貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

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3-02 世界の説明

 

 

 

 

 

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 彼女は貴方の悲しそうな目に同情しながらも主張は変えない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在の貴方がこの世界について理解していることは少ない。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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「太古の魔族は人間ちゃん達を使って大いに繁栄したっス。人間ちゃん達からエネルギーは取り放題、特に魔力そのものが存在の私達淫魔みたいな種族は、もはや人間ちゃんなしでは生活が成り立たないいけないレベルだったらしいっス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「そして世界中で戦争しまくって魔界にある魔力だけで何とか生きれる数まで数を減らしたっス」

 

 

 

 

 

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 貴方はそこまで考えたところで、一つの結論に辿り着く。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ――待って欲しい、それはどういったことだろうか――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方からすれば彼女の世界こそがファンタジーであった。 

 

 

 

 

 

 

 そう問われて貴方の脳内に、重力やら引力やらの形にもならない答えが浮かぶが

 何故世界がその形であるかを問われれば答えは出せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「一つは私達淫魔のいる “魔界” 魔力なしには生きれない魔族は大体ここっス。ウチの国が魔力を作って、それで他の種族をしは……、仲間にしてるグループっスね」

「国って翻訳は正確じゃなくて……、共同体?

 種族ごとの非領域自治っていえば伝わるっスかね?

 とにかく、いろんな種族のごった煮っス。しかも普通に血も混じるんで、たまに「お前何族なんスか?」ってびっくり種族まで爆誕する混沌っス。」

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

「それで二つ目は、魔力なしでも生きられる魔族が暮らす“境界”っス。私たちみたいに混ざって暮らすんじゃなくて、種族ごとに分かれたコロニーが各地に点在してるっス」

「境界も境界でいろんな種族がいるんスけど……、一番デカいのは、やっぱり獣人族を中心にした氏族連合っスね」

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“天界” ってとこに居るなんかヤバい宗教に全員ヤバい程染まってるヤベぇ奴らっスね」

「……なんていうか、 “ウオォォォォ!!許さねぇ天使のヤツらッ!! ” ――というより

 “うわっ……、マジかよ、きたよアイツら……” みたいな負の嫌悪感MAXのクソ種族っス」

 

 

 

 激しくののしる彼女であるが、貴方はまさか実在するとは思わなかった存在に驚くだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

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「まだ人間ちゃんと魔界が繋がってた大昔の時代で一番ヤバい種族がアイツ等だったっス。人間ちゃんを無理やり独占して、天使族以外の種族をガチで滅ぼそうとしていたサイコパス集団っスよ……」

 

 

 

 

 

「魔界での評判は最低っスね。ことあるごとに謎理論でケンカ売ってくるし……。しかも同じ魔力依存なのに大戦の被害が妙に少なくて、人間界が分かれた原因はアイツらじゃね?って陰謀論まで根強いっス」

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「今は自国に引きこもって断交状態っス。でもこっちが魔力炉を増やしたり獣人族と貿易したりすると、“世界の調和”がどうとか言って妨害してくるっス。ちなみに私は魔力炉を一回、資材を四回、消し飛ばされてるっス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女に同調し、貴方は彼女と頭を突き合わせる。

 貴方が元の世界に戻るための道筋は果てしなく遠い。

 

 

 貴方は―― 

 

 

貴方は自分のために頭を悩ます彼女に加勢しようと、その展望を一緒に協議した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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