ちょっと駆け足で書いたんで後日書き直すかもしれません
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一応この話で完結となりますね
ゼビル島で行われた四次試験に合格し、最終試験が行われる前にハンター協会会長と軽く面談することになったりしたが、注目している相手と戦いたくない相手を聞かれることになった。
注目している相手はゴン達で、戦いたくない相手もゴン達と答えた俺。
それからしばらくして行われることになった最終試験は、勝った者が抜けていくトーナメントとなっており、対戦相手に「まいった」と言わせることが勝利条件で、相手を殺害した場合は失格となるようだ。
初戦の第一試合はゴンとハンゾーの戦いとなり、腕を折られようが、額に刃物を突き付けられようが「まいった」と言わないゴン。
ゴンの真っ直ぐな視線と強い意思に、そんなゴンを気に入ってしまったのかハンゾーが「まいった」と言って、ゴンの勝利が決まる。
ハンゾーが「まいった」と言ったのに納得しなかったゴンが、負ける気満々なハンゾー相手にゴン自身が納得できるような勝負をしようと言い出したところで「アホか!」とハンゾーにぶっ飛ばされてゴンが気絶したが、あれは間違いなくゴンが悪い。
続いて第二試合はヒソカ対クラピカとなったが、少し戦った後に、ヒソカがクラピカに「蜘蛛についていいことを教えよう」と小さな声で囁いてから「まいった」と言い出したヒソカが負けとなり、勝利したクラピカの合格が決まった。
第三試合は俺とポックルになり、軽くポックルを威嚇してみると「まいったぁっ!」と素早く降参したポックルは、俺には勝てないと判断したらしい。
第四試合はヒソカとボドロとなって「熟しきった果実には興味がない」と言い出したヒソカに挑んでいったボドロ。
それでもヒソカとボドロでは勝負にならず、一方的な試合となって倒れても敗北を認めないボドロへ、ヒソカが「さっきの言葉は訂正するよ。結構面白かった」と耳打ちすると、ボドロは敗北を認めた。
第五試合はハンゾー対ポックルとなり、あっさりと負けを認めたポックル。
第六試合はボドロの負傷の治療をレオリオが提案したことで、しばらく時間を置いてから、目立った負傷のないポックルとキルアの戦いが始まった。
戦ってもあまり面白そうじゃなくても勝っときたい、と考えているようだったキルアによって強めに痛め付けられたポックルが痛みに屈して「まいった」と言って敗北し、決まったキルアの勝利。
第7試合は、ボドロ対レオリオとなり、ヒソカとの一戦で本調子ではないボドロを、元気なレオリオが圧倒し、格闘戦で敗北したボドロが負けを認め、レオリオの勝利となった。
最終戦は両者ともズタボロなポックルとボドロの戦いとなったが、完全な泥仕合となって、両者が続けた長い戦いの果てに、ボドロを相手に死の恐怖を感じた様子を見せたポックルが敗北を宣言したことで、ボドロの勝利が決定。
最終試験でハンター試験に不合格となったのはポックルだけとなり、俺を含めた他の面々は合格になった今回のハンター試験。
俺だけじゃなくてゴン達も合格できて良かったが、新たにハンターとなった俺達は簡単な講習を受けることなり、それが終わると後は自由に行動しても構わないようだ。
試験中には材料が手に入らなくて作れなかった料理をゴン達に振る舞っておきたいと考えた俺は、様々な食材を購入してからゴン達を俺の家に案内し「何か食べたいものはあるか?」と聞いてみた。
「エビを使った料理を頂きたい」と言うクラピカにはエビフライ。
「これは美味い。肉厚の白い身から溢れる旨味を衣が包み込んでいるが、良質な油と小麦がこの軽やかさを生み出しているな。口の中でさくりと砕ける軽い衣と適度に歯を押し返しつつ切れていくエビが素晴らしい」
食べ始めたエビフライについて語り始めたクラピカには「嫌いじゃなければタルタルソースもどうぞ」とタルタルソースも薦めておく。
無言でエビフライにタルタルソースをかけ、切り分けたエビフライを口に放り込んだクラピカは、目を見開いた。
「ひたすらにまろやかで僅かな酸味がエビの旨味を更に引き立てている。同時に卵の風味とハーブの香りがエビフライの味を合わさり、とても美味だ」
満足気なクラピカのフォークとナイフが止まることはない。
「辛いカレーライスが食いてぇな」と言ったレオリオには、辛めのチキンカレーを用意する。
「こいつは辛ぇが美味ぇなマジで。カレースープには猛烈な辛みがあるが、ライスと一緒に食べると辛みが和らいで、スープに溶け込んだ野菜の旨味が感じ取れるぜ。カレーに野菜と鶏肉の旨味が染み出してるが、鶏肉にも野菜とカレーの旨味が染み込んでるのがまた美味ぇな」
一気にカレーライスをかきこんで食べていったレオリオは、食欲が旺盛だ。
「やっぱりこの鶏肉が特に美味ぇわ。余計な脂が抜けてカレーと野菜の旨味が凝縮されて、まさに主役って感じだぜ。チキンカレーおかわり!」
おかわりを求めてきたレオリオへとチキンカレーをよそって渡していく。
チキンカレーを食べていくレオリオのスプーンも止まらない。
「何か美味いパンが食べたいからメイトのオススメを用意してよ」
そんなことを言ってきたキルアに提供するのはツナマヨコーンを乗せた焼きたてパン。
「へぇ、表面がサクサクで中はフワフワなパンだね。臭みが全くないツナを柔らかい酸味のマヨネーズが包んでて、刻んだ生の玉ねぎが僅かな辛さと甘さを味わわせてくれてるところに果物みたいに甘いコーンが加わって美味いじゃん」
そう言いながらパンに夢中でかぶりついていくキルアは笑みを浮かべていた。
「中が柔らかくて外がさくっとしたパンと少し焦げたツナマヨがとろっとしてて、食べ始めたら止まんない」
あっという間にツナマヨコーンパンを食べ終えたキルアが、もの足り無さそうな顔をしていたんで、追加のツナマヨコーンパンを渡しておくと喜んでいたキルア。
最後に待っていたゴンが「勝負に勝てるような料理とかってあるのかな?」と問いかけてきた。
「一応こじつけだがあるぞ、食ってみるか?」と聞く俺に「うん」と頷いたゴン。
その後、完成したカツ丼をゴンの前に置き、自分用のカツ丼も用意した俺。
「甘めの出汁と玉ねぎに卵の旨味が、豚カツと組み合わさって美味しいよ。噛むたび柔らかくほどける豚肉とライスを一緒に食べるとフォークが止まんないね」
そんなことを言いながらカツ丼を食べていったゴンは、まだまだ食べられそうではあったんで、追加のカツ丼を用意していった俺は、ゴンが腹一杯になるまでカツ丼を食わせていく。
それから合計で30杯の大盛りカツ丼を平らげたゴン。
「ごちそうさま、ありがとうメイト」
満腹になって満足そうにしていたゴンが結構食べたことは確かだ。
ゴン達全員を満腹にさせることができたんで「美味かったか?」と聞いてみたが、全員から「美味かった!」という答えが返ってきた。
ハンター試験に合格し、プロのハンターになった俺が作った料理の数々は、ゴン達を満たすことができたらしい。
まだまだ俺は未熟な美食ハンターかもしれないが、立派な美食ハンターになる為に、これからも頑張っていくとしよう。
ハンター試験後に、メイトの飯を食べたゴン達は、身体の鍛え方が足りていないとメイトに判断されて筋トレ地獄が待っているでしょうね