n番煎じの歯車!   作:窓辺の花

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……すぅーー。おひさしぶりでございます!ま、窓辺の花!デス!!
早すぎる謎のスランプに入って、早一か月……学校から帰ったら、ゲームして、ご飯食べて、お風呂入って、文章を書くの繰り返し。やっぱり……二次創作書くの楽しッ!
色々ありすぎた日々の中で書いた文章、出来は中の中の下!読んでくださるとうれしいです!
そして最後に! 本当に遅くなってしまって、すいませんでした。
どうぞ、


キヴォトスとかけまして、ユメと解きます

アビドスに入学した翌日

 

 

 

ふっふっふっ……突然だが、今日の俺は一味違う。なんか、とてつもなく気分がいい、すごくやる気が湧き出てくるのだ。いまなら、ヘルメット団と撃ち合うことも、梔子の相手……なんならホシノの相手だってできそうだ!

……やっぱ今のなし、出来て部屋の掃除くらいだな。うん。しっかし、やっぱり病は気からって事なのかな、昨日よりも体が軽いんだよな。そのおかげで、今日は遭難せずに学校まで着けた……いや、

 

 

 

少しだけ開いている校門の前に立つ。

 

 

 

ホシノが地図の写真を送ってくれたおかげだな。

昨日の放課後。つまりご飯を梔子におごってもらってる時、ホシノとモモトークを交換した。あ、もちろん梔子とも。そしたら今朝「折角入って来た新入生に、死んでもらったら困りますから」というメッセージと共に送られていた。しかもこの地図、砂の山や、瓦礫で通れなくなってる場所には印付けてあって、これが超~便利なのよ。昨日使った地図アプリの数百倍くらい。ホント許さん、あのアプリ……

あ、ホシノと言えば。今日、ホシノに稽古を頼むんだったな。う~ん、いつ頼もっかな~。ある程度強くなれたら、今度こそホシノと梔子と一緒にヘルメット団を戦ったり、ブラックマーケットやゲヘナとか少し危険な場所にも行ってみたいな~

……いや待て。いつから俺とホシノは、気軽に頼み事できる間柄になったと錯覚している?ホシノとは、まぁ、それなりに仲良くなれたと思っているけど……よくよく考えてみたら……俺、ホシノに出会ってまだ一日しか経っていないんだよな。気軽に話かけてもいいのか?

ま、別にいいか。ホシノだし。

あ、で、そうそう。いつ頼むか――

 

 

 

「ケンさん。おはようございます。どうです?遭難せずに来られましたか?」

 

「んへっ!」

 

 

 

声が聞こえ、びっくりして考えるために閉じていた目を開けると、校門を人一人分だけ開けたホシノが立っていた。

 

 

 

「お、おはようございます。ホシノさん。おかげさまで迷わず来れました」

 

 

 

噂をすればなんとやら、ご本人の登場だ。

ん~……もう今すぐ頼んでもいい気が……いやダメだ。こういうのは大体、頼むための基盤とかいる。例えばエアコンの利いた教室とか、夜の学校の屋上とか。場所だけじゃない、まず世間話やアイスブレイクが必要だ。そういう基盤が整ってない状態で頼み事するのは、そんなにあんまり良くない。んでもって、一番いいのは相手からその話題に触れてくること、と聞いたことがある。気がする。あと困ったら土下座。

 

 

 

「そうですか。それよりも、どうしたんですか校門の前に突っ立って。ユメ先輩が『本当は来たくなかったのかな』って心配してましたよ?」

 

「あ、そうなんですか?すみません、少しホシノさんのことで考え事をしていて……ぁ」

 

「私のことで考え事……?なんですかそれ……」

 

 

 

うん。そりゃあ聞き返したくもなるよ。自分で言って「いらないところまで言っちゃった」っておもったもんね。いやぁ、こういう何に関しても一言余計なのは、昔から変わらな――

聞き返す?ホシノは聞き返したのか?俺の考え事(話題)に?

