貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

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3-19 BR 強く突き放す

――自分にはまっている人がいる。貴女と共にはいけない――

 

 

 貴方ははっきりとその事実を淫魔に突き付ける。

 

 

「う、うっ……!」

 

 

 貴方の言葉は彼女に届いたようだ。

 

 こらえきれなかった涙が、容赦なく顔を伝っていく。

 

 

 ――本当にひどいことをしてしまった。しかし自分にはどうしてもやりたいことがある――

 

 

「そう……、なんですね……」

 

 

 貴方を強く抱き込む力が弛緩したように緩む。

 

 抱き込まれた貴方は俯く淫魔の顔をのぞき込むことになるだろう。

 

 

「でもね、貴女が良いって言ったんですよ……」

 

 

 淫魔の表情がその端から、感情がすっと引いていく。

 

 

「一度交わした契約は履行されなきゃいけない……」

 

 

 ――待って欲しい――

 

 

「貴女は私を選んで、一緒になるんですよ?」

 

 

 彼女の茹だるような目線を受け、貴方の舌は次第に回らなくなっていく。

 

 

「……この程度の誘惑で、そんなになって……、本当はシタイんですよね? そうだと言ってください……!」

 

 

 抗いがたい甘い声が貴方の体に降り注ぐそれを受けた貴方。

 

 

 ――それでも……、かえる。自分は帰りたいのだ――

 

 

 これは貴方の意志力が勝ったのではない

 

 貴方は知らぬことではあるが、彼女は貴方の衣類に誘惑への耐性を付けていたからであり――

 

 

「聞きたくないです。 レロォ」

 

 

 その内側は熟れきった果実のように柔いまま、貴方の内部は興奮で爆発した。

 

 

 痙攣のように突っ張る全身、白目を剥き、がくがくと震えだす全身。

 

 しかし淫魔はそれを柔らかく逸らし、貴女の体を抱きとめた。

 

 

「そんなに喜ぶなんて……、貴女ってちょっと淫乱すぎかも……、……着きました。今日はめいいっぱい楽しませますからね」

 

 

 貴方の脳は既に焼き切れようとしていた。

 

 

 その解れた一本の糸を感じ取りながら、貴方は彼女を想う。

 

 

 ――待つことすらできずに申し訳が立たない――

 

 

 いつの間にか背中には柔らかい感触。

 

 

 霞んだ目線の先には肌を見せる淫魔が貴方の上に乗っている。

 

 

 

「男の子……、しかも人間……? はっ、ハハ……! すごい……! 私たち運命の糸でつながってるのかも……!!」

 

 

 彼女は怪しい笑みを浮かべながら貴方の体をなぞり腰を浮かせる。

 

 

「いっぱい、気持ちいことしましょうね?」

 

 

 

 腰に何かがぶつかったと同時、貴方の意識の糸はプツンと切れる。

 

 もはや貴方はただ快楽を吐き出す獣になってしまったのだ。

 

 

 

 彼女の凌辱は苛烈を極めた

 

 

 

 

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