「さっすが~、人間ちゃんは話がわかるッ!」
そもそも初めは彼女の体を休めるために何かしようと思っての話。
彼女が必要だというのなら、今回の件については貴方は彼女の行動を許容した。
「うっ、ご、ごめんっス、もうこういう勝手はしないっス……」
それが必要な物であったとしても、勝手に集めていい理由にはならない。
そのことだけは、彼女も分かっているようだった。
きまりが悪そうにしていた彼女に、貴方は他に何かできそうなことは無いか聞いてみることにした。
「え? 他にしてもらうと元気になることっスか?」
彼女は少しだけ考えた後に、控えめがちに顔をあげる。
「だ、だったらして欲しい事があるんスけどいいっスか?」
貴方はそれを聞いて少し迷い、それでも小さく頷いた。
「えへへ……、同じベッド、同じ枕で寝るっスよ~」
クイーンサイズのベッドで横になる貴方と彼女。
確かに以前貴方は彼女と同じベッドに寝た時はあったが、それでもその時は距離を開けて眠っていた。
今、貴方は彼女のその体温を非常に近く感じている事であろう。
「人間ちゃん、もうちょっとくっ付いてもいいっスか?」
今更になって断る理由を、貴方は見つけられなかった。
彼女を信頼している貴方の半身に柔らかいものが押し付けられる。
「……なんだかいい夢が見れそうな気がするっス」
――こちらは眠れなさそうである――
そんな、貴方を差し置いて、彼女は貴方の横で寝息を立てだす。
その彼女のあどけない表情を見て、邪なことを考えているのは自分であったと貴方は自省した。
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