あんなに毎日ショーケースで対面してたのにね。
レッドやレギュラーの人気に嫉妬して、脱走したくなったというオチはイヤよ。
※2026年2月中旬、か○あげクンの黄色×水色のパッケージが、ショーケースから消滅してます。
2月の寒い日、某コンビニの看板ニワトリの黄色いとさかの個体。ここ最近は見かけない。
先月辺りまでは、店内にうじゃうじゃいたのだが…。さて、どこに消えたのやら。
皐月「黄色いとさかのか○あげクンに会いたい…。こんなことなら、もっと早く、この気持ちに気付いておけば良かった…」
守永皐月はコンビニ店内で、そのか○あげクンがいた場所を見つめ、後悔の気持ちを呟く。
大事なこと程、後から気づくものだ。
餘部「いなくなる前に、千羽鶴分はお持ち帰りして、飼いたかったね」
皐月「…ふざける気分でもないですが、お持ち帰りはしたかったです。1,000個or1,000箱のどちらも食べ切れないですが。………餘部先輩ならいけたかも。」
餘部「うん!ボクは公式で大食いだからいけるよ!」
おい、栗神様!さっちゃんのツッコミが追い付いてないから書くけど、そもそも、鶴じゃなくて鶏だよ!
公式でキャラ属性が盛り盛りなの、困っちゃうよ。全く…。
皐月「…食を楽しみ尽くしてますね。………レモン個体は何処に脱走したのでしょうか…気になります」
やはり諦めきれないのか、行き先を追跡したくなってる状態。ストーカーにならないでね!
餘部「…そんなに会いたいの?」
皐月「叶うのなら、もう一度会いたい。食べたい。」
餘部「…ボクとのハッピーエンド並みに帰ってきてほしいんだね。食べたい気持ちは分かるけど、なんか嫌だなぁ」
そう。彼女はソラユメで、愛しの彼が消滅した時と似たような気持ちになっていた。
店内だから、星空ではなく、天井の照明を見上げながら。
見上げてたら奇跡が起こり、彼は帰ってきた。あのハッピーエンドを2人は欲している。
彼はおまけの時のように、独り占め欲も発生しているが。
餘部「ま、可愛いキミの為だ。いくらでも願いを叶えるよ。発生条件もクリアしたみたいだし」
流石は元神様!叶えちゃいけないけど、ご都合主義で叶えてくれるらしい!
何でもできるあまるんが彼氏で、さっちゃんは幸せだね!
皐月「え?ほんとに会えるんですか!?………発生条件は何だったんです?」
餘部「あの時と同じだよ。…見上げることさ、天は皆を見ててくれてるからね……」
皐月「天井を見上げただけなのは、構図としてなんだか神秘的とは真逆ですが。………条件をクリアしたなら結果的に良かったです」
天が送るこのカップルへの視線は、天井を突き破ってきたらしい。…そういうことじゃない?
まあ、第三者は常にありとあらゆる場所を見てるということだ。
餘部「じゃあ、会いに行こう!」
皐月「はい!」
そう2人が言った途端、突然天井の照明があり得ない量の光を放つ。
眩しい、目を閉じる。瞼を開けてはいられない。
………光が収まったようだ。瞼を開き、再び世界を視野に入れる。
皐月「ここは…」
ここは、ロー○ンの倉庫?景色が変わり、そこに到着した。空間移動らしい。
あ、作者もロー○ンの倉庫とか知らないよ。適当に書いただけ。
餘部「倉庫だねぇ。ここが目的地ということは、この中にいるってことだと思うよ?」
皐月「ダンボールの中ですか?…『書いてる人も分からないから、捏造でこの中ということにして』らしいです」
そう、これはただの妄想です。そうじゃないと、物語が進まない。
か○あげクンがどこから来たのかなんて一般人は知らない。
餘部「…大切なさっちゃんを、テレパシー要因にしないで欲しいな」
