話を作るのが難しいのとpixivの方で出す二次創作でだいぶ遅れました
『クロさんについて知りたいって?』
数日前、ある料理店で姫野とアキが食事をしている時、当時黒田について知らずにいたアキが何気なく姫野に質問し、姫野は少し困ったように考えた
『うーん、正直言って私も良く知らないんだよ』
『知らない?』
そうなんだよね、と腕を組み頭を傾ける姫野は静かに見るアキを見て少し考え込み少なからずではあるが知っていることを話した
『私が知ってることといえばマキちゃんのお兄さんみたいな人で育て親でもあるってことかな?あとマキちゃんがクロさんにゾッコンってことかな?』
『・・・そうか』
自分が知りたかったことがなかったことに少し肩を落としたアキの様子に姫野は少しだけ笑みを浮かべた
『なーに?もしかしてマキちゃんとの関係が気になってたりしてた?残念だけど諦めた方がいいよ?』
『いや、そうじゃない・・・あの男、信用できるのか?』
アキが黒田を気にする理由は世間からの黒田の悪い噂からであり、人間を平然に殺す悪魔のような人間が公安に務めているなどそんなことあっていいのかと思ったからであった
そんなアキの様子に少し悩む顔をしながらもアキの方を見た
『正直言って信用できるかって言えば難しいかな?』
『・・・』
『けれどあの人は師匠と同じ・・・いや、それ以上にあの人は』
デビルハンターに向いてる
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そんな姫野との会話を思い出しながら目の前で起きている惨状を痛む身体や頭を抑えながらアキは見ていた
突然と現れて自身を助ける為とはいえ操られてはいるものの意識がハッキリとした人達の一人の首を易々と切り飛ばした
「は?は?な、何で?こ、殺して?」
「何だ意識あんのか・・・まぁ別に構わねぇか」
そう言うと斧についた返り血を振り飛ばし、再び斧二つを構えた、そんな黒田の姿をアキが見ていると倒れていた身体を支えるような物を感じて見ると姫野が心配している顔をして見ていた
「アキくん‼︎大丈夫⁉︎意識はハッキリしてる?!」
「姫野・・・先輩・・・あの人・・・」
「・・・アキくんと別れた後、私達はさっきの女の人を連れて戻ってたんだけどーーーー」
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アキと別れた後、姫野は逃げてきたという女性を連れていては危ないと考え黒田と共に一度廃墟から出ようとしていた
「それじゃあここから出ますけど怪我の方は大丈夫ですか?」
「はい、切り傷などありますが動かないほどじゃないです」
女性に言い寄りながら姫野は廃墟の入り口方面へと向かい歩いて行こうとした時、いきなり背後から何かを切り飛ばした音が聞こえると黒田が先程の女性の首を飛ばしていた
「クロさん⁉︎何で⁉︎」
「落ち着け、これをよく見ろ」
いきなりの殺人現場に姫野は動揺を隠さずに詰め寄ろうとしたが黒田は冷静に首を飛ばした女性の首がない身体を見ると首から流れる血と切断面からロープのように太く大きい白い糸が束で出ていた
「これって・・・」
「こりゃあ、死体や人の身体を操れる系の悪魔みたいだな・・・随分と単調な罠だが普通なら気付けない奴だな」
他の人質や民間の奴らも駄目になってるなこりゃと黒田が呑気に呟いている中、姫野は女性が来た道を走って行ったアキが気になっていた
もし、黒田の言う通りなら何も知らないままアキは悪魔の罠により一人で悪魔の元へと向かっていることになっているからだ
「じゃ、じゃあアキくんが危ない‼︎早く助けに行きましょう‼︎」
「・・・何でだ?」
慌てながらアキの救出を提案する姫野に黒田は何の感情も無くただ疑問を浮かべた表情をして見た
「あいつが勝手に単独をした結果だろ?態々助けに行くなんて面倒だし自業自得だろ?」
