光のおらん 〜全裸くノ一ピカピカ退魔録〜   作:ろくさん

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第三話

放課後の校舎は、部活動に励む生徒たちの喧騒と、夕暮れ時特有の物悲しい静寂が混ざり合った独特の空気に包まれていた。 オレンジ色に染まった廊下を、足早に歩く少女が一人。光賀蘭は、指定のジャージの裾を気にしながら、理科準備室の重い扉の前に立っていた。 昨日、一昨日と立て続けに煩悩獣の襲撃を受け、そのたびに全裸に近い姿を晒し、挙句の果てに局部から放たれる謎の光に守られるという、乙女としてはあまりにも屈辱的な経験を重ねた彼女の精神は、すでに限界に近い。 縋るような思いで扉を開けると、そこには、はんだごての焦げる匂いと、無数のモニターが怪しく明滅する、幼馴染の影山烈の「工房」が広がっていた。

 

「……ねえ、烈くん。本当に、昨日言ってたあれ、できてるの?」

 

蘭は不安げな声を上げながら、理科準備室の奥へと足を踏み入れた。 山積みにされた古い巻物と、最新鋭のサーバーラックが同居するこの異様な空間は、光賀流の技術と現代科学を融合させる烈の聖域である。 烈は眼鏡の奥の瞳を鋭く光らせ、手元のキーボードを叩く手を止めずに答えた。

 

「ああ。光学迷彩の理論と、君の家系に伝わる浄化のチャクラを同期させる試作デバイスだ。名付けて『聖域遮断制御システム・モデル零(ゼロ)』。君の恥じらいという予測不能なエネルギーを、物理的な座標に固定するための装置だ」

 

「……なんか、名前からして凄そうだけど。つまり、あっちこっち光が漏れたり、急に消えたりして、肝心なところが丸出しになったりしないってことだよね?」

 

蘭の切実な問いに、烈は一瞬だけ不敵な笑みを浮かべた。 その表情は、科学者としての純粋な知的好奇心のようにも見えたが、その深淵には彼自身のねじ曲がった情熱が隠されていることを、純真な蘭はまだ知らない。 烈はデスクの上に置かれた、極薄の金属繊維で編まれたシルバーのベルトを指し示した。

 

「それを腰に巻いてみてくれ。皮膚に直接触れることで、君の羞恥心から生まれる生体エネルギーをダイレクトに検知する。装着部位は、ウエストのやや下、骨盤のあたりだ」

 

蘭は頬を赤らめながら、烈に背を向けてジャージのズボンを少しずらした。 白く滑らかな腰のラインが露出し、その細いウエストに冷たい金属の質感が触れる。 デバイスが彼女の心拍と体温を検知すると、かすかに青白い光を帯びて作動を開始した。

 

「う、うわっ……。なんか、お腹のあたりがピリピリして、くすぐったいっていうか、変な感じ……」

 

「問題ない、正常なバイタルチェックの範囲内だ。これで君がどれだけ恥じらおうと、光は指定された胸部と股間の座標から逸脱することはない。……理屈の上ではな」

 

烈の最後の言葉が、妙に含みを持っていたことに気づく余裕は、蘭にはなかった。 突如として、理科準備室全体を揺るがすような、おぞましい振動が壁を伝ってきたからだ。 棚に並べられたビーカーが音を立てて砕け散り、不気味な暗紫色の霧が、床のタイルを侵食するように溢れ出してきた。

 

「この禍々しい気配……また煩悩獣なのね!」

 

蘭の瞳に、くノ一としての鋭い光が宿る。 霧の中から姿を現したのは、巨大なビデオカメラと人間の触手が融合したような、異形の怪物だった。 デジタル覗き見入道。 SNSの普及により肥大化した、「他人の秘め事を見せしめにしたい」「恥ずかしい姿を世界中に拡散したい」という、卑屈なデジタル的煩悩が実体化した存在である。

 

「ヌヒヒ……。高画質、高精細。乙女の秘所、世界中にライブ配信してやるぞォ……」

 

入道のレンズ状の瞳が赤く発光し、蘭を捉えた。 怪物は即座に、周囲の空間を「デジタル・ボイヤー・空間」へと変質させた。 蘭が身に纏っていたジャージが、まるでバグを起こしたピクセルのように四角い破片となって崩れ去り、瞬く間に消失していく。

 

「きゃああっ!? またこれなのぉ!? 烈くん、早くデバイスを起動して!」

 

