隻狼 修羅に落ちたが本気出す   作:わたぼう

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不定期投稿なので、そこら辺はご了承ください。


修羅の先には

舞台は――葦名城、本城の天守閣。

そこにいるのは、狼と梟。

 

 

「……はい。掟は絶対。

主を……御子を捨てまする」

 

 

二人の前に1人の薬師が姿を現す。

 

梟はその姿を見て、不意打ちで手裏剣を投げるも、それを一太刀で全て弾く。

 

感心した梟はその場を隻狼に任せた。

 

神妙な顔で、静かに喋る。

 

「私はかつて、修羅を見ました。

貴方の中にも、同じものがいる。

それを、斬らねばなりません」

 

立ちはだかったのはエマ…洗練された葦名流の剣術と体術は見事なものだった、

だが...それでも、修羅の息の根を止めることはできなかった。

 

彼女は喉を切り裂かれ、血を吹き上げながら消え入る声で「しゅ…らぁ…」と言って倒れた。

隻狼は笑みを浮かべる。

 

辺りは戦火に包まれ、その炎はここまで伝ってきた。

そしてエマが倒れた後に姿を現した、病に侵され老いた剣聖一心。

 

歴戦の猛者の鋭い眼光が隻狼を捕らえる。

 

 

「隻狼よ。

お主、愛想はまるで無いが……不思議と憎めぬやつじゃった」

 

 

「さあ、修羅に落ちる前に――斬ってやろう」

 

 

「再び、修羅を……

斬ることになろうとはなあっ!」

 

 

凄まじい目にも留まらぬ神速の斬撃、それを弾き続ける、

 

 

耐える…

 

 

耐える…

 

 

刀を交えること十数分

 

 

終わりが近付いてくる、一心の体幹が徐々に無くなっていく。

 

正真正銘の最後の灯…

 

体幹が崩れる

 

その隙を修羅は逃さず、老いた剣聖一心の体を袈裟懸けに切り裂いた。

 

刃に伝わる、骨と臓物を切り裂いたときの揺れ、ブシュ…と血が吹き出て、

ドボドボと血が出て血溜まりが出来上がり、臓物を溢れさせた老いた死体が出来た。

 

 

 

 

……

 

 

燃え盛る葦名城、本城の天守閣――頂上。

そこには、一心とエマ。

斬り伏せられた二人の死体が横たわっている。

 

 

そこに再び梟は戻ってきた

 

竜胤の力を得るために、彼は盛大に高笑いをして声高々に言う。

 

 

「葦名も、内府どもも――

この国ごと喰ろうてくれるわ!」

 

 

「我、薄井右近左――ぐはぁっ!!?」

 

 

刀を背後から刺される

 

 

「何故……お前が……!?」

 

 

振り替えるとその主犯は、弟子である隻狼、その笑みからこぼれ落ちる感情は悦楽だけだった。

 

「……修羅……!」

 

 

皮肉にも弟子を操り不死の力を得ようとした梟もまた、同様に斬り伏せられた。

 

 

「……違う、そなたは……」

 

 

怨嗟の炎が…人斬りの快楽が体に染み渡る、その炎に魂を炙られる感覚が...刺激が…昂りが...それ以外の全てを遠ざける。

 

 

「そなたは修羅ではない……っ!」

 

 

そこには元主の御子

 

 

しかし、その声は最早――

隻狼の魂には届かない。

拝涙と開門。

赤と黒の刃――二つの不死斬りが、今まさに修羅の手へと渡る。

忍義手には、紅き怨嗟の炎。

その炎は、この後の事を期待するかのごとく、

意気揚々と揺らめいている。

……兵士、民草あわせて、死者数千。

生き残りは、ほとんどなし。

葦名は、戦国もっとも悲惨な殺戮の舞台となった。

その地には、後々まで――鬼が潜んだという。

戦国の世が終わってなお、消えぬ怨嗟の鬼。

しかし――何の因果か。

ある時、その鬼は時空の歪みに吸い寄せられ、消え去った。

 

 

……

 

 

……

 

 

「ここは……何処だ?」

 

 

そして、これまた…驚くことに、異界に招かれた影響なのか、これまでの記憶はあれど、鬼と成った体は人の姿に戻っており、その体に纏っていた怨嗟の炎は何故か鳴りを潜めていた。

 

 

増やして欲しい描写

  • 戦闘シーン
  • 日常会話
  • 今のところ問題ない
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