貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

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3-05 神待ち人間ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 何も知らぬものが見るなら同じ装いで変化などと思うかもしれないが

 この光景を見ればその認識は容易に改められる。

 

 

 



 

 

 

 しかし、背丈だけならまだ貴方は平静を保てた。  

 

 

 





 

 

 

 明らかに人間の理解の範疇を超えている装いに貴方は動揺しかけてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方は頭を振って、ただ座り込んだままに思考を遅まきに回す。 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 彼女が言うには淫魔の国にも、珍しいが一応はアクセサリーとして時計はあるらしい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 騒がしい声の方に目を向けると

 公園の外側でフワフワと浮かぶ二人組の淫魔がいることに貴方は気づくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 


(hr)

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 


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 そんなことを考える貴方を余所に先輩後輩コンビの淫魔たちの漫才は続いた。

 

 

 

 

 

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 目をたぎらせながら品定めをする彼女達。

 

 

 



 

 

 

 

 


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 彼女たちは再度、あたりを見回す。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()

 貴方は彼女の目がこちらに向いていることに気づいただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 新人淫魔は貴方の元へと降り立つ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかしそれは貴方を前にした瞬間切り替わる様に雰囲気が一変する。

 

 

 

 

 

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 片膝をつき、すらりと差し込まれる華奢な手に貴方の心臓は跳ねる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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 そして―― 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 騒々しい淫魔の先輩後輩が飛び去って行く。

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 


 しかし、貴方はその後も、なぜか淫魔からの標的にされ続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

()

 しばらく後、貴方の手元には、かなり纏まった量の硬貨が手元に残る。

 

 

 

 

 

(hr)

 なぜか、先約がいるにも関わらず誘われ、そしてそれを断り続ける貴方は次第に謎の罪悪感を覚え始める。

 

 

 

 

 

 それに気づいた貴方は急かされるように断りの言葉を考えながら顔をあげる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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貴方は困惑しながらも待ち人の手を選び握った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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