貴方は淫魔の国へ渡る   作:ばばばばば

87 / 281


 

 

 

 

 その変わらぬ笑顔に貴方もぎこちない微笑み返す。 

 

 

 きっと、彼女と過ごす内にそんなやり取りも自然とこなすようになる。

 いや、既に貴方はこの生活を穏やかな日々と捉え始めるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 きっと、もっと長く生きれば貴方のこの感情はさらに大きく膨らむだろう。 

 

 

 

 元の世界に戻りたいのか、それともこのまま彼女と平穏に暮らすのか。 

 

 

 

 

 

                               

 

 

 しかしその思考は彼女の声に打ち切られる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 優し気な、聞き分けのない子供に言い聞かせる様な優し気な声 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方の言葉はまるで乳飲み子の鳴き声にしか聞こえていないのだろうか

 そう疑う程に彼女は貴方の要求を理解していない。

 

 

 

 彼女は微笑みながらこちらを見た。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方という人格は歪み、音を立てて捩じれて潰れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               

 

 

 

 貴方は今日もこの狭い部屋で一日を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方がこの平穏から抜け出すことは未来永劫無いだろう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




hint:貴方は彼女と相互理解が足らなかった。
   心を読み取る淫魔は貴方がここに居ても良いと少しでも思えば善意で永住を強制する。

   助言をいうなら、彼女に同じ釜の飯を食べさせ、人を理解させ
   その上で踏み込むことが出来なかった。

   もし先を見たいなら上から戻り様々な選択肢を選ぶと良いだろう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。