貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

76 / 281


        貴方は淫魔の一般的な説明をする。 

 

 

                            

 

 

 なにやら納得いかない表情を浮かべる彼女であるが

 これは世間一般的な話なのであるのだから、貴方にはどうしようもない。

 

 

 

 

 彼女の言い草だと、どうやら淫魔と悪魔は違う種族らしい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方はスーツを着こなし、眼鏡を片手で上げる仕草をする悪魔の姿を想像した。 

 

 

 

 

 

                        

 

  彼女はすこし心外そうな顔をして貴方を見る。 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方は彼女の言葉を不思議そうに聞き返すと、彼女はこちらを上目づかいで見てくる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方は冷静さを取り戻す為に大きく息を吐くと、彼女に人間の社会性を説明する。 

 

 

 相手の気持ちを考え、己の本能を抑制する理性が人間にはあることを貴方は彼女に伝えた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを揺さぶられるような行為をされると

 本来自制心の弱い人間としては大変困ってしまうことを貴方は伝えた。

 

                        

 

 

 どうやら貴方の言葉は彼女にはあまり伝わらなかったようである。 

 

 

 

 

 

 

 

 たしかに社会的リスクを避けるため、相手の意思を尊重し人は己の感情を隠す。 

 

 

 だが、貴方は彼女に話さなかったが

 もっとも大きい理由は自己の心を守るためというのが貴方の本音であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼女はくすりと笑い、少しだけ声のトーンを落として貴方に顔を寄せる。                                                          

 

 

 

 

 

 

 

 

 愛おし気に貴方を見る彼女へ誤魔化すように話しながら時は過ぎた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。