話が…話が進まない…
次か次の次位で時間を戻したいですね
「コマンダー 反乱軍がプラットフォーム4を占拠 奪還に向かいます」
「準備は出来ているみたいだな」
エコーがかかっているがわかる
女の声だ
インフェルノ隊の隊長が女だというのは噂で聞いたことがある
「トルーパー プラットフォームを奪還し月から撤退する」
この中で一番権限があるのはインフェルノ隊の彼等だ
「反乱軍に思い知らせてやれ…!」
静かだが熱のこもった声はトルーパーのやる気を増進させる
「了解ですコマンダー」
「やってやります!」
「帝国に勝利を」
コマンダーヤドが先頭を進みそれにトルーパ達も追従する
スピーダーの音が目立たぬように低速での移動になる
上空ではファイター同士の戦いが繰り広げられていた
時折響く轟音そして爆発が木々を焼き森を赤く染め上げる
「そこのスカウトトルーパー」
インフェルノ隊の隊長に声を掛けられる
「先行して敵の状態を探ってこい 出来るな?」
インフェルノ隊直々のご命令だ
拒否する理由もない
「了解しました コマンダー」
敬礼を行うとスピーダーを緩やかに加速させる
プラットフォーム4はタワー型の発着基地だ
背の高い木々の生い茂るこのエンドアでは平地に平置きは厳しいものがある
幸いにも敵の巡回にも見つからずにプラットフォーム4の近くまで来ることが出来た
岩場の影にスピーダーを止め岩の上からそっと覗き込み双眼鏡で敵の動きを捕捉していく
「確認出来る反乱軍は20名ほど…AT-STは鹵獲されているのか」
上の発着場に何人居るかは分からないが少なくとも地上の反乱軍は何とか対処出来そうだ
部隊を収容出来るだけのランチがあれば離脱できる
幸いにも警戒態勢ではあるが此方に気づいてはいないようだ
AT-STのうちの1機は味方に
コマンダー宛に無線を送る
ー
ゆっくりと…しかし乱れること無く基地の周囲に展開していく帝国トルーパー
白の中で目立つ黒い存在
アイデン・ヴェルシオ
「全員止まれ」
その声と共に歩みを止めて各々身を隠す
「先行しているトルーパーからの情報が入り次第突入する 各自待機せよ」
「「「了解」」」
サムからの通信をまっていたコマンダーヤドのもとに情報が届く
「コマンダーヤド 通信は来たか?」
返答するべく体制を整え通信を終了する
「はい コマンダーヴェルシオ」
「状況は?」
「上の戦力は不明ですが地上戦力は20名ほど 機甲戦力はAT-STが2機鹵獲されている模様です」
「AT-STが2機か 厄介だな」
「1機は此方のランチャーでやれますが残弾1です もう1機はサム軍曹が何とかするそうです」
ランチャーを装備したトルーパーを指差す
「当てられるか?」
アイデンに問われたトルーパーは意気揚々と答える
「必ず当てて見せます!」
「分かった 任せる」
「ありがとうございます!」
「私が戦端を開く それまでは待機だ」
「「「了解ですコマンダー」」」
照準器を覗き込んだ
反乱軍の兵士を捉え高所にいる敵から真っ先に狙い撃つ
発砲音と叫び声が重なり慌ただしく動き始める兵士達
「撃て!」
帝国兵はその場を維持しつつ木々や岩の影から射撃を行い始めた
一方サムはスピーダーを全速力で突っ込ませ今にも動きはじめようとしたAT-STの背後をとる
反乱軍の注意がそれた隙を狙って降着状態のAT-STをよじ登りポーチからイオングレネードを取り出す
ハッチをこじ開けた瞬間操縦手と目が合う
「悪いな」
一言そう言って放り込みハッチを閉じる
慌てて飛び出そうとする操縦手を閉じ込めてスピーダーに飛び乗った
恐怖に怯えた目をした彼等の命はイオングレネードの光と共に消え去ることになる
反乱軍の兵士達は奇襲に対して混乱しつつも応戦を試みた
「応戦しろ!」
固定銃座に行き着いた兵士が弾幕を張り牽制する
サムのスピーダーにも射撃が降り注ぐが遮蔽物を活かして何とかかわしていく
味方の流れ弾等から回避するべく森の中へ一気に離脱した
もう1機のAT-STも動き出しその火力が帝国兵へと襲いかかることになる
ギッチョン…ギッチョン…ギッチョン
特有の足音と共に
頼もしき帝国の機工戦力は今帝国兵達にとって最大の敵となっていた
放たれるブラスター砲により岩が削れ木々は倒れていく
「集中砲火!」
アイデンヴェルシオの号令により射撃がAT-STへと集中した
AT-STは足を止めて辺り一帯を薙ぎ払うように射撃する
小賢しいとでも言うように…
だがそれは間違いだった
「足を止めたな!」
ランチャーを装備した兵にはその隙が格好のチャンスになるのだ
照準の中央に弱点である脚部を確実に捉え帝国兵は引き金を引く
放たれた弾頭は膝間接に当たる部分に命中しAT-STは地面に転倒する事となった
「やったぞ!」
「やった!」
歓声と共に喜びが伝わってくる
「よくやったトルーパ一 だが気を抜くな 残りの反乱軍を片付けろ」
反乱軍の兵士達は頼みのAT-STを無くし士気が下がっている
帝国兵達は嬉々としてその身を乗り出して情け容赦の無い弾幕で少なくなった反乱軍の兵士達を片付けていく
サムも再び姿を現し敵の背後を襲う
暫くすれば銃声が鳴り止み遠くから響く戦闘機同士の戦闘音のみになった
静かな…だが確実な一つの勝利がここにあった
「プラットフォーム4のエレベーターを占拠しました プラットフォームにアクセス出来ます」
ハスクが状況を報告してくる
「よくやった これから上の連中を片付けて月から脱出する」
帝国兵達はインフェルノ隊と別れて別の部隊に合流することとなった
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それではまた
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