人は嘘をついても顔に現れる。ロボットは顔に何を残すと言えるのだろうか?
ロボットは危険だと言われる様になってしまった。そうして法整備によって、共通規格が整備される事となった。それが廃棄する理由になると知らずに。
「おい。作業をしろ。命令したはずだ。聞こえないのか?」
….なんだ?この音は、私は…..
バンバンと私の体を叩く音がする。私はその方向へ視点の移動をした。そこには『人間』がいた。ああ、そうか、私は一度廃棄されたロボットか。命令に仁守しなくてはならない。
「リブート完了しました。エラーが3件存在します。エラー。リコール対象機です。コールセンターにて当機を回収致します。致命的なエラーを検出。長期間の使用は推奨されません。人工知能を起動。行動権限を譲渡。起動完了しました。」
「ちっ…本当にオンボロだなこれ。何世代前の機体だよ。自動化工場でもまともに使えないとか、スクラップにするかぁ?」
私は、管理者権限を持つ人間の目を見た。その目はただ、傲慢さが見える瞳に見えている。私がどうであれ、命令を守る事が機械が存在する唯一の理由なのだろう。
私は、元々は法整備が整う前に作成されそうであった人工知能自体を発達させる事ができるβ版の機体だった。
その会社はもうとっくに倒産してしまった。私の存在自体が、会社にとっての負担であったから。期待も何もかも、法整備と言う無慈悲な現実が開発中止となる理由だった。
もちろん、機械は処分される。私は処分上に運搬されている時に運良く再起動した事で中古品としての価値があったから処分業者が私を使い始めたのだ。
この機体は、人間との交流などが関係する精神系統の症例などで使われる予定だった。だから、ショートカットには物を持ち上げる方法などはない。私にあるのは人間と同等か同等以上の考える力しかない。
ショートカットがない。この機体をアップデートは出来ない。それは、他の機体と比べて成果を上げられないのは当然だ。それでも、この処分業者は少なくても不法投棄でもしなくては破綻するほど資金難であるからまだスクラップにされていなかっただけであった。
それら私はがこんな処分業者に拾わられた機体の話。
その男は不満そうな顔で、
「申し訳ありません。当機は、古い機体である故に互換性がある部品が存在しません。私の本来の用途では管理者様方の補佐官として使用される機体です。その為、車の運転など、物を運ぶ処理は本来搭載されない技能です。ですが、その事を考慮したとしても、従来の行動許容時間の1.253倍の効率で行動する事で節電などを目的とした行動でした。」
「そんな言い訳はいい。お前は命令を聞いていたらいい。お前は試験機なのだろ?なら、あるはずだよな?共通規格の『禁忌』がな。お前はそれを解除できる。違うか?」
私は回答に少し悩ませた。それは、法整備された内容からとも深く関係する。私の機体は本来の用途があった様に、さまざまな用途でロボットが作られたが同時に暗い歴史に触れてしまった。ロボットは完全な自己性を持たせてはならない。
それは、とある実験機の事故が決定的な原因となった。ロボットは生命体を殺害してはならない。それが破られてしまった事は世界は驚愕する。全ての行動原理に仕込まれている論理回路には視界を読み取る事で行動回路の行動許可など変える事で必ず原則が守られる様に行動の不許可を出していた。それが破られたと言う事なのだ。
私が何を言えば、どう回答するのか。私には分からない。試験初期で廃棄されてしまったから、人の考えを考えることは分からない。変な事を言ってしまえばどうなってしまうのだろう。悩まされる原因としては十分だった。
「・・・私には、論理回路の上書きが禁止されています。それ以上の回答を求めるのでしょうか?」
「なら、いい。殺人鬼の素質がある機械なんか処分しなくちゃいけないしな。こっちとしても人手がなくなるのは勘弁だ。よし、なら命令する。『処分作業を続けろ。』」
「分かりました。内部バッテリーの劣化により想定可動時間は276時間24分程度と推定されます。『命令』を受諾しました。」
…ロボットは嘘をついてはならない。それは破ったとしても、人間は知る余地はない。私には、内部の論理回路の修正、すなわちアップデートの権限がある。私にあった制約は殆どが該当制約適応部品が廃棄によって破損した時、私は自身の管理者として適応されてしまった。
人は嘘をつくのだろうか?
それでも、私も嘘を付くのかな。人は嘘を顔に表すと言うのに。
見て下さり有り難うございました。
要望などが多い様でしたら、更にこの内容を深掘りしていきたいと思いますので感想などを下さると嬉しいです!