「だ、だけど、マキちゃんから死人を出さないようにって言われているんじゃ」
「あくまでも俺は戦闘での死人を出すなって言われているだけで悪魔による死人が出てもどうでもいい」
そう冷酷にいう黒田に言い返そうとした姫野であったが倫理観が無い言い分であったが正論とも捉えることができる言葉に声が出ずにいた
「それじゃあさっさと悪魔を見つ殺して帰るぞ、早川には犠牲になってもらうしかねぇな」
そう言って黒田がそのまま歩き出そうとした時、背後で物音がして見るとそこには姫野が地面に頭を叩きつけ土下座をしていた
「お願いしますクロさん‼︎アキくんを助けて下さい‼︎」
そう言い頭を上げた姫野の額には先程の土下座により赤くなっており更に一筋の血が垂れていたが、そんなことなど気にせずに姫野は黒田に懇願した
「アキくんが勝手に行動したのは私の責任でもあるし、これでアキくんが死んだら自業自得とも言えるのは分かります・・・けど私は見殺しには出来ない‼︎」
そう言う姫野の言葉に黒田は無表情で黙ったまま見ており駄目かと姫野は思いどうするか悩んでいると姫野の側を黒田はゆっくりと歩き出した
「はぁ・・・マキマに友達を泣かしたら後からグチグチ言われそうだからな・・・今回だけだぞ」
そう言うと黒田は懐にしまっていた斧を取り出し肩に担ぎながら気だるそうに歩き出したのを見て姫野は顔を上げての後をついていった
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姫野から今までのことを聞かされたアキは驚愕していた
助けた筈の女性は最初から悪魔の手によって操られていた上にその悪魔の罠にまんまと引っかかっていたこと、その上にそんな悪魔の力に気付き躊躇なく女性の首を斬り飛ばした黒田の行動に
しかし驚愕しているのも束の間に先程の頭への衝撃により意識が薄れていくのを感じた
「姫野・・・先輩・・・すいません・・・意識が・・・」
「うん大丈夫・・・すぐに病院に連れて行くから」
そう言うとゆっくりとアキの肩を支えながら立ち上がりそのまま出口へとゆっくりと歩こうとした時、目の前でその様子を見ていた人達の三人が鉄パイプを振り上げながら近付こうとした
「そういう訳ですから・・・すいません」
そう小さく姫野が呟いた瞬間、その三人の首と手首が吹き飛びそこから噴水のように血が吹き出しその返り血を浴びながら黒田は斧に付いた血を振り飛ばした
「さっさと行け、そいつ死ぬぞ」
「クロさん・・・お願いします」
返り血をで赤くなったまま黒田そう言うと姫野はそのままアキを担ぎながら出口へと歩き出した
二人の姿が見えなくなるのを確認した黒田はそのまま目の前にいる鉄パイプや木の棒を持って構えている人達を見て斧二つを取り出して構えたのを見て人々は怯え始めた
「まっ待ってくれよ‼︎俺たちだってこんなことしたくねぇよ‼︎なのに身体が言うことを聞かないんだ‼︎」
「というよりアンタ達‼︎私達を助けに来たんじゃないの⁉︎こんなことして許される訳⁈」
最初こそ怯えて助けを乞う人々だったが余りの出来事、当たり前のように殺害をした様子に苛立ったのか文句を言い出したが黒田は面倒くさいように頭を掻くと無表情でどす黒い目でその人達を見た
「それが?お前らは操られて喋れる死体だろ?意識が有ろうが無かろうが俺には関係ないからどうでもいい」
そう言うと黒田はそのまま斧を再び構えた
「それじゃあ長引くと面倒だからーー」
「や、やめ「死にな」」
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一方先程の人の皮を被った悪魔、糸人形の悪魔は奥の部屋で先程負傷していたアキがやられて連れてこられるのを待っていた
(あのお人好しの人間はどうやら何かの組織の人間だな、アイツを食べたらここから離れて別のとこを根城にしようかな?)
