貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

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3-08 ティッシュを捨てない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっすが~、人間ちゃんは話がわかるッ!」

 

 

 

 そもそも初めは彼女の体を休めるために何かしようと思っての話。

 

 彼女が必要だというのなら、今回の件については貴方は彼女の行動を許容した。

 

 

 

「うっ、ご、ごめんっス、もうこういう勝手はしないっス……」

 

 

 それが必要な物であったとしても、勝手に集めていい理由にはならない。

 

 そのことだけは、彼女も分かっているようだった。

 

 きまりが悪そうにしていた彼女に、貴方は他に何かできそうなことは無いか聞いてみることにした。

 

 

「え? 他にしてもらうと元気になることっスか?」

 

 

 彼女は少しだけ考えた後に、控えめがちに顔をあげる。

 

 

「だ、だったらして欲しい事があるんスけどいいっスか?」

 

 

 

 貴方はそれを聞いて少し迷い、それでも小さく頷いた。

 

 

 

 

 

 

 

「えへへ……、同じベッド、同じ枕で寝るっスよ~」

 

 

 クイーンサイズのベッドで横になる貴方と彼女。

 

 確かに以前貴方は彼女と同じベッドに寝た時はあったが、それでもその時は距離を開けて眠っていた。

 

 

 今、貴方は彼女のその体温を非常に近く感じている事であろう。

 

 

「人間ちゃん、もうちょっとくっ付いてもいいっスか?」

 

 

 今更になって断る理由を、貴方は見つけられなかった。

 

 彼女を信頼している貴方の半身に柔らかいものが押し付けられる。

 

 

「……なんだかいい夢が見れそうな気がするっス」

 

 

 ――こちらは眠れなさそうである――

 

 

 

 そんな、貴方を差し置いて、彼女は貴方の横で寝息を立てだす。

 

 

 

 その彼女のあどけない表情を見て、邪なことを考えているのは自分であったと貴方は自省した。

 

 

 彼女に倣い、夢の世界に旅立つため目を瞑った。

 

 

 

《link:137 》隠しリンク《/link》

 

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