貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

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3-06 職場で道具作り1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 予定通り合流した貴方と彼女。

 

 雑談を交えながらも貴方は今後の方策について彼女に聞いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女が小脇に抱えていたと言うにはあまりに大きな搬送箱を開いてその中身を見せる。

 その部品は光り輝く水晶のような素材で、元は斜めに捻ったサメのヒレのような形をしていたのだろうか。

 その平べったい何かは砕けてバラバラになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう言うと彼女は箱を開けると中に納まった部品の一部を取り出して捨てていく。

 

 

 

 

 

 修理と言いながらも乱雑に捨ててしまう彼女を見ながら貴方は少し不安に思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 



 

 

 



 

 

 


(hr)

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方は箱から頭を出し、あたりを見回す。

 

 

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 彼女がぼやく目線の先では壊れた部品が浮かび上がり、まるで部品が成長するように治っていく様が見えるだろう。

 

 

 

 

 

 数分ほど経ち、完全に直った部品

 それを彼女は急いで箱に詰め直すと勢いよく貴方の方へ振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(hr)

 

 

 彼女が何やら手をかざすと、貴方の流した血液は浮かぶように彼女の手中に収まっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ようやく彼女が落ち着いた時、かなりの時間をロスしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女は小走りで円陣の端まで戻ると初めの時と同じように手をついて呟きだす。

 

 

 



 

 

 

 ひとしきり騒いだ貴方達であったが

 彼女の表情が真剣なものに変わるのを見て貴方は黙り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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 粉みじんに四方へと飛び散る淡い煌めき、それは美しいと思えるものであったが

 彼女の顔を見るにこれは彼女の望んだ結果ではないらしいと貴方は察する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方は―― 

 

 

 

 

 せめて彼女の邪魔だけはしないよう、彼女の背後でその光景を見守った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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