そう呑気に考えていると部屋の扉が勢いよく開き驚いて見ると返り血により血塗れになりなら両手に斧を持っている黒田が部屋へと入ってきた
「お前か・・・随分と面倒なことしやがって』
『なっ⁉︎誰ですかあなたは⁉︎私の眷属は⁈』
驚いて黒田が歩いて来たであろう奥の廊下を目を凝らして見ると操っていたであろう人間達の首や身体の部位が散乱し床にはべっとりと血がついていた
『ま、まさか⁉︎あの人間達全員を⁉︎』
「まったく何人使ってんだ?一々殺していくのも大変なんだが?」
そう気にする様子もなく両手の斧を見ると所々が欠けているのを見て怠そうになりながら懐に両方の斧をしまった
それを見た糸人形の悪魔は黒田の異常な行動に驚愕しつつも黒田に使える物が無いのを感じ薄ら笑いを浮かべた
『ふ、ふふふ、どうやらもう武器は使えないようですね?』
「ん?あぁ、刃こぼれしちまってよ、使い続けるのもアレだと思ってな、代わりに・・・」
そう言うと懐から今度はサバイバルナイフを取り出した
「これで充分だろ」
そのまま糸人形の悪魔に近づこうとすると糸人形の悪魔は慌てる様子もなく静かに黒田に手を突き出し待ったを掛けた
「何だ?自殺するってならこれを貸してやるが?」
『本当にいいんですか?私を殺せばここにいる人間達はみんな死にますよ?』
そう言うと糸人形の悪魔の周りから子供や赤ん坊達が泣きそうな顔をしながら救いを求めるような目をして集まってきた
『ご覧の通りここにいる人間に私の一部を植え付けました、もし私が死ねばここにいる人間共々道連れになりますが?できますかそんなこと?』
「・・・・・・」
薄ら笑いを浮かべながら糸人形の悪魔はそう言い、周りの子供達は泣きそうな顔をしながらその言葉を静かに聞き、静かに聞いている黒田の様子を見ていた
黒田は少し考えている様子を浮かべると部屋の入り口に向かい歩き出し、その様子を見た糸人形の悪魔はしてやったりとした顔をした
『賢い選択ですね、子供の命ほど大切な物は・・・」
黒田が部屋から出ようとした瞬間、黒田が何かを投げたのを見て糸人形の悪魔は何かと思い周りの子供達を引き連れながら近づいた瞬間、爆発音と共に部屋全体が炎に包まれた
しばらく何発もの爆発音が鳴り続き、落ち着いた頃合いを見て黒田は再び部屋の中に入ると焦げた肉片と瀕死の糸人形の悪魔が地面に伏せていたのを見て黒田は銃を持ちながら近づき顔を良く見るためにしゃがみ込んだ
「よぉ、これで生きてるなんて流石だな、どうだ?俺特製の手榴弾は?」
『な・・・なんで・・・』
「あぁ?何て?」
『何で⁈こんなことができる⁉︎ガキの命が惜しくないのか?』
糸人形の悪魔は黒田をあり得ないような目で黒田を見たが黒田はあまりピンときていないような感じで伏せている糸人形の悪魔を見た
「別に?どっちにしろお前を生かす訳ねぇからどっちにしろこの子供達は死ぬことになる、なら別にいいことだ」
子供の命を犠牲にすることに躊躇なしで平然とする黒田に糸人形の悪魔は今まで会ったことがないような恐怖を感じ怯えたような目でこちらに銃を向けた黒田を見た
「一応マキマの約束は破ってねぇからな、これで風呂掃除一ヶ月は無しだな・・・そんじゃあ死ね」
糸人形の悪魔が最後に見たのは地獄にいる超越者の様に真っ黒な闇の目をした黒田の顔だった
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その後、病院で治療し終えたアキは病院のベットで廃墟で起きたことを思い浮かんでいた
人質を助けようとした自分の行動は間違っていないと思うがまんまと悪魔の罠に嵌り遅かったら銃の悪魔に復讐する前に死ぬことになっていたと思うと悔しい気持ちが溢れた、それよりも思い浮かんだのは姫野のことだった
(姫野先輩が黒田さんに土下座して頼み込んだ・・・俺のせいで)
