どうやら、魔法()と百合らしい世界にTS転生したらしい。 作:モモル
なんとか次の授業に間に合った僕たちは、先生に少し小言を貰いながらも授業を受けた。その時、息も絶え絶え、顔も赤くなっていたらしく、クラスメイトからとても生温かい視線を受けながら授業を受けることになった。
先生は小声で「くっ、私もあんな性春を……」とか言ってたけど気にしない。ウン、キニシタラマケ。
そんなこんなで放課後。
皆はとても楽しみにしている放課後だけど、僕は最近憂鬱です。なぜなら……
「ふッ……ん……ちょっと、リリー力入れすぎ……ふぁッ、溢れるからぁ……」
「えー?でも、これくらいって先生は言ってたよ~?」
「それは、先生の、んぅ……魔力量が多いからぁ……僕の量はもっと少ないから……んんぅ!?」
「じゃあ、これくらいかしら?」
「メルは分かっててやってるでしょ!?ふぁ……まっ、待って入れすぎ、入れすぎだからぁ……」
「ふふっ、何だか面白くなってきちゃった……」
「や、やめ……~~~~っっ!?」
魔力を相手に注ぐ。そんな事を放課後にやって、なおかつ変な声を出しているのは僕です……
でも、魔力を相手に注ぐと言うのは漫画でいう所の気を相手に注ぐ様なもの。まぁ、要は元気チャージだ。魔力が満ちていれば元気に、魔力が足りなければ不調になる。だから、この世界の健康は魔力に左右されやすい。その為、いざというときに魔力を他の人にすぐ注げる様にしたいんだけど……
「り、リリー。これ、練習だよ?何で僕の魔力量より多くいれようとするの?」
「ごめんね……まだ扱いが上手く行かなくてさ……」
「まぁ、リリーはいいけど……ねぇ、メル?何で目をそらしてるのかなぁ?プクー」
「い、いえ、そんな事しないわよ。ちゃんと前を向いてるから、あっ…ちょ……無理やり向けないで!?」
前も言った通り、リリーは魔法の扱いが苦手。それは魔力の扱いもで、さらにリリーは魔力量が人一倍多い。そんなリリーが人に魔力を注いだら……まぁ、魔力量を超えて入れてもちょっと気持ちよくなるだけなんだけど。でも限度はある。入れすぎると廃人になっちゃうらしいから、気を付けないといけない。
「勿論メルは賢いから、魔力を注ぎすぎるとどうなるか分かるよね~???それなのに何でいれたのかな~???僕分かんないなぁ~???」
「あ、アル?怒ってるわよね?その言い方絶対怒ってるわよね?」
「いや~?もしかして僕を廃人化させたいの?とか一切思ってないよ?僕に恨みでもあるのかとか疑ってないけど??」
「怒ってるわよぉ!!その言い方だとぉ!!ごめんなさいそんなつもり無かったのよぉ!!」
「わ、私も入れすぎちゃったのが悪いから、メルちゃんだけ責めないであげて……」
むぅ、いまいち納得できないけど……まぁ、いっか。そもそも、怒り続けるのも大人げないしね。
「もぅ、いいよ。許してあげるから。その代わり、次は無いからね。」
「はぁぁ……ありがとう、アル。本当にごめんなさいね。ちょっと悪ノリが過ぎたわ。」
「うんうん、やっぱりみんな仲良しじゃないとね!!」
「もう、リリーったら、そう言って一番魔力を注いでるの忘れないでよ。ほら、練習練習。」
「ううっ……今日は終わりにしない?何だか疲れて来ちゃったんだけど……」
「リリーは一日中魔力を使ってても平気でしょ。そんなんでへこたれないって知ってるからね。」
「うわぁぁぁん!!アルちゃんの鬼!悪魔!天使!!可愛い!!!」
「ちょっ!?後半ただの辱しめ何だけど!?」
「そうね。アルは天使だからね。」
「メルまで!?~~~~~っもう!!さっさと始めるよ!!」
結局その後、最終下校時間まで練習してたよ。一体いつになったら上手くなるのかな……早めになってくれるといいな……
「ふ~~ん。あれが噂の三人組ね……」
「ボスは真ん中のちっこいのだけ連れてこいって言ってたけど……」
「あの子達……全員好みだわ……♡」
「ボスに掛け合って見ようかしら……っと、流石にそろそろお暇しようかしら。」
「ふふっ……次会う時が楽しみだわぁ……♡」
因みに、魔力量を超えて魔力を注ぐと廃人化するといいましたが、実際には気持ちよさで失禁します。廃人化するよりはリスクは少ないですが、精神的なリスクは変わりませんね。特に乙女にはね……