その話数は増やすから赦して
ヘルメットを被り銃器を携える集団がアビドス高校に戻る途中の3人に話しかけてくる
「ユメ先輩と商伊さんは先に戻っててください、私が一人で片付けておきますから」
「ホシノちゃん一人を置いて戻るわけにはいかないよ~」
「僕も小鳥遊さん一人を置いて帰るなんてできません」
「おい、なんで私らに勝てる前提で話し合ってんだよ」
「そこらの不良とは違う、ヘルメット団の力を見せつけてやるよ!!」
そうしてヘルメット団とアビドスの3人による戦闘が始まった。
前衛でユメが盾を構えて攻撃を受けている中で、ホシノはショットガンを持ちながら、弾幕の中を走り抜けていく。
そしてヘルメット団の1人の脇腹へホシノがショットガンを撃ち込む。
(ほんとに穴が空かない、この世界では銃が喧嘩で使われるくらいの扱いなのも納得ではあるな)
「っ……」(ただ、実弾には感じたことの無い恐さがあるな)
そうしてミスラはユメの構える盾から、ヘルメット団を銃撃する
「うぎゃっ…………」
(一撃で気絶した? ヘッドショットしてもヘルメットがあるから数発は必要だと思ってたけど、やっぱりこの銃は何かがおかしいのか?)
そしてホシノが殆どの敵を制圧してあっという間に戦闘が終わりをむかえた
「これで終わりです」
「お疲れさま~ホシノちゃん、すごく強いんだね」
「まともに連携がとれない人たちに遅れは取らないですよ」
「ミスラくんも手伝ってくれてありがとう」
「そう言って貰えると助かります、それにユメ先輩の盾があったお陰で、攻撃を気にせず撃てましたから」
そう言いながら3人はアビドス高校へ戻り、校舎の清掃や修理を行った。気がつけば時間は既に17:00となっており、3人は各々帰宅することにした。
「それじゃ二人とも、また明日~」
「そうですね、また明日」
「今日はお疲れさまでした」
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そうしてミスラは帰る前に、商店街へと寄っていた。家を探索した時に調味料や食材が残されていなかったからだ。
(何かしらで金を稼がないと破産するよなぁ、けどバイトするにしても、技術とかそんなにある訳じゃないからなぁ)
「……?」(あれは指名手配? 捕まえたら懸賞金が貰えるのか、一応顔くらいは覚えとくか)
そしてミスラは商店街で買い物をしようと辺りを見回していると、路地裏に人影が見える。
(あれ、……さっきの指名手配犯だ、不意討ちで倒せればそのまま金が手に入るんだよな…………)
そうしてミスラは路地裏に入り込んだ。指名手配犯の背後から拳銃で、後頭部に一撃を撃ち込んだ。弾丸が頭部へと命中し意識を刈り取り、身柄を押さえることに成功した。
(さてと、こいつをヴァルキューレ警察学校ってとこに連れてけば良いんだよな)
「よっとっ…………らせっ」(なんか誘拐してる気分だな)
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ヴァルキューレ警察学校に機械を背負いミスラは到着したが機械の重みに体は少し悲鳴を上げている
「すみませ~ん、指名手配犯を連れてきたんですけど、どうすればいいですか?」
そう言うミスラのもとに、金髪の目付きの怖い警官が来た
「私が担当しましょう、書類を作るのでこちらに」
そう言う彼女に着いていき、指名手配犯の確保に関する書類を作成して貰っている。
「改めて私はヴァルキューレ警察学校一年の
「僕はアビドス高校一年の商伊 ミスラといいます、今日はよろしくお願いします尾形さん」
「カンナで良いですよ、別に容疑者でもないんですから固くならなくて大丈夫ですよ」
(目付きとかは怖いけど、ヤバい人ではなさそうだな、いやそもそも、警察組織にヤバい奴がいるわけ無いか)
「それにしても、よく捕まえられましたね」
「そんなに凄い事をしたわけでもないですよ。路地裏に居たところを、不意討ちしただけですから」
「当然のように言ってますけど、路地裏で不意討ちを仕掛ける技量はなかなかだと思いますよ」
「そう言えば商店街へはどの様な予定でいらしてたんですか?」
「それはもちろん……買い物に…………!?」
そのように書類作成の間に雑談をしているとふと思い出した。ミスラは本来の目的である、商店街での買い物を完全に忘れてしまっていた。
「買い物を忘れて、指名手配犯の懸賞金を優先してしまったと……」
「いやぁ、その通りです。なのでこの辺りで、適当に外食しようと思ってるんですけどカンナさんのお勧めってありますか?」
「そうですね、近くにおでんの屋台があるんですが案内しましょうか?」
「良いんですか?」
「ええ、お陰様でこの書類を片付けたら今日は帰って良いと言われましたから」
「はい、そして書類作成はこれにて終わりです。こちら懸賞金ですね」
「ありがとうございます、結構有りますね」