彼はカメラ目線で注意をしてきた。流石は元神様、普段はふざけてるのに、真面目モードだと威厳がある。
皐月「先輩、そんなに怖い声で言わなくても。私は大丈夫です」
餘部「あらそう?つい、ね。ボク、日○聡さんの声だから、ふざけモードとの落差が二次創作でも出るらしいよ」
二次創作に音声は無いけど、日○聡さんの声のキャラだから、先程のシーンは原作同様空気が凍りつきそう。
皐月「あの声には、私も凍りつきました」
餘部「序盤の部活時の、おふざけからシリアスに切り替わる時とか?」
皐月「はい…」
餘部「怖がらせてごめんね。キミを救おうと真剣だったんだ」
彼はそう伝え、彼女を抱き寄せる。愛情が伝わる。
凍りつきはせず、むしろ熱が出そうな空間だ。
皐月「餘部先輩…その気持ち、嬉しいです」
彼の顔を熱を持つ瞳で見つめる。彼女の高い体温は、更に上昇していた。
そして、2人の顔は近づく。愛する人同士、口づけを交わそうとしていた。
???「本題に入ろうよ!」
キス寸前のシーン。突然、鳥の鳴き声のような可愛い声が聞こえた。
ドーン!!!………ストン。
発射音と共に、ダンボールを突き破り、黄色い鳥が登場した。
皐月「あ、黄色いか○あげクン」
そう、会いたくて会いたくて震える程、待ち望んでいたレモン個体。あの味を忘れる前に会いたかった。
餘部「ちょっとー、さっちゃんに愛をあげようと思ったのに。キミには会いたかったけど、このタイミングは酷いんじゃない?」
レモン「脱線してラブラブされ続けるの、タイトルキャラとして困っちゃう」
餘部「それはめんごだよぉ」
そう、今回はか○あげクンレモン味を取り上げなければ。ラブもいいけど、それ以外をしながら恋愛をするのは、原作でも同様だったでしょ。
皐月「やっと…会えた」
レモン「久々だね!1ヶ月前ぐらいまで、食べてくれてありがとう。あと、しょっちゅう来店してくれて嬉しかったのー」
皐月「どういたしまして。いつも美味しかったし、可愛くて最高だったよ!」
レモン「ミーも可愛い皐月に食べられて、幸せだったよー」
感動の再会!お客と商品は喜び、抱き合う。
あぁ、乙女ゲーでの攻略対象とのエンドでこういうのがありそう。
離れ離れになった時間が、愛を育むと。
………パクっ!!レモン個体は喰べられた!
愛しの皐月が1ヶ月前同様、食べたのかな?
餘部「ボクらの邪魔をするモノなんて、いらないよね」
ヤンデレあまるん降臨!!
愛しの彼女が隣で、乙女ゲー並みの攻略をしてたんだもの。それはさ、あのエンドのあまるんになっても仕方無し。
レモン「………うわ、何をするの!?まだ退場したくないから、食べないでー!」
皐月「そうそう!食べる前の挨拶をしないなんて、餘部先輩らしくないですよ!」
2人からの熱烈な抗議が発生しました。内容は違うけど!
直ちにその排除行為を辞めなければ、不思議な力であなたをこの回から排除します!
誰が?…シラネ…( ゚ 3゚)。
ヤンデレあまるん「さっちゃん…。もう喰べてる最中だから遅いよ。いただいております」
狂気を持っても流石はあまるん。礼儀作法を思い出したよ!いただきますを忘れたら、いただいております。等を使おう。
レモン「挨拶をしても、すぐ退場させて良い訳じゃないー!」
猛抗議!あぁ、レモン個体がカニバリズムされてる。か○あげクンだから、いずれはこの行為によって、お客様の為に退場するのだが、今じゃない!!
皐月「そうですよ…。私と先輩で仲良く食べるんです。あの懐かしい日々のように!!」
じゃあ2人でならすぐに退場させてもいいの!?