 

 

 

頼み事の基盤 チェック一覧

 

場所→校門→二人と写真を撮った素晴らしい場所→〇

 

雰囲気→送ってくれた地図について→世間話→〇

 

+α→ホシノから話題に触れた→◎

 

結果→整いました

 

 

 

「ま、というわけで。僕に稽古をつけてください」

 

 

 

俺は頭をさげた。

 

 

 

「けい、え?何で急に?それと「というわけで」ってなんですか……だめだ、何を先に処理すればいいか……」

 

「昨日の戦いでホシノさんも知っていますよね、僕はクソがつくほど弱い。体力も耐久力もないし、ホシノさんみたいに銃を撃ったり、銃弾を避けたりすることもできません。でも、だからって、これからずっと事務仕事だけをするなんてことなったら、アビドスの借金を減らすことなんて出来やしない。アビドスを守るためには!俺が昨日立てた目標のためには!力が必要なんです!……ということで、僕に稽古をつけてください。お願いします」

 

「うへぇ……なるほど。ケンさんの思いも熱も十分伝わりました。ですが、私も暇というわけではないので……」

 

 

 

スッ……(土下座をする音)

 

 

 

「別にできないとは言ってないじゃないですか!とりあえず、今後の予定を確認してからでいいですか?ほら、早く顔を上げて、行きますよ。ユメ先輩が飛び出してきます……」

 

 

 

しゃあっ!とりあえず、二つ返事で断られることがなくてよかった~。一旦保留という形にはなったが……素晴らしい結果と言えるだろう。……少し困らせてしまった気がするから、あとで地図のお礼と一緒に謝っておこう。

 

 

 

 

 

 

「おっほん。それでは、今日の生徒会会議を始めたいと思います」

 

「おお、それっぽい」

 

「普段はあんなに畏まってないですからね。騙されたらいけませんよ」

 

「そんな気はしてました……」

 

 

 

場面は跳んで、生徒会室の中。俺、初めての生徒会活動である。

 

 

 

「まずは、今月の借金返済のお話から。副委員長のホシノちゃん!どうぞ」

 

「はい。今日は初参加のケンさんが居るので、今の借金の現状から話しておきますね。今のアビドスの借金は、全額で9億6276万円。返済には約311年間かかる見込みで、今月は利息分で800万円近く返金しない。という感じです」

 

「利息だけで800万ですか……」

 

「さて、ここからが本題です。今月分は、既に473万集まっていますが、返済日まで後2週間……そこで、お二人で返済金を集めるための案を出してください」

 

「おぅ、強制……」

 

「ハイ!」

 

 

 

梔子が元気に手を挙げる

 

 

 

「はい、ユメ先輩」

 

「なんと私、一昨日こんな物を手に入れちゃったんだよね。じゃん!」

 

 

 

梔子が何かをバッグから取り出し、テーブルに置く。

それは1枚のチラシ。そこには、

 

 

 

「『緊急募集!!ただいま頼れる働き手を、至急、探しています!仕事内容は簡単!安心!安全!報酬は高額!!詳細を知りたい方、応募希望の方は電話番号‪✕‬‪‪○‪✕‬-‪✕‬△〇△-○○○○』……ユメ先輩……」

 

 

 

おぉ……こういうのって本当にあるんだ……読みにくフォントに、目がチカチカするぐらい蛍光色の背景、胡散臭い勧誘文……一目見ただけでわかる、これは法をダイレクトアタックしてるやつだ……怪し過ぎて電話した人が、居なさそうだから良かったけど。

 

 

 

「ね?ね?凄いでしょ?でね、昨日の夜に電話して、具体的にどんなお仕事か聞いたんだけど」

 

(あー……)

 

「……一応聞いておきましょうか」

 

「お仕事は、ある場所で荷物を貰って、待ち合わせ場所に居る人にそれを渡すだけ。しかも、報酬は300万程度って言っててね!どうかな?」

 

「却下です」

 

「えっ?何で?」

 

「梔子先輩……これ闇バイトってやつですよ。運ばされる物は禁止された兵器とか、危ないお薬とか、とにかく違法な物で。まぁ、つまり犯罪です」

 

「え?!そうだったの!……ご、ごめんね、犯罪だったなんて知らなくて……」

 

 

 

俺もあったなぁ。確か中学……高校生になってからか?パソコンで詐欺に引っかかって……年齢の割に大慌てしたなぁ……

梔子が少しへこんでいる。ここは、引っかかった事がある俺からの励ましを

 

 

 

「ユメ先輩、先月もこの手のヤツに引っかかってませんでした?」

 

 

 

あはは……

 

 

 

「うぅ……あ、そうだ。そういえば、もう1つチラシを見つけて「却下で」ひぃん、まだ見せてないのに!」

 

「まぁまぁ、今度はちゃんとしたやつかもしれないじゃないですか。梔子先輩、どんなチラシか見せてみてください」

 

 

 

梔子がカバンから取り出したチラシを受け取る。

 

 

 

なになに〜?

