転生者が13人同じ屋根の下、何か起こるはずもなく… 作:希捨酸
朝見た時は20-20でミリアを書き始めたんだ…アンケ結果を無視した訳じゃないんだ……
魔法少女ノ魔女裁判とはどのような物語か。
公式サイト*1のコンセプトを見るとその答えがある。
『牢屋敷の謎をとく本格ゴシック・ミステリ』
それが魔法少女ノ魔女裁判のコンセプトだ。
そしてこれはそんなまのさばの二次創作である。
つまりあるのだ……ミステリーが。
さて、ここで読者諸君にミステリ小説らしく挑戦状をださせて頂こう。
私は読者に挑戦する。この小説には叙述トリックが含まれている。
聡明なる読者の諸君ならここまでの事実から既にそのトリックにお気づきの事でしょう。
それでは、これより明かされる真相のページへスクロールする前に、ご自身の推理が正しいかどうか、ぜひ確かめてみてください。
準備はいいですか?
佐伯ミリア38歳、男性
彼女は……おじさんであった。
ちなみに伏線なんてない。叙述トリックとは??
なぜこんなことになったのか……時間は少し巻き戻る。
カーンカーンカーンカーン
金髪の少女が踏切の前に立っている。
その表情は影になり見えなかった。
普通電車の重量はおよそ35トン。
時速80 kmで走行しているとすると運動エネルギーは計算するとおよそ8.64MJ。
これは時速80 kmで動く35トンの物体が持つ運動エネルギーとほぼ同じである。衝突すればまず助からないだろう。
しかしそこに近づくひとつの影が!
弁護士のおじさん。彼は転生者であった。
彼は焦っていた。ミリアが全然見つからないのだ。ミリアを見つけるためにSNSを漁った。
『JCハ〇撮り』『素人』『自撮り』その他もろもろ…
検索欄が変態であった。停止されたSNSアカウントは数知れず。警察が来たら言い訳のしようがない。
嫁は察しがいい女だったので気づいていたが、年上好きなことは知っていたので事情を察して何も言わなかった。
ただプライベートモードの使い方をそれとなく教えてあげていた。
それでも見つからないミリア、普段の仕事も大変で心身ともに疲弊していた。
そんな彼が踏切の前に立つミリアを見つけたら早とちりしてしまうのも……仕方ないのかもしれない。
佐伯ミリアは転生者であった。
ただし記憶はまだ思い出していなかった。
バタフライエフェクトにより行った中学校が別だったミリアはかわいいもの好きなギャル達とうぇーいしていた。フラペチーノとか飲んでた。
今日は中学の卒業式でした。めっちゃ泣いた。
そんな一般JCに後ろから忍び寄る魔の手が……!
弁護士のおじさんである。
全力で走ってきたので息が切れ、赤い顔をしていた。
「はぁはぁ……おじさんさぁ…欲しかったんだよね…女子学生……」
そしてセリフもうろ覚えだった。不審者である。
「ウワーーーーーッ ??!????!!!!??!??!!?!!!?!?!」
命の危機を感じたミリアは、反射的に魔法を使っていた。
【入れ替わり】
その瞬間、2人の意識が入れ替わった。
ところで、『技』というものは精神と肉体、どちらに宿ると考えていますか?
当然体を動かすのは頭なのだから精神に宿る。と考える人は多いかもしれない。
しかし、プロのスポーツマンにとってスポーツとはライフワークであり、人生の1部だ。
そして同じ動きを繰り返す内に肉体はそれに沿った形に変わっていく。
多くのギタリストは指先が固くなり、野球選手はタコにボールを引っ掛けて回転をかけるそうだ。ある短距離選手は朝起きると、足裏に車輪が付いていたそうだ、後のウサイン・ボ〇トである。
たとえ記憶を喪失してもボールを手にすれば身体だけは動く、なんて事も眉唾ものではあるがよく聞く話である。
そして弁護士おじさんは格闘技を嗜んでいた。
見よ!伝説のカラテ技!!
サマーソルトキック!!!
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「はぁ……はぁ…………」
見知らぬおじさんをサマーソルトキックで吹き飛ばしたあと、身体を元に戻さないで走って逃げてきたミリアは、自宅の前で立ちすくんでいた。
『佐伯』
目の前には見知った家、少し視点が違うせいか、それともこの憂鬱な気分のせいか少し違って見えた。
それでも待ったところで何も変わらない。佐伯ミリアは覚悟を決めた。
「あら、ミリア遅かったわ……ね……?」
母が固まる。当然だ、今のミリアの見た目はおじさんである。
「お母さん…あのね……」
重い口をなんとか開く
「私…あの……ミリア……で…………」
信じてもらえるとは思ってない……それでも!!
「印象変わったわねェ〜〜」
佐伯ミリアの母は、おおらかであった。
同時刻、弁護士宅
「あなた、おかえり……?」
「あはは……えっとぉ………」
「なるほど」
「なるほど?!」
弁護士妻は、察しが良かった。
ちなみに佐伯父は椅子から転げ落ちた。全治2週間である。
次の日、ミリアが美少女だったのとおじさんがイケおじだったことによりミリア母と弁護士妻の強い希望でしばらく……新学期明けまで入れ替わって貰うことになった。
さてここで困るのが牢屋敷にぶち込まれるのが新学期丁度ということである。
一晩寝たら前世の記憶を取り戻したミリアとおじさんで話し合った結果1日前に戻せばよくね?という結論に至った。
さっさと戻せば良くない?と思うかもしれないがミリア母は泣き落としが得意で弁護士妻は夫を尻に敷くのが得意であった。
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メルルちゃんは大変賢いガールである。
スーパー賢いガールであるメルルは思った。
起こるんじゃね?バタフライエフェクト。
そう思った彼女はまのさばが始まる今年の魔女候補集めは自分でやると、そう言った。
面倒な業務は自分でやった方が早い。自然の摂理である。
しかし同時に思った。一人じゃ無理じゃね?
そこでタ〇ミーで何人か雇うことにした。
面倒な業務は誰かに任せた方が早い。自然の摂理である。
「なあこれってさ。もしかして闇バイトってやつじゃねえの?」
男が友人に問いかける。
『かんたんアルバイトで即日10万』の文字につられて応募したら人攫いを頼まれた。もしかしてどころの騒ぎじゃない。
「いやほらドッキリ的なやつでしょ。親に許可取ってるって書いてあるし。つか不安なら聞いてみるべ」
本当に取ってるわけないだろ。
「すみませ〜ん。ミリアさん?っています?」
二人は律儀にインターホンを鳴らして中に入っていった。
「ミリアに?何の用ですか?」
「ちょっと人攫いしに来てまして。」
嘘でしょ?
「今開けますね〜」
佐伯母はおおらかであった。
少しおおらかすぎたかもしれない。
そうして無事攫われてしまった佐伯ミリア。
でも大丈夫。攫われる直前に入れ替わりは戻してあるからね。
「あれ?攫うのって明日じゃね?」
嘘でしょ?
全員転生者だったらおもしろいだろうなぁと思ってたんですが元々は別の案も考えてました。
ヒロちゃんが殺されない所までは同じ。
なんか変だよなぁって思っていると次の日ベッドの上にはトレデキムの空瓶、折られた万年筆、そして儀礼剣で心臓を貫かれた二階堂ヒロ、その目はルビーのように輝いていた……って感じのちょっとダークでミステリな感じの作品になる予定でした。
どうしてこうなったんでしょうかね?
次の話
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ミリア(別のになるかも)
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ユキ