餘部「さっちゃん…。そうだったね…!ボクらはいつも一緒に、黄色いか○あげクンを美味しく喰べてたんだ!」
………ヤンデレ解除。通常の餘部先輩が帰還。
餘部「ボクを戻してくれてありがとう。さっちゃん、愛してる」
パクっ!今度は皐月をカニバリズムした。…愛情を込めて。
皐月「うわっ!…私も愛してますよ」
正気に戻った彼。2人はいつまでもラブラブしていましたとさ。めでたしめでたし。
レモン「…本題に入ろうよ!」
レモン「脱線してラブラブされ続けるの、タイトルキャラとして困っちゃう」
最初に戻った。バカップルが悪いね、うん。
レモン個体、軌道修正してくれて感謝だよ。
餘部「あ、ごめんね。というかキミ…、今更だけど、女の子だよね?」
皐月「え?そうなんですか?…あ、まつげが判断基準!」
そう、まつげが女の子。レモンちゃんだね。
レギュラーくん、レッドちゃん、チーズくん、レモンちゃん。
レモン「公式で明言されてないはずだから、性別不明だけど、多分女の子なのよー」
皐月「じゃあ、先輩が心配する必要は無かったんじゃ…」
そう、レモンちゃんが相手だと、乙女ゲーの友情エンド並みの好きで終わる。
つまり、恋人を奪われるまではいかないのだ。
餘部「ねぇさっちゃん。百合って知ってる?そういうゲームもあるって、風の噂で聞いたんだぁ」
乙女ゲーから百合ゲーにゲームジャンルが変化することを心配し、ヤンデレ化したらしい。
ソラユメ ジャンル GLゲーム
攻略対象1 レモン
攻略対象2 レッド
その他にも沢山の美少女達がキミを待ってる!
20○○年、発売予定(未定)です。
皐月「あぁぁ!先輩、とんでもない発言はNGですよ!地の文もすごいことに…」
レモン「そうだよ!そんな趣味、ミーにはないよ!なのに勝手に発売フラグを建てないで!」
猛抗議発生!ということで、開発中止になりました。
餘部「あ、黄色ちゃんにその気はなかったんだ。それは失礼。お詫びに栗をあげるよ!」
彼は、いつの間にか手の平いっぱいに握っていた栗を渡す。どこにしまってたのか、その設定は分からない。
レモン「ありがとうー。…あ、鶏って栗は食べても大丈夫なのかな?」
分からない物は食べない方が安心。本物の鶏を飼ってる人なら分かるかな。
皐月「先輩は何でもかんでも栗だから、ごめんね。心配なら、ロー○ンの人にプレゼントしたら喜ぶかも?」
餘部「綺麗じゃない言葉で言うと、賄賂だねぇ。……純粋なボクに言わせた作者には、天罰が下りそうかな」
レモン「………」
食べれないなら、プレゼントか賄賂に。
純粋なイメージのか○あげクンが賄賂とか、笑えないよ。
レモン「あげたら、偉い人がミーを復活してくれるかな?」
餘部「…え?賄賂ルートでいいの?あらあら、聞き間違えたかなぁ」
皐月「それは、か○あげクン闇落ちエンドな気がするよね…」
そのルートに進むのは、色々な意味で怖い。
レモン「…あ、闇落ちしたら、ポーチでお馴染みの白黒か○あげクンと似た見た目になっちゃう。あと、中身まで暗黒化はイメージとしてマズイかも。じゃあ、プレゼントで」
考え直したらしい。
ポーチ等でお馴染みの白黒か○あげクンは、見た目は黒いけど、中身は綺麗らしいよ!
イメージは崩さない方針らしいので。
皐月「うん。ハッピーエンドはそこにあるよ!」
餘部「キミの心はやっぱりボクら同様、透き通ったままだったね!」
か○あげクン闇落ち小説とか、批判がすごそうだし、レモンちゃんがそのルートを選択しなくて助かりました。
レモン「じゃあ、ロー○ンの人にプレゼントしてくるねー」
レモン「…ミーはキミ達と再会できて嬉しかった。またいつか!」
皐月「…うん。私も嬉しかった!レモン臭……とても懐かしい匂いだったよ。また会う日まで!」
餘部「マロンもいいけど、レモンもいいよね!またキミと会える日が待ち遠しいな!お元気で!」
レモンちゃんはプレゼントを渡す為、ここから去りました。
そう、サヨナラの挨拶は言わない。また会えると信じてるから。
餘部「…食べ損ねたね」
皐月「…あ!かつて、もう一度会いたい。食べたい。と言いましたね」
餘部「まぁ………気長ーーーに待とうか」
皐月「長っ!?…まぁ、それもそうですね。またいつか、還ってくるのを待ちます」
餘部「ただいまとおかえりの挨拶を準備してね」
還らぬなら 気長に待とう ニワトリ
Fin