蘭は思わず、一糸纏わぬ全裸となった自分の肢体を両腕で抱きしめて膝を折った。 夕闇の差し込む室内で、白く瑞々しい肩、引き締まったウエスト、そして露わになった豊かな双丘のラインが、生々しく浮き彫りになる。 羞恥心が沸点を超え、彼女の深奥から「浄化の輝き」が爆発的に溢れ出そうとした。

 

その瞬間、腰に巻かれたデバイスが激しく明滅した。 普段なら無秩序に全身を包み、周囲を真っ白に染め上げてしまうはずの輝きが、磁石に吸い寄せられる鉄粉のように、胸と股間の二箇所へと強引に収束される。 まばゆいばかりの白い光が局部を完璧にガードし、入道の高性能レンズを無慈悲に焼き焦がした。

 

「すごい……! 本当に、光が漏れてない! これなら、これなら全然恥ずかしくないもん!」

 

蘭は歓喜の声を上げ、全裸でありながらも「見えない」という全能感に突き動かされて地を蹴った。 空中を舞い、入道が放つデジタル触手を次々と回避していく。 背中やお尻の柔らかなライン、そして長くしなやかな脚は完全に丸見えだが、肝心な場所が光で守られているという確信が、彼女に無敵の勇気を与えていた。

 

しかし、その背後で端末を操作していた烈の指が、ある不可解なコードに触れた。 彼が密かにプログラムの深層に組み込んでいた、個人的な欲望のサブリミナル。 「激しい運動時には、一瞬だけ光の座標をずらしてパンチラを演出せよ」という、悪魔のアルゴリズムが発動したのだ。

 

「……なっ!? ちょっと、烈くん! 光が、光が勝手に踊りだしたんだけど!」

 

蘭が空中で鮮やかに一回転しようとした瞬間、股間を完璧に隠していたはずの光が、まるで意志を持っているかのように右斜め四十五度へと激しくスライドした。

 

「ひゃうんっ!? な、何で!? 戻って、光さん戻ってぇ!」

 

蘭は空中で必死に脚を閉じようとするが、デバイスのプログラムはさらに悪辣な動きを見せる。 今度は胸の光が左へとズレ、彼女の薄紅色の蕾が、夕日に照らされてくっきりとその姿を晒してしまった。 入道のレンズが、その絶好のシャッターチャンスを逃すはずがない。

 

「ヌヒィッ! 見えた! 見えたぞ! 右胸三分の二、および秘部周辺の桃色が露わに……。これぞデジタル時代の至宝なり!」

 

「嘘でしょぉ!? 出ちゃってる! 絶対に見えちゃってるよぉ!」

 

蘭は涙目になりながら、空中で自分の体をもがき回させた。 だが彼女が激しく動けば動くほど、デバイスのプログラムは「これは躍動感あふれるパンチラチャンスだ」と誤認し、光をさらに激しく上下左右へと乱舞させる。 本人は隠しているつもりなのに、周囲から見れば、局部を隠すための光が、まるでそこを強調するスポットライトのように点滅し、その隙間から秘所を代わる代わる見せつけているという、絶望的な状況。

 

「ちょっと烈くん! どうにかしてよ! ズレてる、すごくズレてるから! 私の、私の一番恥ずかしいところが、丸見えだよぉ!」

 

蘭の絶叫が理科準備室に響く中、烈はモニターに映し出される「光の隙間」から覗く蘭の肌の質感を、食い入るように凝視していた。 彼の眼鏡の奥の瞳は血走り、鼻からは真っ赤な鮮血が、蛇口をひねったかのように勢いよく噴き出している。

 

「……いい。素晴らしいデータだ……。蘭、そのまま動くな。今、光の透過率とズレの周期を完璧に同期させている。コンマ五秒遅かったが、次の回転で修正できるはずだ。君の右尻の肉感、実に素晴らしい……!」

 

「修正とかいいから、今すぐ止めてぇーっ! 烈くんの変態! 大っ嫌い!」

 

蘭の羞恥心は、この的外れで不潔なアドバイスによって最高潮に達した。 幼馴染に自分の全裸を見られ、あまつさえその露出を科学的に解析されている。 その耐え難いほどの辱めが、彼女の浄化の力を限界まで増幅させた。

 

「あぁぁぁぁっ! もう、本当に、本当に恥ずかしいんだからぁーっ!」

 

