■キャプション
神楽の面倒見るの大変だけど、
決して文句言わない姉と弟、優しい。尊い。


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■まえがき

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は真夜中に24時間営業のスーパーへ)

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆生存していて
人見蔭刀に仕えて
皆一緒に人見城に住んでいる設定です。

・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(アイコンが梅になっていますが、
水色地に花で夜桜っぽいなと思ったので、
夜桜も出て来るこのお話を
春の季節先取りでUPすることにしました。)

ストーリーのジャンル:ほのぼの・香水情報

(pixivにも同時に投稿)

では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。

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第1話

「人件費を抑えている中、

みんなギリギリで

やっているのだからサボるな。

神無や白夜が疲弊するだろう。

あやつらは何も言わんが

本当のところは肉体的につらいはずだ」

 

奈落に仕事のダメ出しをされた(怒られた)神楽。

図星過ぎて言い返せず

「はいはい」とテキトーに返事をすると

また怒られるので「はいよー」と

神楽らしく、でも聞いてる感じで返答をして

その場をやり過ごす。

 

でもやっぱりムカつく神楽。

 

神無と白夜のところへ。

 

神無の自室。

こうなるだろうと白夜も集まっていた。

 

「奈落は管理者ポストだから

俺たちのことも考えて

一応言わなきゃなんねえんだろ。

姉さんのことは俺たちが

しっかりフォローするから

気にするなって」

 

「…そうそう」

 

次姉に甘い長姉と末弟。

 

「でもムカつくよなぁ」

 

「…短気は損気」

 

「そうだぜ、姉さん」

 

そう言った後、白夜は新しい自由と称して

夜中に人見城を抜け出して

買い物に出かけようと切り出す。

 

わりと自由にしているくせに

いざとなると奈落に逆らうのが怖い神楽。

 

神無もはっきりとした動きに出るのは嫌らしい。

 

「どうせ奈落も白童子も夜はすぐ寝ちゃうって」

と白夜。

 

今日は金曜日で、明日は休業日なので

夜起きていても仕事に支障は無い。

 

そうして夜中に人見城を抜け出す。

 

夜の人見城は外部からのセキュリティは

特に万全強固であったが、

中から外へ抜け出すことに関しては

目の粗い網なのであった。

 

「…無防備」

三人して城門を出る際にボソッとつぶやく神無。

 

そしてけっこう歩いて

人見城下の町の24時間営業のスーパーへ。

 

「安くなってる惣菜でも買うか?」

 

「そうだな、姉さん」

 

「…お得」

 

「あっ、でも2階見に行こうぜ」

白夜は楽しそうだ。

 

ホームセンターのような生活雑貨売り場へ。

 

白夜はYouTuberがオススメしていた

化粧感のあまり無い自然なBBクリームを手に取る。

 

「これが狙いかよ」

 

「バレた?w」

 

「ここだと安いもんな」

 

「…お得w」

 

ついでに近くの香水売り場へ。

 

「なんかさー、香水悩むよね」

と神楽が切り出す。

 

「…意外と気を遣う」

 

「つけ過ぎるとほんと公害だからな」

と白夜。

 

まず目に入った香水の最低価格は

550~600円くらいであった。

 

「神無は小学生だからこれで良くね?」

ドラッグストアで売られているような

安っぽい香水を指して言う神楽。

 

「…嫌よ」

合っているものの拒否された。

 

「でも結局はどれが良い訳?」

白夜に訊いてみる神楽。

 

「男はアクアかムスクが無難じゃね?

女の子ならベリー系」

 

「…でも2000円以上の」

 

「そうだな。高校生以上がつけるなら

2000円以上の深い香りのを

相手に使っていて欲しいかなぁ」

 

「あ、なんか車の芳香剤とまったく同じのもあっけど」

サンプル品を嗅いで言う神楽。

 

「そういう車の芳香剤とか髪のトリートメントとか

ヘアスプレーとか、柔軟剤だの、ファブリックミスト?

併用は意味ないから考えないとな」

 

「…強弱バランスも」

 

「そうそう」

神無に同意する白夜。

 

「あとさー、あんまり若いとあれだけど、

年齢少し重ねたら高い香水つけてて欲しくね?」

意外と難しい条件だが正論な神楽。

 

「確かになー」

 

「…でも年齢重ね過ぎてたら

シンプルがいい」

 

「あー、年齢重ねて

"奈落の香水"みたいなにおいは嫌だよなー」

会話ついでに奈落をディスる神楽。

 

「歳重ねたら安いけど安っぽくないほのかに香るのがいいかなぁ」

 

「イケメン・美女ならかなり香るのもアリだけど、

一般人ならそうかねえ。

てか、あたしらは?

公式設定妖怪だし、老い方もちげーし」

 

「でも奈落のにおいもする訳だし、

ほどほどでいいんじゃねえか?」

 

「…うん」

 

話はまとまったが、

結局、現代の日本政府のように

さんざん検討して何にもしない(買わない)三人。

 

奈落からすれば堅実的で高評価だ。

 

その後、一階で安くなっている

質の高いハミガキ剤や必要物品、

せっかくだから帰って宅呑みするのに

缶のお酒とおつまみを買って帰る。

 

会計して外に出る。

 

来た時は気づかなかったが、

駐車場に夜桜が咲きほこっていた。

 

三人に未だ自由の彩りは見えない。

縛られているのかもしれない。

でも信頼できる姉弟たちがいる。

それで良かった。

 

夜桜の美しい香りがしたような気がした。

 

[トライアル夜桜の写真挿入]

 

 

■エピローグ

 

香水が欲しかったが

買わなかった三人。

 

でも後日、悟心鬼がスーパーに臨時に併設された質屋で

店員が席をはずしていて誰もいない隙に

ご自由にお持ちくださいの琥珀色の豪華なボトル香水を

もらって来てくれた。

 

豪華なボトルの香水は強すぎず弱すぎず

高貴な香りがした。

 

三人は特に喜びを示した。

 

おわり

 

■あとがき

"奈落の香水"、前実際に発売されてて

ウッディな香りがして

とても良い匂いなんですが、

年齢重ね過ぎてつけたら

キツい感じになってしまう気がしました^^;

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

ほんとに終わりです。


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