プロローグだけ思いついたので書きました。続きはありません。

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鴉の飛翔 蝶の織りなす嵐

 

 とある日、いつものようにアラームが聞こえて来る。

 …今日は休日だ、切ってもいいだろう。そう考え、朦朧とした意識の中アラームを鳴らすスマホに手を伸ばす。

 

 …?何か…目の端に赤い光が…?それに…音がする…空気が震え…神経網が張り巡らされるような音が…

 

 いつの間にかアラームの音は聞こえなくなっていた。代わりに聞こえるのは…何か熱いものが空気を焼くような…音…!?

 

「っ!?」

 不思議と、体がいつの間にか握っていた操縦桿を操作して、機体が急激に横方向へと吹っ飛ぶ。

 

 意識が覚醒する。自分は何かの機体のコクピットに座っていて、画面越しに映る目の前には…

 AC6で金策として慣れ親しんだカタフラクト。それに…数多くの封鎖機構のMTに、LC。

 

 しかもカタフラクトは何か改造でもしているのか、レーザーの出力が尋常じゃない。頻度は大幅に落ちているが、当たれば機体は溶け落ちるだろうと確信できる程のものだった。更にはコアMTに装甲が施されている。

 

 …正直、訳がわからない。なぜ目が覚めたら謎の機体のコクピットなのか、あのカタフラクト何なんだよとか、封鎖機構が自分の命を刈り取ろうと構えているのはなんでなのかとか、今もどうして操縦できているのか疑問でしかない。

 疑問でしかないが…ともかく、コイツらを倒さないといけない。そういう確信だけは嫌にあった。

 

 周囲の僚機が、周りの雑魚共を片付けていく。あれは…ハウンズ部隊?

 そうこうしている内に、COMからレーザーの警告が鳴る。

 

 …いつも通りにカタフラクトを狩る。それにレーザーを全て避けないといけない縛りが加わっただけだ。どうって事は無い。そう自分に言い聞かせ、ギリギリまでレーザーを引きつける。

 

 …今!

 

 その瞬間、ACが進行方向と真逆にQBを噴かし、レーザーの偏差予測が大幅にズレて、あらぬ方向を焼いていく。

 

 …チャンスだ。QBを噴かせばちょうどカタフラクトの正面に来るように調節した甲斐があった。

 

 拡散バズーカを至近距離で叩き込む。衝撃でひしゃげた装甲板を、ブーストキックで砕く。

 …どうやらスタッガーしたようだ。好都合だ。そのままブレードを叩き込み、おまけにガトリングをたらふくご馳走してやる。

 

 …まだ壊れない。まぁ予定調和だ、あと4〜5回も繰り返せば壊せる。

 

「…コード31A、コイツ、急に動きが変わった…了解、続行する。」

 

『620、反応ロスト』

 

 COMの報告を聞いて、僚機が居た方を振り返る。…どうやら、複数のLCに群がられて死んだらしい。だが、最後にLCを全てアサルトアーマーで持って行ったようだ。ACの残骸の周りに焼け焦げたLCが折り重なっている。

 

 …少し、心が痛む。俺からしてみれば知らない奴だが、この身体は悲しんでいるようだ。

 

 …感傷に浸っている暇はない。カタフラクトをさっさと壊して、COMの言う作戦目標を達成するとしよう。

 

 カタフラクトが跳躍した。あの巨体でよく跳べるもんだと思うが、致命的な隙だ。

 拡散バズーカを叩き込む。ガトリングでちまちまと衝撃値を溜めていたのもあり、すぐスタッガーした。

 コアMTに向けて、キックとブレードをお見舞いし、ガトリングで追撃しながら離脱する。

 

 …案の定突進してきた。アイツマニュアル通りにしか動けないのか?ゲームの動きまんまだぞ?

 

 ピーッピーッ!

 …と、またレーザーだ。合間合間に差し込まれるミサイルやグレネードをシールドで防ぎながら、タイミングを合わせてレーザーを避ける。

 

 …コアMTに、亀裂が入っている。あれを狙えば、より早く片付くかもしれない。

 相手が隙を晒すのを待つ。

 

「コード31C、被害甚大!…了解、続行する。」

 

 …カタフラクトが突進のために止まる。衝撃値は十分。

 

「隙…だ…らけ…」

 

 掠れた少女のような声がコクピット内に響く。同時に発射した拡散バズーカが命中。突進がスタッガーによりキャンセルされる。

 

 ブレードをマニュアル操作し、チャージ状態でコアMTに向けて突く。

 

 ブレードを構成するパルスが、吸い込まれるようにコアMTの傷口に入り込み、破口を広げてゆく。

 

「コード7えい…!!」

 

 支援要請が受理される前に、コアMTが爆発する。連鎖的にカタフラクト全体が誘爆して行き、カタフラクトが崩れ落ちる。

 

 リペアキットを使用し、機体を修復した617は、砲台の破壊に向かう。

 

「コード78!支援を要請!このままでは全滅する!!」

「こんな…事が…!?」

「カタフラクトが破壊された上に、相手は無傷だと!?」

「システムの予測を大幅に上回っている…!?」

 

 やがて、基地機能は破壊され、作戦目標を達成した617は帰還する。行きには複数いた僚機を全て失いながら…

 

「…617、よく生き残ってくれた…」

 

「っ〜!(あっ、ごすの声良い…あっ頭撫でられ、あっあっあっ)」

 

 コイツあんまり気にしてねぇな?





 ごすに撫でられる…素晴らしいとは思いやせんかね?

 あぁ…ごすがホッとしたような、心配そうな、そして悲しそうな声で「…よくやってくれた」って言って杖持ってない方の手で撫でてくれるの、想像しただけでマジヤバいっすよ。こんなんもう中毒っすよ中毒。ごすに撫でられるとかもう頭フットーしそうだよぉ…!

もうごすのために幾らでも特攻出来るレベル。どんな無理難題任務もこなしちゃう❤️
 騙して悪いがごすの指示なんでな、死んでもらう…!

 え?抱きしめられたら?知らんのか?ごすの過剰摂取で死ぬ。

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