奇跡の香水。1つ5000円。これを振りかければ貴方にも幸運が訪れるでしょう

………………ん?裏にも何か……

このチラシの裏も見てくれた、洞察力が高い素晴らしい貴方に、良いビニネスをご紹介します!内容は単純!奇跡の香水を買い、他の人に高値で売りつけ─』

 

 

 

ビリビリビリビリ

 

 

 

チラシを破る

 

 

 

「えぇぇ!なんで?!」

 

「あ、手が勝手に……まぁ、梔子先輩。これ詐欺だったんで、別にいいじゃないですか」

 

「ひぃぃん……」

 

「はぁ……ユメ先輩は置いておいて。ケンさんは何か案はありますか?」

 

「うーん。そうですね…………出てこないです。すいません」

 

「大丈夫ですよ。私も無いので」

 

(それは大丈夫なのか?)

「あの、今まではどうやって、お金を集めてたんですか?」

 

「私は指名手配犯を捕まえたりする、いわゆる賞金稼ぎを。ユメ先輩は、アビドスの旧校舎などを探索して、お金になりそうな物をかき集めて売る。私が副会長になった後の、初めての会議で決まった案なんですよ」

 

「その後も何回か会議したんだけどね~。何故か、いつもそれに落ち着いちゃうの」

 

「ユメ先輩が怪しい仕事しか持ってこないからですよ」

 

「ひぃん……」

 

 

 

賞金稼ぎとアビドスの物を売りさばいて、今まで返してきたのか。まぁ、それだけって訳じゃないだろうけど。やっぱり凄いなぁ……だって月800万以上って……俺のお父さんの25倍くらいだぞ?何回犯罪者とっちめたら返せるんだ、何個アビドスの遺品を売り払えば返せるんだ。しかも、梔子ってホシノが入学するまでは、拳銃一丁で返済して来た訳で……う~む、感動で泣きそう。

しかし、賞金稼ぎか……賞金稼ぎ……ん?

俺の今の目標「人を助ける」→「犯罪者を捕まえる」&「アビドスの借金を減らせる」

サブ目標「強くなる」→「犯罪者と戦って強くなれる」

 

これだ……

 

これだ……!!

 

 

 

「はい!僕も賞金稼ぎをしたいです!」

 

「えぇ……」

 

 

 

えぇ……ってなんだよ

 

 

 

「えぇ……ってなんですか」

 

「だって、ケンさんさっき自分で「クソがつくほど弱い」って言ってませんでした?その自覚があるのに何でわざわざ賞金稼ぎに……」

 

「そこはホシノさんに稽古をつけてもらうので大丈夫ですよ。あ、ホシノさん任せにはしたりしないので安心してください。ちゃんと自主トレとかしますので」

 

「まだすると決まってませんし、別にそんなことは心配してないです」

 

「ん?稽古?自主トレ?」

 

「あぁ、ユメ先輩、実はさっき校門で─」

 

 

 

ホシノが梔子に、校門で起こった事を説明する。

 

 

 

「なるほど……ん~と、それって私がした方がいいんじゃないかな?」

 

「え?」

 

 

 

確かに梔子はホシノと同じで、俺より遥かに強い。けど、「私がした方がいい」ってどういうことだ?

 

 

 

「もちろん、ホシノちゃんの方が私より強いし、教えるのも上手だけど……ケンくんが使ってる武器って拳銃でしょ?」

 

「「あ」」




次回、ケンの能力について触れるかも、かもかもかもしれない。
他のネームドキャラに会える日はいつになるやら。

ケンに合わせたりしたい生徒さん候補

  • 空崎ヒナ
  • 陸八魔アル
  • 聖園ミカ
  • 調月リオ
  • 美甘ネル
  • 黒館ハルナ
  • 阿慈谷ヒフミ
  • 尾刃カンナ
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