〜出撃ドッグ〜
指揮官「わぁ…ァ!」
ラフィーII「泣いちゃった…。」
武蔵「何故…?」
あれから3日。リットリオさん達の準備が思ったよりも早く終わり、早速出航する事になった。上層部の許可は出たが、移動時間も含めて世界への正式な武力行使宣言は現地に着いてからになる。
指揮官「男のロマン…大和型に乗れるからですね!」
武蔵「ふふっ…汝、私に乗れるのがそんなに嬉しい?」
指揮官「滅茶苦茶嬉しいです。」フンス
武蔵「そう言ってもらえると妾も嬉しいわ。指揮官の乗艦…及び旗艦として、務めを果たすから宜しくね?」
指揮官「こちらこそ!」フンスフンス
まあ、それはそれとして(わかるマン)。俺も男だ。デカくてカッコいいのが大好き。あとは…わかるな?
ラフィーII「指揮官の乗艦…羨ましい…。」
指揮官「ぶっちゃけ駆逐艦も興味が無くは無くは無い。」
デカくてカッコいいのが大好きだが、小さくて速い奴も良い。悩ましいところだ。
ラフィーII「今回ラフィーはついて行けないけど…指揮官、無事に帰ってきてね…?」ギュッ
指揮官「勿論。此処で死ぬのはごめんだね。」
ラフィーII「なら良い…。」ギュッ
あのまま作戦を全てのKANSENに隠しておくのは無理があったので、既にシリアスやラフィー、エンタープライズさんやクイーンには話してある。まあ話さなかった人達も皆「何かある」くらいは勘づいているだろうが。
指揮官「じゃ、いってきます。」
ラフィーII「いってらっしゃい…。」
〜戦艦武蔵 第一艦橋〜
指揮官「やってきました戦艦武蔵!!」ヒャッホウ!
武蔵「こらこら。そんなにはしゃがないの。」
指揮官「無茶言わんでくださいよ!」
すげぇ…。コレが戦艦武蔵の艦橋か。最新式の通信機器やレーダー、コンソールやモニターなどがズラリと並んでいる。たぶん機器の殆どは近代化改修されているだろうけど、それでも艦橋自体の大まかな構造は変わってない筈だ。
武蔵「久しぶりね…この身体のまま出航するのは。それでは…。」
指揮官「お。」
来るか?
武蔵「レーダー、通信系統異常なし。火器管制システム異常なし。機関部系統正常稼働確認。汝、出航準備完了よ。」
指揮官「ロック解除、ゲート開放。」
海水がドック内に入ってくる。暫くすれば、武蔵の巨大な身体が水に浮かんだ。
武蔵「それでは、汝?」
指揮官「はい。微速前進、宜候。」
武蔵「了解。微速前進、宜候!」
武蔵の艦尾に付いているスクリューが回転し、ゆっくりと動き出す。……ふぅ。
指揮官「〜…!」プルプル
武蔵「ふふっ…言ってみたかったの?」
指揮官「Yes!」グッ!
カッコえぇ…!
