【悲報】ワイ、化け物になってしまった模様   作:rat cat

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新作オリ日刊14位嬉しいっすね。

-追記- オリジナル日刊ランキングで27位!ありがとうございます



転生者掲示板【悲報】ワイ、何もしてないのに監視対象になってしまった模様

 

 

 

 

 

1:名無しの転生者

なんも悪いことしてないのに...

ワイへの掲示板の反応

     ワイの報告書 

 

 

2:名無しの転生者

なんでやろうなぁ...

 

3:名無しの転生者

確かに悪いことはして無いな

 

4:名無しの転生者

てか報告書黒塗り多くね?

 

5:名無しの転生者

なんでイッチは自分の報告書知ってるん?

 

6:名無しの化け物

普通に部屋に侵入してデータコピーしてきただけやけど

 

7:名無しの転生者

草

 

8:名無しの転生者

もうなんでもできるやん

 

9:名無しのゴリラ

ウホッ

 

10:名無しの転生者

現地民の掲示板見たけど普通にカメラ視点のイッチ怖すぎるな

 

11:名無しの転生者

イッチ視点とカメラで彩度というか...明るさが全然違うんやが

詐欺やろこれ

 

12:名無しの転生者

マジでマイクラとダクソくらい違う

 

13:名無しの化け物

>>12 何その微妙に分かりづらい例えは

そろそろ安価取るわ

次ワイは何する?

安価>>23

 

14:名無しの転生者

どんな世界観か分かったから見て周りたいよな

 

15:名無しの転生者

あたりの怪異を皆殺しにする

 

16:名無しの転生者

ミソノサマにカチコミしかける

 

17:名無しの転生者

自分の能力を探る

 

18:名無しの転生者

廃墟でカラオケして怖がらせる

 

19:名無しのゴリラ

ウホウホウッウッホホ

 

20:名無しの転生者

ゴリラが貴重なレス消費してんじゃねぇよ

 

21:名無しの転生者

ミソノサマにカチコミしかける

 

22:名無しの転生者

ミソノサマにカチコミしかける

 

23:名無しの転生者

ミソノサマにカチコミしかける

 

24:名無しの転生者

あの女の子をストーキングする

 

25:名無しの化け物

本来なら>>23やけど連投したから>>24で

次連投したら君の世界に遊びに行くで

 

26:名無しの転生者

ヒェ...

 

27:名無しの転生者

多分できるのが恐ろしい所

 

28:名無しの転生者

ごめんちゃい堪忍してや

 

29:名無しの化け物

ええんやで

 

30:名無しの転生者

ヤサイセイカツ

 

31:名無しの転生者

話を戻すけどイッチストーカーはやばいって

 

32:名無しの転生者

そもそもあの女の子の居場所わからん定期

 

33:名無しの化け物

あぁそれなら大丈夫やで

こうなると予想してたから靄祓った時にマーキングしてるからいつでも居場所わかるで

 

34:名無しの転生者

キショ

 

35:名無しの転生者

おまわりさんコイツです

 

36:名無しの霊媒師

でもマーキングなんかしたら検査でバレるんちゃう?

 

37:名無しの化け物

検査で測れんレベルで隠密しといたから大丈夫

 

38:名無しの転生者

マジでキモイな

 

39:名無しの化け物

まぁまぁメリットもあるんやで?

あの女の子に半端な怪異は近付かんようになる

 

40:名無しの転生者

...でもあの子怪異狩りらしいからそれってデバフでは?

 

41:名無しの化け物

あ...まぁ多少はね?

 

42:名無しの転生者

お前基準の半端な怪異ってA級はあるやろ

 

43:名無しの霊媒師

イッチの世界って都市伝説由来の怪異も出てくるんやな

ワイの世界には無いわ

 

44:名無しの転生者

都市伝説由来の怪異の出ないホラーなんか首括って○んだらええねん

 

45:名無しの化け物

掲示板由来の怪談って有名どころだったら何がある?

 

46:名無しの転生者

赤い部屋とか八尺様とか

 

47:名無しの転生者

とくさんか?

 

48:名無しの転生者

違います

 

49:名無しの転生者

はい皆様のおもちゃ

 

50:名無しの転生者

バックルームとかSCPおる世界は可哀想やな

 

51:名無しの転生者

>>46

八尺様ね...ふぅ...

 

52:名無しの転生者

あーもう滅茶苦茶だよ

 

53:名無しの化け物

じゃあそろそろ行って来ます

 

54:名無しの転生者

行ってら

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

0番線が確認されて以降、この地下鉄は封(・)鎖(・)処置が取られている。

蛍光灯は均一に光を落としており、よく管理されている印象を受ける。

 

「……静かね」

 

「はい」

 

隣を歩く青年が短く応じる。

彼はB級怪異狩り。

あの時路地裏で倒れていた私の救助をしてくれた恩人だ。

 

 

「反応は?」

 

「ありません」

 

端末を確認する声は落ち着いている。

 

「数値上は問題なしです」

 

「通報は三件あったのよね?」

 

「はい。影に違和感があるという報告がされています。

曖昧ですがこの地下鉄で発生しているということは共通しているようです」

 

私と彼は階段を下りながら話し合う

ホームに出ると白い光が均一に広がっているが...おかしいところは特に無い。

 

