転生者が13人同じ屋根の下、何か起こるはずもなく…   作:希捨酸

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シェリハン書いてたんですけどちょっと煮詰まっちゃったのでナノカちゃんを。




黒部ホノカは転生者である

 

 

黒部ホノカは転生者である。

物心ついた時から前世とまのさばの記憶があった。全てを理解した時、彼女は思った。

 

たった一つの命を捨てて、生まれ変わったの不死身(なれはて)の体。

なのちゃんへの曇らせ()を叩いて砕く。

ホノカチャーンがやらねば誰がやる。

 

ピカ-ン!

 

デッデ-デッデ-ッデケテンデケテンデ-ンデン

 

 

 

ということで妹への曇らせを全力回避するためにまずは自分が身代わりになることをなんでもないような事として説明した。

 

 

 

 

「お姉ちゃんちょっとなのちゃんの代わりに牢屋敷ってとこ行くんだけどね?ん?私も一緒に行く?なのちゃん……(感涙)でもちょ〜〜っとだけその〜なんというか〜〜……あっいや違う違う危ないとこじゃないよ?オトナな(R-18G)場所?というかなのちゃんにはまだ早い的な?うん。いやホントに全然行くのは楽しみだから。うん。ジェットコースターとかあるし(大嘘)」

 

 

 

ちょっと……いや、結構嘘をついたが必要経費だ。

 

 

 

 

 

 

 

黒部ナノカは転生者()()()()

 

 

なんか雰囲気が大人な姉に甘やかされて育ち、原作以上にうっかりさんに育った彼女にとって牢屋敷とは、なんか楽しそうな場所に転校するくらいの認識であった。ジェットコースターとかあるらしいしね。

 

 

時間は前話から少し戻って拉致前。

時系列がぐちゃぐちゃなのはニンジャスレイヤーリスペクトではなく単純に行き当たりばったりで書いているからである。

 

 

例のごとくメルルが睡眠薬の量を間違えたせいでナノカは起きていたが、サンタさん的なアレだと思って寝たフリをしていた。いい子だね。

 

起きるとかっこいい服に着替えていてナノカはうきうきであった。

みんなで自己紹介をしているとフクロウが出てきて喋り始めた。かわいいね。

 

ちなみに二階堂ヒロのなれはて襲撃は一切見てなかった。壁に掛かったクロスボウを(かっこいいなぁ……)とか(勝手に触っちゃダメかな……)とか思いながら見ていたからである。

 

そしてエマの乱入(1話)により解散となった部屋にはゴクチョーとなれはて、そしてナノカだけが残っていた。

 

 

テーマパークに来たみたいだぜ、テンション上がるな〜と思っていたナノカであったがここでとあることに気づく。

 

お姉ちゃん、居なくない?

 

こういう時はまずは大人に聞く。ホノカの教育の成果である。

フクロウと背の高い仮面の人、どちらが頼りになるか。

 

ナノカは後者を選んだ。

 

「あの……おねーちゃんがどこにいるか分かりますか?」

 

まさか自分に話しかけてくるとは思わなかったホノカ。びっくりしすぎて5センチくらい跳ねた。

 

本当は今すぐ話したい。抱きしめたい。

 

1年間なのちゃん成分を摂取してないホノカにとってこの状況は砂漠で遭難中に出された1杯のNOPE〜ギルティ炭酸〜である。

しかし目の前にゴクチョーがいる状況。下手なマネは出来ない……

しかしここで助け舟が!

 

「ヒ、ヒャッハーッ!どこにいるかだって…?探しても見つかんねェってことだけは教えてやるよォ!!」

 

その路線で行くのか。ゴクチョー。

彼は演技がクソ下手であった。

 

「いないの……?」

 

黒部ナノカは裏切られたことがない。

 

 

両親(転生者)も姉もナノカを溺愛していたしクラスメイト(転生者)も優しくしてくれた。

 

特に姉は1度だって嘘をついたことはなかった。

 

そんな姉が…私に嘘をついていなくなった……?

 

 

もう…………会えない?

 

 

ナノカの目が潤み始める。

 

お姉ちゃん成分を1年間摂取してないのはナノカも同じであった。

 

溜まった涙が目尻から静かに……

 

「居るよ〜ッ!お姉ちゃん居るよッ!!ドッキリ!ドッキリだから!!」

 

ホノカがナノカに駆け寄り抱きしめる。

 

ちなみになれはて化なんてしておらず『変身』の魔法で見た目だけ変えてただけである。

火かき棒?耐えましたよ。お姉ちゃんなので。

 

(えぇ〜〜?!??!!)

 

びっくりしたのはゴクチョーである。なんか急になれはてが戻ってるゥ?!?!

 

「オイ鳥畜生」

 

「えっ…?あっはい」

 

「テメェ何なのちゃん泣かしてんだゴラァ!!」

 

ホノカ(前世)は元ヤンであった。

 

「誠に申し訳ございませんでしたッ!!」

 

そしてゴクチョー(前世)には姉がいた。

 

強い姉には誰も逆らえない。宇宙の道理である。

この日、牢屋敷のパワーバランスが逆転した。いや、別に元からこの順番だったかもしれない。

 

「ねぇお姉ちゃん。私、ジェットコースター乗りたい!」

 

「うん!いいよ〜。オイ鳥畜生。」

 

変わり身が速い。これも魔法の力?

 

「なんでしょうか……」

 

「建てろ」

 

「……はい?」

 

「建てろ。ジェットコースター。」

 

「いやあの…そんなこと言われましても……」

 

「2週間以内な?」

 

「……了解致しました」

 

返事はハイかイエス。できないじゃなくてやらないだけだろ?根性見せろ。

 

「じゃあウチらUSJ(宇宙一 凄いテーマパーク じゃんね)行ってくるから。ヘリ出せ」

 

「ハイヨロコンデーッ!」

 

2週間後、マジでジェットコースターが建った。ゴクチョーにどうやったか聞くと「マジでスンマセン思い出したくないんで聞かないで下さい」って言われた。かわいそう。

 

 

 

 

 






何も知らない黒部ナノカさん。
全員転生者だと言ったな(タイトル)あれは嘘だ。
ゴクチョーは誰かの下僕になる運命なんだよね。


高評価・感想ありがとうございます。解釈違いとかで☆0評価つけられる覚悟で投稿したら☆10が付いててびっくりしてます。
投稿頻度と文字数は少なくなるかもしれませんがネタが続く限り書きたいなと思います。元々1話で終わらせるつもりだったんですけどね。

次回シェリハン…の予定なんですがコメディ少なめになっちゃうかもしれません。書きたいことしか書けないから変更のしようがないんだ。ごめんね。

次の話

  • ミリア(別のになるかも)
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