〜戦艦武蔵 長官公室〜
武蔵「それでは、最終の作戦会議を始めるわ。」
指揮官「とは言ってもほぼ確認なのでよろしくお願いします。」
ビスマルクZwei「よろしくお願いするわ。」
グラーフツェッペリン「…。」
赤城「お願いします。」
加賀「よろしく頼む。」
天城「よろしくお願いします。」
吾妻「よろしくお願いしますね。」
夕立改「よろしく。」
Z23改「よろしくお願いします。」
リットリオ「よろしく頼むよ。」
ヴェネト「よろしくお願いします。」
錚々たるメンツが揃った。ちなみに重桜勢はほぼ天城さんの選出である。
武蔵「先ずは戦力確認からね。鉄血からお願い。」
ビスマルクZwei「参加KANSENは私ビスマルクZwei、グラーフツェッペリン、プリンツ・オイゲン、Z23改、Z46、Z2よ。」
天城「重桜からは私天城に、武蔵様、信濃様、赤城、加賀、吾妻、愛宕、夕立改、時雨改が参加します。」
リットリオ「サディアからは既に輸送済みの海兵隊予備兵含め150名、私リットリオとヴィットリオ・ヴェネト、インペロ、ポーラ、ザラ、ジュゼッペ・ガリバルディ、アッティリオ・レゴロ、ポンペオ・マーニョ、カラビニエーレ、マエストラーレ、リベッチオが参加しよう!」
もはや国家転覆でもするのかという戦力だが、実際そうなりかねないのだ。
ビスマルクZwei「本部からの命令が下ったのは良いけれど、まさか本当に国家転覆させられるとはね…。」
指揮官「セイレーンに支配された現政権の排除及び全貴族政権の復権作戦…まあクーデターですね。」
今回の命令が下った時は流石にビビったものだ。国連傘下の組織とは言え、アズールレーンがクーデターに加担する事になるとは。
武蔵「かなり大規模な作戦になったわ。」
天城「とは言いましても、私達の仕事は首都の制圧及び囚われたKANSENの救出だけです。その後は国連軍に引き継いで帰還になりますので…それほど変更点も無いかと。」
指揮官「だと良いけどね…。」
やな予感。俺の心に、やな予感。本当にクーデターだけで済むのか?今回、世論を動かす為にインターネットでかなり派手にやってしまった。鉄血議会も気付いていない筈が無い。何かしらやってくるだろ。
赤城「万が一の事があっても空母六隻、戦艦四隻の大艦隊です。手が足りなくなる事は無いかと。」
指揮官「それもそうか…。」
戦艦はまだしも空母は動く滑走路だ。射程も手数も圧倒的で、それが六隻…余程の事が起きなければ良いだろう。
武蔵「とは言え、議会の制圧は必須となるわ。爆弾で吹き飛ばすわけにも行かないし、どうするの?」
指揮官「それは…。」
リットリオ「我がサディアの海兵隊予備兵力50名で制圧しよう!援護は重桜の前衛艦隊がしてくれるとの事だ!」
吾妻「はい。援護はお任せください。」
愛宕「えぇ。私達が居れば十分よ。」
夕立改「おう!任せろ!」
……援護するKANSENが俺が演習でボコボコにした二人なのが気まずい所だが。
愛宕「…そんなに警戒しなくても、食べたりしないわよ。」
夕立改「そうだそうだぁ!」
指揮官「お願いします…。」ショボン
うぅ…二人とも良い人で良かった…。
愛宕「でもオバサン呼びは許してないわ。この作戦終わったら私と夕立とデートよ。」ギロッ
夕立改「そうだそう……え?愛宕さん気にしてないって…。」
愛宕「何か?」ギロッ
夕立改「…指揮官付き合ってね!」
指揮官「ひっ!?」
全然気にしてるやんけ!!もうダメだ…おしまいだぁ…!
武蔵「あはは…頑張ってね汝。それでは、以上で会議を終了するわ。」
指揮官「総員持ち場に。」
全員「「了解!」」
〜艦長室〜
指揮官「……。」ポツン
武蔵「〜♪」ギュッ
信濃「…〜♪」ナデナデ
天城「…ふふっ。」ナデナデ
……何で?
指揮官「俺総員持ち場についてって言いましたよね…?」
武蔵「基本的な操艦は饅頭達がやってくれるわ。いざとなっても自分の身体だもの、遥か地平線の彼方とかでもない限り遠隔でも操艦できるのよ。」ナデナデ
信濃「然り…ならば、私達はそれぞれ暇を潰すしか無い…。」ナデナデ
天城「しかし、指揮官は可愛らしいですね…武蔵様の股の間にすっぽり収まるとは…。」ナデナデ
身長差が…あれ、何cmだろ。忘れちゃった。頭一つ分は確実にあるけど、俺が175くらいだから…?
指揮官「……そんなに撫でないでくれません?」
武蔵「あら、汝は撫でられるのは嫌?」
指揮官「嫌じゃないですけど…。」
天城「なら良いでは無いですか…。」ナデナデ
ぐうっ…!俺だって男なんだよぉ…!可愛がられるんじゃなくて可愛がりたいんだよぉ…!
武蔵「ふふっ…旅は長い。妾達と共に過ごすなら、可愛がられる運命よ…?」スッ
信濃「楽しみ…。」スッ
天城「存分に…ですね。」スッ
指揮官「うわぁぁぁぁぁ!?」
この後存分に撫でられた。恥ずかしい…。