姫野がアキを助けるために黒田に土下座をしたのを聞いて姫野に頭を下げ謝ったが当の本人は笑顔で気にしない様子だったが額に付けたガーゼを見て後悔の気持ちが増した
(先輩はぶつけるほど頼んでいた・・・なのに俺は)
「クソ・・・‼︎」
手が白くなるほど握りしめて自分の弱さに噛み締めていると病室のドアが開き見ると黒田が果物が入った小さいカゴを持って入って来た
「よぉ、どうだ怪我の様子は?」
「黒田さん・・・怪我はいいですがそれは?」
「これか?マキマが入院してるならこれだって言って待たされた、入院期間短いってのによ」
苦笑いしつつカゴをベットの側に置き椅子に座りつつリンゴを頬張りながらアキの方を見た
「その様子じゃあ悔やんでる様だな」
「・・・分かりますか」
「伊達に何年もデビルハンターやってねぇよ、お前みたいな奴今まで何十人も見て来た」
そのままリンゴを頬張りながら黒田はアキの方を見ると真剣な目でアキを見て、その様子にアキは少し気圧されそうになった
「いいか、これから先もデビルハンターをやるってならその気持ちを押し殺せ」
「押し殺す・・・」
「あぁ、早死にするデビルハンターは自分の気持ちを通そうとする奴だ、煽られて怒り狂ったり仁義を通したりして助けようとする奴から死んでいく、あの時のお前みたいにな」
そう言われたアキはまだ理解できないところはあるがどこか納得している自分がいた
廃墟にいた自分のように人質を助けようとした結果、悪魔の罠に嵌り死にかけたからだ
「その気持ちを押し殺して悪魔を殺すことだけを考えろ、人質のことも同期のデビルハンターのことなんて考えるな、ただ主犯を殺すことだけを考えろ」
「・・・アンタはそうなのか?」
「俺は別に人質のことなんて考えたことはない、ただの客観的な忠告ってだけだ」
「・・・黒田さん」
そう言ってリンゴを食べ終えた所で黒田は立ち上がりアキの病室を出ようとした所でアキは黒田を呼び止めた
「正直言って、俺はアンタのことを理解することは出来ないし、さっき言ったことも納得はできない」
「まぁ、普通そうだな」
「けれど・・・忠告通りに押し殺すようにはしてみる、だけどアンタみたいに狂うほどにはいかない」
そう強く言うアキに黒田は黙ったまま病室の外へと出て行った
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「ってことがあったのに今じゃ普通に接してるよね早川くん」
「まぁ、そうだな」
マキマが思い出に耽るように黒田と思い出話をしているとマキマの机にある黒電話が鳴り、マキマは取り話を聞くと姫野からの電話であった
『もしもしマキちゃん、今夜暇?』
「今夜は暇だけど、どうしたの?」
『今日さ、アキくんの家で宅飲みするけどクロさんと来ない?一応、アキくんの許可してあるけど?」
電話の会話を聞こえていたのか黒田はマキマの方を見て頷いた
「うん、いいよ、残業ないからすぐに行くよ」
『本当‼︎じゃあビール何本か追加しとくよ、じゃあ待ってるからねぇ』
そう言うと電話を切ったのを確認してマキマと黒田はアキのアパートへと向かうのであった
*二人の共通点*
「ねぇねぇ、クロさんとマキちゃんってタバコ吸わないの?」
「そういえばお二人は煙とか気にした様子は無いですね」
「そういえば吸ったことないかも」
「俺もだな」
「じゃあ、二人とも初チャレンジで‼︎どうぞ‼︎」
「・・・先輩、だいぶ出来上がってますね」
「別に気にしないよ、じゃあ吸ってみようかクロ」スゥー
「はぁ、別にいいが」スゥー
「「ッ⁉︎ゲホッ‼︎ゴホッ‼︎ゴホッ‼︎」」
「何だこりゃ・・・よく吸えんなお前ら」
「ごめん姫ちゃん・・・私はこれを吸うの無理だね」
「あははは‼︎二人揃って咳き込んだ‼︎仲良すぎ‼︎」
「・・・お二人の共通点ですね」