恙無く二人の結婚式は終わり。
私と同じくあかねさんは若妻になった。
あと一年という三年生の期間が過ぎるまで、きっと色々な出来事に巻き込まれて、ドタバタと騒がしくて楽しい日々を過ごす事に代わりはない。
「おはよう、早乙女君、あかねさん」
「おはよう、切さん、本条君」
「またデカくなってねえか、句」
「日々の筋トレの恩恵だな」
いつもの通学路で会った早乙女君とあかねさんも合わさり、四人で登校していると下着泥棒を再開したお爺ちゃんを追い掛ける女の子達を避け?自転車配達の途中のムースに、自転車通学のシャンプー、朝の仕事を終えてやって来た右京さんも合流する。
みんなと過ごすのは楽しいかな。
「乱ちゃん、まだウチは諦めてへんからね」
「私もね。横恋慕上等、略奪愛ある」
「浮気は悪い文明かな」
「何度も言ってるけどよ。オレはあかねと結婚したんだ。おめえらもいい加減に諦めるか認めてくれよ」
「乱馬、そう堂々と言われると恥ずかしいんだけど」
「それはそれね」
「幼なじみと燃える恋や!」
やいのやいのとまた始まる四角関係に苦笑を浮かべつつ、句君は「乱馬も素直になった」と沁々と感心したように頷き、早乙女君の事を応援している。
大変そうだけど、面白いね。
「
「な、なに?」
「「「説得して!!」」」
「浮気は悪い文明だから、やめよう?」
ヒートアップする三人の会話を制し、シャンプーと右京さんの二人に浮気は悪い文明だと伝えるも略奪愛も良いものだと言われる。
あんまり聞き分けが悪いと怒るよ?
「句君、手伝ってくれる?」
「またか、分かった」
「またって、まさか!?」
早乙女君が慌てて逃げようとするも句君の鎖に捕まって全力で拐われる。朝の困ったときは早乙女君を釣りエサにして走って貰う。
「糸色は大変だあ」
「そう思うならムースがシャンプーに勝ってね♪︎」
「努力はしとるんじゃよ!?」
そんなことを話しているとマンホールを突き破って出てきた響君にビックリし、そのマンホールに華麗に着地した小太刀さんに「おはよう、小太刀さん」と挨拶し、彼女も「ごきげんよう、お義姉様!」と言って走り去る。
「みんな、元気でいいかなあ」
ウンウンと納得するように頷く。
こうして日常を過ごせるのは良いことだ。
「ムッ。おはよう、切君」
「帯刀君!おはよう、どうしたの?」
「うむ、実は大学の友人に遊園地のチケットを貰ったので今週の土曜日に遊びに行こうと誘いに来たんだが、いいだろうか?」
「フフ、いつでもお受けするかな♪︎」
そう言って私はチケットを受け取る。
「じゃあ、行ってきます!」
「ああ、気を付けるんだぞ?」
帯刀君に手を振って、みんなを追い掛けていると、早乙女君が水を撒くお婆ちゃんに水を掛けられ、またしても女の子に変わった。
「どわああっ!?」
フフ、本当に飽きないなあ。
───これぞ、何だかんだと恋運ぶ
このお話で原作本編「らんま1/2」およびクロス本編「何だかんだと恋運ぶ呪いの花」は終わりになります。
翌日、10時25分ごろに「ゴールデンカムイ」編を開始します。時代は遡って明治40年、小さな剣道小町は大きく美しい女性へと変わり、人知れず行われた金塊争奪戦の時代。まだまだ糸色景と相楽左之助の子孫や家族の冒険は続いていきます。
ご愛読、ありがとうございました。