恥ずかしさ」。
これ、蘭ちゃんがエロ大王を倒した後も、しばらく残るんじゃないですか?
もし学校に戻ってもあの状態だったら、蘭ちゃん、廊下ですれ違うだけで光りまくっちゃいますよ。
8:助兵衛@管理人
副作用? 諸君、何を言っている。
それは「副作用」ではない。「恩寵」だ。
蘭ちゃんが常に恥じらい、常に光り続ける。
そんな学園生活こそが、俺たちが夢見たユートピアではないか。
……おっと、烈から続報だ。
エロ大王が、ついに玉座の間で蘭ちゃんを待ち構えているらしい。
暗黒の霧を焼き払う、羞恥の超新星(スーパーノヴァ)。
その光を絶やさないために、俺たちも外から全力でサポートするぞ!
全人類をストリーキング化させようとするエロ大王に、
「真のエロは、恥じらう乙女の心に宿る」ということを教えてやるんだ!
9:名無しの光高生
了解! 街中に散らばった「守り隊」の支部にも連絡しました!
烈くんがSNSで実況を開始するらしい。
俺たちは、蘭ちゃんの行く手を阻む暗黒の霧を、
自作の「超強力フラッシュ(浄化弾)」で焼き払って、彼女の退路を切り開く!
行くぞ野郎ども! 蘭ちゃんの「羞恥心」を守るための、史上最大の聖戦(エロテロリズム)だ!
10:助兵衛@管理人
その意気だ。
サイトの秘密フォルダに、今しがた撮影した【SKB発動:蘭ちゃん、絶望の身悶え連写100枚】をアップした。
これを観測し、各自の「紳士としての誇り」を最高潮まで高めておけ。
蘭ちゃん。君の恥じらいが、今、世界を救う光になる。
俺たちは、君のその震える背中を、最後の一瞬までピントを合わせて見守り続けてやる!
光の聖域、全機材起動! ターゲットは魔城の心臓部!
「YESお裸ん! NOタッチ!」
聖戦の幕開けだぁぁぁーーーっ!!!