叫びとともに、デバイスの制御を力ずくで引きちぎるように、蘭の股間から、かつてないほどの巨大な光の柱が噴き出した。 それはもはや規制の光などという生易しいものではなく、卑猥なものすべてを白熱の彼方へ消し去る、神罰の雷そのものだった。

 

「光賀流忍法……全方位浄化バーストォォォッ!」

 

泣き叫びながら、蘭はその輝く股間を入道の正面へと叩きつけた。 デジタル空間そのものを焼き尽くし、ピクセルの一つ一つを浄化する圧倒的な白い輝き。 入道は「これぞ究極の……動的、規制美……っ!」という歓喜の絶叫を上げ、光の奔流の中に消滅していった。

 

衝撃が収まり、静寂が戻った理科準備室。 煩悩獣が消え、空間の歪みが正されたことで、蘭のジャージが実体を取り戻した。 しかし、術の後遺症か、それとも彼女の心臓がまだ激しく波打っているせいか、ジャージの股間のあたりからは、パチパチと小さな光の火花が不規則に漏れ出している。

 

「うぅ……。烈くん、信じてたのに……。何であんなにズレるのよぉ……。私の大事なところ、あんなにピカピカさせて……」

 

蘭は床にへなへなと座り込み、顔を埋めた。 ジャージの上からでも、身体の熱が引かないのが分かる。 自分の身体が、あんな風に光り輝きながら、しかも意図的に「チラ見え」させられていたという事実に、彼女の精神は崩壊寸前だった。

 

「……済まない。君の羞恥心が、僕の予想したデータ値を遥かに上回ってしまったようだ。……だが、おかげで完璧なデータが取れた。次は『絶対に隠しきれない瞬間の瞬き』に特化したプログラムを組める。君の期待には、科学の力で応えてみせるよ」

 

「だから、何で露出させる方向で努力するのよ! 全然応えてないから!」

 

蘭の鋭い突っ込みが飛ぶが、烈は鼻血を拭うことさえ忘れ、満足げに端末のキーを叩き続けていた。 彼のモニターには、蘭が空中で光の隙間から「うっかり」見せてしまった瞬間の静止画が、何十枚も並べられていた。

 

一方、校舎の屋上では、霧隠桜がまたしても自分の不甲斐なさと、蘭の破廉恥極まりない勝利に歯噛みしていた。 そして、学校の外壁に張り付いていたもっこり助兵衛は、今回撮影した「光のダンスによる奇跡のチラ見え」の連写画像を確認し、勝利の咆哮を上げていた。

 

「素晴らしい……。あの光のズレこそが、新しい時代の露出の形だ! 蘭ちゃん、君は今日も最高に光り輝いていたぞ!」

 

夕暮れの静寂の中、蘭のスカートの隙間から不定期に放たれるピンク色の光が、彼女のこれからの多難な日々を、不自然に明るく照らし出していた。 蘭は自分の股間を必死に手で抑えながら、泣き出しそうな顔で更衣室へと向かった。 乙女の平和と貞操を守るための戦いは、より複雑で、より羞恥に満ちた泥沼へと足を踏み入れようとしていたのである。

 

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【神の悪戯】蘭ちゃんの光がダンス!?新デバイスの「ズレ」が芸術すぎて鼻血が止まらない件【烈くんサンキュー】

 

1:助兵衛@管理人 同志諸君、生きてるか? 俺は今、理科準備室の外壁に張り付いて、命懸けの観測から帰還したところだ。 今日の収穫は、もはや「事件」だ。 蘭ちゃんの幼馴染、メカニックの烈がやってくれたぞ。 あいつ、天才を通り越して、もはや俺たちの「神」だ。

 

2:名無しの光高生 会長、乙! 理科準備室がピンク色に激しく明滅してたのは見たぞ。 あの中で何が起きてたんだ? 最新デバイスで光を消したって噂を聞いたけど、マジか?

 

3:名無しの光高生 もし光が消えたんなら、それは俺たちにとっての終末(エデン)じゃないか。 蘭ちゃんの「ありのまま」がついに拝めたのか!?

 

4:助兵衛@管理人 >>3 半分正解で、半分はそれを超える「超絶技巧」だった。 烈が作ったベルトな、最初は確かに光を一点に固定して、完璧なガードを誇ってたんだ。 蘭ちゃんも「これで見えないもん!」とか言って、全裸(ここ重要)で飛び回ってた。 だが、そこからが本番だ。 烈の野郎、プログラムに「エロのバグ」を仕込んでやがった。

 

5:名無しの光高生 エロのバグ……だと……?

