「あれ?かのん、どうしたの?」
原宿を歩いていたら、偶然かのんと遭遇した。
「しょー君こそなんでここに…?」
「ここでイルミネーションやるって聞いたから、見に来たんだよね」
そう言って、綺麗に輝くイルミネーションを見ながら言う
「そうなんだ~って綺麗だね」
そう言うかのんも僕と同じく、イルミネーションを見た。
「しょー君」
「うん?」
「私…次のステージの案浮かんだかもしれない」
「うん、聞かせて」
そして、かのんからステージの案を聞いて、僕は
「いいじゃん。それで行こうよ」
とかのんに言うのだった。
-後日-
「今回のテーマは星でどうかな?」
かのんは、ホワイトボードに星を書いて言う。
「星?」
「うん!そのイルミネーションをしょー君と一緒に見ながら思ったんだ。満天の星を体育館いっぱいに作り出せたら、素敵だなって!」
「絶対綺麗デス!」
「結ヶ丘スターって訳ね!」
「良いと思う!」
「ちょっと待って?しょー君とかのんちゃんが一緒に見たって言うのは?」
「偶然会ってそのままの流れでね…」
「そうそう」
「ふ~ん…てっきり私に黙って2人でデートでもしたのかと」
「あはは…」
流石の僕でも、そんな事はしない…
「でも、この規模だと、すぐに準備に取りかからないといけませんね」
恋ちゃんの言う通り、かのんがやりたいと言ったステージを作るにはかなりの時間が取られてしまう。
みんなで協力して、やらないといけないと思った中、ななみちゃん達が部室までやってきた。
「そこまで!」
「え?」
「ステージの事は私達に任せて、かのんちゃん達は練習に集中!」
「でも…」
「準備に忙しくて、ちゃんと歌えなかったりしたら、私達が後悔するの」
「私達1年生だけだからさ、他の部活が大会に出たとしても、すぐ負けちゃうんだよね」
「その中で、かのんちゃん達は、ここまで頑張ってる!」
「かのんちゃん達は、この学校の希望なんだよ! だから、応援させてほしいの!」
「みんな…」
「良い話デス! 良い人達デス!」
「何泣いてんのよ!」
「お前が言うなデス!」
と言う訳でみんなは練習に行った。
そして、東京大会の決戦の日はあっという間にやってきた。
「いよいよだね。ちーちゃん」
「うん、しょー君にも助けて貰ったし、今度は私達がライブで返さないとね」
朝早くから起きて、ちーちゃんとそんな会話を交わす。
二人で仲良く、朝ごはんを済まして、学校へと向かう。
そして、練習時間にかのんがステージの手伝いをした方が良いと言い出したので、体育館にみんなで向かったのだが…
「あれ? あれ? あれー!?」
「ステージがないー!」
体育館はもぬけの殻だった。
「酷いよ! 酷過ぎる! こんな仕打ち!」
かのんはそう言ってるけど…そんな事をする訳がないはず…
「かのんちゃん!」
「あんまりなんじゃない?」
「かのん…」
「違うの! すごく良いステージができそうだよ! ここよりもっと素敵な場所!」
ヤエちゃんに連れるがまま、付いて行くとそこには
「これって…」
「この道を進めば…」
キャンドルを持って道を作る学校のみんなが居た。
「かのんちゃん達のステージが待ってる!」
「結ヶ丘のみんなで用意した最高のステージが!」
『頑張れ! Liella!』
「恋ちゃん!」
「千砂都ちゃん!」
「すみれちゃん!」
「可可ちゃん!」
「かのんちゃん!」
「頌樹君!」
『頑張れー!』
みんなが作ってくれた灯した道を辿っていくと。そこには立派なステージが出来上がっていた。
「すごい…」
「学校のみんなで街の人に頼み込んだの。そしたら、この時間だけ自由に使ってもいいって」
「ここで歌えるの!?」
「うん! 街の人も協力してくれたんだ!」
「私達だからできる、私達にしかできないステージ!」
「さあ、見せて! Liella!6人で作る最高のライブを!」
「うん!」
衣装に着替えて、ステージに立つLiella!
「皆さん、はじめまして! 私達は結ヶ丘高等学校スクールアイドル!」
『Liella!です!』
「このステージに立って、この景色を見て、私は胸を張って言えます! 結ヶ丘の生徒になれて良かったって! この学校が一番だって!」
「私達の歌を聞いて下さい!」
その後、みんなで集まって全チームの演技を見て、気づけば結果発表の時を迎えた。
しかし、Liella!は
「もう! 何なのよったら何なのよ!」
一位にはサニーパッションで、Liella!は惜しくも二位だった。
「かのんちゃん…」
「駄目だった…ごめん…」
「ううん…ありがとう…最高のステージだったよ…」
「私、すごく誇らしくて、感動した!」
「ごめんね…勝たせてあげられなくて…」
「みんな、すぐ片付けないと…」
「あ、そっか…」
「街の人にもお礼言わないと…」
「かのんさん、私達も…」
「片付けマショウ…」
「そっか…こういう事なんだ…」
「かのんちゃん…」
「ちぃちゃん…しょー君…私、悔しい…」
「かのん…」
「せっかくみんなが協力してくれたのに、何もお返しできなかった…みんなが協力してくれたのに、何も返せずお終いになっちゃった!」
「かのん…」
「また全力で挑みましょ…」
「そうです…」
「勝ちたい…」
「私、勝ちたい! 勝って、ここにいるみんなを笑顔にしたい! 『やった』ってみんなで喜びたい!」
「私達の歌で、Liella!の歌で、結ヶ丘の歌で優勝したい!」
「いや…優勝しよう!」
「当たり前でしょ」
「Liella!は、こんなところでは終われマセン!」
「私は最初からそのつもり…」
「結ヶ丘は一番の学校です!」
「来年は必ず」
「うん!結ヶ丘高等学校スクールアイドル! Liella! これから、もっともっと沢山の人に歌を届けよう!」
「ソングフォーミー! ソングフォーユー!」
『ソングフォーオール!』
一旦、今回で更新はストップします。