ベンチには学(・)生(・)と(・)思(・)わ(・)れ(・)る(・)人(・)影(・)がいくつか座っており、駅構内のアナウンスに変なところは見られない。

看板にも異変はない。

 

彼が周囲を一瞥する。

 

「.........想像していたより普通ですね」

 

「油断は禁物よ」

 

「承知しています」

 

 わずかな間を挟んで彼は視線を正面に向けたまま言う。

 

「ですがこうして並んで歩いていると任務というより.......」

 

「なに?」

 

「いえ...なんでも」

 

私は横目で見る。

 

「緊張していない?」

 

「しています。ですが無事に終わりそうで安心しています」

 

彼は言葉を続ける。

 

「こういう時間は嫌いではありません」

 

「デートみたいとは言わないのね」

 

彼は一瞬固まった後すぐに返答した。

 

「......軽率な発言は控えます」

 

そう誤魔化す彼の耳はわずかに赤くなっている。

私はそれ以上触れないことにした。

 

少し気まずくなった空気を誤魔化すためにホームを端から端まで確認した。

 

柱の影やベンチの下、線路の奥など何かありそうな場所を確認してみるも特に見つからない。

 

「異常なし。数値も変化ありません」

 

「じゃあもうしばらく封鎖をかけて様子を見ましょう」

 

「了解」

 

二人で階段へ向かう。

足音が規則正しく響く。

 

 

そのとき。

彼の歩みが止まった。

 

「...そういえば...今この地下鉄って封鎖されていましたよね?」

 

「?...それがどうしたの?」

 

「ベンチに座っていたあの人影って...」

 

私と彼は即座に戦闘態勢に入った。

私は刀を鞘から抜き、彼は拳銃に弾を込める。

 

 

しかし何も起こらない。

 

 

ベンチに視線をちらりと向けてみてももう人影は無い。

 

「貴方も人影に何も違和感を覚えなかったのよね?」

 

「はい、認識阻害持ちの怪異だと思われます。」

 

背後から何か気配を感じて振り向くが、またしても何も起こらない。

天井を見上げても蛍光灯がチラついているだけだ。

 

「なんだ...これ...」

 

彼が少し動揺した声でそう呟いた。

蛍光灯から目線を逸らし彼の方を見ると...足元を見ている。

 

「...俺の影が...変なんです...」

 

私も彼の影へと視線を落とす。

 

言われなければ気づけないほどだが輪郭が薄い。

踵から先が曖昧で線路側へ引き伸ばされている。

 

「動かないで」

 

意識せずとも声が低くなる。

 

「感覚は?」

 

「左脚が冷たいですが痛みはありません」

 

影がじわりと動き始め、ゆっくりと白線を越えた。

そして線路の奥から続く闇へと触れる。

 

 

その瞬間、彼の影の一部が沈んだ。

 

「.......ッッ!」

 

彼の呼吸が一瞬乱れた。

肉体はまだ立っている...のだが影の一部が消えかけていた。

 

私は即座に彼の腕を掴み階段へ向かう。

 

 

 

踊り場へ到達した瞬間、異変に気がついた。

 

改札へ続くはずの空間がコンクリートの壁に変わっている。

 

「......閉じられました」

 

彼の声は低く震えている。

 

(撤退は不可能...ならば...)

 

 

『0番線に電車ががが参ります。危な撾彌たなまや鐚の場動かな鬘倥>縺セ縺吶a縺溘』

 

アナウンスの直後ホームの様子が変わり始める。

 

ベンチが無くなり、壁や柱は廃墟のようにボロボロになっていく。

他にも蛍光灯の数が減っていって影が濃くなっていく。

 

やがてセンサーがアラームを鳴らし始めた。

 

「引き込まれる兆候はなかったのに...」

 

「気づいていなかっただけでずっとそこにいたのでしょう」

 

 彼の影は膝下がほぼ消えていて立つのも難しいだろうに立っている。

 

「....俺はまだ立っている」

 

「ええ」

 

「戦えます」

 

線路の奥で闇が蠢きそれらが立ち上がる。

影は一体だけでは無く、目視できるだけで40...いや60は確認できた。

 

私の足首に一瞬だけかすかな熱が走るが私の影は揺れない。

影が私から距離を取り始めた。

 

(避けられてる?)

 

 

「御指示を」

 

彼が銃を構えて私の前に出る。

 

「私が前に出るから貴方は援護をお願い」

 

「了解」

 

彼は一歩下がった。

足の影がほとんど消えているのに姿勢は崩れない。

 

「撤退は不可能。出口消失。全て局に報告済みです

しばらく耐えれば援軍が来ます」

 

「了解」

 

線路の闇からさらに影が立ち上がり始めた。

 

 

私は膝を深く沈み込ませ、いつでも来ていいように構えを取る。

 

蛍光灯の光が刀を反射する。

 

「.......勝てるかな」

 

「絶対生き残ります。俺はここで終わるつもりはありません」

 

影が一斉に動き始めたのを確認した私は霊力を刀に込める。

 

私が踏み出すと同時に影も動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 






まだ名前の明かされない対象T...改めて少女ちゃん。

お気づきのドクシャサマもおられると思われますが、付き添いの怪異狩りの青年...もとい彼は2話のB級怪異狩りと同一人物です。


ちなみに0番線は明確な元ネタがあります。
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