 

6:助兵衛@管理人 そうだ。蘭ちゃんが激しく動くたびに、光が座標を読み違えて「わざとズレる」んだよ。 右にズレては右胸が、左にズレては股間の桃色が……。 隠しているつもりの蘭ちゃんが必死に手で押さえるんだが、押さえた瞬間に光が逆側に飛ぶ。 まさに「光と指の隙間からこんにちは」状態だ。 俺のシャッター速度が追いつかないほどの超高速チラリズム!

 

7:名無しの光高生 うおおおおお! 烈くん、なんて恐ろしい男だ! 自分の幼馴染を世界一エロい形で露出させるなんて、最高にクールじゃないか! あいつ、鼻血出してたんだろ?

 

8:助兵衛@管理人 >>7 ああ、蛇口をひねったような勢いで噴き出してたぞ。 しかもあいつ、モニター凝視しながら「座標修正だ」とか言って、 ズレるタイミングをより扇情的な角度に微調整してやがった。 あれは科学の名を借りた、最先端のセクハラ……いや、聖なる儀式だ。

 

9:名無しの光高生 全裸で、光に守られてる安心感から大胆に動く蘭ちゃん。 でも、実はその光がダンスして、一番見せちゃいけないところがピカピカと……。 想像しただけで、俺の「煩悩獣」が実体化しそうだ。

 

10:名無しの光高生 会長、今日の「ベスト・オブ・ズレ」はどの瞬間だ? 俺たちにも詳細な解析結果を教えてくれ!

 

11:助兵衛@管理人 今日のベストは間違いなく、蘭ちゃんが空中でバク転した瞬間の「上下同時スライド」だな。 胸の光が上に、股間の光が下に一瞬だけパッと開いたんだ。 その瞬間、蘭ちゃんの全身の白い肌が、夕日に照らされて……。 ピンク色の蕾と、あの……聖域の入り口が、完全に、無防備に、世界にライブ配信された。 入道のレンズも「尊い」って言いながら砕け散ってたからな。

 

12:名無しの光高生 天国かよ……。 蘭ちゃんは、自分がそんなに見えてることに気づいてたのか?

 

13:助兵衛@管理人 「出ちゃってる! 絶対に見えちゃってるよぉーっ!」 って泣き叫んでたから、自覚はあったんだろうな。 でも、デバイスが「パンチラチャンス」だと誤認してるから、 暴れれば暴れるほど、光がさらに激しくズレて、より多くの面積を露出させるという……。 まさに「羞恥の永久機関」だ。

 

14:名無しの光高生 烈くん、あいつは俺たちの救世主だ。 次回のアップデートで「光の透過率50%」とか実装してくれないかな。

 

15:名無しの光高生 蘭ちゃん、最後は怒って烈くんを蹴り飛ばしてたらしいけど、 その時のスカートの中も、デバイスの残響でピカピカ光ってたらしいな。 廊下を歩くたびに、足元からピンクの後光が射してる蘭ちゃん……。 もう、存在そのものが歩くR−18だな。

 

16:助兵衛@管理人 その通りだ。 今回のデータ解析には時間がかかるが、明日の朝には 【第157回・デジタル制御の隙間、蘭ちゃんの秘部・座標ズレ決定的瞬間】 を会員限定ページにアップする。 諸君、今夜は賢者タイムの修行を欠かさないようにな。

 

17:名無しの光高生 会長一生ついていきます! ところで次回の第4話、蜜先輩が蘭ちゃんをバニーガールにするってマジですか? あの「お裸ん」が、尻尾から光を漏らしながら接客するんですか?

 

18:助兵衛@管理人 フフフ、俺も極秘ルートでその情報を掴んでいる。 房中術のプロ、蜜先輩のことだ。 蘭ちゃんをどんな破廉恥な姿に叩き直してくれるか、今から楽しみで手が震えるぞ。 桜ちゃんも巻き込まれてバニーになることを切に願う!

 

19:名無しの光高生 バニー桜ちゃん……! 光に照らされて、網タイツの質感が強調される桜ちゃんが見たい! 明日も全力で観測するぞ!

 

20:助兵衛@管理人 さあ、宴の始まりだ。 お裸ん、最高! ズレる光、万歳!

 




以降は毎日1話更新の予定です。
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