堀北の重さを全開にしたい話   作:白石*

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〇〇の独白

 最初に目についたのは一年生の後のほう。

 それまでは無口なクラスメイトくらいにしか思ってなかったけど、ある時から実力を隠している彼に興味を持ち始める。

 最初はただの興味だけだった。

 最初のきっかけは連絡先を交換した時。正確にはした時というかその後だが。

 たまにこっちから送る彼へのメッセージ。客観的に見て彼の話はよくある面白い話みたいな感じでは全くなかったけれど、私にはなぜかその時間がとても楽しく思えた。

 次は文化祭。

 当日体調不良で休んで休んじゃった時。

 彼に自分のメイド姿を見せれなくて残念だと思ってしまった。

 彼に少しでも、ほんのちょっとだけでも可愛いと思って欲しかった。

 と、そんなことを考えてしまった。

 そして二年の学年末特別試験。

 彼に頼られて、使われただけかもしれないがそれでも、嬉しいと思ってしまった。それに圧倒的な充実感があった。現クラスリーダーの堀北さんからは得られないもの。

 本当に何で彼がクラスのリーダーでないのだろうと今でも思う。

 三年生。あの時までは最初の興味の延長線上くらいの感情を抱いていた・・・と思う。

 そう。あの時までは。

 彼が移籍したと知った時、激しく動揺した。

 目の前が真っ暗になった。

 彼抜きでこのクラスが最後までAクラスでいることなんてできるはずがない。

 堀北さんは優秀な人間だと思う。

 でもそれだけ。ある意味では平凡な人間。

 一之瀬さんみたいな圧倒的なカリスマ性もなければ

 龍園くんみたいなやれることはルールギリギリだろうと何だろうとなんでもやっちゃうような胆力も独裁的な感じも持っていない。

 綾小路くんみたいに全ての可能性を考えてルールの中でどんな非情な手でも使っていく人外とも言えるような真似もできない。しかも彼はこの学校のテスト程度なら難なく満点が取れるおまけ付き。

 案の定あの学力テストではDクラスの一之瀬さんに負けていきなりこの先が心配になるような状況。

 もうこの先が無いなら残りの学校生活、せっかくなら充実したものにしたい。

 今は彼も軽井沢さんと別れてフリーみたいだし、狙っちゃおっかな。彼のことを好きな人は少なく無いと思うけど、それでも手に入れて見せる。

 

 もうそれくらいしかやりたいこと無いしね。

 

字数埋めです↓

『無人島サバイバルゲーム特別試験』 

期間 

最大3泊4日。完全に決着がつけばその時点で試験終了とする 

1日の試験時間は午前9時から午後6時まで(最終日のみ午後4時まで)

概要 

ペイント銃を用いて他クラスのVIP、護衛を倒し競い合う

事前準備 

本試験を行うにあたり、各クラスは初めに全生徒を5つの役職のどれかに任命する 

役職の大半には人数制限があり、また役職に応じて異なる権限が与えられる

勝敗判定 

VIPの生存数×100点と護衛の生存数×1点による合計点で競い合う ※引き分けが発生した場合、各クラスからランダムに1名選出し短期サドンデスを行う

全滅ペナルティ 

試験終了までに全滅した最初のクラスは退学者を1人選定しなければならない

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