「今回の指名手配犯は潜伏や隠密行動を得意としていて、捜索難易度がかなり高いと言われてますからね」
「では、僕は外で待ってますね」
「私の方もすぐに向かいます」
外に出る頃には21:00時を示しており辺りは暗くなって、街の証明が世界を彩っている。そして春先と言うのもありまだ冷たい風が吹いていた
(こう思うとアビドスって修羅の国って感じだなぁ、確かここはD.U.シラトリ区だったよな、連邦生徒会が管理する土地だからなのか、生徒より機械や動物の割合が多い気がする)
「お待たせしました」
「大丈夫ですよ、街の景色を眺めてましたから」
「そうです? では早速案内しますから着いてきてください」
そうしてカンナの後を追いミスラは歩いていくと、屋台が見えてくる
「あそこです」
「そう言えば、カンナさんはよく来てるんですか?」
「今日みたいに帰りが遅い日はよく通ってますよ」
屋台の暖簾をくぐればおでんの優しい香りが鼻につく。そこにいるもう見慣れた動物の店主が話しかける
「今日も来たのかいカンナちゃんよ、隣の子は同期かい」
「僕はアビドスの方の生徒ですよ、指名手配犯を捕まえて書類を準備して貰ってたんです」
「ええ、そして指名手配犯を捕まえるのに夢中で、夜ごはんの買い出しを忘れていたので連れてきたんですよ」
「そう言うことだったのかい、それはお疲れさまだな。そんでどれにするよ」
そう言い木蓋を開けて仕切り板で区切られたおでんを見せてくる。白い湯気が上がり出汁の香りが鼻に流れる。そしてふつふつと煮えられて黄金色に染まっている大根やタマゴ、椎茸や餅巾着など多くのものがある
「こんなにあると迷ってしまいますね」
「私も始めてきた時はどれから食べようか悩みましたね」
「店主のお勧めはなんですか?」
「そうだな~、やっぱり大根とタマゴが一番人気かな」
「なら僕は大根とタマゴをお願いします」
「はいよ」
「私も大根を、それと餅巾着をお願いします」
そんな風に注文して、カンナや店主と話ながらおでんやら枝豆やらを食べてお腹が膨れた頃に店を出てそれぞれ帰宅する事となった
「屋台には始めてきたけど雰囲気もあって良いですね」
「そうですね、この雰囲気は落ち着きます。ではまた機会があれば」
「まぁ捕まる側で会うことがないといいですね、それでは」
ミスラはカンナと別れアビドス自治区へと足を踏み入れる。砂嵐の前触れか風が強い冷たい風が降り注ぐ。
(やっぱりテレビで見たことあるけど、夜の砂漠ってちょっとキツいな。身体に掛かる負担が軽くなっても長時間この空間にいたら、体力をかなり持ってかれそうだ)
そう思いながらミスラは自分の家となった一軒家に帰ってくる
「ただいま~」
「そういや一人暮らしだったな、あと結局食材やら何やらは買うの忘れてたから明日にでも買い足しておかないとか」
始めにアビドス砂漠を通った時に付いた砂埃を落とすために風呂に入り、鏡に映る自身の姿を改めてよく見る
「肩に掛かるくらいの灰色の髪に、紫がかった茶色の瞳、全体的に日焼けが少ない白い肌、そして頭に浮かぶ謎の物体、そして自分が男子生徒である証」
「あぁ、もう、ほんとに何がどうなってるんだよ!」
「…………はぁ………………今はこの世界をどう生きるか、あとアビドス高校の気が遠くなるような額の借金をどう返済するか…………詰んでるな」
ミスラは頭の中で様々な構想をするが何処かで詰んでしまい、解決方法が何も浮かばなかった。そして、今日の負担にその身体は沈んでいく
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砂漠で砂嵐に飲まれ、身体中に鋭い砂で皮膚が切れる。そして砂嵐の中から出てくる、巨大な白い蛇のような機械のナニか、それはミスラに狙いを定めたのか、巨体を唸らせ突っ込んでくる
「………………っ!?」
ミスラの体は宙を舞う、蛇に体当たりをされたからではない。落ちたのだ
「いってぇ」
(今のは、夢か…………ベッドから落ちて目が覚めたってところか)
時計の時間をミスラは見る、04:00を指している
「二度寝……するような気分でもないな、先に学校にでも行っておくか」
そうしてこれからの日常となる、アビドス高校へと歩いていくのだった。
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その道中ミスラは謎の黒い服を見に纏った怪しい"大人"に出会った
「おはようございます、アビドス生徒会書記の商伊 ミスラさん、私のことは"黒服"とお呼びください」
「…………」(なんなんだこいつ、それに僕の名前も所属も知ってる、アビドスの誰かの知り合い……な訳ないしな)
「あまり警戒なさらないでください、本日はあなたと取引をしに来たのですから」
細かい描写かや戦闘シーンの描写をするのが苦手なのが透けますね。今後はその辺もしっかり書きたいところですね。