揺蕩う旅人の記   作:篝火サスケ

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新年度で忙しく、投稿がおざなりになっていました。申し訳ありません。


6. 相模原・熱海・富士宮(富士宮編)

凪沙が煮つけを何とか食べきり、再び車へ。次は富士宮へ行くことになる。行きたがったのは凪沙である。アニメの聖地として行ってみたかったらしい。車の中で30分以上話してた。

ちなみにレトロ自販機と温泉が伊織、海鮮グルメと富士宮が凪沙である。私はかえりに熱海の温泉スパを志望している。

 

車は次へと走ることになる。そこそこ長距離を走ることになる。適度に休みをはさみながら走ることになるだろう。

 

10:00- 富士宮

 

富士宮に着くと、神社を探す。まぁ、道路を走っている際に見かけたのだが。そして、周辺で車を停められそうな場所を探す。

観光料金ではあったものの駐車場を見つけることができた。そこに車を止めて神社の方へと足を運ぶ。

 

 

神社のそばには透き通った水の川が流れていて、神聖な雰囲気を感じる。川の底の石畳を見通すことができ、きれいな水が山から流れていることを実感することができる。

 

「行きたい神社はあそこに見える鳥居のところだよね。」

「そうだねー、近くにこんな交通量の多い通りがあるとは思わなかったけどー」

「どこか神聖な雰囲気あるの、すげーな」

 

鳥居の前まで近づくと、広場のような空間があった。よく見ると参道があって、奥には赤い門が見える。

 

「とりあえず、お参りする?」

「そうだねー、とりあえず奥まで行ってみよっか」

 

参道を進むと、池や様々な木々が迎えてくれる。あんまりこういった場所に来たことがなかったので少し感慨深い。

 

赤い門をくぐると、おみくじ箱に挟まれるようにお賽銭箱があった。幸い、並んでいる人はいなかったのですぐにお参りができる。

 

「じゃあ、とりあえずお参りしようかー」

「そうだな」

 

そういって2人がお金を放り込む。自分もそれに倣うようにお金を5円だけ入れる。

願掛けはたまにするが、こういった場では住所や見守ってくれていた場として感謝を示している。その後に願い事も言うのだが、おかげで他の2人よりもお参りに時間がかかってしまう。2人もそれを分かっているから早く終わっても何も言わない。本当にありがたいことだ。よく、そんなに長く何を願ったか聞かれることもあるのだが、願いが叶わないという話を聞いてから願いを他人に共有することもしないようにしているから。

 

その後、おみくじを引く。私が末吉、伊織が中吉、凪沙が小吉だった。

 

「末吉と小吉ってどっちのほうが上なんだっけ?」

「さぁ?どっちか忘れた」

「末吉のほうが上のこともあれば、小吉のほうが上のこともあるから一概にどっちがいいとかはあんまりないかもなー。ただ基本的には小吉のほうがうえだったかなー。」

「「なるほど」」

 

お参り後は近くにフードコートのような屋台がたくさん出ている場所があったのでそこに立ち寄ることにした。富士宮焼きそばや串焼きなどいろいろなものが並んでいた。

特に名物の富士宮焼きそばはいろいろな種類が売られていて、どれを食べようか悩んでしまうほどだった。せっかくなら食べてみたいな。

 

「焼きそば、食べられる?」

「いや、朝いっぱい食べたから厳しいなー」

「私もいらないな」

 

どうやら食べることはなさそうだ。

私も、分けるぐらいでないと食べられなさそうだし。

 

代わりにアイスを買って食べる。富士山を模したそれは見事に二層になっていた。下段の青はソーダ、上段はミルクと富士山カラーになっている。

甘さはありつつ、さっぱりとしていて美味しかった。

 

「あっ、そういえば、時間も時間だし、帰りも下道だと疲れるんだよな。だから伊豆の温泉はいかなくてもいい?」

「…、うん。」

 

そして、温泉もいけないことが確定した。まぁ、あそこは温泉スパだから半日は滞在できるし、移動時間的にもわざわざ戻ると遠回りで時間もかかる。

何より、ここまで運んでくれたドライバー的にも無理な長時間の避けたほうがいいだろう。

 

仕方ない、仕方ない。

 

…。とはいえ、これが集団行動の欠点だよなぁ。こうやって他人に譲って自分を主張しないから、集団行動が苦痛になるんだろうな。

自己主張はねぇ…。昔のトラウマからどうにも主張することが苦手になってしまったなぁ。

 

 

アイスも食べ終わり、車に戻っている最中にそんなことを思っていた。

 

 

 

 

 

13:00- PA

 

小腹が空いたのでPAに寄ることに。唐揚げか富士宮焼きそばかで相談した結果、伊織が唐揚げを、凪沙と私は富士宮焼きそばを食べることにした。

 

「やっぱり富士宮に行ったからには焼きそばを食べないとねー」

「うん、小さい肉片がおいしいね。」

「そう、富士宮焼きそばは豚の小さな肉が入ったものと魚粉で味をそろえた、最高の味になっているんだよ!コシのある麺なんだよね。そもそも発端が、終戦後でも日持ちして食べられるように―――」

「始まったね。そういえば唐揚げでいいの?」

「まぁね。」

「――なんだよ、これってすごくない?」

「「そうだな」」

 

久々に聞いたマシンガントークは、衰えてなかった。

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